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都知事の税金ムダ遣いメモ08:都議を知ろう、都議会を傍聴しよう! [社会問題&戦争関連]

議会.png明日の6月1日には東京都議会が開かれます。
都知事の金銭問題は多方面にわたってどんどん広がっていますが、都庁には批判の電話やメールが約2万700件(27日までに)、都選管(都選挙管理委員会)には「知事のリコール(解職請求)をするには?」という問い合わせが次々と…という状況だそうです。

都知事のリコールには都内の有権者の署名が必要で、東京都全体の人口に対して約146万7千人分(今年3月現在)の署名を集めねばならないとか。ネット署名ならアッと言う間に集まるよ!と思いがちですが、リコールの署名には以下の条件があります。

●署名できるのは都内に住む有権者のみ(都内に住民票を届け出ていて選挙権のある人)。
●記入するのは住所と氏名、押印も必要(ハンコをおさねばならないのでネットではできない。…電子印鑑じゃダメなの?と思いましが、まだ普及していませんね)
●匿名や偽名は不可。

しかも、その署名は各区市町村の選挙人名簿と照合する必要もあるとか。手続きが非常に面倒なので、早々に「無理だね~」と断念した人もいます。
また、参院選が7月なので、選挙に影響を及ぼしそうな時期(国会議員らの任期満了を迎える60日前から)は署名集めも禁止されるそうです。
簡単にリコールできるのも支障があるんでしょうけど、ここまで面倒というのも問題では?

また、「都知事選には50億も使うからガマンしたほうがいいよ」と言う人たちもいますが、なぜ50億も支出することが前提なんですか? その内訳を…現・都知事の好きな言葉ですが…徹底的に“精査”し、税金の支出を抑えに抑える選挙ができないかを都議会と都民とで模索すればいいのでは?
50億もの税金を「それだけ掛かる」と言われて、そうなんだね~と、なぜ素直に受け入れるのでしょう? そういう発想から切り崩さないと、ムダ遣い都政は何も変わらないと思うんですよ。

このところ、以前の猪瀬知事が追及を恐れて逃げ出した「百条委員会(調査特別委員会)を設置せよとか、都知事に対する不信任決議を!という声が上がる一方、参院選も近いし都知事が辞職しないで議会を解散したら自分の選挙もアブナイと恐れる都議がいるとか、暴言オヤジの森喜朗がバックアップすると舛添サンに確約したから都知事が息を吹き返した等々の噂も出ていますね。

東京五輪のことでも何でも責任を取らない森サンに、何で力があるのか全く理解できないのですが、あのジイサンが「僕はラガーマン」と言うたび、ラグビーファンの私はひどく寒気がします。一日も早く引退していただきたい。

都知事は過去にタレント活動で調子づいた時期に、テレビ番組にたくさん出演したり著書をバンバン出したりしたせいで、その内容と現状との言行不一致、矛盾だらけが完全に露呈してしまいました。映像や文章がしっかり残っているため、世の中に言質(げんち)を与えまくった、つまり追及しやすいわけですよね。

2014年の知事選で舛添サンを支持した自公の党員や一般の皆さまは、内心は怒っているけど、それを表明しにくいと思っているかもしれません。でも、誰もが「人を見る目がなかった~(泣)」「こんなはずじゃなかったのに~!(怒)」ということって、ありうると思うんですよ。

だから、「私は裏切られた。今は支持できない」と明確に宣言すればいいだけ。
特に都議の皆さんは、自分の考えや立場をハッキリとアピールすべきだと思いますし、これは都民に、ひいては全国の人たちに、政治家としての自分を売り込む絶好のチャンスではありませんか!
逆に、ジーっと黙ったままの都議は「きっと都知事と同じようなこと、やってんのね~」と疑われても仕方がないと思いますよ。

私は都議の方々の顏もロクに知りませんでしたし、たいして関心も持たずにいましたが、1人あたり月々100万円以上、1年間で1500万円以上の税金を報酬として受け取っている人たちです。私は心の底の底から海より深く反省しました(汗)。今後は都議の皆さんの働きぶりをきちんと見なくては! 全都民がしっかり注目しないと、都議の皆さんもせっかく当選した甲斐がありませんよね!

都議の数は議員定数127人のところ、現員123人(うち女性24人)です(平成28年4月11日現在)。

●都議会議員Webサイト
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/link.html
自分のサイトを何年も更新していない都議、単にページを作っただけという都議もいます。今の時代、Webサイトすら活用できない人って、都民に自分の活動状況をどのように知らせているんですか? 駅前や街頭での辻立ちやビラ配りも大事でしょうけどね~、IT系が苦手だとしても、それを頼めるブレーンもいない人なんだなと受け取られると思いますよ。

今は選挙権のない20歳前の大学生、高校生、中学生のみんなも、どういう人たちが東京の議員なのかをWebサイトでしっかりチェックしておきましょうね~!


さて、明日から始まる都議会のスケジュールをお知らせします。この機会に傍聴を始めるのもいいですね。テレビやネットでも中継されますし、都庁内でも観られますよ~!

●東京都議会
・テレビ生中継:地上デジタル放送TOKYO MX1(9ch/091)
http://s.mxtv.jp/togikai/
・インターネット中継:パソコンやスマートフォンで視聴可能。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/
・都庁内CATVによる同時中継:会議の当日に都議会PRコーナー(議事堂2階 南側)などで視聴可能。手話通訳付き。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/prcorner.html

[平成28年 第2回定例会 本会議の内容]
6月1日(水)13:00~/会期の日程、知事の所信表明など
6月7日(火)13:00~/代表質問
6月8日(水)13:00~/一般質問
6月15日(水)13:00~/議案の議決など

[傍聴について]
●本会議の傍聴:「一般傍聴券によるもの」と「議員の紹介によるもの」とがある。
●一般傍聴券:本会議の当日12時(開会予定1時間前)から先着順に1人1枚ずつ、都議会議事堂2階の受付で配布。配布数は186枚まで。
●傍聴席:聴覚障害者のための難聴者補助設備(磁気ループ)を設置。車椅子利用者のスペースも用意。
●幼児ルーム:本会議の傍聴の間、乳幼児((満1歳から小学校就学前までの幼児)を預けられる幼児ルームを設置。利用するときは傍聴したい本会議の前日(前日が閉庁日の場合は直前の開庁日)の午後5時まで連絡が必要。

[傍聴のご案内]
東京都議会 議会局 管理部 広報課
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/audience.html

●都知事定例会見
6月3日(金)13:00~16:00
TOKYO MX1(9ch/091)
http://s.mxtv.jp/tochiji/
※5月の会見の動画も観られます。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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