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KYな議員サンたちは“お伊勢参り”がお好き!? [社会問題&戦争関連]

いらすとや:神社.jpg
TVのニュースをボーっと眺めていたら「伊勢神宮」を参拝したという立憲民主党の枝野代表らの姿が映し出され、「えーっ!? 何やってんの?」と思わず呆れ声が…。
同党の幹部である蓮舫(れんほう)副代表に福山哲郎幹事長、さらに三重県連の幹部らがノコノコくっ付いていったそうですよ。新年早々みんなで“お伊勢参り”だなんて、全員が自民党に鞍替えしたのかと思いました~。

私のように無信仰な人間はもとより、ほかの宗教の信者の目にはどのように映るかということが、三重県まで行こうと思い立つ前に想像できなかったんでしょうか?
しかも、なぜ、よりにもよって自民党の大好きな「伊勢神宮」を選ぶ? 「出雲大社」「春日大社」「伏見稲荷大社」「諏訪大社」「厳島神社」…2位じゃダメなんですか?

神社に行きたけりゃ都内にだってたくさんありますよ! 「明治神宮」に「東京大神宮」「神田明神」「根津神社」「湯島天満宮」「水天宮」「亀戸天神社」「愛宕神社」「品川神社」「穴守稲荷神社」…「富岡八幡宮」は大事件があったけど、「靖国神社」も大問題があるけど、新宿ゴールデン街の隣には「花園神社」もあるぞ~!
永田町や赤坂に近い「山王日枝神社」「赤坂氷川神社」なら議員会館や宿舎から歩いてでも行けるでしょうに!

もちろん、憲法に明文化された「政治と宗教の分離原則」にも反する行為だと思うんですけど、立憲民主党は公式ツイッターで堂々と発信したそうです。
「本日4日、枝野代表は福山幹事長らと伊勢神宮■を参詣し、一年の無事と平安を祈願しました。」(2019年1月4日)
※文中の「■」は神社の絵文字…。

そのツイッターは立憲民主党に幻滅した人々のコメントで炎上中。有権者へのアピールのつもりが完全に裏目に出たという大失態ですが、私は別の観点でチェックしようと最新の「宗教統計調査」を見てみました。すると、2年前に神道の信者は日本で最多ではなくなっていたことがわかりました。

●宗教の信者数(平成28年12月31日現在)
仏教系:8770万2069人
神道系:8473万9699人
キリスト教系:191万4196人
諸教(上位3つ以外のさまざまな宗教):791万440人
信者の総数:1億8226万6404人

以前、私がこの統計を参考にしたときは上記より5年前のデータでしたが、まだ神道の信者が多かったんですけどね。5年間で1600万人以上が改宗したか信仰をやめたか亡くなったか…。
(※信者総数が日本の人口より多いのは、神棚と仏壇が同居しているといった家も多いため)。

●宗教の信者数(平成23年12月31日現在)
神道系:1億77万882人
仏教系:8470万8309人
キリスト教系:192万892人
諸教(上位3つ以外):949万446人
信者の総数:1億9689万529人

ともあれ、日本では仏教の信者のほうが多くなったんですから、立憲民主党の皆さんはお寺へ行けば良かったんじゃないの?(笑)。初詣・初参り・初祈願は神社でも寺でも良いんですよ~!
都内にも「浅草寺」「築地本願寺」「増上寺」など大きな寺院がたくさん。「泉岳寺」は四十七士の菩提寺ね、徳川家ゆかりの「寛永寺」、寅さんの「柴又帝釈天」、そうそう、赤坂の「豊川稲荷 東京別院」なら交通費ナシで行けるでしょ。

●夕刊フジ(2019年1月5日)
保守票狙い? 立民ご一行の伊勢神宮参拝が“大炎上”…左派の支持者からは「自民と同じことをするなら支持しない」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190105-00000002-ykf-soci

この記事には以下のような文章があります。
(※ここから引用)
 伊勢神宮には安倍晋三首相も同日、参拝したが、あくまで「私人」としての立場で行っているものだ。
 自民党の議員も個人として参拝し、個々に情報発信は行っても、今回の立民のように集団で参拝し、しかも、軽率にも、党としてツイッターなどで公式にアップすることまではしない。
(※引用ここまで)

しかし、「NHKオンライン」「中京テレビNEWS」には以下のように書いてあります。
(※読みやすくするため要約&箇条書き、主語はすべて安倍総理大臣)
●4日午後(昼過ぎ)、伊勢神宮に参拝。
●世耕弘成経済産業相など閣僚らと伊勢神宮を訪れ、内宮を参拝。
●石田総務大臣や山下法務大臣、吉川農林水産大臣ら11人の閣僚とともに、外宮、内宮の順に参拝。
●地元の小学生たちから花束を受け取り、一緒に記念撮影。
●多くの参拝客に声をかけられると、手を振ったりハイタッチで応じたりした。

これって「私人」としての行動なんですか?
いろんな閣僚が11人も一緒で、SP(警護の警察官)も1人や2人じゃありませんよね? それを「集団」とは言わないんですか?

それにね、昨年の同じ1月4日に安倍首相は“お伊勢参り”に行きま~す♪とでも言いたげな感じでコメントを発信しているんです。しかも、『夕刊フジ』が“軽率にも”と書いたように、首相官邸のLINEアカウントで“公式にアップする”ことまでしたんですよ~(苦笑)。

「安倍晋三です。伊勢神宮に向かう道中、新幹線から美しい富士山が見えました」

しかも、この安倍首相の行為に対し、昨年の1月下旬に衆議院へ質問書を提出して政府の見解を問うたのは、なんと立憲民主党の逢坂誠二議員だったのです。

[質問と回答の要約]
Q. 首相が年頭に宗教施設である伊勢神宮に参拝することは、国民に受容されていると考えている?
A. 総理が私人として伊勢神宮を参拝することには、政府として立ち入るべきではないから回答は控える。

Q. 首相のコメント発信・事前の告知によって伊勢神宮の参拝者が増加し、特定の宗教施設の活動の援助、助長、促進に繋がり、不適切では? 憲法二十条の違反では?
A. 「発信」「告知」自体に宗教的な意義はなく、宗教に対する援助・助長・促進・圧迫・干渉などに影響することもないから、「憲法違反」「不適切」とは思わない。

こういうやり取りを経たのに、質問側の立憲民主党が今年の初めから大暴走、というのは何とも情けなく脱力しました。それとも、首相が大丈夫だったからウチだって発信しちゃおう♪と、お墨付きのあるつもりの軽~いノリでツイートしちゃったんでしょうか? まさか、そこまでバカなの!?

逢坂誠二議員は質問文の中に
「静粛な環境の下、内閣総理大臣が年頭にあたり伊勢神宮に参拝することは、社会通念上、国民に受容されていると考えられる」
とも書いています。アタシも国民の一人だけど、これっぽっちも受容してないよ~ッ!!!!!(怒)。

現時点でネット上を漁った限りでは、「私人」という範囲はどこまでなのかとか、今回の“お伊勢参り”の費用について書いた記事は見当たらなかったのですが、新聞や週刊誌などのジャーナリストの皆さんは、以下の点をチェックなさったんでしょうか?

●今回の伊勢神宮の参拝が「私人で」「個人で」と明言するなら、国民の税金は1円も使わずに済んだのか?
●東京~伊勢神宮の往復の交通費は各人いくら払ったか?(国会議員はJRのグリーン車なども含め、公共の交通機関が無料で利用できる特権のパスが支給されていますが、それは国家予算から、つまり元は税金ですから、パスを使って往復したなら「公人」に該当しますよね?)
●SP(警護)の人件費は税金ではないのか? 公用車で移動したなら運転手の人件費やガソリン代、洗車費用などは?
●伊勢神宮では記帳をしたのか? 記帳した場合、公人としての肩書も付記したのか? 玉串料など供物を捧げた場合は、その現金や熨斗(のし)袋の料金などは個人の財布から出したのか?
●往復する間の交通費以外の諸経費(飲み物、食べ物、煙草など)は誰がどのように支払ったのか? 領収証をもらって歳費+期末手当(いずれも私たちの税金)から充当しているのか?

「ボーっと書いてんじゃねーよ!」

と、チコちゃんに叱ってほしいところですが、上記のことは自民党員・立憲民主党員を問わずチェックが必要ですよね。こういう調査って共産党しかできない(してくれない)かも~。
精査の結果、完全に自費で往復したという議員サンがいれば、それこそ信仰の自由として尊重すべきだとは思いますが、誤解を招かぬよう「集団」ではなく一人で行けばいいのです。幼児じゃないんだから自分で切符買って一人で電車に乗れるでしょ!

これまでもガッカリの蓄積は多々ありましたけど、私は今回の理解不能な一件が忍耐の限界です。立憲民主党は長妻 昭さんと杉山 司さん以外は応援しないことに決めました。と言うか、このお二人には一刻も早く同党を棄ててほしい~(泣)。


ところで、伊勢神宮を参拝したい人には体や精神の不自由な人、知的障碍のある人、一人では歩けないお年寄りもいます。そういう方々も気軽に出かけられるようにサポートする活動があるそうです。

●「車いす de 伊勢神宮参拝プロジェクト」
https://sites.google.com/site/kurumaisudeisejingu/top

安倍首相をはじめとする閣僚の皆さんや立憲民主党の幹部の皆さんが、こうしたプロジェクトに参加して車椅子を押す担当になればいいんですよ。

私は伊勢神宮へ二度、行ったことがありますが、長い長~い橋、つまずきやすい玉砂利の道、いくら歩いても辿り着かない遠くに見えるお宮…と、くたびれ果てました。
そんな参道を議員の皆さん一人ひとりがサポーターとなって車椅子を押し、障碍のある方々や高齢の方々と一緒に参拝する。芸能人気取りで手を振りながら歩くより、ずっと素晴らしい光景だと思いませんか?

社会や国民の役に立ってこそ議員の存在価値があるわけです。そういう社会貢献の姿を撮影して動画でもSNSでも世界中に拡散すれば、有権者へのアピール度は今の100万倍も高くなるでしょうし、海外のニュースにも取り上げられると思います~。

思いやりの伴わない人は、政治家に多く見られる偽善パフォーマンスでもいいんですよ。想像力のカケラもないんだね、とバレてしまう今回のようなKY言動(=言葉と行動)に比べれば100万倍はマシというものです。


[参考サイト]
●「宗教統計調査」(文化庁 文化部 宗務課)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00401101&tstat=000001018471&second2=1

●中京テレビNEWS 三重(2019年1月4日)
https://www2.ctv.co.jp/news/2019/01/04/36315/
●NHKオンライン(2019年1月4日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190104/k10011767561000.html

●「安倍総理の伊勢神宮参拝に関わるLINEでの発信に関する質問主意書」(平成30年1月22日)
・質問本文情報
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196003.htm
●「衆議院議員 逢坂誠二君提出 安倍総理の伊勢神宮参拝に関わるLINEでの発信に関する質問に対する答弁書」(平成30年1月30日)
・答弁本文情報
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b196003.htm

[本日のオマケ]
●「全国10万社の頂点に君臨する“別格”伊勢神宮の集金力」(『週刊ダイヤモンド』2016年4月16日号)
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/16637

[このサイトの関連記事]
●お盆休み・お墓参り・盆踊りは仏教由来の慣習ですが、日本に仏教徒は何人いるのかな?(2014年8月20日)
https://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2014-08-20

※イラスト:(C)いらすとや みふねたかし
https://www.irasutoya.com/

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共通テーマ:日記・雑感

「ふたたび白衣を戦場の血で汚(けが)さない。」 [社会問題&戦争関連]

渋谷のハロウィン報道で血まみれコスプレの連中を見て、
日本医労連のスローガン
「ふたたび白衣を戦場の血で汚(けが)さない。」
を思い出し、さらに共感を深めてネット署名した次第です。

コスプレの若者らは戦場へと追いやられて
本物の血まみれになったとき、
ハロウィンでのバカ騒ぎを悔やみながら死んでいくのでしょうか。

私はこんな真夜中でも病者のために黙々と働き続け、
医療や介護の現場を支える若者たちを
絶対に戦場へと向かわせてはならないと思うのです。

●安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名
【請願事項】
1.憲法第9条を変えないでください。
2.憲法の平和・人権・民主主義が生かされる政治を実現してください。
https://www.change.org/p/%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89-%E5%AE%89%E5%80%8D9%E6%9D%A1%E6%94%B9%E6%86%B2no-%E6%86%B2%E6%B3%95%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%99%E5%85%A8%E5%9B%BD%E7%B5%B1%E4%B8%80%E7%BD%B2%E5%90%8D?recruiter=113485835&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=psf_combo_share_initial.pacific_abi_gmail_send.variation.pacific_abi_select_all_contacts.select_all.pacific_email_copy_en_gb_4.v1.pacific_email_copy_en_us_5.v1.pacific_email_copy_en_us_3.control.lightning_share_by_medium_message.control.lightning_2primary_share_options_more.fake_control&fbclid=IwAR1lVinZ32Bea2RnPSJSJjLB7qn69rZflRLSsbeZDDrq7swsVgxFdFNUbeY
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性接待を強要された満蒙開拓団の女性たちの重い証言。 [社会問題&戦争関連]

満州開拓民入植図.jpg

8月5日に放映されたドキュメンタリー番組を見逃した方、今夜の再放送をぜひ!

戦前に当時の満州国(現・中国東北部)へ国策として送り出された「満蒙開拓団(まんもうかいたくだん)」。一部の地域が内モンゴルだったので「満」+「蒙」という名称となったようです。

開拓団の多くの人々が日本の敗戦直後に凄惨な目に遭ったことは、さまざまな報道や史料から把握できますが、岐阜県から入植した「黒川開拓団」では10~20代の未婚の若い女性15名がソ連兵らの“接待”にあてがわれたそうです。それは、開拓団129世帯650名の命を集団自決から救うためにと強要された「性接待」、つまり強姦に等しい行為でした。

帰国後、恐ろしい記憶を打ち明けることもできないまま80~90代の高齢となった被害女性たちが、最近になって重い口を開き、魂を振り絞るように吐き出した真実。

10月7日(土)23:00~0:00
NHK ETV特集 アンコール
●『告白 ~満蒙開拓団の女たち~』
http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2017-10-07/31/13605/2259585/
【語り】余 貴美子(よ・きみこ)
http://alpha-agency.chicappa.jp/artist/yo.html
【朗読】糸 博(いと・ひろし)
http://www.81produce.co.jp/list.cgi?man+0235005285220

※再々放送の予定:10月12日(木)の深夜=13日(金)0:00~1:00


[満蒙開拓団の解説]

●『デジタル大辞泉』(小学館)
満州事変後、日本が満蒙地区に送りこんだ農業移民団。昭和7年(1932)に第一次移民が送り出され、昭和20年(1945)敗戦時には約32万人がいたといわれる。多くがソ連・満州国境地帯に入植し、中国人・朝鮮人の既耕地を収奪する結果となった。第二次大戦敗戦直前、ソ連の対日参戦で関東軍から置き去りにされ、多大な犠牲者を出した。満州農業移民。

●『大辞林』第三版(三省堂)
満州事変後、日本が満州・内蒙古などに行なった農業移民団。農業を中心とする国内の諸矛盾解決、満州国の治安維持、対ソ戦備など国策的な性格を帯びていた。移民は武装し組織的な軍事訓練を受けた。ソ連の参戦により壊滅的な打撃を受け、多くの犠牲者を出した。


[関連サイト&記事]

NHKスペシャル
●『村人は満州へ送られた ~”国策”71年目の真実~』
(2016年8月14日放送/NHKオンデマンド/※視聴は有料)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2016072348SA000/

全国最多の3万7千人以上という開拓団を送り出したのが長野県。満蒙開拓の史料収集・研究等に注力する記念館も。
●満蒙開拓平和記念館(長野県 下伊那郡 阿智村 駒場711-10)
https://www.manmoukinenkan.com/

●満蒙開拓の悲劇「語り継いで」と両陛下 長野の記念館を訪問
(『THE PAGE』ワードリーフ/2016.11.18)
https://thepage.jp/detail/20161118-00000012-wordleaf

●授業で使える当館所蔵地図No.34『満洲開拓民入植圖』(岐阜県図書館)
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/school/tizukatuyo/file/34.pdf

●映画『望郷の鐘 -満豪開拓団の落日-』(制作:現代ぷろだくしょん)
http://www.gendaipro.com/bokyonokane/
・出演:内藤剛志、渡辺 梓、李麗仙、斎藤洋介、小倉一郎、山口馬木也、堀内正美、市川笑也、奥寺康彦、常盤貴子ほか
・上映日程
http://www.gendaipro.com/bokyo_new/schedule/schedule.html

戦争によって引き裂かれた庶民の女性、残留婦人の半生を描いた一人芝居『帰ってきたおばあさん』の上演活動を続ける舞台女優のFacebookページ。
●神田さち子語りの会
https://www.facebook.com/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E3%81%95%E3%81%A1%E5%AD%90%E8%AA%9E%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%BC%9A-628315603956891/


※このページに掲載した『満洲開拓民入植圖』は、岐阜県図書館が公開中の「授業で使える当館所蔵地図」の画像をもとに明度を上げたものです。


14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還 (集英社新書)

14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還 (集英社新書)

  • 作者: 澤地 久枝
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/06/17
  • メディア: 新書



墓標なき八万の死者―満蒙開拓団の壊滅 (中公文庫 M 14-2)

墓標なき八万の死者―満蒙開拓団の壊滅 (中公文庫 M 14-2)

  • 作者: 角田 房子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1976/03/10
  • メディア: 文庫



文庫 麻山事件 満州の野に婦女子四百余名自決す (草思社文庫)

文庫 麻山事件 満州の野に婦女子四百余名自決す (草思社文庫)

  • 作者: 中村 雪子
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2011/12/02
  • メディア: 文庫



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中国の画家が引揚者を描いた大作が初公開。10月5日(木)まで。 [社会問題&戦争関連]

王希奇 展

NHKの首都圏ニュースでチラッと観た壁画のように大きな作品。墨絵風の色と筆使い? でも、絵の具の盛り上がった部分からすると油絵?…と不思議に思って調べてみたら、墨絵と油絵の融合という独自の作風で国際的に評価されている中国の画家・王希奇(ワン・シーチー WAN KIQI/1960~)さんの作品とのこと。

ニュースで紹介されていたのは高さ3m・幅20mの大作で、完成まで3年半を費やしたもの。第二次世界大戦後、満州(現在の中国東北部)から引き揚げる人々の姿を描いた歴史画で、『一九四六』というタイトルが付けられています。

日本の敗戦まで満州で暮らしていた人々は、中国の遼寧省にある遼東湾に面した葫蘆島(ころとう/フールータオ)の港から引き揚げ船に乗ったそうで、1946~1948年に同地から約105万人が日本へ帰ったとか。私の生まれた富山県の総人口と大して変わらない数ではないかと思うのですが、いったい戦前の満州には日本からどれだけの人が移住したんでしょうかねぇ?(これは宿題)。

満州から帰国した一般の人々が戦争末期にどれほど悲惨な体験をしたかは、さまざまな史料や作品から窺えますが、何とか命を繋いでようやく辿り着いた葫蘆島の港で、日本へ帰る船に乗るために長い長い長い列に連なる人々は、王さんの絵の中に500人もいるそうです。

王さんは引揚者の写真の中に遺骨を抱える日本人の子どもの姿を見つけ、この絵を描こうと決意したとのことですが、現在の中国の政治状況を考えるに、当時の日本人の苦難を描くというのは勇気のいる行為だと思われます。

作品は「東京美術倶楽部」(東京・港区)という会場で10月5日(木)まで初公開中。

というわけで、同倶楽部のサイトをチェックしてみたんですけど、関係のない情報ばかりでビックリ! テレビや新聞で紹介されたんですから、ほんの1行でも会期・会場の表記はできるでしょうが~。ぷんぷん!!

●東京美術倶楽部
http://www.toobi.co.jp/
(アクセス:東京都 港区 新橋6-19-15)
http://www.toobi.co.jp/about/access.html

仕方がないので、王さんの名前で検索したら、展覧会の主催は「城西大学」(千代田区)だということがわかりました。

●「王希奇展 - 一九四六」を開催いたします(城西大学)
http://www.josai.jp/event/wang.html

『王希奇 展 一九四六』
2017年9月28日~10月5日
10:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般1,000円、高校生以下は無料

王さんは「魯迅美術学院」(中国・瀋陽市にある美術大学)の油絵学部の教授で、同院は「城西大学」と学術交流協定を締結。その一環として開催された展覧会なのかもしれませんが、非常に素晴らしい力作に見えますし、こういう作品こそ日本全国を巡回してほしいものですね。
展覧会では新作の『一九四六 見守る海』と、日本統治時代の大連や瀋陽の歴史的建造物を描いた作品群も観られるそうです。

●展覧会ポスター画像(※PDFファイルが開きます)
http://www.josai.jp/event/2017/file/WANG_01a.pdf

一部の拡大画像が観られる記事。
●刻む、引き揚げの記憶 東京で王希奇展(「朝日新聞デジタル」2017年9月26日)
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170926002563.html

モノクロで小さく写っていますが、作品の全景がわかる記事。筆者は中国・東北大学 外国語学院副院長で中日文化比較研究所所長(現在は中国・東北大学 外国語学院副院長、韓忠軍国際交流センター副センター長)で王さんの奥さんでもある秋菊さん。
●「葫蘆島引き揚げの図」と画家王希奇氏について(王秋菊/『善隣』国際善隣協会2015年8月号)
http://www.kokusaizenrin.com/2015/wang.pdf

以下の2つは海外サイト。セキュリティが万全でない場合はアクセス注意!(※トラブルが発生しても当方は一切、責任は負いません)。

『一九四六』のいくつもの拡大画像と他の作品の一部も観られます。
●王希奇:《1946》(「艺术中国」2017-09-26)
http://art.china.cn/tongzhi/2017-09/26/content_40029325.htm

個人のブログのようです。王さんのプロフィールにある作品も多く紹介され、戦争画は物凄い迫力、人物画はデッサンの巧さがよくわかりますね。
●锦州名人 王希奇 [此博文包含图片](「丁姐的博客」2011-02-18)
http://blog.sina.com.cn/s/blog_4a1b1f8f0100oox5.html


[関連記事]
●プレスリリース(「毎日新聞」2017年9月15日)
学校法人城西大学が9月28日~10月5日まで中国の歴史画家の王希奇氏の展覧会「王希奇展 -- 一九四六」を開催 -- 初日には記念シンポジウムも(Digital PR Platform)
https://mainichi.jp/articles/20170915/pls/00m/020/254000c

●旧満州の引き揚げ描いた巨大作品(NHK「首都圏 NEWS WEB」2017年9月29日)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20170929/1000001271.html

●日本へ引き揚げ 中国人画家描く(「朝日新聞デジタル」2017年9月28日)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1709281300003.html

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長倉洋海さんとマスードさんのアフガニスタン「山の学校」 [社会問題&戦争関連]

アフガニスタン山の学校支援の会.jpg

写真家の長倉洋海(ながくら・ひろみ)さん(1952~)の展覧会へ行ったのは、10年以上も前だったと思います。若い頃にドキュメンタリー写真家を目指したアヤネェの知り合いということで写真展に誘ってもらったのですが、当時の長倉さんは黒々としたクシャクシャの髪とクリッとした大きな眼、濃いヒゲが印象的でした。

NHKで長倉さんの番組が放映されると知ってアヤネェにメールで知らせたら、番組終了直後に返信が来ました。

アヤ「ETV面白かったっす。長倉さん、すごいオッサンになってて年月を感じました、私もトシを取ったわけだ」
チエ「良い番組でしたね~。長倉さんの写真には希望の光が宿っていると思いました。でも、ホントにオッサンになったね。でもでも、とてもいい顔!」

他人様(ひとさま)のことは言えないはずのオバチャン2人が、長倉さんの知らぬ所で誠に失礼なメールを交わしておりますが~、すっかり白髪となった長倉さんのアフガニスタンにおける長年の活動を追った、本当に良いドキュメンタリーだったんですよ。

長倉さんはアフガニスタンのソ連侵攻の時代に、解放運動を率いる同じ年のマスードさんと出会いました。「アフガニスタン・イスラム共和国」は周りを6つの国に囲まれ、4つ以上の民族が共生し、公用語も2種類あり、'70年代後半から紛争・戦闘が繰り返されています。

故国に真の平和が訪れる日のために、大切なのは子どもたちへの「教育」だとマスードさんは考え、現地では珍しいという男女共学の小さな「山の学校」を創設。その学校があるのはマスードさんの生まれ故郷で、富士山の倍以上も高い7,470mという山も連なるヒンドゥー・クシ山脈のパンシール峡谷ポーランデ村です。
峡谷とはいえ標高2,780mの山岳地帯で、貧しい家庭の子らが生活を支えるための苛酷な労働も負担しながら学ぶ唯一の場所でした。

2001年9月9日、マスードさんは自爆テロの標的となって暗殺されました。1週間前に48歳の誕生日を迎えたばかりで、彼の亡くなった2日後にはアメリカで大規模な同時多発テロも発生したのです。
マスードさんの願いを受け継ぐため、長倉さんは山の学校への支援を世界へ呼びかけながら、子どもたちの成長ぶりも撮り続けています。

●NHK ETV特集『アフガニスタン 山の学校の記録 マスードと写真家長倉洋海の夢』
http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2017-09-09/31/23911/2259593/
語り:笹野高史

●アフガニスタン マスードの戦い アフガンの大地を生きる 長倉洋海(アジア文化社)
http://www.asiawave.co.jp/NAGAKURA1.htm

