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新宿区の落合・中井エリア「染の小道(そめのこみち)」の広報・制作班会に参加♪ [東中野・落合・中井・落合南長崎]

「東中野ムーンロード 昭和の街を保存する会」の
会合で知り合ったヒグチさんから
「染の小道(そめのこみち)」の広報・制作班会に
顔を出してみないかと誘ってもらいました。

「染の小道」とは東京都新宿区にある
「落合(おちあい)・中井(なかい)」という地域の
住民主体のイベントのことで、
毎年の初春の頃、3日にわたり開催されます。

西武新宿線・大江戸線「中井」駅を中心とする
このエリアを流れる川面(かわも)に
色とりどりの反物を張り渡して展示する「川のギャラリー」、
商店街の参加店舗の軒先(のきさき)に
染色作家が各店のイメージに合わせて染め上げた
オリジナルの「暖簾(のれん)」を掲げる「道のギャラリー」。

友禅や小紋、更紗(さらさ)など多彩で美しい染物がひるがえる光景は
さぞや圧巻でしょうね~!
……「です。」と言い切れないのは、
私はまだ写真でしか観たことがないからなのです。

「中井」駅の付近には妙正寺川が流れ、
隣の「下落合(しもおちあい)」駅のあたりで神田川と合流します。
2本の川が落ち合う場所だから
「落合」という地名が生まれたという説もあります。




●中井・落合エリア(Yahoo!地図)
http://yahoo.jp/t4h7z7

私は以前、西早稲田~下落合に住んだことがあり、
友達が中井に居たこともあったので、
神田川・妙正寺川は散歩コースでした。

これらの川沿いには染物の工房が点在しているのと、
偶然、中井周辺のタウンガイドの記事を書いたこともあったので、
染色が新宿区内の地場産業ということは知っていたのですが、
それは染色の有数の産地である京都や金沢に匹敵する規模だったとか。
昭和30年代までは神田川・妙正寺川の流域に
300軒余りもの染色関連業者が集まっていたそうで、
当時は染め上げた反物を川で洗う光景も見られたようです。

●「染の里 二葉苑」
工房やギャラリー&ショップの見学、染色体験なども可能。
Webサイトは理解しやすく丁寧に作られており、
江戸小紋の図柄も見られます。
http://www.futaba-en.jp/

妙正寺川・西武新宿線の北側には
「一の坂」から「八の坂」まで急な坂道があり、
ほぼ全域が閑静な住宅街なのですが、
「四の坂」の角には、私が「ここに住みた~い!!」と熱望する(笑)、
とても素敵な「林芙美子記念館」も。
おうちの中も居心地は好さそうなんですが、
さほど手を掛けてないような庭が、とにかく魅力的!
整然とし過ぎている庭はつまらないと思う私にピッタリ♪
(※夏季に散策すると蚊に刺されやすいので注意)。
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/?p=12

下落合・中井・落合といった界隈の知識を深めるには
この方のブログが一番です!
博識の上に丹念な資料収集。素晴らしい!!
●「落合道人 Ochiai-Dojin」
http://chinchiko.blog.so-net.ne.jp/

また、「中井」駅の周辺には、
漫画家・赤塚不二夫の馴染みだった飲食店も元気に営業を続けています。
中国料理店「礼華」の新山シェフとは同郷で
大切なお友達だった大将(故人)のいらした「白雪鮨」も、
赤塚さんの行きつけだったようです。
私も新山夫妻に二度、連れて行ってもらいました。
ほかにも赤塚さんゆかりのお店はいろいろある様子。
ファンの方は「中井 赤塚不二夫」で検索してみてください。


今回の会合は来年の「染の小道」に向けての集まりで、
場所は妙正寺川沿いの小道にある古民家「Galleryさくら」でした。
http://sakurachan.hannnari.com/

ここではアンティーク着物や和装小物を扱うほか、
「着付け教室ではなくキモノれっすん」
「和裁教室ではなくちくちくれっすん」
なども開催し、気楽に着物と親しませてくれるスペースだそうです。

この日、初めてお目に掛かったのは8名の方々+可愛いお子ちゃま1名。
ヒグチさんが「よい方ばかり」と言った通りで、
すぐに打ち解けられました。
その後、みんなで飲みに行った「T」は
基本的にはトンカツ屋さんなのに、
居酒屋メニューが充実し、安くておいしい!
地元住まいじゃないと見つけられない場所。
こういう楽しい発見も、地域の繋がりならでは。

次回の「染の小道」の開催期間は、
2015年2月27日(金)~3月1日(日)です。
今すぐスケジュール帳にメモしておいてくださいね~!

●「染の小道」Webサイト
http://www.somenokomichi.com/
昨年のイベントの様子や染色作家の作品などが見られます。

●「染の小道」Facebookページ
https://www.facebook.com/somenokomichi?fref=ts


[本日のオマケ]
江戸時代から伝わる東京の染物について学べそうな
Webサイトをピックアップしました。

「染の王国新宿」(新宿区染色協議会)
http://tokyo-somemono.sakura.ne.jp/

「東京都染色工業協同組合」
http://www.tokyo-senshoku.com/

「東京手描友禅」(東京都工芸染色協同組合)
http://www.tokyotegakiyuzen.or.jp/

「東京都染色補正しみぬき組合」
http://hoseikumiai.jp/

「東京の伝統工芸」(東京桐箪笥組合の「桐たんす 相徳」による編集・制作)
http://dentou.aitoku.co.jp/

……それにしても、上記のサイトはどこも
写真がヒジョーに残念な印象(涙)。
シワシワのままで撮った着物もあるし~。

私は広告屋として駆け出しの頃、百貨店の担当で、
時折、着物や帯の撮影にも立ち会いました。
せっせとシワをのばし、生地がピンと張るよう衣桁(いこう)に掛け、
少しでも美しく写るようにと気を配ったものです。
そういうことをキチッと指示してくださる先輩方にも恵まれました。

それぞれの作家にとって着物や帯などは大切な“作品”ですよね。
だからこそ、もっとちゃんとした写真家に撮影してもらい、
サイトの画像は拡大機能を付けて、より良く見えるようにしてほしい~ッ!

特にこういう職人気質の方々の集まる組合は予算が乏しいのです。
伝統工芸は東京都や新宿区の大事な大事な財産なんですから、
こういう部分に税金を使ってくださればいいのに!
くだらないヤジを飛ばす都議サン&区議サンたちのボーナスはカットして
Webサイトの制作費に充てませんか?
喜んで制作を担当いたしますよ~!! ぜひお申し付けくださいまし(笑)。
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