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今こそ沖縄を学ぶ講座へ! 辺野古の埋め立て承認の取り消し表明。 [沖縄&琉球國]

辺野古の上空.jpg

沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が9月14日に
普天間飛行場(宜野湾市)を
辺野古の沿岸部(名護市)への移設を目的とする
前知事の埋め立て承認の取り消しを表明しました。

先月、辺野古の埋め立て闘争の実情を描いた
ドキュメンタリー映画『戦場ぬ止み
(いくさばぬ とぅどぅみ)』を観てきたのですが、
ここまでひどい状況だったのか…と打ちひしがれ、
衝撃的な予告編も
ほんのさわりに過ぎなかったのだと理解しました。
※全国の公開劇場
(「ポレポレ東中野」は明後日の18日まで!)
http://ikusaba.com/theater/


「法政大学 沖縄文化研究所(略称:沖文研)」では
「沖縄を考える」という総合講座を通して、
さまざまな視点から沖縄を学ぶ機会を提供しています。
基本的には学生が対象ですが、一般人も受け入れており、
事前の申し込みは不要・受講料も無料という
私なぞには非常にありがたい機会なんですよ~。

私は昨年の秋から受講を始めたのですが、
今年の前期はなかなか行けなかったので、
後期は何とかして足を運ぼうと思っているところです。

秋学期の日程は今週の金曜(18日)からスタート。
平日の午後なので社会人で受講できる人は限られますが、
興味のある議題・講演者の日だけでもOKですから、
時間の作れる方々は、ぜひこの機会に!
会場の「薩埵(さった)ホール」は
ステージ付きの大階段教室のような造りで
870人収容の広いスペース。
若い学生諸君に交じって学ぶのも楽しいことですよ~。


日時:毎週金曜 15:10~16:40
場所:法政大学 市ヶ谷キャンパス
外濠校舎6F 薩埵(さった)ホール
(東京都 千代田区 富士見2-17-1)
http://www.hoseikyoiku.jp/facilities/sotobori.html
「市ヶ谷」駅または「飯田橋」駅から徒歩10分ほど。

※以下の講座の内容は変更となる場合あり。
講演者については私が調べたことで
「沖文研」のデータではありません。
間違いがあればコメント欄に、ご指摘をお願いいたします~。

[9月]
●18日「対馬丸からみる戦争の時代」
外間邦子(ほかま・くにこ/「対馬丸撃沈事件」で2人の姉を亡くした「対馬丸記念会」常務理事)
・「Q+リポート ランドセルが語るもの」(2014年5月21日/QAB琉球朝日放送)
http://www.qab.co.jp/news/2014052154296.html
・「対馬丸沈没事件と対馬丸記念館」(沖縄問題研究会)
http://homepage3.nifty.com/okinawakyoukai/submenu3/kenkyukai/165kai.pdf
(※PDFファイル)

●25日「絵引きから見る八重山」
得能壽美(とくのう・としみ/1957年、静岡県生まれ。石垣市立八重山博物館、石垣市総務部 市史編集課に勤務)
・著書『近世八重山の民衆生活史――石西礁湖をめぐる海と島々のネットワーク』(琉球弧叢書/榕樹書林/2007)
※絵引き:実業家・民俗学研究家の渋沢敬三(1896~1963)の造語。
「実業史錦絵絵引」(渋沢栄一記念財団)
http://ebiki.jp/about/02.html

[10月]
●2日「沖縄『建白書』の思想的系譜」
比屋根 照夫(ひやね・てるお/1939年生まれ。琉球大学 名誉教授)
・著書『近代日本と伊波普猷』(三一書房/1981)、『自由民権思想と沖縄』(研文出版/1982)、『近代沖縄の精神史』(社会評論社/1996)、『戦後沖縄の精神と思想』(明石書店/2009)
※建白書:政府や上役などに対し、自分の意見を公的に述べた文書(例:明治時代、自由民権運動の一環として国会開設を求める建白書を提出)。
沖縄県では2013年にオスプレイの配備撤回と米軍普天間飛行場の県内移設断念を求めて全41市町村長による建白書を政府に提出。