●「もしいま、マスードが生きていたら」
フォトジャーナリスト 長倉洋海氏に聞く(『朝日新聞GLOBE』2017.4.21)
http://globe.asahi.com/worldoutlook/2017042000001.html

マスードさん&長倉さんの活動とは対極のニュースが…。

●「アフガニスタン。アメリカが建てた、誰もいない学校」
アメリカは教育を、アフガニスタンでの戦争の輝かしい成果としている。しかしBuzzFeed Newsの取材で、多くの実体のない学校があることがわかった。
Azmat Khan(BuzzFeed News/2016.6.21)
https://www.buzzfeed.com/jp/azmatkhan/ghost-schools-jp?utm_term=.jkmYVLAbq#.ymXOgYv2x


[関連サイト]
●長倉洋海ホームページ
http://www.h-nagakura.net/

●アフガニスタン山の学校支援の会
http://www.h-nagakura.net/yamanogakko/

長倉さんの詳細プロフィール掲載。
●Fotonoma The Photographer 長倉 洋海(富士フイルム)
http://fotonoma.jp/photographer/2005_06nagakura/index.html

大学時代に熱中した探検部が写真家の原点だとか。
●卒業生メッセージ:長倉洋海さん
同志社を目指す君へ
http://www.doshisha.ac.jp/granddesign/prologue/message08.html

全国でも珍しいアフガニスタン料理店が東中野にあるんですよ~。メニュー豊富で何でもおいしい! 10月21日(土)「“昭和の街”東中野ムーンロード」秋まつりにも出店♪
●「PAO Caravan Sarai(パオ・キャラヴァンサライ)」
http://www.paoco.jp/caravan/index.html
(東京都 中野区 東中野2-25-6)
このビルの9階には「驢馬駱駝(ろまらくだ)」というバー&多目的スペースもあり、長倉さんや高橋和夫さん(中東研究の専門家・国際政治学者・「放送大学」教授)のトークイベントも開催されたことがあるようです(行きたかった~!!)
http://www.paoco.jp/roma/


アフガニスタン ぼくと山の学校

アフガニスタン ぼくと山の学校

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: かもがわ出版
  • 発売日: 2014/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



アフガニスタン 山の学校の子どもたち

アフガニスタン 山の学校の子どもたち

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 大型本



アフガニスタン敗れざる魂―マスードが命を賭けた国

アフガニスタン敗れざる魂―マスードが命を賭けた国

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本



マスードの戦い (河出文庫)

マスードの戦い (河出文庫)

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1992/08
  • メディア: 文庫



その先の世界へ

その先の世界へ

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: クレヴィス
  • 発売日: 2014/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



地を這うように―長倉洋海全写真1980‐95 (フォト・ミュゼ)

地を這うように―長倉洋海全写真1980‐95 (フォト・ミュゼ)

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本



微笑みの降る星

微笑みの降る星

  • 作者: 長倉洋海
  • 出版社/メーカー: クレヴィス
  • 発売日: 2010/01/25
  • メディア: 大型本



シルクロードの子どもたち

シルクロードの子どもたち

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2009/09/16
  • メディア: 大型本



はたらく

はたらく

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: アリス館
  • 発売日: 2017/10/17
  • メディア: 単行本


フォトジャーナリスト 長倉洋海の眼

フォトジャーナリスト 長倉洋海の眼

  • 作者: 長倉 洋海
  • 出版社/メーカー: クレヴィス
  • 発売日: 2017/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



長倉洋海写真集 Hiromi Nagakura

長倉洋海写真集 Hiromi Nagakura

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 未来社
  • 発売日: 2017/03/31
  • メディア: 大型本



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塚本晋也監督・主演の映画『野火』2017年8月上映スケジュール [社会問題&戦争関連]

映画『野火』(2014年/日本)
監督:塚本晋也
出演:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也、森 優作 ほか
http://nobi-movie.com/

★『デジタル大辞泉』(小学館)より
の‐び【野火】
1 春の初めに野原などの枯れ草を焼く火。野焼きの火。《季 春》
2 野山の不審火。また、野の火事。

や‐か〔‐クワ〕【野火】
1 野を焼く火。のび。〈日葡〉
2 野を飛ぶ火。鬼火。

のび【野火】[書名]
大岡昇平の長編小説。昭和27年(1952)刊行。太平洋戦争末期のレイテ島を舞台に、病兵として部隊を追われた主人公の、極限状態の狂気を描く。第3回読売文学賞小説賞受賞。昭和34年(1959)市川崑監督により映画化。

★『デジタル大辞泉プラス』(小学館)より
野火
1959年公開の日本映画。監督:市川崑、原作:大岡昇平、脚色:和田夏十、撮影:小林節雄。出演:船越英二、ミッキー・カーチス、月田昌也、杉田康、浜口喜博、滝沢修、山茶花究ほか。第10回ブルーリボン賞監督賞、撮影賞受賞。第14回毎日映画コンクール男優主演賞(船越英二)受賞。

野火
2015年の日本映画。監督:塚本晋也、出演:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也ほか。大岡昇平原作。第二次世界大戦末期のフィリピン、レイテ島を舞台に、敗走する日本軍兵士の彷徨と極限状態における人間の狂気を描く。第70回毎日映画コンクールで監督賞、男優主演賞(いずれも塚本晋也)受賞。


【アンコール上映予定日&上映館】

●群馬県
「高崎電気館」
8月18日(金)まで ※休映日あり
8月10日(木)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://takasaki-denkikan.jp/

●埼玉県
「川越スカラ座」
8月12日(土)~18日(金)
8月12日(木)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://k-scalaza.com/

●千葉県
「キネマ旬報シアター」
8月12日(土)~18日(金)
8月13日(日)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
https://www.kinenote.com/main/kinejun_theater/home/

●東京都
「立川シネマシティ」
8月13日(日)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
https://cinemacity.co.jp/
「渋谷ユーロスペース」
8月15日(火)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://www.eurospace.co.jp/

●神奈川県
「横浜ジャック&ベティ」
8月11日(金・祝)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://www.jackandbetty.net/
「横浜シネマリン」
8月15日(火)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://cinemarine.co.jp/
「アミューあつぎ 映画.comシネマ」
8月18日(金)まで
8月11日(金・祝)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://atsugieiga.com/

●長野県
「長野松竹相生座・ロキシー」
8月11日(金・祝)まで
8月9日(水)「塚本晋也、皆さんに会いに行きます!プロジェクト」
http://www.naganoaioiza.com/

●愛知県
「シネマスコーレ」
8月19日(土)~25日(金)
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/

●京都府
「京都シネマ」
8月11日(金)まで
http://www.kyotocinema.jp/

●大阪府
「シアターセブン」
8月18日(金)まで
http://www.theater-seven.com/
「シネ・ヌーヴォX」
8月12日(土)~24日(金)
http://www.cinenouveau.com/X/cinenouveau%20X.html

●兵庫県
「豊岡劇場(CINEMACTION豊劇)」
8月12日(土)~18日(金)
http://toyogeki.jp/

●愛媛県
「シネマルナティック」
8月12日(土)~18日(金)
http://movie.geocities.jp/cine_luna/

●熊本県
「Denkikan」
8月15日(火)
http://www.denkikan.com/

●大分県
「別府ブルーバード劇場」
8月11日(金・祝)まで
http://www.beppu-bluebird.info/

●鹿児島県
「ガーデンズシネマ」
8月14日(月)・15日(火)
http://kagocine.net/


原作は大岡昇平(1909~1988)の小説『野火』(1952年刊行)。市川 崑(1915~2008)が1959年に監督した映画作品もあり、その主演は、このところ大騒ぎの芸能ネタで同情を禁じ得ない(涙)俳優・船越英一郎のお父さまである名優・船越英二(1923~2007)で、共演はミッキー・カーチス、滝沢 修など個性的な実力派。


野火 (新潮文庫)

野火 (新潮文庫)

  • 作者: 大岡 昇平
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/05/12
  • メディア: 文庫



野火 [DVD]

野火 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD



野火 [DVD]

野火 [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD













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2017年8月前半の戦争関連テレビ番組 [社会問題&戦争関連]

8月5日(土)

5時40分~5時50分
NHK総合
●NHK映像ファイル あの人に会いたい アンコール
山口仙二(反核・平和運動家)

13時00分~14時00分
NHK Eテレ
●こころの時代 ~宗教・人生~「沖縄は我が念仏」
金城 実(彫刻家)

15時05分~15時50分
NHK総合
●ぐるっと にっぽん ヒロシマ8.6ドラマ「ふたりのキャンバス」

16時00分~17時00分
NHK総合
●NHKスペシャル ドラマ 東京裁判「第1話」

17時00分~17時55分
NHK総合
●NHKスペシャル ドラマ 東京裁判「第2話」

17時30分~18時50分
TBS
報道特集「仲代達矢さん、桂歌丸さんが語る『戦争と憲法』・平和憲法の原点に迫る」

23時00分~24時00分
NHK Eテレ
●ETV特集「告白 ~満蒙開拓団の女たち~」
※再放送=8月9日(水)24時00分~25時00分(=8月10日0:00~1:00)


8月6日(日)

8時00分~8時35分
NHK総合
●平成29年 広島平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)
 ~広島平和公園から中継~

13時05分~13時50分
NHK総合
●“原爆の絵”は語る ~ヒロシマ 被爆直後の3日間~
※再放送=8月9日(水)25時00分~25時45分

13時50分~15時00分
NHK総合
あの日 あのとき あの番組
●“核なき世界”をめざして ~広島 原爆投下から72年

14時30分~16時42分
NHK Eテレ
●Eテレシアター「これはあなたのもの 1943― ウクライナ」

16時00分~16時55分
NHK総合
●NHKスペシャル ドラマ 東京裁判「第3話」

16時55分~17時50分
NHK総合
●NHKスペシャル ドラマ 東京裁判「第4話」(最終回)

21時00分~21時50分
NHK総合
●NHKスペシャル「原爆死~ヒロシマ 72年目の真実~」

24時55分~25時50分(8月7日0:55~1:50)
日テレ
●NNNドキュメント「4400人が暮らした町 ~吉川晃司の原点・ヒロシマ平和公園」


8月7日(月)

22時25分~22時50分
NHK Eテレ
●100分de名著 大岡昇平“野火” 第1回「落伍(らくご)者の自由」
※再放送=8月9日(水)5時30分~5時55分、8月12日(土)14時15分~14時40分


8月8日(火)

25時00分~26時15分(8月9日1:00~2:15)
NHK総合
●ドキュメンタリードラマ「あんとき、」


8月9日(水)

5時55分~6時00分
NHK Eテレ
●もういちど、日本「長崎の鐘」

10時30分~11時50分
NHK総合
●被爆72周年 平成29年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典


8月10日(木)

19時30分~20時43分
NHK総合
●親子でクロ現+夏休み課外授業
「今夜、一緒に“戦争とテロ”について考えてみませんか?」


8月11日(金)

6時30分~6時53分
NHK総合
●インタビュー ここから「久米 明」


8月12日(土)

15時00分~16時30分
TBS
●終戦72年特別番組「秘密 ~いま明かされる4の真実」

18時56分~20時54分
テレビ朝日
●池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル
(※8月6日現在、番組の内容は不明。おそらく戦争関連ではないかと…?)

21時00分~21時50分
NHK総合
●NHKスペシャル「本土空襲 ~日本はこうして焼き尽くされた~」

23時00分~24時00分
NHK Eテレ
●ETV特集「原爆と沈黙 ~長崎浦上の受難~」


8月13日(日)

4時30分~5時00分
テレビ朝日
●テレメンタリー2017「回天 時を超える肉声」

6時15分~6時50分
NHK総合
●目撃!にっぽん「ただぬくもりが欲しかった ~戦争孤児たちの戦後史~」

19時54分~21時54分
テレビ東京
●日曜ビッグバラエティ「池上彰の戦争を考えるスペシャル第9弾 『特攻』とはなんだったのか」

21時00分~21時50分
NHK総合
●NHKスペシャル「731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~」

23時00分~23時30分
NHK Eテレ
●美の壺・選「沖縄の三線(さんしん)」

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学園天国の暴言・失言党に属する良心の人たちは今? [社会問題&戦争関連]

国民の代表であるはずの首相夫妻が、「森友学園」「加計学園」問題という世界的に恥ずかしい大スキャンダルを抱える等々、誠にカッコ悪い日本の惨状でありますが~、明日(7月2日)の都議選を前にして積極的に投票したい候補者もおらず、眉間のシワが増えるばかりのワタクシメでございます(涙)。

私は10代の頃にロッキード事件の報道に接して以来、「自民党ってカネに汚い、浅ましい、卑しい人間たちの集まりなんだ」とアタマに刷り込まれてしまいました。事実、その後もリクルート事件、ゼネコン汚職など日本を揺るがす大事件が続き、政・財・官の癒着による賄賂など細かい事件まで挙げたらキリがない。もちろん自民党だけでなく、ほかの党も似たり寄ったりという有り様で、カネに異常に執着するのが政治家というイメージも拭えないでいます。

しかし、東京・中野区の“昭和の街”「東中野ムーンロード」の地上げ裁判闘争を支援する温かな人の中には、区議・都議・国会議員といった方々もいて、党派を超えて「マ・ヤン」の敬子ママのことを何かと気にかけてくださるので、腐敗しきったように見える自民党にも、きっと良心の人たちがいて、現状に心を痛めているのだろうと思うのです(と思いたい)。

そういう良心的な党員の皆さんが清らかな正義感をもって、首相の身の潔白を証明できるよう「第三者もマスコミも交えて事実関係をとことん徹底的に洗うべきだ!」と諫言するのが、今の日本にとって非常に大切なことだと思うんですよね。党内からの自浄作用と言いましょうか。

そうじゃないと、自民党員の暴言・失言という悪癖は永久に治らないのでは? 発言を撤回すれば許されると勘違いしているようですが、ひどいことを言われた人の心の傷は謝罪したって癒されませんよ! この2か月程度の間だけでも以下のような党員らが、とんでもない暴言を吐き散らかしました。

●地方創生担当相・山本幸三
4月16日/滋賀県主催の地方創生セミナー
文化財の観光振興に関する話で、「一番がんなのは文化学芸員。普通の観光マインドが全くない。この連中を一掃しないと」(※参考:朝日新聞デジタル)
★ちえ註:ちなみに~、全国の博物館・美術館等で頑張って働く学芸員の皆さんは8千人弱しかおらず、慢性的な人手不足のようです。山本発言の「文化学芸員」という職名はないんですってよ~(苦笑)。それにしても、デリカシーのカケラもない「がん」呼ばわりとか「連中」「一掃」という表現、人間性を疑いますね。

●復興大臣・今村雅弘
4月4日/閣議後会見
(東日本大震災後、故郷へ戻れない自主避難者について)「(帰れないのは)本人の責任、判断」「裁判でも何でもやればいい」(※参考:毎日新聞)
4月25日/所属派閥のパーティーでの講演
(東日本大震災の経済的な損失について)「社会資本等の毀損も、いろんな勘定の仕方がございますが、25兆円という数字もあります。これはまだ東北でですね、あっちのほうだったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大なですね、甚大な被害があったというふうに思っております」(※参考:日テレNEWS24)
★ちえ毒:こういう輩は「福島第一原子力発電所」の住み込み管理人に任命してはいかがでしょうか。

●衆院議員・大西英男
5月15日/党厚生労働部会
受動喫煙防止対策に関する議論で、がん患者に寄り添うよう求めた参院議員の発言中、大西氏は「(がん患者は)働かなくていい」とヤジを飛ばした。(※参考:産経ニュース)
★ちえ発言:私もがん患者なんですけど~、大西サンとやら、もう働かなくていいならウレシイわ~♪ アナタのポケットマネーで全国のがん患者を食べさせて治療費も負担してよね!!(がん罹患数は2016年の予想値で101万人を超えています)。

●防衛相・稲田朋美
6月27日/都議選の自民党候補を応援する集会(東京・板橋区立の小学校=陸上自衛隊の練馬駐屯地から1km余の会場)
「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」(※参考:朝日新聞デジタル)

防衛相のダラダラと取り留めもない言い訳が、防衛省・自衛隊のWebサイトに掲載されています。

「防衛大臣記者会見概要」平成29年6月30日(11時15分~12時11分)
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2017/06/30.html

他国なら即座に更迭されると思うのですが、クビにはしないと言う安倍サンは、稲田サンに何か弱みでも握られているんでしょうかねぇ???

このヒトは海外でもアホ発言を披露してきたそうですよ…(冷汗)。

6月3日/アジア安全保障会議(シンガポール)での演説
(同じ壇上に並ぶオーストラリアとフランスの国防担当大臣=2人とも女性=を指して)「見ればわかるように(私たち3人には)共通点がある。同じ性別、同じ世代、全員がgood-looking(グッド・ルッキング=顔立ちが良い・美しい)」

いくらウケ狙いであっても、公の場で性別や容姿を話題にするとは…。先進国なら「セクハラ」という共通認識が定着していますよね。とにもかくにも以前から妙な言動ばかりが取り沙汰されるヒトですが、ニッポンの恥に付ける薬なし。

●自民党幹事長・二階俊博
6月29日/都議選の自民党候補の応援演説
(弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を揶揄して)「この頃は地元もあまり帰れない。よく変なものを打ち上げてくる気違いみたいな国がある。そうすると私どもは集合がかかる」(※参考:ヨミウリ・オンライン)
★ちえ註:「気違い」は差別語・不快用語なので、マスコミ等では「精神障害者」と言い換えるよう指導されます。『記者ハンドブック』(共同通信社)には「単純に言葉を言い換えればいいということではない。原則は『使われた側の立場になって考える』ことが肝要」と書いてありますよ、二階サン!

●衆院議員・豊田真由子
6月22日/政策秘書への暴言・暴行疑惑の告発

とんでもないダーティスターの登場であります。『週刊新潮』の見出しを並べてみましょう。

2017年6月29日号
被害者が捨て身で現場「音声データ」録音!
秘書数十人を遁走させた驚愕の「絶叫暴言」「暴行傷害」
「豊田真由子」その女代議士、凶暴につき

2017年7月6号
ついに秘書が警察に被害届提出! 100人の「遁走兵」も次々証言!!
「豊田真由子」の「絶叫暴力」未公開データ40分中の最恐文言

笑顔と猫撫で声の裏には…なんて、ナントカ学園の奥さまにも通ずるような感じですなぁ(笑)。私の友人だったバツ2男も似たような女に引っ掛かり、三度目の結婚をしてしまいましたが、自己愛性人格障害じゃないかという妻のせいで友人・知人の多くを失いました。私も逃げました。だって金輪際、絶対に関わりたくない不愉快なタイプなんだもの~!

ともあれ、現内閣は崩壊寸前でありますが、今一度、私たち国民が議員にいくら払っているのかをチェックしてみましょう。内閣も国会も都議会も区議会も、地方の県議会や市町村議会も、み~んな私たち国民の税金で成り立っているのですから。

●首相などの俸給月額
内閣総理大臣…201万円
国務大臣、会計検査院長、人事院総裁…146万6,000円
内閣法制局長官、内閣官房副長官、副大臣、国家公務員倫理審査会の常勤の会長、公正取引委員会委員長、原子力規制委員会委員長、宮内庁長官…140万6,000円

文書通信交通滞在費…月額100万円
鉄道・自動車の特殊乗車券や国内航空券の交付(=無料で乗れる)
期末手当(=ボーナス)
その他の雑費

※参考資料:「特別職の職員の給与に関する法律」(昭和二十四年十二月十二日法律第二百五十二号)/最終改正:平成二八年一一月二四日法律第八一号
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24HO252.html

●国会議員(衆参両議員)の歳費月額(=月給)
各議院の議長…217万円
副議長…158万4,000円
議員…129万4,000円

文書通信交通滞在費…月額100万円
鉄道・自動車の特殊乗車券や国内航空券の交付(=無料で乗れる)
期末手当(=ボーナス)
その他の雑費

※参考資料:「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」(昭和二十二年四月三十日法律第八十号)/最終改正:平成二七年六月一〇日法律第三六号
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO080.html

国会議員が入閣した場合、議員の歳費に大臣の俸給の差額が加算されるため、年収アップとなるそうで、安倍首相には私たち国民の血税から約5,260万円以上の大金が年収として支払われているのです!

●都議会議員の議員報酬(月額)
議長…127万1,000円
副議長…114万7,000円
委員長…105万9,000円
副委員長…104万円
議員…102万2,000円

※参考資料:「東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例」(昭和二二年六月三日 条例第四三号)/平二八条例一六・一部改正
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/ag10101101.html

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地方紙の大晦日と元日の社説・論説を読む。 [社会問題&戦争関連]

ちえアイコン.jpg全国の52新聞社と共同通信社による情報発信サイト「47NEWS(よんななニュース)」参加社のうち、東京以外の各紙をチェックしました。見出しをザッと眺めるだけでも国内外にわたって、今の日本、すなわち我々の抱える夥しい課題が見えてきます。

トランプが大統領となる予定の今月から(本当に現実のことなのか!? 怒・悲・苦)、世界の破滅、いや、人類滅亡へのカウントダウンが始まるのかもしれないと暗澹たる思いが……。

●新聞名(本社の所在地)
上段:2016年12月31日(土)付
下段:2017年1月1日(日)付
※バックナンバー掲載のないサイトは大晦日または元日のみ、もしくは2日付の記事もあり。
※一定の掲載期間が過ぎると記事が削除、あるいはリンク切れとなるサイトもあり。
※日付の不明なもの、社説・論説が見つけられなかったもの、会員登録の必要なものは省いた。
※以下は都道府県コード番号順。


●北海道新聞(北海道 札幌市)
年末株価上昇 トランプ氏に救われた
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0105117.html
あすへの指針 分断を修復する努力こそ
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0105140.html

●東奥日報(とうおう にっぽう/青森県 青森市)
時代の節目 好機生かせ/新年に向けて
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/20161231021157.asp
論戦を是とする1年に/2017年の選挙
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/20170101021167.asp

●デーリー東北(青森県 八戸市)
暮れる2016年 未来を展望し得る新年に
http://www.daily-tohoku.co.jp/jihyo/20161231/201612310P161921.html
新年を迎えて 古里の秘める力信じたい
http://www.daily-tohoku.co.jp/jihyo/20170101/201701010P162001.html

●岩手日報(岩手県 盛岡市)
この1年 実感した「岩手の底力」
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2016/m12/r1231.htm
<つなぐ>亀裂深まる世界 日本は「懸け橋」となれ
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2017/m01/r0101.htm

●河北新報(かほく しんぽう/宮城県 仙台市)
東日本大震災 6度目の歳末/暮らしの復興 死角はないか
http://www.kahoku.co.jp/editorial/20161231_01.html
ポピュリズムの時代/格差と分断 克服へ一歩を
http://www.kahoku.co.jp/editorial/20170101_01.html

●秋田魁新報(あきた さきがけ しんぽう/秋田県 秋田市)
国政この1年 「安倍1強」加速に懸念
http://www.sakigake.jp/news/article/20161231AK0011/
新年を迎えて 地域の力を発揮し前へ
http://www.sakigake.jp/news/article/20170101AK0006/

●山形新聞(山形県 山形市)
みちのくウエストライン 急ぎたい「横軸」の整備
http://yamagata-np.jp/shasetsu/index.php?par1=20161231.inc
新年を迎えて 山形創生成し遂げよう
http://yamagata-np.jp/shasetsu/index.php?par1=20170101.inc

●福島民報(福島県 福島市)
【原発事故対応】厳しく問い直せ
http://www.minpo.jp/news/detail/2016123137744
【新年を迎えて】新しい県民性育てたい
http://www.minpo.jp/news/detail/2017010137759

●福島民友新聞(福島県 福島市)
シニア世代の雇用/いきいき活躍できる環境を
http://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20161231-138460.php
新年を迎えて/「福島力」で明日をひらこう
http://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20170101-138644.php

●茨城新聞(茨城県 水戸市)
2017年を迎えて 注目の知事選、再稼働問題
http://ibarakinews.jp/hp/hpdetail.php?elem=ronsetu
※バックナンバーなし。

●神奈川新聞(神奈川県 横浜市)
新しい年に 「曲がり角」の先見据え
http://www.kanaloco.jp/article/222364

●新潟日報(新潟県 新潟市)
暮れゆく2016年 着実な歩みが未来を拓く
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20161231299667.html
2017年を迎えて 歴史の海に錨を下ろそう
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20170101299776.html

●北國新聞(ほっこく しんぶん/石川県 金沢市)
開業3年目の課題 工芸と「マイス」で磨きを
http://www.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm
※バックナンバーなし。

●福井新聞(福井県 福井市)
2016年回顧 既成の秩序に疑念や反発
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/112282.html
難題背負う2017年 格差社会に幸福はあるか
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/112381.html

●中日新聞(愛知県 名古屋市)
被爆国の気概がある 大みそかに考える
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2016123102000090.html
不戦を誇る国であれ 年のはじめに考える
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017010102000093.html

●京都新聞(京都府 京都市)
常識覆す1年 既存体制への不信吹き出す
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20161231_3.html
新年を迎えて 分断克服し共存への対話を
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170101_2.html

●神戸新聞(兵庫県 神戸市)
分断の時代/信頼の「糸」をつむぎ直す
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201612/0009793436.shtml
生きる権利/個人の危機のときこそ出番
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201701/0009795519.shtml

