SSブログ

気になる展覧会リスト♪(5月下旬~7月初め) [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

コルビュジエ.jpg5月22日(日)まで
●「PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服」
三菱一号館美術館(東京都 千代田区 丸の内2-6-2)
http://mimt.jp/paris-hc/
1人のためだけにデザイン・縫製される高級注文服は贅沢の極み。
ファッション史に興味のある私としては足を運びたかったのですが、展覧会のキャッチコピーが「芸術は、着れる。」ですよ。イヤだわ~、“ら抜き言葉”。正しく美しい日本語の文法では「着られる」。
オート・クチュールは芸術作品であると伝えたい、という意図と共に、切れ者のようなニュアンスの「切れる」や若者言葉の「キレッキレッの…」などに引っ掛けたつもりかもしれませんし、言葉のリズム感は“ら抜き”のほうが良いと判断したからかもしれませんが、この“ら抜き”のせいで観に行く気が一瞬にして萎えました(笑)。ガッカリ。
サイトは写真が豊富で見応えもありますから、私はサイト鑑賞することに致しましょう。服飾やデザインに興味のある方なら、ぜひチェックを!

5月24日(火)まで
●「生誕300年記念 若冲展」
東京都美術館(東京都 台東区 上野公園8-36)
http://jakuchu2016.jp/
大行列だそうですね。私の友達2人が別々の日に、わざわざ上野まで行ったのに、あまりにも長蛇の列に驚き、諦めて帰ったと言っていました。公式サイトでは「混雑状況」を表示していますが、当日券が買えるまで30分ほど並び、会場に入れるまで、さらに2時間ほども待つという…(呆)。館内も大混雑だそうですから、絵じゃなくて人を見に行くようなもんですね。
若冲人気はプライスさんの功績ですが、お蔭で以前なら「いとうわかおきって画家の絵、すげぇよな~」なんて言っていた人でも「じゃくちゅう」と読めるようになったようです(笑)。
私は行列に並ぶのが大嫌いだし、若冲の作品は何度か現物を観たから、今回はサイト鑑賞でガマンしようっと。IT技術がどんどん進歩しているので、美術系のサイト制作も向上していますね~。
[追記(2016.5.22)]
SNS友達が「若沖展は、僕も諦めて帰りました。」というコメントをくれました。たくさんの人が断念したんでしょうねぇ。

5月28日(土)~6月19日(日)
●「DAYS JAPAN写真展2016 地球の上に生きる 世界の未来をつくるために」
世田谷文化生活情報センター 生活工房(東京都 世田谷区 太子堂4-1-1 キャロットタワー3・4F)
http://www.setagaya-ldc.net/program/329/
月刊誌『DAYS JAPAN(デイズ・ジャパン)』主催の「第12回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」受賞作品を中心に展示。同賞は「人間や自然の尊厳」と「被害者の立場」からの視点がテーマ。

6月5日(日)まで
●「没後40年 髙島野十郎展 光と闇、魂の軌跡」
目黒区美術館(東京都 目黒区 目黒2-4-36)
http://www.tnc.co.jp/takashimayajuro40/art/#anchor_art
髙島野十郎(たかしま・やじゅうろう/1890~1975)は今年、知ったばかりの画家なんですが、なぜかとても惹かれる画風。基本的には優れた写実画ですが、さまざまな技法や表現を模索し続けたと思われる作品の数々。孤高を貫いた生き方も、私の好きな田中一村に似ているような…?
[巡回スケジュール]
6月18日(土)~7月31日(日)
足利市立美術館(栃木県 足利市 通2-14-7)
8月7日(日)~9月22日(木)
九州芸文館(福岡県 筑後市 大字津島1131)

6月5日(日)まで
●「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」
Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都 渋谷区 道玄坂2-24-1)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_kuniyoshi.html
私は浮世絵も好きで、国芳は月岡芳年のお師匠さんでもあるからファンなんですけど、展覧会のタイトルが気に入らないので出かける気が湧かないのです…(苦笑)。
それに文化村だと込んでいるだろうな~。何度も実際に観た作品が多そうだからパスするか???
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_kuniyoshi/works.html
デザイン好きには、こっちのほうが面白いかも♪
6月14日(火)~7月31日(日)
「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_toiledejouy/

6月12日(日)まで
●「恐竜博2016」
国立科学博物館(東京都 台東区 上野公園7-20)
http://dino2016.jp/
私は子どもの頃から一貫してトリケラトプスとステゴザウルスのファンですが、平野レミさんのご長男でミュージシャンである和田 唱さんのバンドが「TRICERATOPS(トライセラトップス)」という名前なんですよ(←私が知らなかっただけで、人気バンドらしい)。
トリケラなのに~、なんでその読み方!?と思っていたら、私のはラテン語ベースの日本語読み、唱さんグループはラテン語の英語読みなんだそうです。なるほどね~。
ステゴザウルスも、今ではステゴサウルスと言う人のほうが多いんですってよ。「ザ」と濁るのはドイツ語読みで、昔はそちらで統一されていたとか。はいはい、昔の人ですよ~だ!

