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都知事選2016:引きずり降ろされた宇都宮さん、残る3人から選んでいいのか!? [社会問題&戦争関連]

東京都のシンボル.png◎ 東京都知事選(本日7月14日に告示・31日に投開票)

このジメジメ蒸し暑い時季に、私のイライラ細胞(?)を増殖させているのが、大混迷中の都知事選であります。いろんな人が出るだの、やめるだのと入れ替わりが激しく、とんだ茶番劇といった様相を呈してまいりました~(呆)。各政党がアレコレ画策しては右往左往していましたが、肝腎の都民は無視されているとしか思えない候補擁立でしたね。

昨日の時点で立候補の会見に臨んだ方々を私の独断と偏見で眺めてみましょう…。

●小池百合子さん(元・防衛相/63歳)
なんだかもう意地になって引くに引けなくなった様子に見えますが、私の周りでは男女の別なく嫌っている人が多いのです…。孤軍奮闘を強調したり、自画自賛で実績をたくさんアピールされたりしても、話題となるのは「なぜ下まつ毛に、あれほどたっぷりマスカラを塗るのか?」
専属のスタイリストやヘアメイク担当がいるのかもしれませんが、ファッションセンスもバブル期によく見かけたマダム系ですよね。そこも共感が得にくい部分?
また、共同会見で「そろそろ女性を都知事にしてもいいんじゃないの?」と発言していましたが、同性の支持も得にくい人だろうなぁ…と思います。
イギリスではテリーザ・メイさんがサッチャーさん以来、女性として2人目の首相となったばかりですが、ドイツのメルケル首相と同じく、女性だから登用されたのではないでしょ?
小池さんはキャスター時代からずいぶん経ったにしろ、顔立ちはもとより話し方が全く変わりましたよね。男・女に関係なく、政治家になると人相や人格まで変わっちゃう人が多い気がします。
マスコミには秘書給与のオカネ問題とか、ヘイトスピーチをしていた在特会の催しで講演しちゃったことなど、つつかれていますが、まだ何か出てくる?

●増田寛也さん(元・総務相、元・岩手県知事/64歳)
自民・公明の党、自公の都議連、都のおおかたの区市長が支援するそうです。つまり、今の内閣の方向性を踏襲する人だということですよね。
地方自治の手腕が高く評価されているそうですが、東京一極集中を批判し、総務相のときに「東京都はオカネがいっぱいあるから地方へ回すように」と法制化したため、今では都民の税金の年に3200億円は地方へ分配されているとのこと。それが立候補すると決まったら、「東京と地方が共に繁栄する共生社会を実現」というふうに、これまでの主張を方向転換。ふ~ん。都知事になったら都のオカネはどうするんだろう?
また、出馬が決まったからか、2014年6月から務めていた「東京電力ホールディングス」の社外取締役を7月8日付で辞任したとのこと。そうですか~、東電から報酬をもらっていたんですね~。原発推進派ということですよね。ある友人が「東北には、まだまだ仮設暮らしの人が多いのに、東電はボーナスが出たんだよ」と嘆息していました。私は電力会社を替えたことで気分的に少しだけラクになりましたが。
増田さんは岩手の県知事だった12年間に、県の借金の残高を2倍の1兆4千億円にしてしまった話とか、西松建設の問題や飛行機のファーストクラス利用なども蒸し返されそうですねぇ。

秋篠宮家の眞子さまでも、今年の1月に留学先の大学院の修了式に出席の際には、エコノミークラスで渡英とのことですよ~。

●宇都宮健児さん(元・日本弁護士連合会会長/69歳)
これまで2度の都知事選で敗れ、今度こそはと、やむにやまれぬ思いで立候補したのだと思いますし、共同会見でも都政に関して具体的な提言があるのは宇都宮さんだけのように見えました。
純粋な左派の人なので敬遠する人も多いかもしれませんし、出馬しても私が投票したかどうかは別として、今回の立候補者の中では唯一(?)、金銭問題にも下半身スキャンダルにも無縁と思われるクリーンな人だったのではないでしょうか。大きな勢力が宇都宮さんを引きずり降ろしたせいで、もしかすると、東京都が浄化されるチャンスは永遠に失われたのかもしれないな…とも思います。
ご本人の弁では外部からの圧力はなく、あくまでも自分の意思で「大局的な観点から撤退という判断をした」とのことでしたが、直接、何かを言われたわけじゃなくても、野党4党が鳥越さんを擁立した時点で、「勝手に一人で頑張れば~?」と突き放されたに等しい。
すでに選挙用のWebサイトも作り、ポスターも何十万枚だか印刷済みで、クルマも200万円かけて用意したとか。支援者がカンパを募っていますが、今回の出費に関しては無責任な野党4党で負担すべきじゃないの!? もしくは共産党だけでも!
http://utsunomiyakenji.com/
政策や思想・信条の違いとは関係なしに、結果的に政党の思惑に振り回されたのは、とてもかわいそうです~(涙)。「断腸の思い」という言葉は、こういうときに使うべきなんでしょうね。
・宇都宮さんのブログ
「苦渋の決断の上、立候補を取りやめることに致しました」
http://utsu-ken.seesaa.net/article/440012312.html

●鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト/76歳)
「毎日新聞」の記者からテレビのキャスター等も務め、近年では直腸がんの手術を受けてから肺転移で2回手術、肝転移で手術という闘病を経て、ジム通いで体を鍛えていることも話題となっていましたね。
私は、尊敬するノンフィクション作家(元『ボクシング・マガジン』編集長)の山本 茂さんが、「毎日新聞」の記者時代に鳥越さんと同期だったと知って以来、勝手に鳥越さんも好人物だと思っていたのですが、テレビ番組のコメント等を聴くだに、どうもピントがズレている印象が…。キャスター時代にメインから外されて脇へ置かれたこともありましたが、その一件も、番組を仕切れない人だと認定されたからでしょうか???
都知事の立候補にあたり、「がん検診100%」を訴えていましたが、そうじゃなくって~、都政においては「がん患者・がん体験者も元気に働ける東京」という視点のほうが大切じゃありませんか?
熱血漢のイメージはありますけど、今回の会見でも「男は…」「男なら…」と強調する感覚が古臭い。見た目は五木寛之のように渋いシルバーグレイで若々しくても、そういう発言に76歳という年齢を感じさせる気がします。
対立する側は鳥越さんに女性問題がないかと嗅ぎ回っているという噂ですが、もし現役の愛人でも出てきたら、別の意味で尊敬しますねぇ(笑)。都民の一人としては、モテ期は越えて達観の境地に至っていらっしゃることを望みます~。

ネット上では、さっそく鳥越さんの病歴や年齢が取り沙汰されています。中には「都知事になってもステージⅣだから、すぐに次の都知事選では?」というような露骨なことを書いているバカ者もあちこちに発生(怒)。人の死期なんて誰にも予測できないんですよ。そういう悪口を書いている連中が、今日、交通事故で即死するかもしれないし!

「でも、ステージⅣって末期だよねぇ…?」と思った方は、以下もお読みくださいまし。

●がんの「ステージⅣ(4)」は「末期がん」なのか?
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2015-04-30


結局のところ、やっぱり人気や知名度ですか? テレビでは三つ巴の選挙戦+泡沫候補たちという図式で報じられていますが、このままでは「この人をぜひ都知事に!」ではなくて、あの人よりはこの人のほうがマシかなぁ???という消去法で選ぶことになりそう。うーむ、それでいいのか!?

ところで、前の都知事が辞めて不在のまま、都庁の上層部は4人の副知事(3人だったのが、最近、東京五輪の専任1人が増えた)の分担制で何とかなっているんですよね~? 都知事が居なくて都庁が混乱しているといった話も聞こえてこないし。
都知事のハンコが必要な書類が山積みになっているだけで、ホントは居ても居なくても業務に支障はないのかな? となれば、お飾りとして国内外に向けて見栄えのする人がいいね、と思う都民も出てくるかもしれませんね(苦笑)。

昔から、官僚は「政府を動かしているのは我々だ」と自負しているなんて言われますが、都庁の職員も、よそからやって来て上っ面をかき回すだけの政治家なんていらないよ~というのが本音かも。
だからね、私は以前から「都政に精通した東京都の職員が都知事に立候補すればいい」と言っているのですが、誰も出てきませんねぇ、16万人以上もいるのに~。

……と、ここで、気になっていた上杉 隆さん(ジャーナリスト/48歳)の立候補に関する記事を探してみました。
当初、上杉さんが立候補するというニュース画像はTwitterでチラッと見かけただけだったので、失礼ながら、エイプリルフール感覚でパロディのチラシでも作ったのかな?なんて思っていたのです。

●【東京都知事選・上杉隆氏出馬会見(上)】
「もう党利党略はうんざり」「財源はある。私は知っている」
http://www.sankei.com/premium/news/160712/prm1607120007-n1.html
●【東京都知事選・上杉隆氏出馬会見(下)】
古賀氏のサプライズ質問に「政策論争喜んで」「ネットで新しいスタイルの選挙をやりたい」と意欲示す
http://www.sankei.com/premium/news/160712/prm1607120008-n1.html

●上杉隆氏が都知事選出馬宣言「政治とカネの問題は皆無です」
http://www.news-postseven.com/archives/20160710_428589.html
●上杉隆氏の公約 五輪組織委の白紙改編、森喜朗会長の勇退も
http://www.news-postseven.com/archives/20160711_428639.html
●上杉隆氏 都民の税金取取り戻し待機児童問題解決を公約
http://www.news-postseven.com/archives/20160712_428710.html
●知事選出馬上杉隆氏「東京は都民のもの。党の都合関係ない」
http://www.news-postseven.com/archives/20160713_428728.html

記事を読むと、しっかり本気だということがわかりましたし、政策には共感する部分が多い。年齢的にも都知事となって安定すれば2期や3期も望めるでしょうし、世界的に首長の世代は若返っているので、その点でもいいんじゃないかなぁ。

ただし、石原都政の2期を継承するイメージとのことなので、新宿ゴールデン街をつぶそうとした石原氏に強烈なアレルギーのある私としては、もう少し深く調べてみないことには判断がつきません。
上杉さんが出演するMXテレビの「週刊リテラシー」という番組を観たこともありますが、「歯に衣(きぬ)着せぬ」を地でいくヤンチャな人(?)という印象でした(笑)。

上杉さんの基本的な思想・信条も知らないので、ほかの立候補者のことも含め、投票日まで、また調べたり読んだり観たり…という日が続きますね。週刊誌を中心に、いろんなリーク情報やら裏情報やらもたくさん出てくるでしょうし。
周りの人たちとも積極的に意見交換しようと思います。政治談議をタブーにしたら風通しの悪い社会になってしまう! 落語の熊さん・八つぁん・ご隠居のような感覚で、日常的に政治の話をしたいですね~。

以前、副都知事だった人による、こんな記事を見つけました。少しは参考になるかな…。

●「もう失敗できない」都知事の間違えない選び方
明大教授・元都副知事 青山 佾
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160708-OYT8T50026.html?from=yrank_ycont

※画像:東京都のシンボルマーク/File:Symbol flag of Tokyo.svg 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:Kzaral

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