●山陽新聞(岡山県 岡山市)
この1年・世界 際立った反グローバル化
http://www.sanyonews.jp/article/468245/1/?rct=shasetsu
人口減少と地域 チャンスの芽を伸ばそう
http://www.sanyonews.jp/article/468552/1/?rct=shasetsu

●中国新聞(広島県 広島市)
中国地方この1年 縮小社会に抗する力を
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=308508&comment_sub_id=0&category_id=142
ポピュリズムの世界 民主主義は試練の時だ
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=308656&comment_sub_id=0&category_id=142

●山陰中央新報(島根県 松江市)
小池知事5カ月/課題解決へこれから本番
http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=562997033&from=top

●徳島新聞(徳島県 徳島市)
海外回顧 排外主義に懸念強まる
http://www.topics.or.jp/editorial/news/2016/12/news_14831458896878.html
新年を迎えて 混迷から抜け出す道を
http://www.topics.or.jp/editorial/news/2017/01/news_14832320803366.html

●西日本新聞(にしにっぽん しんぶん/福岡県 福岡市)
2016年回顧 「想定外」駆け巡った1年
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/298820
創刊140年に寄せて 「九州力」呼び覚ます年に
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/298930

●佐賀新聞(佐賀県 佐賀市)
2016年回顧 海外
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/391427
2017年を迎えて 「転換点」に立ち会う覚悟を
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/391618

●熊本日日新聞(くまもと にちにち しんぶん/熊本県 熊本市)
国内国際この1年 流れにのみ込まれぬ姿勢を
http://kumanichi.com/syasetsu/kiji/20161231001.xhtml
新しい年を迎えて 激動の時代を柔らかな心で
http://kumanichi.com/syasetsu/kiji/20170101001.xhtml

●宮崎日日新聞(宮崎県 宮崎市)
安倍内閣4年
http://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/_23531.html
日常という幸せ
http://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/_23543.html

●南日本新聞(みなみにっぽん しんぶん/鹿児島県 鹿児島市)
[2016年回顧] 熊本地震が多くの教訓を突きつけた
http://373news.com/_column/syasetu.php?storyid=81179
[新年を迎えて] ヒマラヤを越える鶴に
http://373news.com/_column/syasetu.php?storyid=81192

●沖縄タイムス(沖縄県 那覇市)
[悲しみの現場]花手向ける人絶えず…
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/78079
[正念場の年に]先人に学び局面打開を
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/78118

●琉球新報(沖縄県 那覇市)
2016年回顧 重圧増す日米同盟 沖縄基地強化に屈しない
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-420409.html
新年を迎えて 「復帰の誓い」今こそ 米軍優先に終止符打とう
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-420559.html


◎「47NEWS(よんななニュース)」
http://www.47news.jp/

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都知事選2016:主要3候補には投票しないけど白紙や棄権もイヤだから、どうしよ~!? [社会問題&戦争関連]

税金袋.pngひと頃、「主要3候補」には投票したくない!という私や周囲の友人・知人たちの間では、「マック赤坂に入れちゃうぞ~!(笑)」というギャグが流行っていたのですが、そのうち、笑っていられなくなってしまいました(汗)。

候補者が誰であっても明確に支持の決まっていた人は期日前投票にも行けたでしょうし、アンチ自民の人の中には「鳥越サンは不安だけど自民に対抗するには投票せざるを得ない…」とあきらめモードで話す人もいますが、私は主要3候補は信用できないと思うし、「政党の仕掛けには絶対に乗るもんか!」という気持ちも強いので、どうしようかと決めかねていたのです。

それにしても、候補者に関するテレビ報道はNHK以外、ずいぶん極端に偏っていましたねぇ。3候補以外は名前と顔写真ぐらいしか伝えないという、おざなりの対応だったので、詳しい情報はネット等でチェックするしかなかったんですもん。

そのため、上杉 隆さんをはじめとする候補者の有志が「BPO(放送倫理・番組向上機構)」と民放の在京キー局4社に対し、報道の偏向を訴え、是正を求める要望書を送ったというニュースもありました。そのあとから急に、民放の番組内でも3候補以外の人たちの街頭演説のシーンも流れるようになりました。あまりにもあからさまで呆れました~(苦笑)。

ところで、鳥越サンが週刊誌に過去の女性問題について書かれ、事実無根だからと2誌を告訴するそうですが、私だったら相手の女性に対し、「完全な嘘つきだ!」と怒って告訴すると思うんですけど、なぜ週刊誌を相手取るんでしょ?

鳥越サンに出馬を譲った元日弁連会長の宇都宮さんも、その問題について回答を求めたそうですが、対応について納得できなかったので応援演説はしないと決めたようです。
●宇都宮さんのTwitter
「鳥越さんの応援要請について、政策面に関しては誠実なご回答を頂きましたが、女性の人権にかかわる問題についての対応という点で、残念ながら一致にいたっていません。以上ご報告申し上げます。」
https://twitter.com/utsunomiyakenji?ref_src=twsrc%5Etfw

私としては、たとえ女性問題が本当にデマであっても、ピント外れの主張ばかりの人には賛同できません。同じがん患者でも共感できない人がいるのは当たり前のことですよね。

下馬評では小池サン有利とのことで、増田サンを応援するために登場した元都知事の石原慎太郎氏が、鳥越サンを「売国奴だよ、こいつは」、小池サンを「大年増の厚化粧」などと評する暴言を吐き、またもや物議を醸しました…。

同氏の性格からすると、ちょっとしたウケ狙いの発言だったのかもしれませんが、根本的に差別意識のある人なので、言って良いことと悪いことの区別もつかないようです。言葉を生業(なりわい)としてきた人とは到底、思えないデリカシーのなさ。そんなことじゃなくて、かつては東京都の長だった経験者なら政策について追及すべきじゃないの!?

そもそも、今回の都知事選の候補者らは互いの悪口合戦に終始したので、ほとほとウンザリしました。

小池サンは後日の街頭演説の際、「今日は薄化粧で来ました」と絶叫したそうですが、ヒステリックになるのではなく、つまらぬ誹謗中傷に対しては「石原サンみたいにツラの皮が厚くないから、お化粧で防御するしかないんですよね~(笑)」とでも皮肉を交えてジョークで切り返してほしいなぁ。

でも、テレビ番組では「私は顔にアザがあるので、それをカバーするために医療用のもの(化粧品)を使っている」とも話したそうです。ということは、石原氏は「大年増の厚化粧」という言葉に敏感に反応し、憤慨した年配の女性たちだけでなく、病気などでメイクアップに苦慮している女性、女装系のゲイの方々も敵に回してしまったというわけで、応援のはずが完全に裏目に出ちゃいましたね~。面白すぎる~!(大笑)。

まぁ、岩手県に大借金を負わせてトンズラし、東電から給与をもらい、東京都のオカネ3800億円を地方へバラまいたという増田サンは最初から論外ですが、小池サンも思想が怖いので私は支持できません。婦人参政権運動の時代じゃないんですから、政治家を選出する際、同性というだけで支持する意味はないとも私は思います。

都の職員の中では「主要3候補の誰になっても都政の運営力は舛添以下だろう」という意見も出ているようです。舛添サンも初志貫徹すれば、汚名ではなく名声を残せた知事となれたかもしれないのにねぇ。オカネへの執着心って、つくづく恐ろしいと思います。

年間予算が約13兆円、約1300万人の都民の血税の使い道を託す代表者となる人物は誰が適任なのか…。

本日は在宅仕事中なので、ボクシング関係の飲み会にも参加できなかったし~(涙)、楽しみは池上 彰さんの選挙報道だけ!
この前、「白紙投票や棄権は最も有力な候補者に投票するのと同じこと」という意見を知って、今さらながら、そうか、そうだよね~、白紙や棄権は絶対ダメだわ!と思うに至りました。というわけで、20時までには必ず投票所へ行って参ります~!


●東京都知事選 NHK選挙情報 立候補者紹介
http://www3.nhk.or.jp/shutoken2/senkyo/

本日の選挙番組をピックアップしました(説明文は各局の宣伝文を転載)。

その前にアメリカの大統領選の関連番組が…。

16:00~17:15
●「日曜夕方の池上ワールド」(テレビ東京)
http://www.tv-tokyo.co.jp/douga/smp/f_programs/3022
[番組内容]
池上彰が世界に大きな影響を与えるアメリカ大統領選を緊急取材! “過激な大統領候補”トランプ氏を池上彰が斬る!とっておきの解説ネタを生放送でお届け!
▼日米で重要な選挙の真っただ中!日曜夕方シリーズではアメリカ大統領選挙を池上彰が緊急取材!とっておきの解説ネタを生放送でお届けします!
▼ついに「ヒラリーVSトランプ」の一騎打ちに! アメリカ大統領の座を賭けた二大政党のタイトルマッチ、いよいよ決戦へ…。民主党・共和党の党大会を池上彰が緊急取材! 両候補者の演説を徹底解説!
▼11月の決戦まで何が起こるか分からない!? ヒラリー氏、トランプ氏、それぞれが抱える“爆弾”とは?
[出演者]
キャスター:池上 彰、相内優香(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト:宮崎美子、パックン、小島瑠璃子

18:10~18:42
●「これでわかった!世界のいま」(NHK総合)
“嫌われ者度”は互角 米大統領選で勝つのは?
http://www4.nhk.or.jp/sekaima/
[番組内容]
米大統領の候補者が、共和党はトランプ氏、民主党はクリントン氏に正式に決まった。一枚岩ではない党内をまとめ、11月の投票で勝利するためのカギは何なのか?
[出演者]
ゲスト:宮澤エマ
キャスター:坂下千里子、井上裕貴

池上さんの選挙特番は必見ですね~♪

18:30~21:00
●「池上彰のニッポンの大問題 ~都知事選スペシャル~」(テレビ東京)
http://www.tv-tokyo.co.jp/smp/program/detail/24220_201607311830.html
[番組内容]
東京の歴史や歴代都知事の施策を徹底解説。
東京を紐解く池上彰の東京散歩をお楽しみに!
▼池上彰が東京都知事選挙の開票スペシャルを緊急生放送!
▼東京の町を池上彰と散歩すると…東京都市計画の歴史が見えてきた!
歴代都知事が決断したプロジェクトとは?「現代版・東京物語」を描く!
▼“池上無双”再び!? 都知事選の開票状況や当確情報を速報!
東京五輪の予算問題は? 待機児童問題は? 池上彰が政治家に鋭く切り込む!
[出演者]
キャスター:池上 彰、森本智子(テレ東アナウンサー)、大橋未歩(テレ東アナ)
スタジオゲスト:峰竜太、東貴博、パックン、坂下千里子
VTR出演:吉本実憂、片渕 茜(テレ東京アナ)

「池上彰の選挙ライブ」
・Facebookページ
https://www.facebook.com/ikegamiLIVE/
・ツイッター
https://twitter.com/TVTOKYO_senkyo?ref_src=twsrc%5Etfw

東京ローカルの「TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)」も選挙特番アリ。ケーブルテレビで観られる地域もあるようです。

19:59~22:00
注目の新知事誕生の瞬間を伝えます!
●2016年都知事選 開票特別番組 選挙CROSS(TOKYO MX1)
http://s.mxtv.jp/16chijisen/
[番組内容]
注目される都知事選の結果をTOKYO MXの朝の顔・堀 潤キャスターと宮瀬茉祐子キャスターがいち早くお知らせ! 論客たちとともに、新知事の政策を徹底分析します!
視聴者参加型の聖域なきニュース番組「モーニングCROSS」と都民が知りたい東京のニュースを分かりやすく伝える「TOKYO MX NEWS」が総力を挙げてお送りする知事選開票特別番組!朝の顔、堀 潤キャスターと宮瀬茉祐子キャスターのコンビが夜にも登場! ゲストは日本を代表する政治学者、東大名誉教授・御厨 貴さん、情報社会における政治のあり方を問う東工大准教授・西田亮介さん、政治大好きタレントの春香クリスティーンさん。開票状況を逐一速報し、主要候補者の各事務所と中継を結んで新都知事が決定する「その瞬間」を伝えます! 知事経験者がスタジオ乱入の可能性も!
[出演者]
MC:堀 潤
サブMC:宮瀬茉祐子
ゲスト:御厨 貴(東京大学名誉教授)、西田亮介(東京工業大学准教授)、春香クリスティーン(タレント)

20:00~20:50、21:49~22:20
8月1日(月)0:10~0:55
●地方選挙特別番組 東京都知事選開票速報(NHK総合)
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/
過去最多21人が立候補した東京都知事選挙の結果をいち早くお伝えします。出口調査などに加えて、新たな映像分析も導入して選挙関係のデータも多角的に分析します。
[番組内容]
4年後の東京オリンピック・パラリンピック、少子高齢化、首都直下地震対策など、課題山積の東京都政の針路を決めるのは誰になるのか。過去最多21人が立候補した東京都知事選挙の結果をいち早くお伝えします。出口調査や情勢取材から有権者の判断や選択を読み解くとともに、今回は新たな映像分析も導入して候補者の演説やSNSなど選挙関係のデータを多角的に分析します。
[出演者]
キャスター:高瀬耕造、松村正代、桑子真帆、高井正智

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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またフランスで悲痛なテロ事件が…。リオ五輪は? 日本は? [社会問題&戦争関連]

フランスの位置.png7月14日はフランスの「革命記念日/Fête nationale(パリ祭)」で、フランス革命(1789~1799)の発端となったバスティーユ牢獄の襲撃の日を記念して制定されたもの。
当日は国内各地で花火が打ち上げられ、それを楽しみにする国民も多いそうです。
そんな祝日を狙って、南東部の有名なリゾート都市のニース(人口約35万人)の海辺でテロ事件が発生しました。

地中海に沿って3.5kmほど続く遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)」で花火見物を楽しんでいた人込みに、白い大型トラックが猛スピードで突っ込み、2kmにわたってジグザグ運転をしながら人々を轢(ひ)き倒しました。この日は花火に加えてミニコンサート等のイベントもあり、3万人ほどが集まっていたそうです。

そのトラックは写真で見ると、一緒に写っている警官らの身長の2倍ほどの高さで、冷凍品が運べるコンテナが付いています。後ろの観音開きの扉に「VIA LOCATION」というロゴが見えるのでネットで検索したら、どうやらフランスのレンタカー会社のロゴのようです。

何トン車かはわかりませんが、たとえ2トンでも、引っ越し用なら1~2人分の家具や荷物が収容できる大きさですよね。そんな大型のトラックが暴走して自分の眼の前に現れた、その瞬間、身をかわすことなんてできるのでしょうか。

現場で事件に遭遇した人たちが目撃した惨状。
「人々がボウリングのピンのように撥(は)ね飛ばされた」
「たくさんの人が地面に倒れていた。自転車や車椅子に乗った人、花でいっぱいのかごを持った人もいた」
「5mごとに遺体が散乱していた」
「ずっと地面に座り込み、冷たくなった家族の手を握っている人もいた」

84人が亡くなり、50人以上が重体、200人以上が負傷したと伝えられ、亡くなった10人は子ども2人を含む未成年者。今、病院で治療を受けている人たちの中にも約50人の子どもたちがいるそうです。

トラックの運転手は警察との銃撃戦の末に射殺。車内から模造品と思われるライフル銃と手榴弾、身分証が発見されました。ニースに住むチュニジア系の31歳の男で、フランスとチュニジアの二重国籍保持者。職業は配達も行うトラック運転手で、2010年から強盗・窃盗など複数の犯歴があり、今年の初めには暴力事件で執行猶予付きの有罪判決を受けました。しかし、テロリストの要注意人物リストには載っていなかったそうです。
また、離婚した妻との間に3人の子どもがいるとの報道もありました。

武装した者が爆弾を調達して攻撃に使うのではなく、見た目には誰も疑いにくいスーパーマーケット等の納入業者のようなトラックを凶器にするという発想。悪意を持つ人間なら容易に実行できる手段だけに、私たちの日常生活にまた新たな恐怖と不安が加わることになってしまいました。

私は以前、10年ぐらい長く住んだ町では、「クロネコヤマト」や「佐川急便」の担当区域のドライバーの方々と顔馴染みになり、荷物の置き場所とかワガママも聞いていただいていました。最近では生協の「パルシステム東京」の配達をしてくれる、“こんせんくん”というキャラクターの描かれたトラックを見かけるたび、いつもありがとうございま~す♪と親しみをもって眺めていました。子どもたちの中にもトラックが大好きで「運転手さんになりたい!」と夢を抱いている子もいますよね。それを恐怖の対象にするなんて!!

私たちは外を出歩くとき、行く先々で隣り合ったりすれ違ったりする人々が悪意に満ちているとは想定していません。だから、電車に乗れば知らない人の隣に座るし、クルマの運転中なら対向車両と譲り合えると信じています。駅の構内や公共施設、イベント会場、飲食店などの中にいるときも、周りの誰かが爆発物を持っているなんて思いもしません。人間は良心に基づいて行動するもの、そう思い込んでいるわけです。

しかし、無差別に大量殺戮を目論(もくろ)む連中に「良心」という価値観は全くないんですね。自分に子どもがいても、ほかの子どもを平気で殺す。お前には良心や良識というものがないのか?と問うたところで、その意味すら通じないのだと思います。

テロを企(たくら)むような連中は、世界の人々により強いショックが与えられる“効果”の高い場所を選ぶので、一般市民である我々は特に「ソフトターゲット」と呼ばれる所では、つねに警戒心を持って行動する必要に迫られています。

・ソフトターゲット(soft target)
警備や監視が手薄でテロ攻撃の標的となりやすい民間の建物や車両、人など。不特定多数の人が集まる場所。
例:公共の交通機関(空港、鉄道、駅、バスなど)、国際機関、インフラ施設、メディア、企業、ライブ会場などイベントの開催地、レストラン、カフェ、ホテルなど。
・ハードターゲット(hard target)
テロリズムの攻撃対象のうち、警備や監視が厳重で攻撃が困難な人や場所。
例:軍人や米軍基地などの軍事施設。(←日本だと皇居や国会議事堂、首相官邸とかも?)

「ソフトターゲット」という外来語だと、日本語を母国語とする人は「ソフト」という言葉に悪いイメージは持っていないと思うので、危機感が伴いにくい気がします。何でもかんでもカタカナ語を使うのは反対!

ともあれ、国家が「テロには屈せず、断固として戦う!」と宣言したところで、一般市民の身なんて守ってくれませんものね。自衛するしかないのです。

今年5月の「伊勢志摩サミット」やオバマ大統領の広島訪問のときも、ここでテロが起きたら…と不安でしたが、ああいう場は国際的にもトップレベルの厳戒態勢でしょうから、私が心配することなんてないのですが、近々のことで言えば、やはり「リオ五輪」(8月5日~21日)は大丈夫なんでしょうか?
私はアマチュアスポーツに関心がないので、オリンピック競技もあまり観ないのですが、世界中から集まる選手たちやブラジル国民、観光客に何かあったら…と思うと本当に心配です。

テロとは関係なくても、ブラジルの大統領は国家予算の不正問題で弾劾裁判にかけられて職務停止中だし、6月中旬には五輪期間中の観光客の救急指定病院が武装グループに襲撃されて死傷者が出る事件もあり、今月初めにはリオの警察官と消防士らが給料未払いに対する抗議デモを行ったというニュースもありました。「ジカ熱」の感染も不安ですね。

東京では今月30日に「隅田川花火大会」(台東区・墨田区)が開催される予定で、毎年100万人近くの見物客が集まると言われていますが、その会場一帯に、警視庁が「緊急時初動対応部隊(通称「ERT」)を配備することが決まったそうです。「ERT」とは機動隊の銃器対策部隊から選抜されたテロ対策の専門チームだとか。
それは安心!…ということじゃなくて、日本でもテロの発生が現実的になってきたということですよね。

私は人込みが苦手なので、滅多に大会場のイベントには出かけないのですが、これから夏本番で野外での催し等も多い時季ですよね。音楽ライブなどの場で、周りに不審者がいないかと緊張しながら歌ったり踊ったりなんてできないし、全然、楽しめない! イヤな時代になったもんだと、ほとほとウンザリしています…(涙)。


[参考サイト]

●日本の安全保障と国際社会の平和と安定(平成28年7月12日/外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/is_sc/page7_900144.html
・国際組織犯罪に対する国際社会と日本の取組(平成28年6月1日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hanzai.html
・日本の国際テロ対策協力(平成28年7月15日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/terro/index.html
・海上の安全保障(平成28年5月6日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaiyo.html
・サイバー分野における取組(平成28年7月12日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/page5_000250.html

夏休みに海外へ行く人は、このサイトを必ずチェック! つねに最新情報が反映されています。
●外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/

海外へ旅行や出張で出かける際に日程・滞在先・連絡先などを登録すると、滞在先の最新の安全情報や緊急事態発生時の連絡メールなどが受け取れるシステム。家族や職場のメルアドも登録可能。
●「たびレジ」外務省海外旅行登録
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/


●爆弾テロ対策Q&A
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j2/
(在ニューヨーク総領事館)

●国土交通省の主なテロ対策(平成25年12月)
http://www.mlit.go.jp/kikikanri/seisakutokatsu_terro_tk_000001.html
・鉄道のテロ対策
http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk1_000007.html
国内の鉄道の利用者は一日あたり約6000万人。不審物・不審者の発見時は近くの鉄道係員等へ知らせること。鉄道係員がいない場合は駅や車内に設置されているインターホン等を利用して鉄道係員等へ連絡を。

●国際テロ対策 「国際テロ」に関するQ&A
https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/gaiji/kokusaiterro.html#tmp_header
(愛知県警察本部)

「危機管理産業展2016」特別併催企画
●「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’16」
http://www.seecat.biz/
日時:2016年10月19日(水)~21日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 西3ホール
(東京都 江東区 有明3-11-1)
http://bigsight.jp/access/transportation/index.html

萩原栄幸(日本セキュリティ・マネジメント学会 常任理事兼企画部会長)の情報セキュリティ相談室
●テロ対策に見る ここがヘンだよ日本の感覚
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1503/20/news042.html

私がテロリストだとして日本を襲うなら、原発の施設に飛行機で突っ込むとかミサイルをぶち込むとか考えるかも…と物騒なことを思ったのですが、そんなことはとっくに過激派組織「イスラム国(IS)」がベルギーで実行に移そうとしていたようです。

●「原発のテロ対策」は、驚くほど整っていない
チェルノブイリ30周年で考えるお寒い現実
http://toyokeizai.net/articles/-/115832
(ベネット・ランバーグ/「東洋経済オンライン」)

※画像:フランスの位置/File:France (orthographic projection).svg 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:Damouns, Ssolbergj

イスラム国「世界同時テロ」 (ベスト新書)

イスラム国「世界同時テロ」 (ベスト新書)

  • 作者: 黒井 文太郎
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2016/03/09
  • メディア: 新書


たった一人のテロ対策

たった一人のテロ対策

  • 作者: 平山 隆一
  • 出版社/メーカー: 並木書房
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


EU騒乱: テロと右傾化の次に来るもの (新潮選書)

EU騒乱: テロと右傾化の次に来るもの (新潮選書)

  • 作者: 広岡 裕児
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: 単行本


もしもテロにあったら、自分で自分の命を守る民間防衛マニュアル

もしもテロにあったら、自分で自分の命を守る民間防衛マニュアル

  • 作者: 武田 信彦
  • 出版社/メーカー: ウェッジ
  • 発売日: 2016/08/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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都知事選2016:石田サンには同情しないけど、「東京都コンシェルジュ」はいかが? [社会問題&戦争関連]

キザ男くん.png◎ 東京都知事選(7月31日に投開票)

先だって石田純一さん(俳優/62歳)が「野党の統一候補なら出馬したい」という条件を提示し、わざわざ会見までしたのに4日間で取り下げる事態となりました。その間に「テレビCMなどの差し替えによる損害賠償が天文学的な数字になるかも…」と発言したことで、けっこう同情の声が上がったことに対し、私は非常にビックリしました。

私が広告制作会社に勤めていた頃の記憶なので、最近の業界事情とは異なるかもしれませんが、基本的にCM等は1年単位の契約で、クライアント(広告主である企業など)とタレント(および所属の芸能事務所)との間に広告代理店が入り、細かい条件を記した契約書を取り交わします。そこには政治的な言動は控えるといった条項もあるはず。

と言うのも、企業のCMに出演するということは、その会社の“顔”となり、企業イメージを大きく左右することに繋がるため、政治や宗教など特定の“色”がつくのは嫌がられるのです。思想・信条や信仰などを積極的にアピールするタレントを起用すると、「そんな会社の商品は買わない!」と背を向ける消費者もいますから、営利目的の企業として、それを避けようとするのは当たり前のことですよね。

こうした条件を理解した上で契約書にサインするわけですから、その内容に反する行為は責任を追及され、賠償の義務も生じます。石田さんのように芸能界に長くいる人なら、スポンサーの付く仕事には契約も付いて回ることは充分に承知していたはず。

たとえば、“CM女王”などと呼ばれるタレントなら、CM契約1本で年間6千万ぐらい?かなと思いますが、最近はテレビだけでなくネット等も連動しているため、いろんなメディアを含めて高額ギャラの人なら1本8千万~1億ぐらい?(海外の有名タレントなら、さらに高額)。当てずっぽうですが、今の石田さんクラスだと1本1千万~2千万するかどうか、といったところでしょうか?

以前、タレントのベッキーが不倫スキャンダルでCMが打ち切られるなどして、損害賠償が2億円と報道されましたが(最近では5億円に)、契約違反を犯したのですから賠償請求も契約書の通りでしょう。それだけでなく、彼女の所属する芸能プロダクションは今夏のボーナスが出なかったそうですから、クライアントや共演者、外部の制作スタッフだけでなく内部の社員にも迷惑を掛けたわけです(相手の男に半分でも負担させればいいのに!)

