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平滑筋肉腫のKさんの闘病記 21:退院後の経過と肝臓手術の切開部分について。 [医療・健康&がん関連]

Kさんは退院の翌々日に初詣へ出掛けたそうです。
「家内安全をお願いしました」とのことですが、
体力ありますよね~!!
私なんて開腹手術の退院後1週間ほどは
うちでダラダラしているだけでしたよ~。
(退院直前に外出許可をもらい、当時、付き合っていた人と
ナイショで居酒屋へ行ったことはありましたが……たはは)。

Kさんが退院5日目の体調について知らせてくれました。
術後は微熱が出たり下がったりしていたそうですが、
退院後は「熱はないと思って測っていない」とか。
……それでいいのか~???(汗)。
ま、微熱程度なら気合で下がる!
という感じなのかもしれませんね~(笑)。
(※もちろん、高熱が出た場合は病院へ来るようにと
主治医の先生から言われたそうです)。

ほかには、
「貧血はまだ少しありますが、
立ちくらみするほどひどくはないです」
「退院後も生活上、毎日1時間ほど車を運転してますが、
負担にはなりません」
「歩いているときは、おなかのキズがまだ少し痛いので、
前かがみになってしまいます」
とのことでした。

術創(じゅつそう=手術でメスを入れた傷あと)の痛みが
しばらく続くのは仕方がありませんよねぇ。
私は胃の切除後、おなかに力が入ると
傷口がパカッ!と開きそうな気がして怖かったので(笑)、
立ったり座ったりするときも、そーーっと動いていました。
主治医には「そんな簡単に開かないよ~」と笑われましたが。


Kさんは退院6日目から職場へ復帰しました。
通勤の車の中ではブルース・スプリングスティーンのライブ盤を
ガンガン鳴らしてノリノリで出勤したようです♪
以前からのボランティア活動にも復帰し、
地元の国際交流協会のイベントで抽選係を担当したり、
写真の同好会の展覧会にも出品したりと、
あっと言う間に精力的な日常生活へ戻った感じですね~。

自治体の長を囲む新年の集いにも参加したそうで、
そこで出会った厚労省に関係する国会議員の方に、
希少がんについて、より深く認知してもらい、
国を挙げて取り組んでほしいと、お願いしたそうです。
本当に大切なことですよね。
患者みんなで声を挙げていかないと、国政には届きません。
罹患者の数が少なければ少ないほど、
後回しどころか、見て見ぬフリをされるだけ。
希少がんが「忘れられたがん」と言われるのは、
そういう意味もあるのです。


Kさんは、おなかの術創の写真も送ってくれたのですが、
まだ傷あとのラインが赤黒くて痛々しく見えるのと、
淑女のセミヌード(!?)ですからね~(笑)、
ここに掲載するのは見送って、
代わりに図を載せることにしましょう。

A病院の主治医B先生が、手術の説明をするときに
書いてくださったメモのようです。
‘14年5月の最初の肝転移の手術のときに、
メスを入れた部分に沿って切開したそうです。
Kさん切開部分の図.jpg
上半身の右側に
逆L字形のラインが
入っていますね。
Kさんは
術創の長さも測って
教えてくれたのですが、
両乳首の間あたりから
縦に13cm、
おへその上5cm
という位置で、
そこから横方向の
斜め上へ向かって
16cmだそうです。

私の場合は
胃切除だったので、
アンダーバストを測る胸囲の中央から
おへそのすぐ上あたりまで、
縦にまっすぐ15cmの術創が残っています。
魚の骨のように横に11針縫った線も入っていました。
縦のラインの右下あたり、ラインから横に5cmの位置には、
ドレーン(排液管)の入っていた孔(あな)のあとが
1㎝幅の線として刻まれています。
術後17年近くなる今では、肌の色に同化して
たいして目立たなくなったな~と思います
(自分が見慣れただけかもしれませんけどね。笑)。

肝臓は内臓の中で最も大きな臓器で、
位置は右半身の肋骨の下から右側の腹部にかけて。
●「図  肝臓の位置」(『家庭医学館』/小学館)
https://kotobank.jp/image/dictionary/igakukatei/image/1529_1.jpg

●「転移性肝がんについて  肝切除における皮膚切開  開腹」
(横浜旭中央総合病院 外科)
http://www.ims-yokohama-asahi.jp/med-dept/geka/pdf/tenisei-kangan.pdf
3ページ目に図解があり、Kさんの場合は
「逆L字切開」に該当することがわかります。

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