6月12日(日)まで
●「所蔵資料展 写真展『戦後昭和の新宿風景』」
新宿歴史博物館 地下1階 企画展示室(東京都 新宿区 三栄町22)
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/0221/91789/
戦後、昭和、新宿、モノクロ写真…私が惹かれるキーワードばかり。

6月12日(日)まで
●「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」
国立西洋美術館(東京都 台東区 上野公園7-7)
http://caravaggio.jp/
この美術館の建物はユネスコが勧めてくれたので、世界遺産に登録されるようですね。ル・コルビュジエ(1887~1965)の作品で、設計は弟子の前川國男、坂倉準三、吉阪隆正との共作。
私は西洋美術館の前で『考える人(拡大作)』のブロンズ像を眺めるたび、なんだか疲れがドッと出ます。何事も考え過ぎるのは心と体に毒よ~!(笑)。
http://www.nmwa.go.jp/jp/about/building.html
去年の夏から秋にかけて「国立近現代建築資料館」では、こんな展覧会があったようです。
「ル・コルビュジエ×日本 国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」
http://nama.bunka.go.jp/kikak/kikak/1507/
世界遺産に正式に登録されたら、もう一度、開催すればいいのにね。
この記事にアップした画像は、その展覧会のチラシです。

6月26日(日)まで
●「いま、被災地から -岩手・宮城・福島の美術と震災復興-」
東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4(東京都 台東区 上野公園12-8)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm
東北の大震災によって損傷した貴重な文化財、文化資源、美術資料などの作品群。それらの救出・修復・復元など現在も続く復興活動と復元された作品を紹介。

6月26日(日)まで
●「フランスの風景 樹をめぐる物語  コローからモネ、ピサロ、マティスまで」
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(新宿区 西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階)
http://www.sjnk-museum.org/program/3729.html
サブタイトルの画家の名前だけだと特に食指は動かないのですが、樹木をモチーフとした絵画を特集という視点は面白い。サイトを覗いてみると、私の好きなギュスターヴ・カイユボットの作品も! 観に行かなくちゃ~♪
この美術館はバブル期にゴッホの『ひまわり』(アルル時代に描かれた花瓶の中のひまわり7点のうちの1点)を58億円も出して購入したことで大騒ぎとなりましたが、それは常設で観られます。ゴッホは嫌いじゃないけど、私には58億円分の感動はないなぁ(笑)。
一般企業がたくさん入っている高層ビルの上階ですが、平日は閑散としているので、じっくり鑑賞できるのはいいですね(←最近は行っていないので保証できませんが)。

7月5日(火)まで
●「メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画」
東京都庭園美術館(東京都 港区 白金台5-21-9)
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/160422-0705_medici.html
サイトで紹介されている作品のうち、実物が見たい!と思ったのは、ゴールドにバロックパール(真珠層の巻きが厚くて凸凹の形となるもの)を使った『赤ん坊を入れたゆりかご』(1695年頃の作)。造形として非常にユニークでゴージャスな作品なんですが、私には可愛い赤ちゃんじゃなくてシュールな魔物のように見える。コワイよ~(笑)。
この美術館は1930年代のアール・デコ様式の旧・朝香宮邸。皇族の自宅だったわけですが、建物全体がクラシカルかつモダンな芸術品と言えます。でも、20代の頃だったか、初めて行ったときは、なんだかこぢんまりしているなぁと思いました。たぶん私の身長が建築当時の日本人の平均より高め(167㎝弱)で、天井が低いと感じたせいかも。特に最近は英国ドラマの『ダウントン・アビー』を観たせいで、日本のお屋敷・大邸宅ってどこも狭小に見えちゃうんですよ(笑)。
美術館の落ち着きのある庭も素敵ですが、隣地の広大な「自然教育園」の散策もおすすめ♪
http://www.ins.kahaku.go.jp/introduction/guidemap/index.html

「出光美術館」が50周年を迎えたそうで、特設サイトができていました。展覧会の年間スケジュールに沿って、展示作品の絵巻物などの静止画像がゆっくり流れるのですが、美術館のガラスを通して観るより近いし、発色もきれいで、ずっと細かい部分までわかります。大きめのモニタだと迫力もありますね。
画材の質感までは伝わりませんけど、パソコンのスクリーンセーバーの代わりに表示させておくのも良いかも♪(笑)。

●「出光美術館50周年特設サイト」
http://www.idemitsu.co.jp/museum/50th_anniversary/pc/

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。