一つの例として15秒や30秒のCMを1本作るだけでも、参加する人はタレント本人だけでなく、プロデューサー、ディレクター(クリエィティブ・ディレクター、アートディレクター)、コピーライター、カメラマン、スタイリスト、ヘア&メイクアーティストといった職種の人たちが関わり、何人かにはアシスタントが付いていることも多いので、制作スタッフだけでもかなりの人数となりますし、それだけのギャランティも発生します。
オリジナルの衣装や背景・小道具も製作するとなれば、衣装デザイナーや美術担当といったスタッフも増えますし、ほかの共演者やモデルなども起用する場合はキャスティング・ディレクターなども関わります。

こうしたスタッフのギャラは代理店や制作会社から支払われるのですが、最終的にはクライアントへ請求されます。同時に、クライアントは宣伝用のCMを打つため、テレビ局に数十万とか数百万を払うわけです(CMの種類や提供番組の視聴率の高低、放映の時間帯などによって金額はさまざま)。
これがドラマや映画なら共演者やスタッフも大変な人数となるわけですから、打ち切りやお蔵入りなんてことになったら、仕事を失ってしまう人もいるでしょうし、自身の作品として宣伝に繋げたかった人などにも多大なダメージを与えますよね。

このように膨大なオカネが動き、たくさんの人が関わっているため、契約タレントが周りに断りもなく「選挙に出るかも~」と世間を騒がせただけでも大問題となるのです。
もちろん、意欲を表しただけなら賠償せよと言うクライアントはいないと思いますが、正式に出ると決まったら、告示後は立候補者の公平を期するのが原則ですから、少しでも立候補者の宣伝に結び付くような映像などは流せなくなるため、タイミングが悪ければ差し替えや打ち切り、お蔵入りとなる作品も出てくる、その場合は賠償せねばならないというわけですね。

石田さんが意志を貫くことで、契約違反の制裁として膨大な借金を抱えることになろうと、自業自得ですから全く同情しませんけど、プロとしてリスクと責任については、よ~くわかっているはずなのに、なぜ中途半端なことを!?と私は驚いたのです。

立候補を取り下げる記者会見の際、何が足りなかったかと質問されて、「用意周到な準備ですか。根回しといってもいいです」と答えていますが、還暦も過ぎた年齢なら、もっと分別があってしかるべきでは…。
降りたことで大方の賠償は免れたと思いますが、「また何をしでかすかわからない」という印象を与えてしまったので、広告関連のオファーは確実に減ると思われます…。

たぶん、ご本人は良く言えば正直で純粋な人、悪く言えば“お調子者”のような感じがするので、そういう資質を利用しようとした誰かに、かつがれたんじゃないかと思うんですよ。
きちんと計算できる人なら、まず奥さんに相談し、説得できたら所属事務所に申し入れ、代理店を介してクライアントに直接、詫びを入れつつ熱意を訴え、損害賠償は何とか免除してもらえないかとか、最小限に抑えられないかなどと交渉してから出馬の意欲を表明すると思うのですが、見切り発車でも何とかなるよ!と急かして背中を押した人たちがいるんじゃないかなぁ。

元・東京都知事の猪瀬直樹さん(69歳)が、政治資金問題で辞職に追い込まれた腹いせか、最近になって爆弾発言を投下していますが(苦笑)、石田さんについても、「石田純一氏の登場、そもそも攪乱(かくらん)要因として誰が企(くわだ)てたのか」などとコメントしていました。

石田騒動の4日間は日程的に参議院選の大事な時期だっただけに、アレコレいろんな憶測も飛んでいましたが、誰なのか、どこの団体なのか、具体的な名前も挙がっていますけど、よ~く調べて考えて都知事選の投票の参考にします。

それにしても、石田さんのコメントを拾っていると、なんとも芝居がかった言葉が多いように思うのですが…。

「進むも地獄、退くも破滅みたいな感じ」
「ルビコン川のジュリアス・シーサーではないですけれど」
「身を賭(と)して、退路を断(た)って出馬するつもりでしたが」
「ビスマルクという政治家の言葉で、『人が嘘をつくのは3つの時だ。狩りの後、戦争中、選挙の前』というのがあります。選挙の前というのは、嘘というか、大風呂敷を広げるのは世界中、共通なのかなと思います」
「新しい風を巻き起こせたかどうかはわかりませんが」

なんとなく“演技性パーソナリティ”の傾向があるような???

おだてられて意気揚々と木に登ってみたら、別の良識ある人たちから諌(いさ)められたり説得されたりして、初めて自分のしでかしたことの大きさや深刻さに気づき、出馬を勧めた人たちに助けを求めようと振り向いたら、すでにハシゴは外され、誰の姿も見当たらず、愕然とするしかなかった…という芝居の一幕のようにも見えました。

一時、ほとんどギャグとして東国原英夫さん(元・衆院議員、元・宮崎県知事、タレント/58歳)に、マスコミから「立候補は?」という質問が浴びせられ、「叩けばホコリが出る」と煙(けむ)に巻いて否定しましたよね。もし本気で出馬するなんて言ったら、女性問題をはじめ、スキャンダル続発で完全につぶされたことでしょう。それをちゃんと自覚している部分だけは素晴らしいと思いました(笑)。

海外では有名な俳優などが政治的な発言をするのも珍しくありませんし、アメリカの大統領選挙に関しても、支持をハッキリと表明する著名人がたくさんいます。
本当は日本でも同様であるべきだと思うのですが、なぜ日本の企業は政治色を嫌うのか? その一部には私たち消費者にも政治色を避ける傾向があるからではないか、そう考えてみる必要もあると思います。

ヘイトスピーチは別として、誰でも自由な発言ができてこそ民主主義なのに~!

そういう意味では、つねづね吉永小百合さん(71歳)だけは別格だなぁと感じています。あの方は最近、富に積極的な政治的メッセージを発信していますよね。たとえば…

「戦争をする国になってはいけない」
「武器を持たないということが、積極的平和主義だと思います」
「原爆で犠牲になられた方や苦しむ方がいることを忘れてはならないと思います」
「憲法9条を守って、武器ではなく対話で平和な世界を作っていきたい」
「まだ福島の人たちが10万人以上も故郷に帰れないでいるってことを忘れて、1億総活躍とか言ってはいけないんじゃないかなって気がする」
「原発のこともみんなで痛みを分かち合わないと。『私たちは汚染が怖い』とかじゃなく、この国に暮らしてる人たちがもっと考えていかないといけないと思う」

若者に投票を呼びかける自筆のメッセージを送ったり、「映画人九条の会」にも名を連ねたりしている人ですが、そのせいでCM降板とかオファーが減ったという噂は聞こえてきません。
団塊世代に多い“サユリスト”の絶大な支持も理由の一つだとは思いますが、芸能人でも、どんな職種でも、右寄りでも左寄りでも、自分の考えが素直に表現できる、そういう社会じゃないと、北緯38度線より北側の国みたいになっちゃうんですよ~(怖)。

ところで、石田純一さんには、せっかくですから「東京都コンシェルジュ」というポジションを担っていただくのはどうでしょうか? 私や皆さまの個人的な好みとは関係なしに(笑)、客観的にルックスが良いし、英会話もお得意だそうですし、数々の浮名を流したようにエスコート術にも長(た)けていらっしゃることでしょう。東京都の観光ガイド役として海外からのVIPを接待するホスト役。適任だと思うけどなぁ…。

※ネーミングは「東京コンシェルジュ」だと10年ほど前に同名のラジオ番組があったらしいので、「東京都コンシェルジュ」はどうかな?と。…ハイ、どうでもいい話なんですけどね~(笑)。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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都知事選2016:引きずり降ろされた宇都宮さん、残る3人から選んでいいのか!? [社会問題&戦争関連]

東京都のシンボル.png◎ 東京都知事選(本日7月14日に告示・31日に投開票)

このジメジメ蒸し暑い時季に、私のイライラ細胞(?)を増殖させているのが、大混迷中の都知事選であります。いろんな人が出るだの、やめるだのと入れ替わりが激しく、とんだ茶番劇といった様相を呈してまいりました~(呆)。各政党がアレコレ画策しては右往左往していましたが、肝腎の都民は無視されているとしか思えない候補擁立でしたね。

昨日の時点で立候補の会見に臨んだ方々を私の独断と偏見で眺めてみましょう…。

●小池百合子さん(元・防衛相/63歳)
なんだかもう意地になって引くに引けなくなった様子に見えますが、私の周りでは男女の別なく嫌っている人が多いのです…。孤軍奮闘を強調したり、自画自賛で実績をたくさんアピールされたりしても、話題となるのは「なぜ下まつ毛に、あれほどたっぷりマスカラを塗るのか?」
専属のスタイリストやヘアメイク担当がいるのかもしれませんが、ファッションセンスもバブル期によく見かけたマダム系ですよね。そこも共感が得にくい部分?
また、共同会見で「そろそろ女性を都知事にしてもいいんじゃないの?」と発言していましたが、同性の支持も得にくい人だろうなぁ…と思います。
イギリスではテリーザ・メイさんがサッチャーさん以来、女性として2人目の首相となったばかりですが、ドイツのメルケル首相と同じく、女性だから登用されたのではないでしょ?
小池さんはキャスター時代からずいぶん経ったにしろ、顔立ちはもとより話し方が全く変わりましたよね。男・女に関係なく、政治家になると人相や人格まで変わっちゃう人が多い気がします。
マスコミには秘書給与のオカネ問題とか、ヘイトスピーチをしていた在特会の催しで講演しちゃったことなど、つつかれていますが、まだ何か出てくる?

●増田寛也さん(元・総務相、元・岩手県知事/64歳)
自民・公明の党、自公の都議連、都のおおかたの区市長が支援するそうです。つまり、今の内閣の方向性を踏襲する人だということですよね。
地方自治の手腕が高く評価されているそうですが、東京一極集中を批判し、総務相のときに「東京都はオカネがいっぱいあるから地方へ回すように」と法制化したため、今では都民の税金の年に3200億円は地方へ分配されているとのこと。それが立候補すると決まったら、「東京と地方が共に繁栄する共生社会を実現」というふうに、これまでの主張を方向転換。ふ~ん。都知事になったら都のオカネはどうするんだろう?
また、出馬が決まったからか、2014年6月から務めていた「東京電力ホールディングス」の社外取締役を7月8日付で辞任したとのこと。そうですか~、東電から報酬をもらっていたんですね~。原発推進派ということですよね。ある友人が「東北には、まだまだ仮設暮らしの人が多いのに、東電はボーナスが出たんだよ」と嘆息していました。私は電力会社を替えたことで気分的に少しだけラクになりましたが。
増田さんは岩手の県知事だった12年間に、県の借金の残高を2倍の1兆4千億円にしてしまった話とか、西松建設の問題や飛行機のファーストクラス利用なども蒸し返されそうですねぇ。

秋篠宮家の眞子さまでも、今年の1月に留学先の大学院の修了式に出席の際には、エコノミークラスで渡英とのことですよ~。

●宇都宮健児さん(元・日本弁護士連合会会長/69歳)
これまで2度の都知事選で敗れ、今度こそはと、やむにやまれぬ思いで立候補したのだと思いますし、共同会見でも都政に関して具体的な提言があるのは宇都宮さんだけのように見えました。
純粋な左派の人なので敬遠する人も多いかもしれませんし、出馬しても私が投票したかどうかは別として、今回の立候補者の中では唯一(?)、金銭問題にも下半身スキャンダルにも無縁と思われるクリーンな人だったのではないでしょうか。大きな勢力が宇都宮さんを引きずり降ろしたせいで、もしかすると、東京都が浄化されるチャンスは永遠に失われたのかもしれないな…とも思います。
ご本人の弁では外部からの圧力はなく、あくまでも自分の意思で「大局的な観点から撤退という判断をした」とのことでしたが、直接、何かを言われたわけじゃなくても、野党4党が鳥越さんを擁立した時点で、「勝手に一人で頑張れば~?」と突き放されたに等しい。
すでに選挙用のWebサイトも作り、ポスターも何十万枚だか印刷済みで、クルマも200万円かけて用意したとか。支援者がカンパを募っていますが、今回の出費に関しては無責任な野党4党で負担すべきじゃないの!? もしくは共産党だけでも!
http://utsunomiyakenji.com/
政策や思想・信条の違いとは関係なしに、結果的に政党の思惑に振り回されたのは、とてもかわいそうです~(涙)。「断腸の思い」という言葉は、こういうときに使うべきなんでしょうね。
・宇都宮さんのブログ
「苦渋の決断の上、立候補を取りやめることに致しました」
http://utsu-ken.seesaa.net/article/440012312.html

●鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト/76歳)
「毎日新聞」の記者からテレビのキャスター等も務め、近年では直腸がんの手術を受けてから肺転移で2回手術、肝転移で手術という闘病を経て、ジム通いで体を鍛えていることも話題となっていましたね。
私は、尊敬するノンフィクション作家(元『ボクシング・マガジン』編集長)の山本 茂さんが、「毎日新聞」の記者時代に鳥越さんと同期だったと知って以来、勝手に鳥越さんも好人物だと思っていたのですが、テレビ番組のコメント等を聴くだに、どうもピントがズレている印象が…。キャスター時代にメインから外されて脇へ置かれたこともありましたが、その一件も、番組を仕切れない人だと認定されたからでしょうか???
都知事の立候補にあたり、「がん検診100%」を訴えていましたが、そうじゃなくって~、都政においては「がん患者・がん体験者も元気に働ける東京」という視点のほうが大切じゃありませんか?
熱血漢のイメージはありますけど、今回の会見でも「男は…」「男なら…」と強調する感覚が古臭い。見た目は五木寛之のように渋いシルバーグレイで若々しくても、そういう発言に76歳という年齢を感じさせる気がします。
対立する側は鳥越さんに女性問題がないかと嗅ぎ回っているという噂ですが、もし現役の愛人でも出てきたら、別の意味で尊敬しますねぇ(笑)。都民の一人としては、モテ期は越えて達観の境地に至っていらっしゃることを望みます~。

ネット上では、さっそく鳥越さんの病歴や年齢が取り沙汰されています。中には「都知事になってもステージⅣだから、すぐに次の都知事選では?」というような露骨なことを書いているバカ者もあちこちに発生(怒)。人の死期なんて誰にも予測できないんですよ。そういう悪口を書いている連中が、今日、交通事故で即死するかもしれないし!

「でも、ステージⅣって末期だよねぇ…?」と思った方は、以下もお読みくださいまし。

●がんの「ステージⅣ(4)」は「末期がん」なのか?
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2015-04-30


結局のところ、やっぱり人気や知名度ですか? テレビでは三つ巴の選挙戦+泡沫候補たちという図式で報じられていますが、このままでは「この人をぜひ都知事に!」ではなくて、あの人よりはこの人のほうがマシかなぁ???という消去法で選ぶことになりそう。うーむ、それでいいのか!?

ところで、前の都知事が辞めて不在のまま、都庁の上層部は4人の副知事(3人だったのが、最近、東京五輪の専任1人が増えた)の分担制で何とかなっているんですよね~? 都知事が居なくて都庁が混乱しているといった話も聞こえてこないし。
都知事のハンコが必要な書類が山積みになっているだけで、ホントは居ても居なくても業務に支障はないのかな? となれば、お飾りとして国内外に向けて見栄えのする人がいいね、と思う都民も出てくるかもしれませんね(苦笑)。

昔から、官僚は「政府を動かしているのは我々だ」と自負しているなんて言われますが、都庁の職員も、よそからやって来て上っ面をかき回すだけの政治家なんていらないよ~というのが本音かも。
だからね、私は以前から「都政に精通した東京都の職員が都知事に立候補すればいい」と言っているのですが、誰も出てきませんねぇ、16万人以上もいるのに~。

……と、ここで、気になっていた上杉 隆さん(ジャーナリスト/48歳)の立候補に関する記事を探してみました。
当初、上杉さんが立候補するというニュース画像はTwitterでチラッと見かけただけだったので、失礼ながら、エイプリルフール感覚でパロディのチラシでも作ったのかな?なんて思っていたのです。

●【東京都知事選・上杉隆氏出馬会見(上)】
「もう党利党略はうんざり」「財源はある。私は知っている」
http://www.sankei.com/premium/news/160712/prm1607120007-n1.html
●【東京都知事選・上杉隆氏出馬会見(下)】
古賀氏のサプライズ質問に「政策論争喜んで」「ネットで新しいスタイルの選挙をやりたい」と意欲示す
http://www.sankei.com/premium/news/160712/prm1607120008-n1.html

●上杉隆氏が都知事選出馬宣言「政治とカネの問題は皆無です」
http://www.news-postseven.com/archives/20160710_428589.html
●上杉隆氏の公約 五輪組織委の白紙改編、森喜朗会長の勇退も
http://www.news-postseven.com/archives/20160711_428639.html
●上杉隆氏 都民の税金取取り戻し待機児童問題解決を公約
http://www.news-postseven.com/archives/20160712_428710.html
●知事選出馬上杉隆氏「東京は都民のもの。党の都合関係ない」
http://www.news-postseven.com/archives/20160713_428728.html

記事を読むと、しっかり本気だということがわかりましたし、政策には共感する部分が多い。年齢的にも都知事となって安定すれば2期や3期も望めるでしょうし、世界的に首長の世代は若返っているので、その点でもいいんじゃないかなぁ。

ただし、石原都政の2期を継承するイメージとのことなので、新宿ゴールデン街をつぶそうとした石原氏に強烈なアレルギーのある私としては、もう少し深く調べてみないことには判断がつきません。
上杉さんが出演するMXテレビの「週刊リテラシー」という番組を観たこともありますが、「歯に衣(きぬ)着せぬ」を地でいくヤンチャな人(?)という印象でした(笑)。

上杉さんの基本的な思想・信条も知らないので、ほかの立候補者のことも含め、投票日まで、また調べたり読んだり観たり…という日が続きますね。週刊誌を中心に、いろんなリーク情報やら裏情報やらもたくさん出てくるでしょうし。
周りの人たちとも積極的に意見交換しようと思います。政治談議をタブーにしたら風通しの悪い社会になってしまう! 落語の熊さん・八つぁん・ご隠居のような感覚で、日常的に政治の話をしたいですね~。

以前、副都知事だった人による、こんな記事を見つけました。少しは参考になるかな…。

●「もう失敗できない」都知事の間違えない選び方
明大教授・元都副知事 青山 佾
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160708-OYT8T50026.html?from=yrank_ycont

※画像:東京都のシンボルマーク/File:Symbol flag of Tokyo.svg 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:Kzaral

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参院選2016:ビールとギョーザと「池上彰の参院選ライブ」。 [社会問題&戦争関連]

綾ねぇが「大久保公園で宇都宮餃子大会やってるから行かない?」と声を掛けてくれたので、わ~い、ビール&ギョーザ♪♪と喜んでおりました。
参院選の投票へ行ってから合流することにしたのですが、綾ねぇは当日の暑さに耐えられなかったらしく「中止しよう」というメールが…(笑)。私は私でユーウツな“女性週間”が始まってしまい(涙)、腹痛と腰痛を抱えて餃子大会っていうのもねぇと思っていたのでホッとした次第です~。
(※正しくは「宇都宮餃子祭り in TOKYO」というイベントだったようです)。

でも、何としてでも投票には行かないと~! そう思いながらもウダウダと転がっていたのですが、投票所の閉まる時間が近づいたので、あわてて指定の小学校まで出かけました。

途中で見かけたのは、投票所の入場整理券をヒラヒラ振り回し、じゃれ合いながら歩いていくTシャツとショートパンツの若いカップル、ゆっくりとカート(シルバーカーとも言うらしい)を押しながら校門を入っていく腰の曲がったお婆さん、自転車に幼児を乗せて走り込んできた若いママさん、定年後の穏やかな暮らしが窺(うかが)えるような団塊世代ぐらいの男女など。それぞれ生活環境も思想・信条も違うんでしょうけど、どの人も今、そして、これからの日本について考えながら1票を投じに来たんだなと思い、なんだか感慨深くもありました。

帰り道、ついコンビニへ寄ってしまい、サッポロ黒ラベル缶と冷凍餃子を買っちゃいました~。投票へ行った褒美として、胃がビール&ギョーザを要求したんです(笑)。
冷凍餃子ってフライパンで焼くのかと思ったら、袋ごとレンジ加熱するタイプ。あらかじめ焼き目も付いています。でも、グニャグニャした食感で、焼き餃子なのに「パリッ」とか「カリッ」がない。別物だわ。レンジ加熱してからフライパンで焼けば良かったかな? でも、もう買わないから研究はしません。

…と、ここで気がついたのですが、あちこちの「選挙割」のことをブログに書いたのに、地元の「地熱風」でもビールかサワー1杯のサービスがあるよ~という宣伝もアップしたのに、肝腎の「投票済証」をもらい忘れました。なんてマヌケなのよ、私って…(泣)。

さて、選挙番組と言えば池上 彰さん。今回もなかなか面白かった~♪ 解説に使う人形や模型、候補者の面白プロフィール等には興味ないんですけど、池上さんが生中継で政治家にズバッと発する質問や皮肉の効いたまとめ方が、実に小気味いいのです。
池上無双.jpg
●選挙特番「池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京系)
http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamisenkyo/
※番組の宣伝ページで、動画ではありません。

CMの間はザッピングして各局の番組もチラチラ観ましたが、池上さんほど厳しく突っ込めるキャスターはいませんね。いつもながら、「インタビューで『言質(げんち)を取る』とは、こういうことなんですよ」と、お手本を示されているような感じです。

私は基本的に池上ファンですが、池上さんは他の番組だと無知だったり勉強が足りなかったりするレギュラー芸人などに対し、苛立ちを露(あら)わにしたり見下した言い方をしたりすることもあるのが、ちょっとねぇ…(苦笑)。でも、その相手が権力のある政治家だと、観る側は非常に痛快!

[池上さん&女子アナの恒例バスツアーで紹介されたこと(一部)]
・安倍首相および閣僚らと「日本会議」「神社本庁」「美しい日本の憲法をつくる国民の会」との関係
・公明党と「創価学会」との関係、信濃町の創価学会本部と近所の学会系の本屋さん訪問、池田大作の生存確認
・日本共産党の歴史を解説しながら代々木の共産党ビル訪問、「民青(日本民主青年同盟)」との関係
・民進党と「連合(日本労働組合総連合会)」との関係
・小泉進次郎の遊説先へ

いろんなメディアの裏情報を知る機会のない、あるいは得ようとしない視聴者には新鮮な話だったでしょう。この番組に投稿されたTwitterを見ると、「共産党って名前は聞いたことあったけど、そういう歴史があったんだ~」といった呑気なコメントもあってビックリ…。

テレ東は以前から、池上さんを指南役とする政治や社会問題のバラエティ番組を多く放映していますが、そういう番組が他局にも増えて、小・中学生の頃から日常的に政治・経済・時事問題などについて学んだり考えたりすることが身近になれば、日本もより良い方向へ進むんじゃないでしょうか。

投票する前に観たかったという人も多かったことと思います。番組を観ている最中に、友達から、こんなメールも来ました。

> 選挙運動の期間が短すぎない? 検討する時間が少なすぎ!

