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平滑筋肉腫のKさんの闘病記 09:治療法について悩んでは迷う時期。 [医療・健康&がん関連]

平滑筋肉腫の肝転移の再発という病状に対し、
現時点で「大阪府立成人病センター」高橋先生の見解は、
抗がん剤ではなく
●外科的切除
●ラジオ波
のどちらかが良いのではないか、ということのようです。

Kさんとしては
肝臓の腫瘍は、まだ開腹手術できる状況だから、
抗がん剤に頼らず、A病院の
「見つかった腫瘍は切除する」という方針に従い、
将来、有効な投薬を期待するほうが
良いのではないかと思ったそうです。
抗がん剤を投与されると免疫力が衰え、
日常生活にかなりの支障が伴うのではないか、
という危惧があるそうです。

私もこれまでいろいろ調べた限りでは、
Kさんの言う通り「切れるうちは切る」が良いのかも?
とも思うようになりました。
平滑筋肉腫の方々の
さまざまな闘病記を読めば読むほど、
抗がん剤治療を続けている人たちより
手術を繰り返している人のほうが
なんとなく元気そうな印象を受けたのです。
(もちろん、ブログなど書かない患者も多いので、
必ずしもそうとは言い切れませんが)。

Kさんは高橋先生に紹介状と資料を送ってもらうため、
A病院の担当医の外来の日に
直接、お願いしに行ったそうです。
その先生は詳しい話も聞きたいからと
他の受診者の間に時間を取ってくださったので、
がん専門病院でのやり取りも報告できたとのこと。
そして、Kさんは
「知人が平滑筋肉腫に詳しい
高橋先生のことを教えてくれて
受診することになったので、
紹介状と資料を郵送してください」
と依頼しました。


発病から今までを振り返り、Kさんは
「もっと早く自分の病気について調べれば良かった」
と思ったそうです。

うーん、まぁそれは確かにそうだとは思いますが、
一般的な癌腫と違って肉腫は情報が少ないだけに
病気に関する知識も見聞しにくいというのが
実情ではないでしょうか。

それに、今、そんなふうに考えても仕方がないのですから、
今、できることに対して全精力を傾けましょう。
何に対しても後悔すると、ついクヨクヨしちゃうので、
「これじゃ免疫力が落ちちゃうぞ~!
振り返るのはやめよう!!」
と自分に言い聞かせませんか?
かく言う私もクヨクヨした時期は、
たっぷりありましたけどね~。

Kさんはまた、以下のようにも感じたそうです。
「12月初旬に予定していた手術を
キャンセルしたことを後悔してもいます。
とりあえず早く腫瘍を切除し、
その後、平滑筋肉腫の治療に優れている
高橋先生に相談しても良かったかもと」。

今、体の中に腫瘍がある。しかも良性ではない。
そういう状態が一日でも長いのはイヤなものです。
“がん友”の皆さんなら共感・実感できることでしょう。

ただし、先日の高橋先生の見解は
「ラジオ波」も外科手術と同等に捉えているように思えました。
それだけの実績があるということでは?
だったら、手術は急がず、専門家の診断を仰いでから
自分で最善と思われる治療法を選択するほうが、
治療を受ける意味もあると私は思うのですが……。
今の時点では「ラジオ波」に関して何の知識もありませんから、
比較もできないため、少しでも調べてみないと。

Kさんは、こんなふうにも考えたそうです。
「腫瘍ができたら、
すみやかに切除する必要があるのではと思うのです。
それを大きくなっても気がつかずに体に蓄えていると、
あちこちに転移しやすくなるのではないか。
小さいとなかなか発見されないけど、
発見したら、すぐに切除する。これが大事なのではと。
なので、1月中旬とかまで体の中に
腫瘍を置いておきたくないのです」

気がつかないまま放置しているのは問題だと思いますが、
腫瘍の存在と大きさが把握できているのと、
A病院の担当の先生からも、
がん専門病院の先生や高橋先生からも、
「すぐに切ったほうがいい!」
とは言われませんでした。
がんの増殖スピードが速いのは懸念されますが、
急かされないというのは、
1か月程度なら大丈夫と判断しているとも考えられます。


しかしながら、ここに書いていることは
あくまでも私だったらこう考えるかな、
ということであって、
“がん友”でも私は肉腫の患者ではなく、
再発・転移も経験していませんから、
私としては未知(あるいは無知)のことなのです。

だから、こうしたほうが良いとは決して断言できません。
もとより、私と同じ胃がんや乳がんであっても
100人いれば病状は100通り。
がんの個性は個々人によって異なるわけです。

そのため、私にできるのは
ためになりそうな情報を集めて提供することと、
一緒に学び、検討することぐらいなんですよね。

がんに限らず、治療法を決めるまではアレコレ悩み、
いろんなことを思い巡らせては
フラフラしてしまうのは多くの方々が同様でしょう。
私もそうでしたよ。
だから、乳がんのときには
4軒も病院を渡り歩いたんですから~。


結局のところ、Kさんは
「高橋先生のお話は聞く価値があると思う。
でも、状況によってはA病院で切ることを優先するかも」
と言っています。
そして、A病院の先生は
「高橋先生の診察を受けてからキャンセルしても構わない」と、
手術の予約を来年の松の内が明けた頃に入れてくださった上、
12月下旬に手術予定のほかの患者が延期になったら、
その日に手術をしましょうと勧めてくれたそうです。

がん専門病院の腫瘍内科医には
「今回はA病院で外科手術を受けます。
その後、もし抗がん剤治療が必要になったら
お世話になるかもしれませんので、よろしくお願いします」
と伝え、抗がん剤治療や治験は断ることにしました。

Kさんは
「忘れられたがんは、た~いへん!」
と言っています。心の底からの実感ですよね。

私はひとまず、
肝臓のラジオ波治療と切除手術について
調べることにします。

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