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具志堅用高さん、還暦の年に「ボクシングの殿堂」入り、おめでとうございます~!!!!! [ボクシング・F1・ラグビー]

日本ボクシング界の伝説のチャンピオン“カンムリワシ”こと具志堅用高(ぐしけん・ようこう)さんは、6月26日に60歳のお誕生日を迎えたそうです。人生の節目となる還暦の直前の6月14日には栄誉ある「国際ボクシング殿堂」入りを果たしたとのこと。

本当におめでとうございました~!!! 拍手~ッ!! パチパチパチパチ……………

受賞式などセレモニーやパレード等のイベントは、ニューヨーク州のカナストータという所にある「国際ボクシング名誉の殿堂博物館(International Boxing Hall of Fame)」で催されました。

●殿堂博物館(IBHOF)公式サイト(※英文)。
http://www.ibhof.com/

トップページの左上に「2015 INDUCTEE」という見出しがあり、リディック・ボウやナジーム・ハメドといった
有名なチャンピオンの画像が入れ替わる中に具志堅さんのファイティングポーズの写真も出てきます。

“fierce eagle”と書いてあるので、これが「カンムリワシ(冠鷲)」という単語かな?と思って和英辞典で調べたら、
「Spilornis cheela(カンムリワシ)」「crested serpent eagle(カンムリヘビワシ)」などという英訳が出てきます。
前者が学術名で後者はワシの生態を表すような言葉でしょうか。

「fierce(フィアス)」という単語は「獰猛(どうもう)な」という意味だと知りました。だから、具志堅さんが自分で決めたという「カンムリワシ」のニックネームとは違って、英語圏では「フィアス・イーグル(獰猛な鷲)」といった紹介のされ方をしていたということでしょうねぇ。ふーん、そうだったんだ~。

公式サイトにある画像「2015」という字の上の「About IBHOF」という部分をクリックしてください。出てきたページの左側の赤い部分、上から3番目の「Virtual Tour」をクリックすると英文がダーーーっと並んでいますが、その下にある太字の「For a virtual tour, please click here」という部分をクリックすると、「殿堂博物館」内の画像がスライドショーとして観られます。
歴代のチャンピオンのベルトやグローブ、ガウンなどが飾られ、まぁ私などにはモハメド・アリ(カシアス・クレイ)以外はよくわかりませんが、名王者らの写真も並んでいます。

ほかのページは文字だらけなので私には面白くない~。英語の堪能なボクシングマニアの方々には「Inductees」というページが面白いかもしれません。殿堂入りした全王者のプロフィールが載っています。

今回、具志堅さんは亡き大場政夫さんと共に殿堂入りだそうで、日本人ボクサーとしては1995年のファイティング原田さん以来の素晴らしい快挙なんですよね~。

具志堅さんがWBA世界ジュニアフライ級(現・ライトフライ級)の王座を13度も連続防衛(現在も日本記録)したのは1976年から’80年まで。だから、今ではタレント活動しか知らない人も多いようですが、「具志堅って“ちょっちゅね~”のオジサンでしょ~?」なんて言ってる人はッ! ぜひとも以下の映像をご覧ください!!

●「蘇るカンムリワシ伝説 具志堅KO集」(mitsuo wateさん)
https://www.youtube.com/watch?v=wOMPmV8joPM

普段、ボクシングには関心のない人でも、世界のスーパーチャンピオンの仲間入りをするだけの物凄い逸材だということが、よ~くわかると思いますよ~。当時、会場やテレビで観た記憶のある人たち、いいなぁ、うらやまし~い!

具志堅さんがプロボクサーとなって無敗のまま9戦目で世界タイトルに初めて挑戦したのは、沖縄が本土へ復帰した4年後のことで、沖縄県が生んだ初の世界チャンピオンとなったのです。その具志堅さんに続いて沖縄出身の世界王者が6名誕生しました。

・上原康恒(うえはら・やすつね/WBA世界ジュニアライト級)
・渡嘉敷勝男(とかしき・かつお/WBA世界ジュニアフライ級 ※幼少時に兵庫県へ)
・友利 正(ともり・ただし/WBC世界ジュニアフライ級)
・新垣 諭(しんがき・さとし/IBF世界バンタム級 ※当時はJBC非公認)
・浜田剛史(はまだ・つよし/WBC世界ジュニアウェルター級)
・平仲明信(ひらなか・あきのぶ/WBA世界ジュニアウェルター級)

※現在の階級の名称
ジュニアフライ級 → ライトフライ級
ジュニアライト級 → スーパーフェザー級
ジュニアウェルター級 → スーパーライト級

今の世界戦は12ラウンドで終了しますが、具志堅さんの時代は15ラウンドまでありましたし、試合と試合の間隔も今より短かった。つまり、心身への負担が今以上に苛酷だったというわけです。その条件のもとで13度も連続防衛という偉業を成し遂げました。

殿堂入りの朗報と共に具志堅さんは沖縄の県民に対し、「沖縄があったから自分があるし、沖縄のために勝ち続けてきた」、そうコメントしたと伝えられています。特別天然記念物の「カンムリワシ」は本土には棲息しておらず、日本国内では八重山列島(石垣島・西表島・与那国島)で確認されるのみ。石垣生まれの具志堅さんにとっては、ふるさとと王者の象徴だったのかもしれません。

ところで、具志堅さんちの家族の一員がボクサー犬だそうで、名前は最初に世界を獲った相手のファン・ホセ・グスマンにちなみ、「グスマン」という愛称なんだとか(笑)。友達が具志堅さんと同じエリアに住んでいるのですが、時折、普段と何も変わらない姿でグスマンの散歩をしている具志堅さんを見かけるんですって♪

[本日のオマケ]

●「具志堅用高記念館」(沖縄県 石垣市)
http://www.chocchune.com/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/gushikenyoko.kinenkan

●「白井・具志堅スポーツジム」(東京都 杉並区)
http://www11.ocn.ne.jp/~sgs13/

●「具志堅用高(gym staff)」Twitter
https://twitter.com/yo_gushi


具志堅用高―リングは僕の戦場だ (人間の記録)

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  • 作者: 具志堅 用高
  • 出版社/メーカー: 日本図書センター
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本


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