まさに同感ですね~。テレ東では選挙前の特番もあったのですが、バスツアーの内容などは投票日より前に放映したほうが、より多くの人たちの関心や投票所へ行く意欲を引きだせたかもしれません。でも、公職選挙法に引っ掛かるのかな?
いずれにせよ、全国ネットのテレビ局や全国紙だと裏情報は入手しにくいので、戦時の大本営発表のような情報ばかり鵜呑みにするのではなく、やっぱり心あるジャーナリズム精神のサイトを探してチェックする必要がありますね。

有料(月額540円/税込)でも観たい方は、こちらへ。
●選挙特番「池上彰の参院選ライブ」
(テレビ東京ビジネスオンデマンド)
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/ikesen/backnumber/?trflg=1
・料金について
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/pages/price/


池上彰の あした選挙へ行くまえに (河出文庫)

池上彰の あした選挙へ行くまえに (河出文庫)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/06/20
  • メディア: 文庫


池上無双 テレビ東京報道の「下剋上」 (角川新書)

池上無双 テレビ東京報道の「下剋上」 (角川新書)

  • 作者: 福田 裕昭
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/06/10
  • メディア: 新書


情報を活かす力 (PHPビジネス新書)

情報を活かす力 (PHPビジネス新書)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/06/18
  • メディア: 新書


なぜ、世界から戦争がなくならないのか? (SB新書)

なぜ、世界から戦争がなくならないのか? (SB新書)

  • 作者: 池上彰+「池上彰緊急スペシャル! 」制作チーム
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/06/07
  • メディア: 新書



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参院選2016:新聞じゃない記事で隠された情報もチェック! [社会問題&戦争関連]

日本国憲法.pngインターネットのおかげで全国紙や地方紙の主要な記事が横断的に読めるようになり、1つの出来事に対しても、より多面的な見方ができるようになりました。テレビや新聞の報道は公平であるべきと言う人もいますが、それぞれの社は偏向しているものだと認識した上で、自分なりに情報を分析・整理するほうが現実的だと思います。

●池上彰が斬る!「朝日より読売、産経が問題」 安保法制報道に見るメディアの暴走とは?
http://toyokeizai.net/articles/-/82234

●『クロ現』降板の国谷裕子が問題の菅官房長官インタビューの内幕を告白! 「メディアが同調圧力に加担」との警鐘も
http://lite-ra.com/2016/04/post-2160.html

●牧野 洋の「メディア批評」
http://gendai.ismedia.jp/category/criticalmedia
・外国人記者は、なぜ東京新聞を「ダントツ信頼できるメディア」に選んだのか ~独自記事の数から分析してみた
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49132

●選挙報道の虚実
http://hunter-investigate.jp/news/2016/07/post-905.html

特に小学高学年~中学生の頃に情報を読み取る基礎体力(?)が鍛えられれば良かったな~と、今のトシになって思う次第ですが、私の子ども時代は親が購読している富山の地方紙の「北日本新聞」か「富山新聞」しか読む機会がありませんでした。地元の図書館へ行けば全国紙も読めたと思いますが、学校の図書館に入りびたりだったし、社会的な意識も低かったので、そんなことすら思いつかなかった…。

ネット社会では情報過多のせいで、大人も子どもも情報に振り回されがちですが、選挙期間は、情報を読み取る力を鍛え直す良いきっかけだとも思います。テレビや新聞ではチラッと報道はしたけれど大問題としては取り上げなかったことや、わざと隠されていることを、キチッと伝えようとする雑誌などの記事もチェックしないと、世の中全体が見えてこないし、情報操作に誘導される恐れもあります。

投票所へ行く前に、できるだけ情報収集して自分の意思をハッキリさせなきゃね~。というわけで、私もかなり偏向していますが(笑)、以下のような記事や発言をチェック中です~。

●池上彰がテレビ局の「忖度」の裏に安倍政権の圧力があることを明言!「テレビ局には連日、抗議と“電凸”が」
http://lite-ra.com/2016/07/post-2389_3.html

●森 喜朗(2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長)の発言
(リオ五輪の代表選手団の壮行会で、陸上自衛隊の中央音楽隊の陸士長の女性が「君が代」を歌った際、「国歌斉唱」ではなく「国歌独唱」とアナウンスされ、ステージ上のモニターにも「国歌独唱」と表示されていたにもかかわらず)
「どうしてみんな揃って国歌を歌わないのでしょうか」
「選手は口をモグモグするのではなく、口を大きく開けて、表彰台に立ったら国歌を歌ってください」
「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」

●森喜朗が“独唱”を“斉唱”と取り違え五輪代表に「国歌を歌え」! でも政権とネトウヨに怯えるマスコミは一切批判せず
http://lite-ra.com/2016/07/post-2388.html

●森喜朗会長はなぜ辞めないのか? 舛添氏には“辞めろ”と進言
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/06280552/?all=1

●石破地方相が応援演説で“アベノミクス批判”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/184673/1

●竹原弘樹(「安保法に反対する創価大学有志の会」の呼びかけ人)の発言
(渋谷ハチ公前での街頭演説「選挙フェス」で)
「ひい婆ちゃんからの信心で、学会4世です。本来なら公明党支持者であるはずなんですけれども、ちょっと無理です。こんなこと言うと、怖いんですけど、指をくわえて権力を暴走させるわけにはいかないのですよ」
「なんで、創価学会は、公明党は安倍さんとグルになって好き勝手やっているのでしょうか」
「『安保を批判すると、地獄に落ちるぞ!』と幹部から言われました。創価学会や創価大は学問の自由とか、言論の自由とは程遠い、思想統制の世界に変わってきています。それって、僕のひい婆ちゃんが望んだ世界なんでしょうか」

●共産党批判がヒートアップ 公明党に残る98年の衝撃
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6312

●安倍政権支持を訴える学生団体の正体は「統一教会」だった! 参院選で跋扈する宗教極右のダミー団体、日本会議も…
http://lite-ra.com/2016/07/post-2385.html

●舛添より金に汚い自民党参院立候補者リスト! 政治資金でキャバクラ、エルメス、SMバー…安倍直系議員は暴力団と
http://lite-ra.com/2016/07/post-2392.html

●大橋巨泉が臨死の床で綴った“最後の遺言”「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」しかしテレビは巨泉の思いを一切報じず…
http://lite-ra.com/2016/07/post-2380.html

●自民参院候補・青山繁晴氏が公私混同で退社の過去
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6307

●「文春砲」に疑惑を追及された参院選候補・青山繁晴の珍発言集! 外交の専門家なのに「タックスヘイブン」の意味を知らず…
http://lite-ra.com/2016/06/post-2377.html

●おおさか維新が政党交付金をダミー団体にプールし国庫への返還逃れ!? 橋下は「国に返す」と宣言していたのに
http://lite-ra.com/2016/07/post-2384.html

●沖縄米軍属の事件にも冷淡な態度の安倍首相…一方で米大学准教授がレイプ事件は基地があれば必然的に起きると指摘
http://lite-ra.com/2016/06/post-2363.html

●参院選を前に女性たちが安倍政権に危機感…ファッション誌「LEE」も「自民党に改憲を許す」危険性を警告
http://lite-ra.com/2016/06/post-2366.html

●ダッカテロは偶然か? 安倍政権の搾取的ODA政策が在留邦人やJICAのテロ標的の危険性を増大させている!
http://lite-ra.com/2016/07/post-2391.html

●官房長官が遊説中止せず、野党が官邸の対応批判
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160703-OYT1T50024.html

●民進、東電に抗議「不公平な調査で選挙妨害」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160630-OYT1T50126.html?from=yartcl_outbrain2

●安倍首相 野党呼びかけの党首討論に応じず上手に争点隠す
http://www.news-postseven.com/archives/20160705_426645.html

●自民党CMのオバマ広島訪問映像に「いくらなんでもやり過ぎ」
http://www.news-postseven.com/archives/20160705_426611.html

●陸自 正当防衛の範囲拡大 武器使用の緩和検討
http://mainichi.jp/articles/20160706/k00/00m/010/157000c

●共産党が比例区に42人を擁立 供託金2億5000万円超え
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/07060552/?all=1

●「ビル売却」「党員は赤貧」でも交付金は受け取らない「共産党」のやせ我慢
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/11200850/?all=1

●初の野党連携に乗り出した小泉進次郎“改革”の苦境
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6234

●【発言全文】防衛費「人を殺す予算」 共産・藤野政策委員長が討論番組で発言
http://logmi.jp/149893

●共産、藤野政策委員長を更迭 「人殺し予算」謝罪
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062801002210.html

●戦前か! 自民党がHPで“「子供たちを戦場に送るな」という偏向教育を行う教員”の通報を呼びかける密告フォーム
http://lite-ra.com/2016/07/post-2401.html

●自民党HP『「子供たちを戦場に送るな」は中立じゃない』 批判→修正→調査は続行
https://www.buzzfeed.com/satoruishido/ldp-and-neautrality?utm_term=.gkeebpvX8#.nbvOeRmnP

●石田純一だけじゃない! 高田延彦も自民党の参院選“改憲隠し”を徹底批判! 対案厨にも「対案は現行憲法だ」と一喝
http://lite-ra.com/2016/07/post-2402.html

●【参院選】自民党の憲法草案ってどんな内容? 何が消えて、何が加わるのか一目でわかる
https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/kaiken-jimin-souan?utm_term=.iyj0pwd2v#.mkXPZxGg2

●「自民党が変えた憲法を見てみる」ウェブ版
日本国憲法改正草案
自由民主党
平成二十四年四月二十七日(決定)
http://editorium.jp/kenpo/const.html

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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参院選2016:政見放送や選挙公報より新聞サイトでチェック! [社会問題&戦争関連]

ネットで候補者チェック.png海外では選挙の投票が国民の義務で、投票しないと罰金という国があるそうです~。
たとえば、オーストラリアでは投票をサボると20オーストラリアドル(約1,500円余り)の罰金。ベルギーはもっと厳しくて、2度目の棄権からは罰金の額も上がるだけでなく、投票しなかった回数が15年の間に4回になると選挙資格が10年も停止。棄権した人は公職にも就けなくなるとか。

でも、いっそのこと日本でも義務化するほうがいいのかも…。日本に生まれ育って納税していても選挙権がもらえない人々もいるんですから、日本人というだけで選挙権が与えられるのは当然と思っているような人が、その権利をムダにするのなら、罰金を取って国庫に納めて選挙費用に回せばいいと思います。

参院選の公示後、各政党の代表があちこちで演説する様子が報じられていますが、相変わらず、対峙する政党のこき下ろしばかり。悪口合戦ってウンザリするし、小学校の低学年のののしり合いのようなレベルに見えます…。
抽象的な理想論とか批判だけなら、誰にだって、私なんかにだって言えますよ~。そうじゃなくて、投票する側が「なるほどねぇ!」と納得する対案や代案をアピールして初めて、たくさんの人に支持されると思うのですが…。

今回、俳優の宝田 明さんが立候補するというニュースが流れたことで、「国民怒りの声」という政治団体ができたことを知りました。宝田さんは、ご自身とご家族の満州での実体験をもとに、ずっとずっと戦争反対を訴えてきた人ですが、82歳になるのに出馬!?とビックリしました。現状を黙って見過ごせないという思いだったのでしょう。

「国民怒りの声」というネーミングはストレートでいいよね~!とも思ったのですが、その後、宝田さんは立候補を辞退して応援に回ることになったそうです。その政治団体の内容や立候補者の顔ぶれを調べるうちに、うーーーむ。とわからなくなったので、友人たちとの間では「こうなったらもう『支持政党なし』に入れちゃう~!?」と、トチ狂った冗談を飛ばしておりました(笑)。

テレビやネットでは自民党のCMが異常に目立ちます。オカネがたくさんあるんだなぁ…。あんなに何度も何度も顔のアップが出てくると、生理的な嫌悪感すら覚えるようになります。アンチ安倍をますます増やして逆効果では?(苦笑)。

テレビのワイドショーなどでは公平な判断ができそうになく、政見放送もわざとらしい演出が鼻につくし、一日中、NHKの画面に張り付いているわけにもいかない。選挙公報を読んでも、さらにワケがわからなくなり~(汗)。

というわけで、全国紙の参院選特集サイトをチェックしてみました。

「朝日新聞」では「東京大学・谷口将紀研究室」との共同調査をもとに、自分の考えと一致、または考えに近い候補者は誰なのかをチェックできる仕組みを作成。各党の政策スタンスもわかります。
●2016参院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査/朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/asahitodai/
※自分の地域を選択すると候補者の顔写真・氏名・政党名などが現れます。「政策政治スタンス」をいうタブ(見出し)には29の項目があり、どれかを選ぶと候補者の顔写真がスライドし、各質問に対する意見がひと目でわかります。「憲法改正」タブのチェックも重要!

「産経新聞」は、それぞれの党の政策を比較し、文章にまとめています。
●参院選2016特集 各党政策比較(産経ニュース)
・【参院選・各党政策比較(1)憲法】
http://www.sankei.com/politics/news/160627/plt1606270016-n1.html
・【参院選・各党政策比較(2)社会保障】
http://www.sankei.com/politics/news/160627/plt1606270054-n1.html
・【参院選・各党政策比較(3)安全保障】
http://www.sankei.com/politics/news/160629/plt1606290047-n1.html

「毎日新聞」は候補者と同じアンケートに答えていくと、自分と政党・候補者との一致度がわかるシステムを制作。見やすく、わかりやすい作り。
●毎日新聞ボートマッチ 参院選 えらぼーと2016
http://vote.mainichi.jp/24san/
※全24問の回答を終えて自分の性別や年齢、選挙区などを選択すると、各党の一致度と選挙区の候補者との一致度がグラフとして現れます。
私の場合は3つの政党が同比率ぐらいでしたが、キライな政党とも一致する部分が少しでもあったので、へぇ~!と意外でした。自分の考えを客観的に分析するにも役立つと思います

・毎日新聞ボートマッチ 参院選 「格差広がっている」79% 自民候補44%、公明は7割
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160706/ddm/005/010/144000c

「読売新聞」と「日経新聞」には特に参考になる特集はナシ。代わりに通信社サイトもチェックしてみました。「時事通信社」が、たくさんの図解をアップしています。ひと目でわかる情報は助かりますね~。投票日まで頑張って、いろいろチェックしましょう!

●【図解・政治】図で見る参院選2016(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_election-sangiin2016-top

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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覚醒剤の犯罪者には、さらなる厳罰化が必要では? [社会問題&戦争関連]

ダメ。ゼッタイ君.jpgこのイラストは何をアピールしているか、パッと見てわかりますか? これは「ダメ。ゼッタイ君」という名のキャラクターで、「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」のシンボル。
同センターのサイトにはタメになる情報も載ってはいるのですが、このキャラを見た覚醒剤の常用者が、「クスリはゼッタイやめよう!」なんて決意するとは絶対に思えないんですけどねぇ。どういうコンセプトでキャラ制作したのか理解できない。制作費のムダ使い。

●薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ
http://www.dapc.or.jp/
(財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センター)

クイズ&ゲームというページまでありますよ…。誰を対象としているのか? また、1980年代からキャンペーン用に女性のアイドルやスポーツ選手?のポスターも制作していますが、それらを見ても抑止効果があるとは全く思えないのですが…。
・キャンペーンポスター一覧
http://www.dapc.or.jp/info/poster.htm

ただし、疼痛緩和のための医療用麻薬に関する情報もあるので、がん体験者の私としてはチェックしておこうとは思いますけどね、このサイトは全体的にリニューアルすべきだと思います!

昔のテレビCMに、「覚せい剤やめますか? それとも人間やめますか?」というキャッチコピーの作品がありました。当時の私は非常に恐怖を感じたので、「クスリなんかに手を出したら一生の終わり!」という意識がすり込まれました。
探してみたらネットにアップされていましたよ。日本民間放送連盟(民放連)の「覚せい剤追放キャンペーン」のCMで1983年の作品だそうです。

●公共広告HDCM(1) 覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?
https://www.youtube.com/watch?v=haSnNDsfOhY
(アップロード:TokyoShitamachiyaさん)

もう1本は、覚醒剤中毒の母親と泣き叫ぶ子どものバージョンで、「みんなで覚せい剤を追放しよう」という政府広報。1982年頃の作品のようです。腕に自己注射する場面がリアルで恐ろしい…。

●kittchen mother(←元のスペルミスのまま。キッチンの綴りはkitchenで、「kitchen mother(キッチンマザー)」という英語もヘンだと思いますが、ネット民がこのCMに付けた呼称だとか)
https://www.youtube.com/watch?v=uqXlaQBmb-A
(アップロード:hiさん)

これら2本は今でも充分にインパクトがあると思います。最近も覚醒剤に関する事件が相次いでいるから、このCMを復活させて繰り返し流せばいいのに! 子どもが観るとトラウマ(心的外傷)になると言う人たちもいますが、忘れられないほど衝撃を受けるほうが抑止力につながると私は思うんですよ。それに、「トラウマ」という言葉を安易に使う人って、精神医学上の本来の意味を調べたこともないのでしょう。

人間はいろんなものに依存しがちですが、やっぱり犯罪につながるものや、ほかの人の心や体まで傷つけることは、どんな理由があろうともダメです!! 私は医療のために適切に使われる以外のクスリの使用は「廃人の入口」だと思っているので、覚醒剤がどんなものかを知っているのに手を出して薬物中毒に陥った人には同情心のカケラも湧きません。

芸能やスポーツなどの分野では覚醒剤の所持・使用で逮捕されても復帰し、平然と活動している前科・前歴のある人も多いので、つくづく甘くてぬるい世界だなと思います。公務員や一般企業の会社員なら勤め先に戻れないでしょ? その業界自体にも居られなくなりますよね。

この前、逮捕された元プロ野球選手に対しても、芸能人や野球関係者、ファンの中には「頑張って復帰してほしい」なんて言う人たちがいましたし、「きちんと更生したなら差別してはいけない」と言う人権派の人たちもいますが(私だって基本的には人権重視ですけどね~)、たとえ執行猶予付きで出所しても、奥さんや子どもは「薬物中毒者の妻」「覚醒剤で捕まった前歴者の子」というレッテルが貼られてしまう。

周りが忘れようと、離婚して苗字を替えようと、妻子の心の傷は死ぬまで癒えないでしょう。父親の前科・前歴情報も死ぬまで警察のデータベースに残るだけでなく、今のようなネット社会ではネット上から削除できないので、子どもの就職や結婚などに悪影響を及ぼすケースも実際にあるのです。そんな仕打ちを与えておいて「子どもに会いたい」などと、よく口にできるものだと呆れますが、薬物中毒者の多くは、どこか他人事(ひとごと)のようで現実味が薄く、罪の意識もきちんと自覚できていないような印象があります。

だから、初犯だろうと再犯だろうと執行猶予なしで実刑に処すればいい。捕まってもすぐ社会に戻れると思っている依存症者・中毒者が多いんじゃないでしょうか。さらなる厳罰化が必要だと思います。そうじゃないから逮捕者が減らないのでは?

元プロ野球選手の逮捕のとき、ワイドショー番組の司会者やコメンテーターには、やや同情的な発言が多かったので、この人たちも後ろめたいことがあるんじゃないの!?とまで勘ぐったほどです。私が観た中で唯一、きちんと厳しいコメントが聞けたと思ったのは、消化器外科医の木下博勝さん(ジャガー横田さんの夫)でした。

「『また元気な姿を見せてほしい』と言う方はたくさんいると思いますが、そんなに甘いものじゃない。薬物依存は治らない疾患ですから、一生涯、闘わないといけない」

木下さんって穏やかそうな(ちょっと頼りないような?)人というイメージを勝手に抱いていましたが、やっぱり本物のお医者さんだけに、実情を知っているからこその言葉なんでしょうね。

クスリで捕まったり強制入院させられたりした人たちの自助グループや専門医などは、「依存と中毒の違いを理解することが重要」と言い、「薬物依存は自分では抑えられない病気」とも説明しますが、最初にクスリに手を出した瞬間は「病気」という状態ではないでしょう? 常用・乱用することによって「薬物依存」「薬物中毒」という病気になってしまうわけですよね?

一人ぼっちで寂しかっただの、生活が苦しかっただの、それが言い訳になりますか? そんな人なら全国に、いえ、全世界にたくさんいますよね。それでも、ほとんどの人は自分の意志でもって危険な薬物には手を出さないのです。
そもそもビンボーだと覚醒剤なんて買えませんから、クスリ代のために借金したり盗みを働いたりするなど犯罪行為を重ねてしまう。

たとえ治療を経て幻覚や妄想が治っても、薬物依存まで治るわけではありません。いったんクスリに手を出したら、常用~乱用~依存~中毒~逮捕~入院~治療~退院~社会復帰~再依存という負のスパイラルに陥ってしまうだけ。死ぬまで完治することはなく、脳は元の状態に戻らないとも言われています。

私はひどく偏見に満ちているかもしれませんが、これまでの人生で覚醒剤の依存症者や中毒者に会ったことはないし、これからも近づきたくないのです。覚醒剤は、それほど恐ろしい。

※イラスト:(C)「ダメ。ゼッタイ君」(財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センター)

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投票率アップを図る「選挙割」が、箱根や南部町(青森)・鹿沼・北九州でも。 [社会問題&戦争関連]

投票箱.png今度の参院選(7月10日に投開票)は選挙権の年齢が満18歳からとなり、制服姿の高校生たちもテレビのインタビュー等に答える様子が、よく報道されていますね~。選挙権年齢の引き下げは1945年に「25歳以上」から「20歳以上」に変更されて以来、70年ぶりとなるそうですが、世界では「満18歳以上」「満16歳以上」という国が176か国に上るそうです(※国立国会図書館の調査)。

今回は期日前投票に行く人も多いそうで、投票所が商業施設の「イオン」や「ユニー」等に設けてある街もあるとか。買い物のついでに投票できるのは便利ですね~。でも、私の行動範囲には「イオン」も「ユニー」もないし、そもそも生協を利用しているからスーパーには行かないので、居住区内の期日前投票所を調べてみました。すると、いつも指定される投票所より遠い所ばかりでした~(あとから気づいたのですが、期日前投票所は「投票所入場整理券」の裏面に載っています)。

駅の構内に臨時の投票所を設ければ、いろんな人が利用できるのに~!
まぁスペースの制約があるし、スタッフの一時的な増員や配置とかも難しいんでしょうけど、投票もデジタル化できればいいのにね。自宅や出先から、好きな時間にパソコンやスマホで投票できるのが理想です!

ところで、選挙の投票率を高めるために、「選挙割キャンペーン」という企画があることを知りました。投票を済ませた場所で「投票済証」という紙をもらい、キャンペーン参加店で提示すると何らかの特典があるというもの。10年以上前から全国各地で実施されてきたようです。

たとえば、いろんなプールや温泉、飲食、ホテル宿泊などが楽しめる神奈川県のリゾート施設「箱根小涌園(こわきえん)」では、以下のような特典を用意しています。

[箱根小涌園の割引サービス]

日帰り温泉入浴や旅行・観光・デートに、家族のレジャーにもピッタリの温泉テーマパーク。
●箱根小涌園ユネッサン
◎特典の内容:パスポート入場(ユネッサン&森の湯)1日券
大人:通常4,100円 → 2,800円(1,300円引き!)
子ども:通常2,100円 → 1,800円(300円引き)
※17歳以下は5名まで同伴可
◎今回から有権者に加わった18歳は1,800円(2,300円引き!!)、19歳は1,900円(2,200円引き!!)※年齢の確認できる保険証・免許証・学生証などの提示が必要。
◎ユネッサン お風呂一覧
http://www.yunessun.com/enjoy/list.html#yunessunList
(神奈川県 足柄下郡 箱根町 二ノ平1297)
期間:7月1日(金)~8月5日(金)※除外日:なし
営業時間 水着ゾーン9:00~19:00、裸ゾーン11:00~20:00
対象:参院選に投票した有権者。
利用方法:投票所で「投票済証」を受け取り、入場受付のフロントで1人1枚ずつ投票済証を提示。

庭園の眺めの美しいレストランや「せせらぎの湯」など施設も充実した森のリゾートホテル。
●箱根ホテル小涌園
◎特典の内容:1泊朝食(和洋バイキングまたは和定食)・ユネッサン水着エリア1日券付き1名10,000円~(サービス料・消費税込み)※7月24日~8月5日は3,000円加算。
※客室はスタンダード洋室、1室2~4名利用、申し込みは大人2名以上から、3歳以上は大人と同料金、17歳以下は5名まで同伴可。
※中学生以上は別途、入湯税150円を預かり。
※必ず電話予約をすること。予約状況によっては利用できない場合もあり。
http://www.hakoneho-kowakien.com/
(神奈川県 足柄下郡 箱根町 二ノ平1297)
期間:7月1(金)~8月5日(金)※除外日:土曜・休前日
対象:参院選に投票した有権者。
利用方法:投票所で「投票済証」を受け取り、ホテルに電話予約し、利用日の入館時にフロントで投票済証を提示。

「小涌園ユネッサン」では昨年5月に、拙著『新宿ゴールデン街 おつまみレシピ』(ぴあ刊)掲載のレシピから選ばれた料理をプールサイドのフードコートで提供するというイベントを催していただいたので~、勝手に選挙割の宣伝もしておりますが(笑)、「箱根小涌園」を運営する藤田観光(株)には、ずいぶん昔にもお世話になったことがあります。

同社に「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京(現・ホテル椿山荘東京)」の開業準備室があった頃、私は広告会社にいて同社の入社案内(パンフレット)や学生向けのダイレクトメール等の制作を担当したのでした。先方の担当部署は総務部の人事課???

制作物のプレゼンテーションのときには6~7人の社員の方々がズラリと顔を揃え、こっちは代理店の営業と社内のデザイナーにコピーライターの私という若手3人だけ。営業マンもデザイナーも、ほとんどしゃべってくれないので、私一人で冷や汗をかきながら、しどろもどろで何をどう説明したやら(恥)。
しかも、先方のリーダーから「これだけのことが本当にできるんですか?」と厳しい口調で聞かれた私は、「できると言った以上は絶対にやりますッ!」と思わず啖呵(たんか)を切ってしまったのです…(呆)。帰りの電車の中で、「うわ~、なんてこと言っちゃったの~!?」と頭を抱えてしゃがみ込みたいほどの心境でした。

でも、そのリーダーは完成品に対して高く評価してくださいました。そして、私たちは同社のホテルのレストランでランチをご馳走になったり、プライベート旅行でのイタリアのおみやげをいただいたり…。藤田観光は全国にホテルを展開しているので、京都にも取材に行った覚えがありますね~。大きな企業だけに社内の人間関係はいろいろあるかもしれませんけど~、広い意味でホスピタリティの精神というものを学んだ機会でした。


さて、「投票率アップ大作戦」と銘打った企画はいろいろあって、テレビCMや女性アイドル・CA(客室乗務員)などを動員したポスターなどを作った自治体もあるようですが、私はイメージ戦略よりも実のあるほうが魅力的だと思いますね~♪
アメリカのアリゾナ州のある町では、選挙で投票すると宝くじを渡す(財源は時効になった当選金)というアイデアが出たそうですが、「民主主義に対する冒涜(ぼうとく)」との声も高く、住民投票で否決されたとか。

私は宝くじでもいいと思うんですよ。投票は、政治に対する関心や社会的な意識が高くて選挙権のある人なら放っておいても出かけるでしょう。投票率を高めるには、関心の低い人たちが投票所まで出かける動機づけが必要です。啓蒙活動で認識が変わったり、意識が向上したりする人もいますが、そのモチベーションがレジャーや食べ物でもお酒でもいいと思います。とにかく行動することが重要!

