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都知事の税金ムダ遣いメモ07:都の予算の使いみちと防災問題。 [社会問題&戦争関連]

地震:揺れる家.png17日の朝7時前に茨城県の南部で震度3の地震が起こりました。前日(16日)の21:20過ぎには同県の南部で震度5弱の地震が発生。その日の12:11頃には茨城県の北部で震度2、18:30頃に岩手県沖で震度1、20:42頃に宮城県沖で震度1という記録があります。予兆の一種だったのでしょうか?

茨城のSNS友達のおうち周辺が震度4だったので、「さっきの地震は大丈夫でしたか?」とメッセージを送ったら、「全然、気がつきませんでした。私ね、内視鏡用の検査食で空腹だからフラフラしてるのかと思ってました。」ですって。凄いわ~(驚&笑)。
別のSNS友達はジムにいたようで、「今、プール。」という返信が来ました。泳いでいるときは地震が来てもわからないのかも? それって危険では~!?

私も地震慣れしてアタマが鈍っているところがありますね。
16日の夜にドンッと突き上げるような揺れがあったときは仮眠中だったのですが、ノソノソと起き上がり、「直下かなぁ…」とつぶやきながらテレビをつけました。その瞬間、携帯電話が甲高い声で「緊急地震速報です!」と叫びました。遅いわよ~。
翌朝の地震のときは明け方からパソコンの画面に向かっていたのですが、モニタがグラグラ揺れて見づらいので、「もうっ、原稿書いてんだからジャマしないでよッ!」と地震に対して怒っていました(呆)。

ところで、都では23区の建物倒壊・火災危険度・災害時活動困難度を総合的に判断し、5段階中4と5に該当する地域を「危険度の高い地域」として地図に表示しています。
都内に住んでいる方ならだいたい把握しているかもしれませんが、周辺の県から都内へ通勤・通学している方々、地方から都内へ転入した家族のいる方なども、以下のマップで再確認してみてください。

●地域危険度マップ
(東京都 都市整備局 市街地整備部 防災都市づくり課)
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/chiikikiken.htm
※地図内の確認したい区をクリックするとPDFで表示されます。
※多摩地域の総合危険度4以上の地域(地図はナシ)
・武蔵野市 吉祥寺北町1丁目:火災危険度4
・西東京市 泉町5丁目:火災危険度4

これを見ると23区内は本当に危ないのだと、より強く実感しますし、特に下町一帯には一日も早く何らかの手立てを講じないと!!と焦る気持ちにもなりますね……。
しかし、東京都の全体の予算からすると、防災にはさほど力を入れていないように見受けられるのです。

●平成28年度の予算7兆110億円を1万円に置き換えた使いみち
・1万円の内訳(※順番は金額の多い順に入れ替えました)。

特別区との財政調整などに…2,079円
福祉と健康のために…1,664円
教育と文化振興のために…1,592円
道路・河川・港の整備やまちづくりを進めるために…1,252円
身体と財産の安全のために…937円
中小企業や農林水産業、勤労者のために…697円
都債の償還、利子の支払いに…628円
火災・災害から守るために…366円
快適な都市環境のために…312円
その他(都庁舎セキュリティの強化など)…473円

出典:『東京都の財政 平成28年4月』(東京都財務局)
http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/syukei1/zaisei/2804tozaisei.pdf
P.36「第3章 平成28年度予算のあらまし 予算1万円のゆくえ」

首都圏を襲う大規模地震が取り沙汰されているのに、防災費の予算は少なすぎませんか?(驚)。都知事のムダ使いの費用は予算のどの項目に含まれているんでしょうねぇ。

都知事はアメリカ出張のときに熊本の地震の報告を受けた後も、現地で呑気に花見などをしていましたよね。私は外遊の日程を打ち切ってでも帰国し、東京都として熊本・大分に支援できることを模索すると共に、地震に対する都民の不安の解消に努めるのが都知事の仕事の一環ではないかと思いました。

アメリカ側との約束があるのだから途中で帰国までは…と思われるかもしれませんが、スイートルームを確保しても訪ねてきたVIPなんていなかった、という程度の出張だったわけですし、東日本大震災以降、日本の地震の被害は世界に広く知られるようになったので、外交日程を途中で切り上げようと、アメリカ国民も被災地に同情してくれて、東京都に対してもマイナスイメージを抱くことはないと思うのです。

だいたい都知事は外務大臣とは立場が全然、違うのですから、海外へ行ってもカウンターパートナーは大臣クラスではないでしょ? 自国の民が災害に遭って泣いているときに、都市外交に嬉々として勤(いそ)しんでいるというのは、人としてどうなのかと思うと同時に、トップだのリーダーだのと名乗る割には危機管理能力が決定的に欠落しているのではないかとも思いました。
私はニュースで観た都知事の花見での笑顔が忘れられません。そのとき被災地はどんな惨状だったか。

東京都の全体の予算を見ると、けっこう余裕があるんだね~と勘違いする人もいると思いますが、まだまだ非常に多くの地域で防災のための対策が必要ですよね。
上記の予算設定だと、大震災で夥(おびただ)しい数の都民が圧死したり焼け死んだりするのは仕方がないよね~という前提にあるのでは?

今のままでは23区の東部一帯が、また東京大空襲の焼け跡のようになる恐れが大きいと思われますし、西部も木賃や住宅密集地域などの被害を想像すると恐ろしい限りです。
都民としては税金のムダ使いについて、防災を含めた予算全体および都議会についても、より厳しい目でチェックする必要があると思います。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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