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英国ドラマ『ダウントン・アビー』で覚えた美しい歌『If You Were the Only Girl In the World』。 [映画・テレビ・ラジオ・漫画]

テレビの年末年始番組が早く終わらないかな~と待っていた英国ドラマ『ダウントン・アビー』(NHK総合)。ようやくシーズン2 第4話「不吉な知らせ」が観られました♪ お屋敷にベイツさんが戻ってきて、うれしい!(感涙)。

今回は思わずホロリとする場面が多かったのですが、同時に皮肉の応酬シーンも、これまで以上にパワーアップした感じ。こんなキツイことを面と向かって言われたら固まっちゃって言い返せないよ!と驚きましたが、イギリスの方々は鍛え方が違うんでしょうねぇ。エレガントなイヤミの返し方、ぜひ教わりとうございますわ~(笑)。

ストーリーの中ほどに、次女イーディスのピアノ伴奏で長女メアリーが歌う「クローリー・シスターズ」の演奏シーンがありました。
https://www.youtube.com/watch?v=SXFO11kC8Zk
(登録:WorshipDarkWaveさん)
※シーズン2 第4話をあとから観る予定のかたは今、ご覧にならないほうがいいと思いますよ~。

この曲がとても素敵だったのでネットで探し回り、いろんな情報を発掘しました♪

タイトルは『If You Were The Only Girl In The World』。
1916年に発表された曲で作詞はイギリス人のクリフォード・グレー(Clifford Grey/1887~1941)、作曲はアメリカ人のナット・エア(Nat D. Ayer/1887~1952)。
カナダの歌手ヘンリー・バー(Henry Burr/1882~1941)が歌い、のちに有名どころだとペリー・コモやディーン・マーティン、ドリス・デイといった人たちも含め、多くの歌い手がカバーしたようです。

ヘンリー・バーの歌声を当時の世相を伝える写真付きで。メアリーの歌とは印象がガラリと変わります。
●「World War One Music And Songs」
(登録:WW1Photosさん)
http://www.ww1photos.com/IfYouWereTheOnlyGirlInTheWorld.html


『ダウントン・アビー』は第一次世界大戦(1914~1918年)の頃のイギリスを描いているので、戦時下の真っただ中にヒットし、幅広い世代に愛されたこの曲が象徴的に使われたのでしょう。ドラマの中でも先代伯爵夫人のバイオレット以外は、その場にいる全員が合唱していましたね。

デヴィッド・ニーヴン主演の戦争映画『The Immortal Battalion(邦題:最後の突撃)』(1944年/イギリス)にも、この曲を兵隊たちが大合唱するシーンが……。慰問の場面と思われますが、当時は愛国心を醸成するために、よく歌われたのかも。戦時中に生まれた歌曲の哀しい一面です。
●「"If You Were the Only Girl In the World"」
(登録:DVanDeusenさん)
https://www.youtube.com/watch?v=wSPAPps5dEo


歌詞も載せておきますね~♪

『If You Were The Only Girl In The World』

Sometimes when I feel bad
and things look blue
I wish a girl I had... say one like you.
Someone within my heart to build a throne
Someone who'd never part, to call my own

If you were the only girl in the world,
And I were the only boy,
Nothing else would matter in the world today,
We would go on loving in the same old way.

A garden of Eden, just made for two,
With nothing to mar our joy.
I would say such wonderful things to you,
There would be such wonderful things to do,

If you were the only girl in the world,
And I were the only boy.

If you were the only girl in the world,
And I were the only boy,
Nothing else would matter in the world today,
We would go on loving in the same old way.

A garden of Eden, just made for two,
With nothing to mar our joy.
I would say such wonderful things to you,
There would be such wonderful things to do,

If you were the only girl in the world,
And I were the only boy.