[各地の選挙割の一例]
●地産地消・南部町産食材PR&参議院選挙投票率UP大作戦
http://www.town.aomori-nanbu.lg.jp/index.cfm/12,6542,62,html
(南部町明るい選挙推進協議会/青森県 三戸郡 南部町)

●投票率アップ大作戦! 選挙割キャンペーン第3弾
http://www.city.kanuma.tochigi.jp/news/detail.13.45601.html
(かぬま選挙割実行委員会/栃木県 鹿沼市)

●選挙割あります 平成28年参議院議員選挙
http://umaken.org/
(北九州うまいもの研究会/福岡県 北九州市)


[ニュースリリース]
●【箱根小涌園】平成28年参議院選挙「投票率アップ大作戦」 投票に行ってお得に箱根を満喫!
http://www.fujita-kanko.co.jp/sub/news/2016/06/29/4944/

「ホテル椿山荘東京」をはじめ、全国の「ワシントンホテル」なども運営。
●藤田観光 株式会社
http://www.fujita-kanko.co.jp/
・藤田観光 知られざる60年
http://www.fujita-kanko.co.jp/sub/history60th/
・施設内の文化財や歴史的建造物
https://www.fujita-kanko.co.jp/corporate/annals.html
・藤田美術館(大阪府 大阪市 都島区 網島町10−32)
※春季と秋季のみ企画展覧会を開催。
http://www.fujita-museum.or.jp

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

[このブログの関連記事]
●箱根の「小涌園 ユネッサン」でゴールデン街のおつまみが楽しめる! 本日2日から6日まで♪
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2015-05-02
(※2015年5月のイベントの話で、すでに終了したものです)。


新宿ゴールデン街 おつまみレシピ

新宿ゴールデン街 おつまみレシピ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2014/03/26
  • メディア: 単行本


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都政モニターに応募したら落選した~(涙)&都庁で「日本全国物産展」。 [社会問題&戦争関連]

東京都が4月に募集していた「インターネット都政モニター」に応募しました。ちょうど前の都知事の問題で大騒ぎとなっていた頃です。5月下旬に結果の通知がメールで届いたのですが、落ちました~(涙)。
ちなみに、こんなメールでしたよ。そのまま貼り付けてみますね。


インターネット都政モニターご応募のお礼とお知らせ

■――――――――――――――――――――――――――――――――――■
   インターネット都政モニターご応募のお礼とお知らせ
■――――――――――――――――――――――――――――――――――■

応募者各位

日頃から都政にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。
またこのたびは、平成28年度インターネット都政モニターに
ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、4月4日から4月25日まで募集を実施したところ、
多数の方からご応募をいただき大変感謝しております。

インターネット都政モニターの選定にあたりましては、多数の
応募者の中から年代や性別、地域等を考慮して選ばせていただきました。

■――――――――――――――――――――――――――――――――――■
   その結果、残念ながらあなた様につきましては、
   ご希望に添うことができませんでした。
■――――――――――――――――――――――――――――――――――■

なお、インターネット都政モニターのご希望に添えなかった皆様には、
年度途中で欠員が生じた場合、残りの期間ではございますが
インターネット都政モニターをお願いする場合があります。
その際には、ぜひご協力をいただければ幸いです。

また、東京都では、この他にもご意見をお伺いする機会を設けています。
現在、以下のホームページにて、インターネット福祉保健モニターを
募集中です。
https://secure.esumi.jp/fukushi/oubo/


今後とも、都政及び都政モニターにつきましてのご理解とご協力を
いただきますよう、よろしくお願いいたします。

                      平成28年5月27日
                  東京都生活文化局広報広聴部長

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※このメールに覚えがない場合やその他お問合せ等は、
お手数ですが、下記までご連絡ください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ お問い合わせ先
  東京都 生活文化局 広報広聴部 都民の声課 都政モニター担当
  TEL:03-5388-3159 FAX:03-5388-1222
  E-mail:S0000010@section.metro.tokyo.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 委託会社
  株式会社ブレインワークス
  TEL:03-5759-5133 FAX:03-5759-5547

(★ここの会社のようです)。

http://www.bwg.co.jp/bw/index.html

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

というわけですが、「インターネット福祉保健モニター」は、まだ募集中のようだから応募してみようかな♪(笑)。

東京都の公式サイトは、以前ならトップページに舛添サンの画像が載っていたのですが、その部分は現在だと「日本全国物産展 LOCAL SPECIALTIES FAIR」というイベントのチラシ画像に置き換わっています。何事もなかったかのように平穏な感じ(苦笑)。日本全国物産展.jpg

各県の「お勧めの一品」のほか、熊本・大分の特設コーナーも設けてあるそうですよ。平成29年3月31日(金)まで、都庁の第一本庁舎45階・南展望室で開催中。近くに通勤・通学や、お仕事で立ち寄る皆さま、観光の皆さまも、ぜひ~!

●「日本全国物産展」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/04/20q4q800.htm
・物産の一例
[熊本]
くまモン スイートショコラキャンディ、無添加の焼き菓子「ごま松」、火の国 甘酒・食べる甘酒「木屋美人」、馬油クリームほか。
[大分]
かぼすドリンク「つぶらなカボス」、ゆずドリンク「つぶらなユズ」、ゆずごしょう「極上青」、乾ししいたけ「香りちゃん」ほか

これまでのアンケートのテーマと結果が見られます。
●福祉保健の基盤づくり 福祉保健施策
インターネット福祉保健モニター アンケート結果
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kiban/shisaku/monitor.html

●東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/
・東京の福祉保健2016(PDF版)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/koho/tokyo_fukushi2016.html
・社会福祉の手引2015(PDF版/WORD版)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/koho/tebiki2015.html

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ローマがお手本。「政治に正当性と透明性を」「正直に」「すべてを変えよう」 [社会問題&戦争関連]

イタリア5つ星運動ロゴ.png舛添サンが都知事じゃなくなったのはいいんですけど~、私の周りには「説明責任を果たさないでウヤムヤにしたまま!」とカンカンに怒っている人たちがたくさんいます。「あれだけ図々しいんだから、退職金も平気でもらっちゃうわよ~!!(怒)」と言う人も。

退職金は約2200万円と言われていますが、ボーナスも含めて2600万円ほども支払われるという報道もあってビックリ。2年4か月の在任中の海外出張は9回で、費用の総額は2億5000万円に…という東京都からの発表もあり、このまま済まされることはありませんね(ボーナスはすでに受け取ったという報道も…呆)。

都知事が辞任に追い込まれたのは、都庁の職員の告発を受けた『週刊文春』による一連の報道がきっかけですが、都知事の定例会見を観るたび、記者団の最前列がいつも同じ顔ぶれだと気づいたのですが、この人たちってどんな取材を続けていたのかなぁ…と思っていました。

その疑問を都政担当の新聞記者にぶつけたジャーナリストがいます。「知事の行状には本当に気づかなかったのか、それとも知っていてスルーしてきたのか」と質問したところ、「ほかの取材が忙しくて気づかなかった」「(先を越されて)正直、悔しい」と答えたとか。ほぇ~!? やっぱり記者クラブって、なれ合いの弊害があるってこと? 詳しいことは以下の記事を読んでみてくださいな。

●なぜ都庁記者クラブの記者たちは「舛添都知事」の悪事に気づかなかったのか
http://president.jp/articles/-/18128
(ジャーナリスト 藤野光太郎/2016年5月31日/プレジデント社)

都知事の辞職が決まった日、都議会では都民の熱望した「百条委員会」の設置が否決され、共産党をはじめとするグループが「疑惑について具体的に調べる」ことに対して賛成の起立を求めたのですが、自民・公明は起立しなかったそうです。あれほど追及の姿勢を見せていたのにねぇ。パフォーマンスだったということがミエミエじゃありませんか~。

「日刊ゲンダイ」が舛添サンと都議会の自民党の密約について伝えています。真偽は不明ですが、都知事が辞任を受け入れる代わりに提示した条件というのが、
●告発状の出ている政治資金規正法違反容疑の捜査を検察にさせない。
●百条委員会は開かない。
●20日に予定されていた集中審議は開かない。
●辞職してほとぼりが冷めた頃、政界復帰を含めた何らかのポストを用意する。

ほかにも、甘利 前・経再相の追及をかわすため、矢面に立つ代わりに駆け引きしたとか、東京五輪の利権に関して知っていることを暴露すると脅したなどという話もありますが、ここまで来たら舛添サンも切れて、あらゆることをぶちまければいいのにねぇ。

それと、都知事は会見時にホテルや飛行機のグレードは、自分が希望したわけではないと言ったのですから、お膳立てした都庁の幹部や疑問も挟まず承認した東京都の人事委員会のメンバーも問題があると思うのですが、そういう人たちの責任は問えないんでしょうか?

都庁の職員の中でも良心的な皆さんは、黙ってガマンしないで、どんどんリークすればいいと思うんですよ~! きちんと責任を持つ媒体を選べば個人情報も確実に守られるはずですから、この機会に都庁を浄化するためにもぜひぜひ!!

ところで、舛添サンが恐れていたらしい「告発状」というのは、「政治資金オンブズマン」という市民団体が東京地方検察庁に刑事告発したものです。このグループは弁護士や公認会計士、税理士、学者、ジャーナリストなどで組織されたもので、以前は代表に弁護士の木村晋介さんらの名が記してありました。

政治家とカネを追及する市民団体のネットワーク
●「政治資金オンブズマン」(大阪市)
http://homepage2.nifty.com/~matsuyama/
(※更新は2014年1月26日で止まっています)
・政治資金オンブズマンについて
http://homepage2.nifty.com/~matsuyama/seizisikin_a.html

新しいサイトが見当たらないのですが、代わりに現在の共同代表である神戸学院大学 法学部(憲法学)の教授・上脇博之(かみわき・ひろし/1958年~)さんが、SNSなどを使って活動の内容を発信しています。この先生、写真を見ると頭にバンダナを巻いたファッションのお方♪

「政治資金オンブズマン」のほか、「株主オンブズマン」「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」「安保関連法賛成議員の落選運動を支援する・弁護士・研究者の会」の共同代表や「憲法改悪阻止兵庫県連絡会議(兵庫県憲法会議)」の幹事(事務局長)という役割も。

・ブログ「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」(※今年の3月が最新の更新)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/cat_10036440.html
・Twitter(※リツイートがほとんどの様子)
https://twitter.com/kamiwaki?lang=ja
・Facebook
https://www.facebook.com/hiroshi.kamiwaki.7

[政治資金オンブズマンの告発の一例]
・1月13日 馳 浩 文部科学大臣
同氏が代表の自民党石川県第1選挙区支部と後援会長が代表の地元企業による多額の政治献金問題。政治資金の使途について公開質問状を送付。
・2月2日 自民党の末松信介議員(兵庫選挙区)
多額の出所不明金疑惑に基づき、政治資金規正法違反の疑いで神戸地検へ告発状を送付。
・4月8日 甘利 明 前・経済再生担当相
同氏と元秘書2人の金銭授受問題。あっせん利得処罰法違反や政治資金規正法違反の疑いで東京地検に告発状を送付。
・5月19日 舛添要一 前・都知事
政治資金規正法違反などの疑いで東京地検に告発状を送付。

また、「落選運動を支援する会」は、政治とカネ問題について疑いのある政治家の名前と収支報告書などの公表を始めました。
●舛添さん類似の参議院議員について
http://rakusen-sien.com/rakusengiin/6585.html
(安保関連法賛成議員の落選運動を支援する・弁護士・研究者の会)

ところで、イタリアの首都ローマでは初の女性市長が誕生しましたね。「五つ星運動」という名の新興政党に所属するビルジニア・ラッジ(Virginia Elena Raggi)さん。男児のお母さんで弁護士出身の37歳。67%の票を獲得するという圧倒的な勝利でした。

※五つ星運動…イタリア語表記:MoVimento 5 Stelle(モビメント・チンクエ・ステッレ)、英語表記:Five Star Movement(ファイブ・スター・ムーブメント)、略称:M5S/このページに掲載したマークはMS5のロゴです。

ローマでは前の市長が公金横領という疑惑を追及されて辞職したそうです。それも、家族や友人との会食費を公用のクレジットカードで支払ったと野党に告発され、ローマの検察当局が捜査。前市長は無実を訴えながらも全額返済を提案し、所属政党の支持も得られず孤立して辞めざるを得なかったとか。よく似た話があるもんですねぇ(苦笑)。

クレジットカードの使用額は約2万ユーロ。本日のレートですが、換算すると約235万円以上です。派手に使ったなぁ…。

今回の市長選に立候補したラッジさんは「市政に正当性と透明性を取り戻す」と宣言し、「正直」を合言葉に「すべてを変えよう」をスローガンにして、腐り切った汚職政治にウンザリしていた市民の心をつかんだようです。東京も、いえ東京だけでなく日本全体が目標とすべき方向ですね。

※M5S logo:File:MoVimento 5 Stelle logo.png 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:M5S staff

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映画『シリア・モナムール』と国際フォトジャーナリズム大賞の写真。 [社会問題&戦争関連]

映画『シリア・モナムール』.jpg6月20日は「世界難民の日」。シリアの市民らが政府軍による弾圧や拷問、惨殺などの映像をインターネットの動画サイト「YouTube」やSNSの「Facebook」に投稿し、シェアされて世界中に拡散したものを集めて映画化された作品があると知りました。
中には、スマホなど携帯電話やデジカメで街の様子を撮っただけで殺される地域に住む人たちもおり、住民は世界の人々に惨状を知らせるために命懸けで撮影しては映像を配信しているそうです。

監督はフランスに亡命した人で、故国であるシリアへ帰ろうにも帰れない状況の中、ネットから収集した市民による凄惨な映像とSNSで知り合ったクルド人の女性監督が送ってくれるシリアの映像を再構成し、芸術としての映画作品に昇華させたドキュメンタリー(のようです。予告編しか観ていないので判断はできませんが…)。

●『シリア・モナムール(英題:SILVERED WATER, Syria self-portrait)』公式サイト
http://www.syria-movie.com/
(シリア・フランス合作/2014年)
監督・脚本:オサーマ・モハンメド、ウィアーム・シマヴ・ベデルカーン
写真:ウィアーム・シマヴ・ベデルカーン、1001人のシリアの人々、オサーマ・モハンメド
オリジナル音楽・ヴォーカル:ノマ・オルマン

この映画は当初、英語のタイトルを直訳した『銀の水――シリア・セルフポートレート』という邦題が付けられていたそうですが、一般公開の前に『シリア・モナムール』と改題。これはアラン・レネ監督が被爆地の広島を舞台に、フランスの女性と日本の男性との一夜限りの関係と戦争の記憶を描いた映画『二十四時間の情事(原題:Hiroshima mon amour ヒロシマ・モナムール)』(日本・フランス合作/1959年)へのオマージュという側面もあるようです。

[予告編と写真のスライドショー]
http://www.syria-movie.com/#!trailer/u7prh

[上映中・公開予定の映画館]
6月18日(土)から上映中
●シアター・イメージフォーラム(東京都 渋谷区 渋谷2-10-2)
http://www.imageforum.co.jp/theatre/
7月16日(土)~
●第七藝術劇場(大阪市 淀川区 十三本町1-7-27 サンポードシティ6F)
http://www.nanagei.com/
7月23日(土)~
●松本CINEMAセレクト(まつもと市民芸術館 小ホール/長野県 松本市 深志3-10-1)
http://www.cinema-select.com/
●7月30日(土)~
京都みなみ会館(京都府 京都市 南区 西九条 東比永城町78)
http://kyoto-minamikaikan.jp/
8月6日(土)~
●シアターキノ(北海道 札幌市 中央区 狸小路6丁目 南3条グランドビル2F)
http://www.theaterkino.net/
9月上旬から
●元町映画館(兵庫県 神戸市 中央区 元町通4-1-12)
http://www.motoei.com/
・公開時期は近日発表
●シネモンド(石川県 金沢市 香林坊2-1-1 香林坊東急スクエア.4F)
http://www.cine-monde.com/
●高田世界館(新潟県 上越市 本町6-4-21)
http://takadasekaikan.com/
・夏から
●名古屋シネマテーク(愛知県 名古屋市 千種区 今池1-6-13 今池スタービル2F)
http://cineaste.jp/

現地の今を伝える映像ジャーナリスト・玉本英子さんのレポート。
●シリア
http://www.asiapress.org/apn/category/author/syria/
(アジアプレス・ネットワーク)

●第12回DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞
(DAYS JAPAN デイズ・ジャパン)
受賞作品の数々が以下のサイトで公開されています。直視したくない場面も多々ありますが、1カット1カットが見る者に「これが現実なのだ」と突きつける作品群。
https://www.daysjapan.net/taishou/
・新たな生活を求めて
・ガザ 困難を乗り越える人々
・ビルマのヒスイ鉱山
・シリア 傷つけられる子どもたち
・ヨーロッパを目指す難民たち
・ネパール大地震
・ISとの攻防 クルド人部隊の闘い
・イラク 宗教の名のもとで
・空爆直後のアレッポ
・パレスチナ ヨルダン川西岸 抵抗する人々
・漂流する ロヒンギャ族
・アルゼンチン 農薬の犠牲者
・イラン・盲目の少女 光を探して
・ブラジル 廃墟で暮らす人々
・日本 孤独死
・中国 木を植えるふたり
・コロンビア 闘う先住民
・バングラデシュ なめし革工場の汚染問題
・中国の毛皮産業

古居みずえさんを含め55人の執筆者によるパレスチナの入門書。
●『パレスチナを知るための60章』臼杵 陽・鈴木啓之 編著(明石書店/2016年)
http://www.akashi.co.jp/book/b222734.html

●『イスラエルを知るための60章』立山良司 編著(明石書店/2016年)
http://www.akashi.co.jp/book/b103222.html

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都知事選の費用50億の内訳は? 削減するには? [社会問題&戦争関連]

都知事のムダ遣い:税金の重し.pngマスコミ報道では都議選に50億円も掛かると言われていますが、誰が試算したんですか~?

都選管(都選挙管理委員会)が以下のように説明しています。
●都知事選:費用 約50億円、選挙期間 最大17日間
●都議選:費用 約45億円、選挙期間 最大9日間

・費用の6~7割は人件費で、期日前投票の立ち会いなどに関わる区市町村職員の残業代など。都知事選のほうが期日前投票の期間が長いので出費も多くなる。
・投開票所に関わる職員の人件費に充てる市区町村への交付金。
・PRポスターの制作、選挙カーの燃料費など。

以上を知って、ああそうか、そんなに掛かるのねぇ、仕方ないか…なんて諦めるから、税金が使われ放題になっちゃうのでは? まずは削減方法を考えてみましょうよ~。

[削減できそうなもの]
●選挙活動の期間は1週間だけにする(選挙カーの騒音も減らせる!)←これだと立候補者の人柄や思想・政策・公約などを調べる期間が短いため、著名人が有利となるので、公示だけは1~2か月前にするとか?
●投票の立ち会いは職員の残業じゃなくて、都民の無償ボランティアにする(そうなれば、私だって参加しますよ~。まぁ人選も問題となるでしょうから、私のように偏った人間は外されるかもしれませんが~、笑、これから選挙権を持つことになる18歳・19歳の学生や社会人、高校生や定年後のシルバー世代にも協力を仰げばいいと思いますね。勤めている人も育児で忙しい人も自分の時間を10分でも15分でも提供することで、みんなの税金が1円でも多く削減できるなら…と考える都民は今、非常に増えていると思いますし、小・中学生も含めて10代の政治に対する関心も高まっていると思うんですよ)。

●ポスターや広報紙などの制作は大手広告代理店に依頼せず、キャッチコピー等の文章もコピーライター任せにしないで都知事に立候補する人が自分で書き(本来なら当然のことでしょ?)、ポスターの撮影やデザインも都民ボランティアが担当し、低料金の印刷会社で刷る(そういう印刷会社はデザイナーの兄貴分のマッチャンや私に聞いてください。笑)。
●選挙カーの燃料費は個人の負担とする。ということより、ウルサイだけで効果があるとは全く思えないので、選挙カーで回る選挙活動自体を廃止してほしい。
●ポスター掲示も不要かも? 顔写真や大仰なキャッチフレーズより政策の内容を詳しく知るほうが大事! テレビやネット環境のない人のために各戸へ配る広報紙は必要だと思います。

[ネット活用(※すでに実施されていることも含めて)]
●インターネットのメディアを駆使し、専用のWebサイト、Facebook、Twitter、LINEなどを最大限に活用して選挙活動を行う(サイトの設定などは不公平感のないようフォーマットを統一し、立候補者は画像や文章を挿入するだけでSNSとも自動的に連動させるなど、手間が掛からないように作れますね)。
●都議選に出る人は立候補の表明と同時に、ネットのクラウド・ファンディング等で選挙資金を募り、必要なときにすぐ使えるようにする。
●選挙カーで騒音をまき散らしながら東京中を回らない代わりに、東京都のWebサイトに都知事選の専用ページを設け、各候補者が提言や公約を発表する映像を24時間、流し続ける。同じものをMXテレビ(TOKYO MX)の2つのチャンネルを使って空き時間に流すとか、ケーブルテレビを使うとか。

[投票率を上げるために]
●ワゴン車に投票箱を積んで都内各地を巡る「移動期日前投票所」を導入。これは来月の参院選から全国に先駆けて島根県の浜田市が実施する方法ですが、同市では過疎地のお年寄りが投票所へ行くのが大変なので投票所を車で移動させようと考えたようです。都心だと渋滞問題があるので難しいかもしれませんが、都内でも市部の面積の広い地域や郡部・島部でお年寄りの多い地域などは、投票カーが巡回して一人でも多く投票してもらえるといいのに~。

じゃあ、そのクルマを調達する費用はどうするの? うーんうーん(汗)。
都知事の公用車「黒塗りのワンボックスカー」の車種を都庁に確認し、値段も調べた人によると、「トヨタのアルファード 平成26年型」だとか。ネット上には最高級ミニバンとか500万円といった文言が散らばっていますが、知事が替わるたびに新車を購入しているんでしょうか? リースとどっちが安いの?
たとえば、選挙のあるたびに廃車寸前のワゴンカーをリースして投票カーにするなんてできないのかなぁ。

…などと思いつきで書いただけですが、私の妄想に過ぎないでしょうか? 内容はともかく~、要するに選挙の方法自体を根底から見直したり選挙法の改正を検討したりする時期が来たのではないかと言いたいわけなんですよ。算数のできない私ですら考えてみたんですから~(苦笑)、もっと知恵のある都民が活発に意見を出し合えば、たくさんのいろんなアイデアが出るはずですよね!

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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「ポスト都知事」リストではなく、ほかの視点からの人選を。 [社会問題&戦争関連]

悪代官.pngやっと、ようやく都知事の辞職が決まりましたねぇ。やれやれ、まったくもう…。テレビのワイドショーやニュース番組は連日、都知事がらみの話題で、都民のほとんどの方がウンザリしていたでしょうし、東京都に住民票を置いてなくても近郊から都内へ通勤・通学する方々、ほかの地方にお住まいの方々もゲンナリしていたことと思います。

都知事は辞職のコメントに、「これ以上の都政の停滞は耐え難い。私が身を引くことが一番と考え、辞す決意をした」と言いましたが、遅すぎる! 今さら何を言ってんの!? 都政を停滞させたのは誰なのか自覚してないの!?

これまでの厚顔無恥ぶりに驚き呆れた先は、「この人の精神構造はどうなっているのか?」と学術的な興味に転換した人もいると思います。「策士だから全部が計算した言動だよ」と言う人もいますが、計算できる人なら辞職後の社会的なポジションを考えて、ほとぼりが冷めたら政治評論家やコメンテーターにでもなろうかと、サッサと辞任して最低限でも「辞めるときは潔かった」というイメージを保つよう動いたと思うんですよね~。

自己を客観視できないのか? 置かれた状況を直視しないよう目を背けているのか? あるいは、「基本的に正論を言っている自分は悪くない、理解できない大衆がバカ」と思っているのか(苦笑)。平気で嘘をつくメンタリティの人は、嘘をつき続けるうちに嘘の内容が、その人の中だけで真実に変わっていくとも言いますが(私が2度目に離婚した相手がそういうタイプ…恥)。

偏見のない精神科医に分析してほしいところですが、「自己愛性パーソナリティ障害」に当てはまるんじゃないかなと…(※「パーソナリティ障害」とは以前でいう「人格障害」に近いのですが、ニュアンスが違うために「パーソナリティ」という言葉が用いられるようになりました。精神病とは異なります)。

この障害をもつ人は、『DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル)』(アメリカ精神医学会)によると以下のような特徴があります(※訳書をもとに私がリライト)。

●自分は優秀だから重要人物であるという誇大な感覚をもつ。
●無限の成功や権力、美しさ、理想の愛といった空想にとらわれている。
●自分は特別だから、ほかの特別な人や地位の高い人物・団体だけが理解しうる存在で、そういう人たちと関係を結ぶべきだと信じている。
●つねに称賛されたいという欲求があり、他人は自分を賛美するために存在すると思っている。
●自分は特別待遇されるべきで、他人も自分の期待通りに行動すると思い込んでいる。
●目的達成のために他人を利用するのは当然だと思っている。
●尊大で傲慢な発言や態度が目立つ。
●共感性に欠けており、他人の心の痛みがわからず、認識しようともしない。
●他者に非難・批判されると、自分は嫉妬されているのだと思い込む。
●周囲から注目されないと傷つき、怒りをもって反応する。

こういう自己愛性の強い人は統計だと一般人口の1%ぐらいとのことですが、政治家や芸能人などに多い気がするんですけど…。えっ?「ウチの社長のことかと思った」ですって? まぁそういうこともあるでしょうねぇ(笑)。

このところテレビや雑誌などで「ポスト都知事」として、たくさんの著名人の名前が挙がっていますが、それは政党やマスコミの押しつけですよねぇ。そのリストを基に、あの人がいいとか、この人はダメとか選ぶなんて政治屋さんたちの思うツボでは? 私なんてどの人物も反対したい人ばかりですよ~。だいたい東京都知事ってタレント性の高い人や全国的に有名な人という必要があるんですか?

