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地形は地図と地名が教えてくれる。 [社会問題&戦争関連]

先週の金曜は「マ・ヤン」のバイト後に2軒で飲んで、たぶん3時半ぐらいに帰宅したんだと思います。爆睡していたのにいきなりドンッ!と衝(つ)き上げるような振動。直後にグラグラと揺れ出して部屋中でカチャカチャと音もしていましたが、アタマが朦朧(もうろう)として眠くてたまらず、「あ~、大きい地震だな~、とうとう来たか~」と、ぼんやりとは思ったものの、眠いよ眠いよ~…そのまま睡魔と心中しました。

目が覚めたのはお昼頃でしたが、何人かのSNS友達から「すごい地震だったね~」とメールが…。うんうん、すごかったけど、寝ちゃったのよ。

土曜の早朝の地震は調布市の西つつじケ丘で震度5弱を観測したとか。私は1回目の離婚後に東つつじケ丘に住んだことがありましたねぇ。もう120年ぐらい前の話ですが~(笑)。

私のテリトリーの中野区・新宿区は場所によって震度3~4でした。気象庁のサイトで確認したのですが、ニュースにもなっていない小さな地震は全国にわたって起きていることがわかります。

・12日(土)
2:22頃 福島県会津 震度1
5:49頃 東京湾 震度5弱
8:38頃 岩手県沿岸南部 震度2
11:45頃 茨城県沖 震度3
22:23頃 長野県中部 震度1
22:38頃 浦河沖(北海道) 震度4
・13日(日)
0:18頃 広島県北部 震度2
9:31頃 宮城県沖 震度1
10:44頃 長野県中部 震度1
16:03頃 日向灘(宮崎県) 震度1
20:27頃 岐阜県飛騨地方 震度1
・14日(月)
4:55頃 岩手県沖 震度1
12:48頃 小笠原諸島西方沖 震度1

●「地震情報(各地の震度に関する情報)」(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html

地震や水害が起こるたびに自分の住んでいる場所の地形が気になりますが、先日の「住む前に自然災害のリスクの徹底的な確認を。」という記事に関して、SNS友達で学究肌のSさん(都内在住)がコメントをくださいました。とても参考になるので紹介しますね。

[Sさんのコメント]
家を買う場合、その土地が元々どのような地形であったのかは重要です。親戚の家が一級河川の流域にあって、昔は川の氾濫(はんらん)が毎年のように起こり、畳をはがして天日干しするのが年中行事だったと聞きました。親戚の家は一戸建てでしたが、1階にはほとんどモノを置かず、2階がリビングになっていました。
私の場合は区の図書館へ行って江戸時代以前の地図を調べてから購入を決めました。地形だけでなく、自然災害を彷彿(ほうふつ)させるような地名もあるので、図書館や歴史資料館、公文書館などは役に立ちます。

私が物件を求めた土地は古い記録では墓地でした。一般的に、墓地は日当たりが良く水はけのよい、しっかりした地盤に造成されるそうです。これも購入ポイントの一つでした。
縁起が悪いという人もいますが、整地するときに拝んでもらっているはずなので、まったく気になりませんでした。

昔の記録を見るといろいろなことがわかりますよ。米国の「国立公文書館」の入口には“What is past is prologue”というシェイクスピアの言葉が刻まれているそうです。


……なるほど~!! このシェイクスピアの「過去はプロローグ(序章)」という言葉は、晩年の作品『The Tempest(テンペスト/あらし)』に出てくるセリフだそうですが、先のことを考える際には歴史に学べということなんですね。

知人にも学生時代、高田馬場に住んでいて、神田川の氾濫で床上浸水を経験した人がいました。私も以前、引っ越し先を決めるときに図書館で地図を調べたこともありましたが、せいぜい戦前まで。Sさんは江戸時代より前の古地図とは~! ま、賃貸じゃなくて物件を購入するときは慎重にもなりますよね。

時代をさかのぼって、いくつもの地図を比較するのは面白いのですが、購入のための確認作業だと真剣にならざるを得ません。でも、土地や建物を購入する方々は、納得のいくまで徹底的に調べたほうが安心だと思います。

地名からも、ある程度の地形がわかると言われますが、片っ端から挙げるとキリがないので、リストアップの途中でギブアップしました。仕事なら最後まで頑張るけどぉ~(苦笑)。

[地形を表す地名の文字の例]
水辺や湿地帯:川・池・沼・水・海・浜・浦・津・洲・州・淵・江・瀬・沢・崎・岸・堤・田・井・橋・船・舟など
水辺の植物名:蒲・菅・萩・荻・葦・草・稲など
谷地や窪んだ土地:谷・窪・久保・袋など

ただし、長い歳月の間には地名が変更されたり、別の字が当てられたりした所もあるので、その変遷についてもチェックが必要です。また、新興住宅地で「○○台」「○○丘」などの地名は、イメージアップを図って新たにネーミングされた所が多いので、もっと以前の地名を調べる必要もあります。

より詳しく知りたい方は、以下のサイトを参考に。

●「都市環境学で紐解く 地震と建築 第3回 地名に見る地盤の診断」
https://www.sein21.jp/NewSeinWeb/TechnicalContents/Fukuwa/Fukuwa0103.aspx
(福和伸夫さん/名古屋大学大学院 環境学研究科 教授/運営:NTTファシリティーズ総合研究所)

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