耳に馴染みやすく覚えやすい素直な曲調に、詞も温かみが感じられ、韻の踏み方もきれいですね~。ネット上には日本語訳が見つからなかったので自分で訳そうかと思ったのですが、私では時間が掛かり過ぎるので~(汗)、
いつか物凄く時間が空いたら訳してみて追記することにしましょう(←永遠にないかも。笑)。英語の好きな方は訳詞に挑戦してみてくださいな。

検索サイトでタイトルを入力して検索すると、たくさんの音源が出てきますので、それらを聴きながら歌ってみてはいかがでしょ~♪ 現代では平和への想いをこめて合唱曲などにアレンジするのもいいなと思います。

ディーン・マーティンが歌っている動画も発見。甘くロマンティックな歌唱です。
●「Dean Martin - If You Were the Only Girl」
(登録:dino4everさん)
https://www.youtube.com/watch?v=SMmNoKaDOAk

オペラやミュージカルで活躍しているというイギリスの歌手アルフィー・ボー。こちらは朗々と歌い上げています。
●「Downton Abbey - Alfie Boe if you were the only girl in the world」
(登録:Elizaveta Mishakovaさん)
https://www.youtube.com/watch?v=R1ls4UaQ484

※『If You Were the Only Girl In the World』の作詞・作曲の著作権は消滅しています。
(「JASRAC 日本音楽著作権協会」のサイトで確認済み)。

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[本日のオマケ]

『ダウントン・アビー』は衣裳も楽しみ! 特にボルドー系の色が大好きな私は、メアリーがボルドーカラーのドレスをまとっていると、うっとりしつつ細部までチェックしちゃいますね~(笑)。

伯爵家の人々の装いやメイド服も含め、ドラマの衣裳の一部が展示されている「スパダイナ博物館」(カナダ・トロント)。ここは19世紀に建てられたマナーハウス(邸宅)だとか。展示室の様子が動画で観られます。
●「Dressing for Downton: Costumes from Downton Abbey at Spadina Museum」
(thecityoftorontoさん)
https://www.youtube.com/watch?v=bXa9pucv828

『Downton Abbey』を放映している本家本元の英国のテレビ局のサイト(※英語)。
●「ITV」
http://www.itv.com/
「Shows」という項目に「Downton Abbey」の文字とメアリーの顔写真が♪ でも、英国では話がずっと先へ進んでいるので、知らない登場人物の写真なども出てきます。楽しみに取っておいて、今は見ないほうがいいかもしれませ~ん。

●『Great British Rock 'n' Roll Vol.4』(輸入盤CD)
2枚組・全70曲中、ディスク2の30曲目めに『If You Were The Only Girl In The World』を収録。イギリスの「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ(Johnny Kidd & The Pirates)」という‘50年代後半~‘60年代後半に活躍したロックンロール・バンドがバラード風に演奏しています。私の愛するBeatlesの先輩世代ですね~。
(CDはアマゾンで1,794円。ダウンロード購入する場合は1曲100円…バラ売りのほうは非常に割高になるんですねぇ)。

Vol. 4-Great British Rock N Roll

Vol. 4-Great British Rock N Roll

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2010/02/02
  • メディア: CD


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コメント 4

アンナ

素敵な曲だなーと思い検索していたら、こちらにたどり着きました。ありがとうございます!分かち合うように優しく唄うメアリーはもちろん、味わいながら唄っているようなカーソンさんの表情も良いですね。
by アンナ (2015-01-17 19:53) 

冬の小鳥

英語の歌詞をありがとうございます!とてもすてきな歌で自分で口ずさみたくて探してました。
 
by 冬の小鳥 (2015-01-17 22:04) 

ちえ

アンナさん
コメントありがとうございました♪
おっしゃる通り、メアリーの主導でクローリー家のホールに居る全員が一体となったような場面ですよね。
YouTubeで何度も観ては、そのたびにジワリと泣けてきます~。

by ちえ (2015-01-19 07:18) 

ちえ

冬の小鳥さん
コメントありがとうございました♪
ネットで歌詞を探し回った甲斐がありました!!
このところ私も練習中です。いつもアタマの中で、この歌がグルグルしているような~(笑)。
by ちえ (2015-01-19 07:22) 

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