青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一と、東京都は4代にわたって大失敗の知事が続きました。その傾向を分析すると、ミーハー感覚で投票した人が多いんじゃないか、とも思われます。
作家や学者、芸能人、タレント文化人、キャスター、コメンテイター、国政の場にいた政治家など、テレビで顏や名前を売ってきた人を排除すると、今、マスコミの挙げている「ポスト都知事」は、ほとんどがNGとなりますよね~。

政治なんて何もわかってないシロートのくせに!と言われるかもしれませんが、今回は特に政治のクロートだと思った人に任せたら完全に裏切られたわけですよね?
だったら、たとえば、都政を全体にわたって俯瞰(ふかん)してきたという自負のある都庁の職員が立候補するとか、東京で生まれ育って江戸と東京の歴史・文化をこよなく愛する企業や商店の経営者が立候補するとか、という視点があってもいいんじゃないでしょうか~?

国会議員が地方自治にも長けているとは思えないんですよ。東京を特別視する人は多いようですが、地方の自治体の一つであるという原点に立ち戻って考えてみればいいんじゃないかなぁ。
舛添サンは「東京を世界一の都市に」と騒いでいましたが、世界一になる必要ってあるんですか? そういう発想に賛同する人は経済的な発展しか眼中にないんでしょうけど、金儲けだけを主眼として成長してきた東京は、それに伴って失ってしまった貴重なものが非常にたくさんありますよね。

舛添サンの「世界一」には海外の都市を足繁く訪問したり、リオ五輪で旗を振ったりするイメージしかなかったようですが(苦笑)、歴史や文化を大切にする姿勢は世界一だとか、平和で防災対策のしっかりした安全な都市として世界一、安心して子育てしたり老後が過ごせたりすることで世界一とかね、そういう世界一を目指す人物なら大賛成なんですけどねぇ。

都知事は都議選の際に「東京都の待機児童を4年の間にゼロにします!」と訴え、就任以来の実績として「少子高齢化の流れの中で、保育施設の充実や地域包括システムの構築に取り組んだ」などとアピールしましたが、先日の「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)では以下のように報道していました。

●都知事の視察の7~8割は美術館や博物館で、保育園など行ったこともなかった。
●子育てに関わる有識者や都民委員が参加する会議体「東京都子供・子育て会議」は都知事の就任以来、会合が14回あったのに一度も顔を出さなかった(取材を受けたNPO法人の男性の証言)。

東京都では今も7800人以上の待機児童が取り残されています…。と言ったら、舛添サンなら「任期まで居られたらゼロにできたのに!」と反論しそう(笑)。いやいや、せめて退職金の約2200万円は受け取らず、都知事選に使ってくださいと言うべきですよね~!

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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都知事の税金ムダ遣いメモ10:世界の首長・市長の年齢…日本の政治家も若返りを! [社会問題&戦争関連]

既得権益・利権.png6月6日の第三者(とやら)による調査の報告後、さらに騒ぎが大きくなっていますが、弁護士の人選ミスも原因ですよねぇ。年配の方は検事時代なら厳しい正義の人だったのに、弁護士となってからは不祥事を起こした大企業や団体、ダーティな印象の政治家を擁護する側に回った人らしいので、調査の内容とは関係のない話題まで提供する羽目に。都知事は自身の炎上中、さらに自ら油をかぶった感じ。弁護士じゃなくてリスク管理の専門家にアドバイスを乞えば良かったのに(苦笑)。

法的責任はないという結論を導くとは誰もが予想していましたが、都知事に問われているのは人としての良識にのっとった資質、道義的責任や社会的責任ですよね。どう考えても都知事にはふさわしくないから辞任を、という人たちが9割を超えているのに、辞めたくないって…。

そこまで都知事の椅子にしがみつきたいということはですよ、表面には出てこない“うまみ”が、まだまだ物凄くあるんでしょ。名誉や地位、プライド、意地などではなく、やっぱりオカネか…。税金を好き放題に使って資産を築いてきたのか? 昔から、そういう政治家ってたくさんいたはず。ここでケジメをつけないと、日本の政治は腐る一方です。

ところで、イギリスの新聞サイトに掲載されているロンドンの前市長の写真集(?)を見て、これは大変な体力だなぁと感服しました。
●London Mayor Boris Johnson's best photocalls, in pictures(「デイリー・テレグラフ」)
http://www.telegraph.co.uk/news/picturegalleries/uknews/10230593/In-pictures-Boris-Johnsons-best-photocalls.html?frame=3579972

まぁ元々、体格のいい人ですし、自転車通勤でも有名だったそうですが、やっぱり若さもあるよなぁ…と。そういえば、ほかの国の市長の年齢は?と思って、この前のG7参加国の首都の首長・市長さんたちをチェックしてみました。

年齢の若い順に挙げてみましょうね。

[アメリカ]
●ワシントンD.C.(コロンビア特別区)市長 女性 43歳
ミュリエル・ボーザー(Muriel Elizabeth Bowser/1972年8月2日~)

[イギリス]
●ロンドン市長 男性 46歳
サディク・カーン(Sadiq Aman Khan/1970年10月8日~)

[イギリス](※現職じゃないけど参考)
●前ロンドン市長 男性 51歳
(今月19日で52歳 ※アンヌさんと同じ誕生日♪)
ボリス・ジョンソン(Alexander Boris de Pfeffel Johnson/1964年6月19日~)

[ドイツ]
●ベルリン市長 男性 52歳
ミヒャエル・ミュラー(Michael Müller/1964年12月9日~)

[カナダ]
●オタワ市長 男性 54歳
ジム・ワトソン(James Alexander “Jim” Watson/1961年7月30日~)

[アメリカ](※首都じゃないけど参考)
●ニューヨーク市長 男性 55歳
ビル・デブラシオ(Bill de Blasio/1961年5月8日~)

[フランス]●パリ市長 女性 56歳
(今月19日で57歳 ※ボリスさんと同じ誕生日♪)
アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo/1959年6月19日~)

[イタリア]
●ローマ市長 男性 58歳
ジャンニ・アレマンノ(Gianni Alemanno/1958年3月3日~)

[日本]
●東京都知事 男性 67歳
舛添要一(ますぞえ・よういち/1948年11月29日~)

●横浜市長 女性 70歳
林 文子(はやし・ふみこ/1946年5月5日~)

アジアは高齢の人が多いのかなぁ…と、お隣の国々を確認したら、

[韓国]
●ソウル特別市長 男性 60歳
朴 元淳(パク・ウォンスン 박원순/1956年3月26日~)

[中国]
●北京市長 男性 59歳
王 安順(Wang Anshun/1957年12月~ ※日にちは不明)

じゃあ、G8から外された国は?

[ロシア]
●モスクワ市長 男性 57歳
セルゲイ・ソビャーニン(Sergei Semyonovich Sobyanin/1958年7月21日~)

というわけで、日本を除く世界の情勢としては、全体的に若返りが図られていることがわかりました~。もちろん、政治の世界は単に年齢が若けりゃいいというわけでもないんでしょうけど、汚れきった世界を知り尽くして、したり顔をする人たちより、新しい発想で風穴を開けるために世代交代しよう!ということを日本以外の国々は、すでに実践しているわけですね。

そして、やっぱり体力は人一倍、重要なんですよ。
都知事は湯河原の別荘のお風呂に入りたい理由として、「(股関節の手術後、半身浴しかできないので)リハビリのためにも週に1度くらいは(別荘の)広い風呂で脚を伸ばしたい」と言い、横浜市長は飛行機のファーストクラスを使った理由として、「本音を言えば体調がものすごく厳しい。横浜市長の激務は本当にきつい。70歳になり体調管理が大切」と言いました。

お二人とも一般企業なら第二定年の年齢すら、とうに超えています。政治家は健康アピールに熱心な人が多いのに、前述のような愚痴を正直にこぼすだなんて、もう限界だということですよねぇ。横浜市長だけが激務のようにおっしゃっていますが、ほかの市区町村の長に対して失礼な発言だわ、と考えも巡らせられないほど疲労困憊なんでしょう。

この方々と同じ年代で、がん患者でも働き続けないと医療費が払えなくなる人はたくさんいますし、ほかの持病を抱えながらも食べていくためには死ぬまで働かねば…という人たちも多いんですよね(私もその年代まで生き延びられれば、同様の状況)。

でも、このお二人なら引退しても悠々自適の生活が送れる充分な資産があるでしょ? 東京都民も横浜市民も無理をさせてまで知事や市長をこき使おうなんて、これっぽっちも思っていないし、限界と叫んでいる高齢者を働かせるのは老人虐待ですよ。 都知事は別荘売却なんてピント外れのトンチンカンなこと言わないで、どうぞ潔く引退なさって、お好きなだけリハビリできる隠居生活をお楽しみになればよろしいのに~! 横浜市長も過労死する前に一刻も早く引退を~!

イタリアでは現在、ローマ市長選の最中で、6月5日の時点でトップに立ったのは女性弁護士のビルジニア・ラッジさん。この方は37歳で、反腐敗を掲げる野党の候補とのこと。ローマも東京も同じ課題で苦しんでいるんですねぇ。決選投票は19日です。

“老害”とまで言われ、自ら晩節を汚しまくる御仁も多い日本の政治の世界には、定年制を導入すればいいと思います。そして、その年齢を迎えても、まだまだ国民のために働きたい!役に立ちたい!と熱望する人は、教育・福祉などのボランティアとして、自分より下の世代のサポートに回って、地域活動に関わったり、長時間保育や学童の子どもたちの面倒を見たり、老老介護の方々の世話を手伝ったりしてくだされば、敬愛される高齢者として人生を全うできると思うのです。


[都議会スケジュール]
6月8日(水)13:00~/一般質問
6月15日(水)13:00~/議案の議決など

[傍聴のご案内]
東京都議会 議会局 管理部 広報課
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/audience.html

●東京都議会
・インターネット中継:パソコンやスマートフォンで視聴可能。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/
・都庁内CATVによる同時中継(手話通訳付き)
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/prcorner.html
・テレビ中継:地上デジタル放送TOKYO MX1(9ch/091)
http://s.mxtv.jp/togikai/
6月11日(土)13:00~16:00/代表質問ダイジェスト
6月12日(日)13:00~15:00/一般質問ダイジェスト
6月15日(金)13:00~/本会議 最終日(生中継)

●都知事定例会見
6月10日(金)13:59~
TOKYO MX1(9ch/091)
http://s.mxtv.jp/tochiji/
※5月の会見の動画も観られます。

●都議会議員Webサイト
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/link.html

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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都知事の税金ムダ遣いメモ09:リオで旗振りしたい知事と現地へ行く気マンマンの都議。 [社会問題&戦争関連]

都知事のムダ遣い:税金ばらまき.jpg6月1日(水)の都議会での都知事の所信表明は最初から終わりまで、演技力のカケラもない大根役者よりずっとひどい棒読みで、ほとほと呆れました…。原稿を初めて見たのかと思うほど、原稿から目を離しませんでしたねぇ。同じ日の夜に「消費税を上げるの、やっぱりやーめた!」と会見した無責任な安倍サンですら、顔を上げてしゃべっていたのに。

都議会の終了後、自民の幹事長が「説明責任を果たしていない」、公明の幹事長が「言語道断」とまでコメントしたのにはビックリしました。まぁそれだけ都民からの突き上げがキツイってことでしょう。

都知事の所信表明については、「ファーストクラスとスイートルームは、もう利用しない。公用車の私的利用はしない」ということだけが大々的に報道されました。自治体の代表者の方針演説なのに、取り上げられた内容がムダ遣いの話だなんて、他府県に対しても非常に恥ずかしい…。都民は肩身が狭くなる一方です。

税金のムダ遣いには罰則がないから、民間企業ならクビになることでも、これまでの政治家は頭を下げてオシマイという場面ばかりでしたが、減俸など具体的なペナルティを科すように条例を改正してほしい。

都議会での知事は、「とにかくリオ五輪に都知事として出席して、旗振りのパフォーマンスがしたいんだよ~!」と訴えているようにしか見えませんでした。
私はもとより多くの人たちが、今の都知事を東京の代表としてリオ五輪には行かせたくないと思い、その前に辞めさせるにはどうすればいいの?と調べている方々もいます。

こういうときこそ先頭に立つべきなのが都議の皆さんのはずですが、なんとリオ五輪に行っちゃう予定の都議サンたちもいるんですよね~!
8月のリオ五輪と9月のパラリンピックの開会式・閉会式に、都議会議員団の派遣を決めたそうで、しかも、当初は議員20人と随行職員6人で6200万円の予算を計上。

会場の設備やセキュリティ対策などの視察という名目ですが、だったら、都議会で設備関係や警備の専門家たち、パラ五輪なら福祉系の専門家を選出し、その人たちに視察してきてもらえばいいでしょ? ドシロートたちが大挙して押しかけたって専門家とは着眼点が異なるのですから、何も活かせないと思いますよ。

その後、議員7人ずつ3泊7日の旅行を4回に分けることにしたそうで、つまり合計28人に増やしちゃったんですよ! 当初の予算6200万円を単純に28人で割ると1人あたり約221万4286円。しかも、増員したせいで予算の増額も見込まれるなどと勝手なことをほざいているのです…(呆)。

[リオ五輪に参加予定の党と都議の人数]
自民16人 公明5人
民進(旧・民主)4人+(旧・維新の党)2人
かがやけTokyo1人

さらに聞き捨てならないのは、当初5人の割り当てがあった「共産党」と「生活者ネットワーク」が、「現地のホテル代は高騰している。都民の税金を使う以上、派遣するとしても最小限にすべき」と参加を辞退したのに、その辞退した5人分を予算から削るどころか、参加枠を自民と民進系で分け合ったと判明!(驚)。

こんなことが平気でできる厚顔な都議には、今の都知事のことなんて追及できませんよねぇ。税金を使う感覚が完全にマヒしちゃっている。詰まるところ、舛添サンと同じ穴のムジナ。
リオ五輪に参加する予定の都議は誰なのか、早く公表すべきですよね。心情的には参院選にも非常に大きく影響します!

共産党の大山とも子幹事長のコメント
「随行職員を含めれば40人規模になるだろう。参加しない人数分を他の会派で分け合うことなど、これまではなかった。再配分するのは前代未聞で許せない」

もうあまりにもバカバカしいし、ケチの付きまくりで世界的にも恥ずかしく情けないので、やっぱり東京五輪も返上すればいいと思いますね。そうすればリオの視察もナシでいいでしょ! オリンピックに出場するほどのレベルの選手は、さまざまな国際舞台に慣れているはずですから、東京でなくてもどこでも活躍できます。だから、気持ちよく海外で開催される五輪へ送り出してあげればいいのです。

ヨーロッパの地方議会の議員は、ほとんど報酬がなく、ボランティア精神をもとに議員に立候補するそうです。多くの人が会社員や公務員などとして働きながら議員を兼任するため、議会は夜に行われるのだとか。そのほうが一般の人も傍聴しやすい時間帯ですし、より政治が身近になるでしょうね。

全国の地方議員が無報酬となり、五輪開催も返上して、その分の税金を東日本と熊本・大分に活用すれば、復興がもう少しは早められるのではないでしょうか。あ、「パナマ文書」に載っている企業や個人の課税逃れも追及できれば、莫大な税収入になるのにねぇ。広告収入の大きいマスコミでは追及の手も潰されるでしょうから(すでにそうなっている)、ネットニュース系と市民の草の根運動で頑張るしかないかな~(怒&涙)。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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都知事の税金ムダ遣いメモ08:都議を知ろう、都議会を傍聴しよう! [社会問題&戦争関連]

議会.png明日の6月1日には東京都議会が開かれます。
都知事の金銭問題は多方面にわたってどんどん広がっていますが、都庁には批判の電話やメールが約2万700件(27日までに)、都選管(都選挙管理委員会)には「知事のリコール(解職請求)をするには?」という問い合わせが次々と…という状況だそうです。

都知事のリコールには都内の有権者の署名が必要で、東京都全体の人口に対して約146万7千人分(今年3月現在)の署名を集めねばならないとか。ネット署名ならアッと言う間に集まるよ!と思いがちですが、リコールの署名には以下の条件があります。

●署名できるのは都内に住む有権者のみ(都内に住民票を届け出ていて選挙権のある人)。
●記入するのは住所と氏名、押印も必要(ハンコをおさねばならないのでネットではできない。…電子印鑑じゃダメなの?と思いましが、まだ普及していませんね)
●匿名や偽名は不可。

しかも、その署名は各区市町村の選挙人名簿と照合する必要もあるとか。手続きが非常に面倒なので、早々に「無理だね~」と断念した人もいます。
また、参院選が7月なので、選挙に影響を及ぼしそうな時期(国会議員らの任期満了を迎える60日前から)は署名集めも禁止されるそうです。
簡単にリコールできるのも支障があるんでしょうけど、ここまで面倒というのも問題では?

また、「都知事選には50億も使うからガマンしたほうがいいよ」と言う人たちもいますが、なぜ50億も支出することが前提なんですか? その内訳を…現・都知事の好きな言葉ですが…徹底的に“精査”し、税金の支出を抑えに抑える選挙ができないかを都議会と都民とで模索すればいいのでは?
50億もの税金を「それだけ掛かる」と言われて、そうなんだね~と、なぜ素直に受け入れるのでしょう? そういう発想から切り崩さないと、ムダ遣い都政は何も変わらないと思うんですよ。

このところ、以前の猪瀬知事が追及を恐れて逃げ出した「百条委員会(調査特別委員会)を設置せよとか、都知事に対する不信任決議を!という声が上がる一方、参院選も近いし都知事が辞職しないで議会を解散したら自分の選挙もアブナイと恐れる都議がいるとか、暴言オヤジの森喜朗がバックアップすると舛添サンに確約したから都知事が息を吹き返した等々の噂も出ていますね。

東京五輪のことでも何でも責任を取らない森サンに、何で力があるのか全く理解できないのですが、あのジイサンが「僕はラガーマン」と言うたび、ラグビーファンの私はひどく寒気がします。一日も早く引退していただきたい。

都知事は過去にタレント活動で調子づいた時期に、テレビ番組にたくさん出演したり著書をバンバン出したりしたせいで、その内容と現状との言行不一致、矛盾だらけが完全に露呈してしまいました。映像や文章がしっかり残っているため、世の中に言質(げんち)を与えまくった、つまり追及しやすいわけですよね。

2014年の知事選で舛添サンを支持した自公の党員や一般の皆さまは、内心は怒っているけど、それを表明しにくいと思っているかもしれません。でも、誰もが「人を見る目がなかった~(泣)」「こんなはずじゃなかったのに~!(怒)」ということって、ありうると思うんですよ。

だから、「私は裏切られた。今は支持できない」と明確に宣言すればいいだけ。
特に都議の皆さんは、自分の考えや立場をハッキリとアピールすべきだと思いますし、これは都民に、ひいては全国の人たちに、政治家としての自分を売り込む絶好のチャンスではありませんか!
逆に、ジーっと黙ったままの都議は「きっと都知事と同じようなこと、やってんのね~」と疑われても仕方がないと思いますよ。

私は都議の方々の顏もロクに知りませんでしたし、たいして関心も持たずにいましたが、1人あたり月々100万円以上、1年間で1500万円以上の税金を報酬として受け取っている人たちです。私は心の底の底から海より深く反省しました(汗)。今後は都議の皆さんの働きぶりをきちんと見なくては! 全都民がしっかり注目しないと、都議の皆さんもせっかく当選した甲斐がありませんよね!

都議の数は議員定数127人のところ、現員123人(うち女性24人)です(平成28年4月11日現在)。

●都議会議員Webサイト
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/link.html
自分のサイトを何年も更新していない都議、単にページを作っただけという都議もいます。今の時代、Webサイトすら活用できない人って、都民に自分の活動状況をどのように知らせているんですか? 駅前や街頭での辻立ちやビラ配りも大事でしょうけどね~、IT系が苦手だとしても、それを頼めるブレーンもいない人なんだなと受け取られると思いますよ。

今は選挙権のない20歳前の大学生、高校生、中学生のみんなも、どういう人たちが東京の議員なのかをWebサイトでしっかりチェックしておきましょうね~!


さて、明日から始まる都議会のスケジュールをお知らせします。この機会に傍聴を始めるのもいいですね。テレビやネットでも中継されますし、都庁内でも観られますよ~!

●東京都議会
・テレビ生中継:地上デジタル放送TOKYO MX1(9ch/091)
http://s.mxtv.jp/togikai/
・インターネット中継:パソコンやスマートフォンで視聴可能。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/
・都庁内CATVによる同時中継:会議の当日に都議会PRコーナー(議事堂2階 南側)などで視聴可能。手話通訳付き。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/prcorner.html

[平成28年 第2回定例会 本会議の内容]
6月1日(水)13:00~/会期の日程、知事の所信表明など
6月7日(火)13:00~/代表質問
6月8日(水)13:00~/一般質問
6月15日(水)13:00~/議案の議決など

[傍聴について]
●本会議の傍聴:「一般傍聴券によるもの」と「議員の紹介によるもの」とがある。
●一般傍聴券:本会議の当日12時(開会予定1時間前)から先着順に1人1枚ずつ、都議会議事堂2階の受付で配布。配布数は186枚まで。
●傍聴席:聴覚障害者のための難聴者補助設備(磁気ループ)を設置。車椅子利用者のスペースも用意。
●幼児ルーム:本会議の傍聴の間、乳幼児((満1歳から小学校就学前までの幼児)を預けられる幼児ルームを設置。利用するときは傍聴したい本会議の前日(前日が閉庁日の場合は直前の開庁日)の午後5時まで連絡が必要。

[傍聴のご案内]
東京都議会 議会局 管理部 広報課
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/audience.html

●都知事定例会見
6月3日(金)13:00~16:00
TOKYO MX1(9ch/091)
http://s.mxtv.jp/tochiji/
※5月の会見の動画も観られます。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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7歳の子を山林内に置き去りにするのが「しつけ」!? [社会問題&戦争関連]

地図:七飯町01.png北海道の小2の男の子が山菜採りの最中に行方不明になったというニュースがあり、その後、一緒にいた両親が「しつけのために」と山林内に置き去りにしたことが判明しました。
地図:七飯町02.png
捜索中の現場は渡島(おしま)半島の南部に位置する七飯町(ななえちょう)の山林内で、同町の北東は鹿部町(しかべちょう)、南東は函館市、平野部の西側が北斗市に接しています。男の子は北斗市内の小学校に通うYくん(7歳)。

大きな湖のある国定公園に近い地域で自然も豊かなのでしょう。テレビやネットの映像を観ると、広大な一帯が鬱蒼(うっそう)とした深い森です。林道の両側の山林内には細い道すら見当たらず、捜索している大人の男性が倒れている木々を伝って歩いたり、斜面で滑って足を取られそうになったりする光景も映りました。その山林は起伏が多く崖もあり、水の流れの速い沢が入り組んでいるそうです。

道内に住んでいる人なら、こうした山林にはクマなどの野生動物も棲息していることを、私なんかより充分に知っているはずですよね? たとえどんな理由があろうとも、そんな場所に7歳の子を置き去りにしますか!? 親としてそんな行動をする以前に、発想自体が異常ではないでしょうか?