●9日「琉球国併合の歴史的意味」
後田多 敦(しいただ・あつし/1962年、石垣島生まれ。神奈川大学 外国語学部 国際文化交流学科 准教授)
・著書『琉球の国家祭祀制度――その変容・解体過程』『琉球救国運動――抗日の思想と行動』(出版舎Mugen/2010)

●16日「ブラジル沖縄系移民の歴史と現在」
渡邊欣雄(わたなべ・よしお/1947年生まれ。文化人類学者、東京都立大学名誉教授、首都大学東京名誉教授)
・著書『風水思想と東アジア』(人文書院/1990)、『漢民族の宗教――社会人類学的研究』(第一書房/1991)、『風水 気の景観地理学』(人文書院/1994)、『風水の社会人類学――中国とその周辺比較』(風響社/2001)、『沖縄文化の拡がりと変貌』(琉球弧叢書/榕樹書林/2002)、『民俗知識論の課題――沖縄の知識人類学』(凱風社/2004)

●23日「琉球古典舞踊」(実演)
児玉由利子(渡嘉敷守良流 東京・沖縄芸能保存会 副会主)

[11月]
●6日「米軍基地の接収と占領政策――沖縄小湾の事例から」
加藤久子(かとう・ひさこ/1937年生まれ。法政大学 沖縄文化研究所 国内研究員)
・著書『糸満アンマー 海人たちの妻たちの労働と生活』(おきなわ文庫/ひるぎ社/1990)、『海の狩人 沖縄漁民――糸満ウミンチュの歴史と生活誌』(叢書・沖縄を知る/現代書館/2012)
・「死と再生の沖縄集落誌を記録する」(新宿書房コラム)
http://www.shinjuku-shobo.co.jp/column/data_old/kato-hisako/kato.html

●13日「沖縄〈1995年〉のカジマーイ」
仲里 効(なかざと・いさお/1947年、沖縄県南大東村生まれ。法政大学社会学部卒。批評家)
・著書『眼は巡歴する: 沖縄とまなざしのポリティーク』(未来社/2015)、『悲しき亜言語帯―沖縄・交差する植民地主義』 (未来社/2012)


(※以下は後日、調べて追記します~)

●20日「沖縄近代史の中の『南進』問題」
後藤乾一

●27日「沖縄・辺野古――新しい民衆運動」
仲宗根 勇

[12月]
●4日「災害・病・生存の琉球史」
見山和行

●11日「『近代』沖縄と謝花 昇(じゃはな・のぼる)」
伊佐眞一(いさ・しんいち/1951年生まれ。琉球大学 法科大学院 係長)
・著書『伊波普猷批判序説』(影書房/2007)

●18日「沖縄経済の現状と展望」
屋嘉宗彦


[参考サイト]
●「法政大学 沖縄文化研究所」
http://www.hosei.ac.jp/fujimi/okiken/framemain.html

●2015年度 法政大学沖縄文化研究所
総合講座「沖縄を考える」秋学期日程一覧
http://www.hosei.ac.jp/fujimi/okiken/2015kouki.sougou.pdf
(※PDFファイルが開きます)

[このブログ内の関連記事]
●「沖縄文化研究所」の総合講座「沖縄を考える」の受講(無料♪)を始めました!
(2014年9月25日付)
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2014-09-25

●「法政大学沖縄文化研究所」の今春の講座の日程が出ましたよ~♪
(2015年4月15日)
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2015-04-15


※掲載の写真は辺野古の上空からの空撮。
著作者:Sonataさん
ライセンス:クリエイティブ・コモンズ(パブリックドメイン)
http://free-photos.gatag.net/2014/01/19/110000.html

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