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還暦世代の3組の夫婦を描いた昼ドラ『プラチナエイジ』にハマっています~! [映画・テレビ・ラジオ・漫画]

在宅仕事の私は、お昼ご飯のときに
いわゆる“昼ドラ”を観ることが多いので、
専業主婦&主夫の人たちと
ドラマの話題が共通することもあります。

この3月末からハマっているのが東海テレビ制作の
『プラチナエイジ』というドラマ。
キーワードは“60代の青春”だとか。

初めて観たときに主題歌の
「♪100の願いがァ~~~」
という男性の声が流れた瞬間、
ほとんどの視聴者がわかったと思います。
あ、郷ひろみだ!と。
この方も今年、還暦を迎えるようです。

『100の願い』という主題歌は
郷ひろみ100作目のシングルでもあるとか。
なんだか聴いたことが~?という懐かしさを覚えるのですが、
私はなぜか「プラターズ(The Platters)」の名曲
『Only You(オンリー・ユー)』が浮かびました。
メロディは全く違うんですよ。
もしかしたらベースのコード進行が似ているのかなぁ。

ともかく、ドラマの視聴者層を狙ったという意図は伝わりますが、
作詞・作曲は誰なのかは検索してもわかりませんでした。
まだリリース前らしいので、
「ソニー・ミュージックレコーズ」が箝口令を敷いているのかな?
でも、こんな情報は簡単に漏れそうなものですけど。
もし作詞家・作曲家も還暦世代だったら、
番組づくりの徹底ぶりを称賛したいですね~(笑)。


ドラマのヒロインは
榊原郁恵・池上季実子・宮崎美子のトリプル主演で、
皆さん、実年齢より上の設定を演じています。
主演の方々にはテレビ局側も、ずいぶん気を使っているのでしょう。
ドラマの画面に流れる出演者名も、
3人の女優の名前の順番が毎回、入れ替わるんですよ。
テレビの番組表の表記も同様です。スゴイですねぇ……。

ドラマの舞台は神奈川県の海沿いの湘南、
登場するのは還暦世代の3組の夫婦です
(※カッコ内は演者の名前と実年齢)。

●伊佐山家(優等生タイプの夫婦)
・妻:専業主婦の香織(榊原郁恵/55歳)
・夫:都心にオフィスを構える弁護士の晃司(宅麻 伸/59歳)
夫の母(長内美那子/76歳)と古い家に同居、
長男(滝口幸広)・長女(馬渕英俚可)はそれぞれ家庭をもち、
夫婦は孫たちから「じいじ」「ばあば」と呼ばれている。
妻は台所のリフォームを任せることになった
年下の建築家(谷田 歩)に惹かれるようになり、
夫には若い頃の同棲相手の娘(ちすん)が接近し……。

●速水家(自由人の仲良し夫婦)
・妻:地元で輸入家具ショップを経営する智恵子(池上季実子/56歳)
・夫:ショップを手伝いつつ遊び歩いている純一(春田純一/60歳)
夫は再婚で前妻との間に娘(永池南津子)がおり、
現在の妻との間に子どもはいない。
「じゅんちゃん」「ちーちゃん」と呼び合う
仲睦まじいカップルだが、夫に認知症の症状が現れ、
明るく前向きな妻は夫を支えようと決心するが……。

●岩村家(典型的サラリーマン夫婦)
・妻:専業主婦の和子(宮崎美子/56歳)
・夫:食品会社の課長で定年を迎え、子会社に勤める吾郎(中本 賢/58歳)
夫は何事も計画通りでないと気が済まない性格で、
ずっと従ってきた妻は嫌気がさしている。
一人娘(西 慶子)は独立し、夫は定年後の暮らしを見据えて
湘南の戸建てに転居したことで他の2組と知り合う。
従順だったはずの妻は
ホストクラブの若い男(小林 豊)に入れ込むようになり……。


3組とも、それなりに安定した生活だったのに、
60歳を境に高齢者として扱われることに違和感を覚えたり、
パートナー以外の異性に惹かれたりといった、
さまざまな葛藤を抱えるようになるというストーリー。
話の運びがテンポ良く、展開もスリリング!
人生の多様な要素を孕(はら)んだ話でもあるので、
非常に見応えがあり、考えさせられることもたくさんあります。

夫婦役を演ずる6人のメンバーが
等身大の役柄をイキイキと楽しんでいるように見えて、
それにグイグイと引き込まれていく感覚ですね。
そして、全体の雰囲気を伊佐山家の姑役の大ベテラン
長内美那子(おさない・みなこ)さんが
ビシッと引き締めています。