[これまでの経緯]

28日(土)
●一家(両親・小5の姉・小2のYくん)で鹿部町の公園へ日帰りのドライブに出かけた。公園で水遊びなどをした後、Yくんが「小石を車道に向かって投げていたので叱ったが、言うことを聞かなかった」(両親談)。
●午後4時頃 山菜を採りに七飯町の山林内へ(と警察に説明)。
●午後5時頃 両親はYくんが「以前にも石で車に傷を付けたことがあるので、父親として威厳を示さなければと感じ、悪いことをするとこうなるという意味で、しつけのために」と七飯町の道道(どうどう)から未舗装の林道へ入り、「反省しなさい」とYくんを車から降ろし、山林内の脇道に置き去りにした。Yくんが泣きながら車を追い掛けてきたので、いったん車内に入れたが、三差路で再びYくんを降ろした。そのまま500mほど下った所で停車し、父親が徒歩で置き去りにした地点まで戻ったところ(約5分後)、Yくんの姿はなかった。家族で周辺を約30分捜しても見つからなかったため、両親は警察に「山菜採りの最中に父親とはぐれた」と通報。
●夕方~ 警察などの捜索が徹夜で続けられた。

Yくんの服装については、行方不明と報じられた時点だと「半袖のTシャツ、ジーンズ、サンダル履き」とのことでしたが、丸一日も経ってから両親が「置き去りにした」と話した後の報道では「胸にアルファベットの入った黒色のTシャツ、紺色のジャージズボン、赤色の運動靴」というふうに具体的となりました。服の色などは捜索の目安として重要ですよね。行方不明となった子どもの服装まで、なぜ、ぼかして伝えたのでしょう。全く理解できません。

七飯町は道内で最も温暖な気候とのことですが、5月下旬の夜間は寒いでしょう。身長120㎝ぐらいで体重20㎏という子が軽装のまま真っ暗な山林内で夜明かしするなんて、想像もできない(したくない)ほど非常に苛酷です。Yくんは食料も携帯電話も持っていないそうです。

29日(日)
●午前5時~ 七飯町の朝の気温は7~8℃と冷え込んだ。北海道警のほか北斗消防署、七飯町の職員ら捜索隊員を180人に増やし、Yくんが車から降ろされたという場所から半径3kmの範囲を重点的に捜索。ヘリコプターによる上空からの捜索も行った。
●午後4時過ぎ 函館中央署が現地で取材記者らに説明。
「山菜採りの最中にいなくなったというのは両親の嘘だった」
「親の言うことを聞かなかったので、しつけとして置き去りにされた」
「両親は普段から虐待をしていると疑われると思ったので、『山菜採りの最中に、はぐれた』と説明した」
●日没 捜索は、いったん中止。
●夜間 林道のパトロールを継続。

30日(月)
●午前6時~ 消防・道警・七飯町・北斗市の職員、Yくんの通う小学校の職員も含め、130人態勢で大規模な捜索が再開された。
●午後1時 Yくんの足跡や持ち物なども見つからない状況。

県警に通報があった日は「山菜採りではぐれた」との説明だったため、捜索隊は山林の中を重点的に捜したそうです。しかし、「置き去りにした」とわかった30日からは、Yくんが車を降ろされた地点より半径5km内の道道沿いや周辺の物置、空き家を中心に捜しているとのこと。

Yくんの父親(会社員・44歳)の発言として報道されたもの
「公園で遊んでいた際、息子がイタズラして言うことを聞かなかったので、山林内の脇道に入り、しつけとして置き去りにした」
「しつけのために、ちょっと怖い思いをさせようと車から降ろした。活発で元気な子だけど、体調も含めて心配です」

また、父親はテレビ局の取材に対し、口ごもりながら以下のように答えました(※音声の通りに入力)。
「子どもに対して非常に、あの~、申し訳ないのと、あと、多くの皆さんに、あの~、ご迷惑を掛けてしまいまして、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「最初は、お仕置きで(置き去りにしたのに、捜索のために森へ?)入るって話を…ちょっと、出すのは、あの~、気持ち的にちょっと…それで(捜索を)お願いするっていうのは、ちょっとできなかったです。世間体を気にしてしまいました」

テレビ局によっては、父親が車に乗ったまま顔を出しているのを映し、実名を表示したり詫びの言葉の部分をカットしたりした局もありましたが、顔も車もボカシを入れた局もありました。

私はあらゆるニュースの中で児童虐待の話を最も憎みますが、最近では「子どもの普段の泣き声だけで児童相談所に通報された」と子育てに悩む親もいますし、近所の人たちが「あの泣き声も、しつけの一環?」と迷っているうちに子どもが殺されてしまったという事件も多々あります。

Yくんのことは親の良心を信ずるなら、日頃からヤンチャ坊主で手を焼いていて、一度ガツンと言っておかないと大きくなっても暴れん坊や不良となり、世間様に迷惑を掛けるかもしれない、そう思って半ば軽い冗談のつもりで車から降ろし、からかうつもりで迎えに行ったら、姿が見当たらなくて大変な事態となった……ということも、ありうるかもしれません。

私も小さい頃、デパートのおもちゃ売場で「あれが欲しい!」「これ買って~!」とダダをこねて置き去りにされたことはあります。それでも短い時間ですし、当時なら店内は安全な場所でもありました。

しかし、現代では連れ去りなどの恐れもあるので、店舗の中でも子どもを一人きりにすることはできませんし、児童公園でも目を離してはいけませんよね。ましてや、人どころか車の通行も少ない林道、周りは昼でも暗い森、そんな所に放り出そうと思いつくこと自体が、とても恐ろしい。
特に、こうした事件を起こす多くの親は単純な発想で、また、自分たちが疑われないよう平気で嘘をつく能力はあるのに、子どもの気持ちや痛みを思いやる想像力は欠落している。そんな親のもとに生まれ、巻き込まれてしまう子どもたちは本当に不憫です。

Yくんは「親に棄(す)てられた」と思ったのではないでしょうか。その恐怖は、無事に救出されても、生涯、消えない傷として残ると思います。
ひどい仕打ちを受けた代わりに、森の中に隠れて親に死ぬほど心配させてやろうとして、迷ってしまったとも考えられます(私が子どもなら、やりかねない行動…)。

とにかく、どうか七飯町に雨が降りませんように。


[参考サイト]

●どうしんウェブ(北海道新聞)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/
※全国紙や全国ネットのテレビより、ずっと詳細な情報が載っています。

●七飯町の捜索現場付近(グーグルマップ)



※画像:北海道渡島総合振興局位置図(ファイル:日本地域区画地図補助 01330.svg/作成者:Lincun/From Wikimedia Commons, the free media repository 出典:ウィキメディア・コモンズ)
※画像:北海道七飯町位置図(ファイル:基礎自治体位置図 01337.svg/作成者:Lincun/From Wikimedia Commons, the free media repository 出典:ウィキメディア・コモンズ)

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サミットってスーパーの店舗じゃなくてG7だって~。 [社会問題&戦争関連]

志摩観光ホテル.jpg東中野で「サミット」と言えばスーパーマーケットのことなんですけど、全国チェーンかと思い込んでいたら、本社は杉並区の永福、店舗は東京・神奈川・埼玉・千葉のみ。へぇ~。
住友商事の子会社だそうで、だから、東中野の店舗は住友商事系のタワマンに入っているんですねぇ。私は必要がないので利用しませんが。
伊丹十三監督の映画『スーパーの女』(1996年)の原作を書いたのが、「サミット」の元社長なんですって。

「summit(サミット)」という単語の本来の意味は、山の頂(いただき)、頂点、絶頂、極致などで「top(トップ)」と同義語。主要国首脳会議の「サミット」は1975年のオイルショックのときに「G8」でスタートしましたが、スーパーの「サミットストア」という名称は1967年から使用しているとか。

このところ、都内でも警官の姿が普段以上に目につくなぁと思っていましたが、「伊勢志摩サミット」の期間中、都内の警備のために警視庁は最大で1万9000人を動員。それより前の今年2月には、公安が首都圏の過激派の家宅捜索も行っていたとか。
経済大国の首脳が集まるなんてテロの格好の標的でしょうし、孤立している国がいきなりミサイル飛ばすかもしれないし(汗)。
26日には成田空港で偽造パスポートを所持した中東国籍の男が逮捕されたそうですが、その前に税関が見逃していたとか。危険だなぁ…。

ところで、今回の主会場となる賢島(かしこじま)の「志摩観光ホテル」には、十数年前に連れて行ってもらったことがあるのですが、山崎豊子の『華麗なる一族』で描かれるホテルのモデルとなった所ね~♪と喜んだのも束の間、私は夕刻から発熱し、有名なフランス料理もボーっとしたまま口に運びました。伊勢海老のスープがおいしかったのは覚えているのですが、アワビのステーキは食べたかどうかの記憶もおぼろげ。もったいないなぁ…(涙)。

ホテルはクラシカルな感じが素敵だったのに、ゴージャスな雰囲気に様変わりしたことをサミットの報道で知りました。
賢島の周囲の水上警備も含め、「国際メディアセンター」「伊勢神宮」などの周辺では厳戒態勢が敷かれているそうです。さらには全国の駅や繁華街、大規模な商業施設など、不特定多数の集まる約3500か所に最大で約7万人の警官が動員されているとか。
また、サミット警備で警官が別の地域に派遣されたため、警察の負担を減らすために福島第一原発の廃炉作業も中断しているそうです。

ニュースを眺めていて、サミットには不要と思われることがたくさんあるし、開催によって困惑・迷惑している人々も多いのだなと思いました。

[私が不要・迷惑と思うもの]

●サミット応援ソング
個人が「サミット音頭」でも作って歌い踊るのは勝手ですが、開催地である三重県が地元出身のシンガーソングライターに制作を依頼したそうです。ということは作詞・作曲・歌唱のギャラに、発表ライブなどイベント関連の費用は三重県の税金から出ているということですよね? サミットに応援が必要という発想自体、私は理解に苦しみます。まぁ三重県民の皆さんが喜んでいるのならいいんでしょうけど(苦笑)。

●賢島は全島貸し切りで21日から立ち入り制限中
住民や島内に勤務している人たちはIDカードを配布され、外務省が用意したシャトルバスで移動せねばならない。警備のためとはいえ、自分の土地に出入りするにもチェックされるなんて…。

●観光地は閑古鳥
「志摩スペイン村」は5月21日(土)から28日(土)まで臨時休園・休館。週末が2回引っ掛かると売り上げに響きますよね~。国や県からの補償はないのでしょうか? 「伊勢神宮」も26日13時まで一般の観光客は立ち入り禁止。神宮の近所には赤福や伊勢うどんなどの飲食店・土産物屋さんの並ぶ通りがありますが、午前中は開店休業状態。サミット期間の前後は地元の住民や観光客の姿が減り、制服の警官や警備員が歩き回る光景に一変しています。

●学校はお休み
伊勢志摩エリアを中心に計27の小・中・高校が休校に。子どもたちはうれしいかもしれないし、私も子どもの頃は休校になると喜んでいましたが~、小学校の低学年や障碍(しょうがい)のある子どもだと1人で留守番はさせられず、共働き家庭や片親家庭では困っている親御さんたちがいるかも?
[追記(2016.5.27)]
SNS友達が「小学校は臨時休校のぶん夏休みが 短くなるそうです。残念!」と教えてくれました。ひどいわ、私が小学生だったらプンプンに怒るよ~!

●各国首脳の空港での出迎え
着物姿の若いおねーさんや花束って必要? 相変わらず女性はお飾り扱いなんですね。女性の国賓が来日するときでも、紋付き袴の若い男子が出迎えることはないでしょ?

●高価なオミヤゲ
サミットでは恒例として参加国の首脳に、開催地にまつわる記念品が贈られるそうです。2008年の「洞爺湖(とうやこ)サミット」では、北海道の馬具ブランド「ソメスサドル」の馬革製のバッグ等だったとか。
私は昔、通販カタログのコピーライティングを担当していた時期があり、「ソメス」の商品も扱っていたので説明文を書いた覚えがあります。上質な馬革を使って丁寧な手作りを貫いているブランドですが、おそらくバッグだと5万円以下は少ないかも。メンズ用のしっかりしたものなら10万円以上はするでしょう。
マスコミの記事には「外務省から贈られた」と書いてありますが、それって国民の税金ですよねぇ。

今回の場所からするとオミヤゲは「ミキモト」のパール製品でしょうか。
そういう儀礼は国際的に廃止しましょうよ!とG7で話し合えばいいんじゃないの? サミット開催の本来の目的は、世界全体に波及する金融政策に関する話し合いですよね? だったら、もっとビジネスライクに徹していいと思うんです。

また、外交の場は土産物の交換会じゃなくて、国を代表する首脳の人となりを互いに知ってもらい、国どうしを尊重し合うために必要なこと。だからこそ、自国の首脳が我々の国や民を象徴・代表するような人材かどうかを見極めるのも重要なことなんですよね……。

国際的に日本という国の現状を知ってもらうなら、今回の開催地も広島か長崎にして、オバマさんだけじゃなくG7参加の首脳の皆さんに、金融政策と共に世界の平和についても一緒に考えてもらう機会にすれば良かったのに。
もしくは、福島で開催し、原発事故の付近や宮城・岩手の沿岸部も案内し、大震災から5年も経ったのに、ようやく瓦礫(がれき)が撤去できた程度で、仮設住宅に暮らしている人たちもまだまだいるんです…という状況を視察してもらうとかね。
あるいは、熊本市内や熊本城の被害状況の視察は? それらからも、世界経済について考えが及ぶこともたくさんあると思います。

もっと発想を転換させると~、サミットの開催地は持ち回りにせず、どこかの国の迷惑にならない無人島を国連やG7などで共同購入し、「国際会議島」を造るのはどうでしょう?
テロを防止するエキスパートのみが専従スタッフとなり、年がら年中、厳戒態勢の要塞みたいな島に仕立て、国際レベルの会議は全部そこで行う。運営費は、そのつど参加国でワリカンよ~♪ お祭り気分のおもてなしはやめて、派手なセレモニーも視察(観光)もオミヤゲ交換も廃止して余計な経費は掛けない。長い目で見れば、かなりのムダ金が削減できるのでは? それで浮いた分は、援助を必要としているたくさんの国々へ!


※画像:三重県志摩市にある、志摩観光ホテルの旧館「CLASSIC」を撮影したもの。(File:Shimakan CLASSIC.jpg/From Wikimedia Commons, the free media repository/出典:ウィキメディア・コモンズ)

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震災遺児の「みちのく未来基金」事業と熊本支援の企業を応援! [社会問題&戦争関連]

みちのく未来基金.jpg熊本の地震関連の記事をチェックしていて、「みちのく未来基金」という奨学金事業を知りました。これは東日本大震災で親を亡くした子らに「夢を諦めてほしくない」という思いから、企業が2011年10月に設立したもの。
本社が大阪、自宅は神戸という「ロート製薬」の会長が、阪神・淡路大震災で支援し切れなかった無念を漏らしたひと言がきっかけとなり、「カルビー」「カゴメ」との3社合同でスタート。のちに「エバラ食品工業」も参加しました。

基金の事務局は仙台に設けられ、広く一般の企業・団体・個人に寄付を募る活動を続けていますが、スタッフは前述の4社から派遣されており、その人件費など運営に関する経費は各社が負担しているそうです。

[進学給付の内容]
・対象は両親または、どちらかの親を震災によって亡くした子ども。
・大学や短大、専門学校など進学先の合格が前提。
・学費は年間300万円を上限として卒業まで給付。
・奨学金ではなく給付金なので返済は不要。
・震災時に0歳だった子の支援を想定し、約25年間の活動継続が目標。

この給付金をもとに進学し、卒業した子どもは2015年3月末で30名となったそうです。

●公益財団法人 みちのく未来基金(宮城県 仙台市 泉区)
http://michinoku-mirai.org/
・ほかの支援企業と団体のリスト
http://michinoku-mirai.org/supporter.html
・基金の事務局スタッフ
http://michinoku-mirai.org/staff.html
・Facebookページ(寄付をした企業の名称や写真も掲載されています)
https://www.facebook.com/michinoku.miraikikin?fref=ts

●冊子『震災遺児に進学の夢を みちのく未来基金の設立の記録』(公益財団法人 みちのく未来基金/※PDF文書22ページ分)
http://michinoku-mirai.org/image/SETSURITSUNOKIROKU.pdf

給付金が授与されるのは両親でも片親でも震災で亡くしたことが前提ですが、親が生き残っていても震災によるケガや病気で働けなくなり、子どもの学費が出せなくなった人もいるのではないでしょうか。
もっと支援が増えれば、そういう子どもたちにも進学の道が開けるかもしれませんし、熊本や大分の被災した子どもの助けにもなるかもしれません。

ドンと寄付するのは無理でも、主軸の企業や支援企業・団体の商品やサービスを購入することで間接的なサポートに繋がりますよね。私なんかはそのほうが気楽に続けられる気がします。

主軸4社の商品の場合、私は野菜なら高知の「山下農園」、ほかの食品は「パルシステム東京」(生協)で購入しているので、何が買えるかな~と考えてみました。

●カルビー株式会社
http://www.calbee.co.jp/
・社会への取り組み 地域社会のために
http://www.calbee.co.jp/csr/social/region.php#tt05
子どもの頃は「かっぱえびせん」とか食べましたけどね~、最近、スナック菓子を食べるとしたら、ゴールデン街のどこかのバーで出されたときに、つまむ程度。
できるだけ食品添加物の少ないものを選びたいので、「カルビー」ならグラノーラ&ドライフルーツのシリアル「フルグラ」かな。鉄分も多いって書いてあるから鉄欠乏性貧血の私にも向いていますね。
http://www.calbee.co.jp/cereal/product/
http://shop.calbee.jp/granola/shop/default.aspx
レミさんも『平野レミの新・140字レシピ』(扶桑社)で、サラダにドライフルーツ入りのグラノーラをトッピングしていますよ~♪ 撮影のときに食べましたが、食感がいろいろで楽しいサラダです。

●ロート製薬株式会社
http://www.rohto.co.jp/
・東日本大震災 被災地・被災者への支援について
http://www.rohto.co.jp/csr/reconstruction-support/
・熊本への支援
http://www.rohto.co.jp/news/whatsnew/2016/0428_01/
「ロート」と言えば目薬ですが、近年は別のメーカーの花粉症用を買っていました。今後は「ロート目薬」にしますぅ。でも、来春まで使わないしな~。
化粧品は「肌ラボ」発売当時に試したことがありますけど、最近はずいぶん化粧品のラインアップが増えたんですねぇ。
今、うちにある製品を見つけました! 乾燥肌用の「メンソレータム ADクリーム」です。「メンソレータム」ブランドって「ロート製薬」の販売なんですね。へぇ~。
http://jp.rohto.com/
同社では福利厚生施設も一般に開放。カフェのランチが大人気の様子。
・「スマートキャンプ東京」(旬穀旬菜カフェ、リラクセーション、鍼灸など)
http://smartcamp.rohto.co.jp/tokyo/

●カゴメ株式会社
http://www.kagome.co.jp/
・東日本大震災への対応
http://www.kagome.co.jp/company/kankyo/report/society/community_02/index.html
・熊本への支援
http://www.kagome.co.jp/company/news/2016/04/002655.html
私は酔っ払うと、普段は利用しないコンビニへ寄るクセがあるんですが(汗)、そこで買うのが「カゴメ」の野菜ジュース(笑)。でも、どちらかと言えば「伊藤園」派だったのですが、今後は「カゴメ」を選ぶようにしようと思います。
この会社がジュース用のトマトを東北で栽培しているのは知っていましたが、生のトマトも販売しているんですね。ほぉ~。
http://www.kagome.co.jp/
ジュースの新商品も、たくさん♪
http://www.kagome.co.jp/products/new/

●エバラ食品工業株式会社
http://www.ebarafoods.com/
・復興支援活動
http://www.ebarafoods.com/csr/relief/
・熊本への支援
http://www.ebarafoods.com/company/20160426_kumamotojisin_2.pdf
昔は「焼肉のたれ」等を使っていましたが、今は必要なら自分で適当に作っちゃうし、焼肉は自宅で食べなくなりましたから、何のタレもいらない…。それに、市販のタレはほとんど「調味料(アミノ酸等)」が入っているのですが、私はその味は避けたい…。
それにしても、やっぱり「エバラ」だけにタレの種類は豊富ですねぇ。
http://www.ebarafoods.com/products/
私が買うとしたらタレじゃなくてコレ!
・横濱舶来亭ローストオニオン(原材料名/たまねぎ)
http://www.ebarafoods.com/products/syouhin_details.php?hbkid=1&briid=4&shgid=62&shnid=120
同社のサイトはレシピや薀蓄(うんちく)、商品紹介などコンテンツ充実♪
http://www.ebarafoods.com/enjoy/

広告の仕事もしてきた私が言うのもナンですが、うるさいだけで不快感を与えるようなテレビCMや広告代理店の口車にうまく乗せられちゃったよね~と思われるだけのつまんないCMを垂れ流すよりは、こうした事業に参加していることをアピールするほうが、企業イメージや認知度の大幅アップに繋がると思うんですが…。

私のようにCMを観ただけでは購買行動を起こさないタイプでも、こうした活動に共感すると、普段は買わない物でも購入を通して協力できれば…とか、似たような商品を買うなら同業他社より「みちのく未来基金」の会社の商品を選ぼう!というふうに、差別化にも結び付くと思うんですよ。

それだけでなく、社会貢献を続けている企業は従業員の意識も向上し、勤務先を誇りに思えれば帰属意識も高まるわけですし、何よりも「誰かの役に、社会の役に立っている」という事実が自分の喜びにもなると思うので、いいことずくめ。
まぁ大多数の企業は何らかの社会貢献に関わっていると思うのですが、日本の企業は良いことをたくさんしていも、往々にしてアピール下手だと思いますねぇ。もったいない。

ひとまず、「フルグラ」でサラダを作ろう♪ (私も宣伝! 笑)。

平野レミの新・140字レシピ

平野レミの新・140字レシピ

  • 作者: 平野 レミ
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2016/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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都知事の税金ムダ遣いメモ07:都の予算の使いみちと防災問題。 [社会問題&戦争関連]

地震:揺れる家.png17日の朝7時前に茨城県の南部で震度3の地震が起こりました。前日(16日)の21:20過ぎには同県の南部で震度5弱の地震が発生。その日の12:11頃には茨城県の北部で震度2、18:30頃に岩手県沖で震度1、20:42頃に宮城県沖で震度1という記録があります。予兆の一種だったのでしょうか?

茨城のSNS友達のおうち周辺が震度4だったので、「さっきの地震は大丈夫でしたか?」とメッセージを送ったら、「全然、気がつきませんでした。私ね、内視鏡用の検査食で空腹だからフラフラしてるのかと思ってました。」ですって。凄いわ~(驚&笑)。
別のSNS友達はジムにいたようで、「今、プール。」という返信が来ました。泳いでいるときは地震が来てもわからないのかも? それって危険では~!?

私も地震慣れしてアタマが鈍っているところがありますね。
16日の夜にドンッと突き上げるような揺れがあったときは仮眠中だったのですが、ノソノソと起き上がり、「直下かなぁ…」とつぶやきながらテレビをつけました。その瞬間、携帯電話が甲高い声で「緊急地震速報です!」と叫びました。遅いわよ~。
翌朝の地震のときは明け方からパソコンの画面に向かっていたのですが、モニタがグラグラ揺れて見づらいので、「もうっ、原稿書いてんだからジャマしないでよッ!」と地震に対して怒っていました(呆)。

ところで、都では23区の建物倒壊・火災危険度・災害時活動困難度を総合的に判断し、5段階中4と5に該当する地域を「危険度の高い地域」として地図に表示しています。
都内に住んでいる方ならだいたい把握しているかもしれませんが、周辺の県から都内へ通勤・通学している方々、地方から都内へ転入した家族のいる方なども、以下のマップで再確認してみてください。

●地域危険度マップ
(東京都 都市整備局 市街地整備部 防災都市づくり課)
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/chiikikiken.htm
※地図内の確認したい区をクリックするとPDFで表示されます。
※多摩地域の総合危険度4以上の地域(地図はナシ)
・武蔵野市 吉祥寺北町1丁目:火災危険度4
・西東京市 泉町5丁目:火災危険度4

これを見ると23区内は本当に危ないのだと、より強く実感しますし、特に下町一帯には一日も早く何らかの手立てを講じないと!!と焦る気持ちにもなりますね……。
しかし、東京都の全体の予算からすると、防災にはさほど力を入れていないように見受けられるのです。

●平成28年度の予算7兆110億円を1万円に置き換えた使いみち
・1万円の内訳(※順番は金額の多い順に入れ替えました)。

特別区との財政調整などに…2,079円
福祉と健康のために…1,664円
教育と文化振興のために…1,592円
道路・河川・港の整備やまちづくりを進めるために…1,252円
身体と財産の安全のために…937円
中小企業や農林水産業、勤労者のために…697円
都債の償還、利子の支払いに…628円
火災・災害から守るために…366円
快適な都市環境のために…312円
その他(都庁舎セキュリティの強化など)…473円

出典:『東京都の財政 平成28年4月』(東京都財務局)
http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/syukei1/zaisei/2804tozaisei.pdf
P.36「第3章 平成28年度予算のあらまし 予算1万円のゆくえ」

首都圏を襲う大規模地震が取り沙汰されているのに、防災費の予算は少なすぎませんか?(驚)。都知事のムダ使いの費用は予算のどの項目に含まれているんでしょうねぇ。

都知事はアメリカ出張のときに熊本の地震の報告を受けた後も、現地で呑気に花見などをしていましたよね。私は外遊の日程を打ち切ってでも帰国し、東京都として熊本・大分に支援できることを模索すると共に、地震に対する都民の不安の解消に努めるのが都知事の仕事の一環ではないかと思いました。

アメリカ側との約束があるのだから途中で帰国までは…と思われるかもしれませんが、スイートルームを確保しても訪ねてきたVIPなんていなかった、という程度の出張だったわけですし、東日本大震災以降、日本の地震の被害は世界に広く知られるようになったので、外交日程を途中で切り上げようと、アメリカ国民も被災地に同情してくれて、東京都に対してもマイナスイメージを抱くことはないと思うのです。

だいたい都知事は外務大臣とは立場が全然、違うのですから、海外へ行ってもカウンターパートナーは大臣クラスではないでしょ? 自国の民が災害に遭って泣いているときに、都市外交に嬉々として勤(いそ)しんでいるというのは、人としてどうなのかと思うと同時に、トップだのリーダーだのと名乗る割には危機管理能力が決定的に欠落しているのではないかとも思いました。
私はニュースで観た都知事の花見での笑顔が忘れられません。そのとき被災地はどんな惨状だったか。

東京都の全体の予算を見ると、けっこう余裕があるんだね~と勘違いする人もいると思いますが、まだまだ非常に多くの地域で防災のための対策が必要ですよね。
上記の予算設定だと、大震災で夥(おびただ)しい数の都民が圧死したり焼け死んだりするのは仕方がないよね~という前提にあるのでは?

今のままでは23区の東部一帯が、また東京大空襲の焼け跡のようになる恐れが大きいと思われますし、西部も木賃や住宅密集地域などの被害を想像すると恐ろしい限りです。
都民としては税金のムダ使いについて、防災を含めた予算全体および都議会についても、より厳しい目でチェックする必要があると思います。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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