制作サイドとしては
バブル期のトレンディドラマの
続編をイメージしたのかな~と思います。

『金曜日の妻たちへ』シリーズ(TBS系/1983年~)
『ふぞろいの林檎たち』シリーズ(TBS系/1983年~)
『男女7人夏物語』(TBS系/1986年)

当時は鎌田敏夫さん脚本のドラマが大当たりしていましたね。
今年、還暦の方々は1955(昭和30)年生まれですから、
上記のドラマのブームの頃は30歳前後。

そして本作品の中では、
宮崎良子さん演ずる平凡な妻の願望として
「骨まで溶けるようなテキーラみたいなキスをして」
というセリフが何度も出てきます。
ユーミンの楽曲『真夏の夜の夢』のフレーズですね。
ドラマ『誰にも言えない』(TBS系/1993年~)の
主題歌でもありました。
そのドラマの主演は賀来千香子&佐野史郎ですから、
画面の宅麻 伸さんの顔を観ながら
「元の奥さんの代表作の主題歌がセリフに~!?」
と勝手にフクザツな思いを抱いた人も多かったのでは?(笑)。

どなたですか~、『プラチナエイジ』の脚本は?

原作・脚本は清水有生(しみず・ゆうき)さん。
61歳で鎌倉市に住んでいるそうです。
ドラマの主人公たちの生活環境そのものなんですね。
しかも、清水さんは夫婦での共同執筆だとか。
男女の会話のセリフが、ごく自然に思えるのも
二人三脚での制作だからでしょうか。
とても相性のいいカップルなんでしょうね~。
私は物書き同士だと一緒に暮らせない~(汗)。

「プラチナ世代」という言葉は、このドラマで初めて知ったのですが、
作家・渡辺淳一のエッセイ『熟年革命』に登場し、広まったようです。
「シルバー」だの「シニア」だのと勝手に名付けられるよりも
「プラチナ」のほうが高級感や輝きが感じられるから
受け入れやすいかもしれませんね。
「ゴールド」よりも希少だから相場の値段も高いし~。


ところで、池上季実子さんのブログには
撮影のエピソードや出演者の写真がたくさん載っていて
ドラマのファンには、とても楽しい内容なんですが、
哀しく残念な話も書いてありました。

2月21日未明に季実子さんの大切な“お兄ちゃん”、
いとこの坂東三津五郎さんが亡くなりました。
季実子さんは告別式の日にも
『プラチナエイジ』のロケ撮影があり、
午前中に鎌倉で仕事をして、途中で告別式に出席するために都内へ。
直後に江ノ島まで戻って仕事を続けたそうです。
感情のコントロールが難しい時期だったでしょうに、
ドラマの画面では明るくハツラツとして魅力的。
プロ意識の高さが窺(うかが)えます。

2月の下旬には三津五郎さんに関する取材を受けたそうですが、
当初は5社共同でインタビューという話だったのに、
それぞれ単独でと頼まれたのだそうです。
季実子さんは
「こんな悲しいこと何度もしゃべれない!」
と嘆いています。
しかも、そのときの記者たちは誰一人として
「御愁傷様」も「お悔やみ申し上げます」の言葉もないまま
取材を始めたのだそうです。

私は芸能担当の記者の知人たちもいますが、
礼儀正しい人ばかりです。
だから、芸能記者は挨拶もロクにできないとは思いませんが、
季実子さんに取材した人たちは
人として最低限の礼儀もわきまえていない輩だったわけですね……。
取材対象が芸能人だろうと一般人だろうと
その時々の相手の立場を慮(おもんぱか)る気持ちがあれば、
自然に口をついて出てくる言葉があるはず。
他山の石として自戒しようとも思いました。


[本日のオマケ]

●『プラチナエイジ』(フジテレビ系/制作:東海テレビ)
・番組紹介サイト
http://tokai-tv.com/platinumage/
・フジテレビ広報部
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2015/n/150330-n014.html
・ドラマのあらすじとダイジェスト映像のページ
「振返り動画」
http://tokai-tv.com/platinumage/previous/01.php

●池上季実子さんのブログ「KIMI[ハート]BLO」
http://ameblo.jp/ikegami-kimiko/

●春田純一さんのブログ「純ちゃん日記」
http://ameblo.jp/junichichannel/

●谷田 歩さんのツイッター
https://twitter.com/Tani3rd

●ちすんちゃんのブログ「Ti Soon」
http://blogs.yahoo.co.jp/chisun_blog

[このブログ内の関連記事]
●膵臓がん闘病を公表していた坂東三津五郎さんが、21日未明に逝去という訃報が…。
(2015年2月22日付)
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2015-02-22

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