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1/18に国際医療センターで「いまむら瞭&ファミリー」のコンサート♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

いまむら瞭コンサート.jpg

いまむら瞭(りょう)さんというシンガーソングライターのお名前は、新宿の「暮らしの保健室」で脳卒中に関する講師も務める看護師の知人から聞きました。いまむらさんは3年前に脳梗塞(のうこうそく)を経験したそうですが、相棒のギターと一緒にライブ活動も精力的に続けていて、昨秋には「暮らしの保健室」でもミニライブがあったとのこと(私はパート仕事中だったから行けなかった~。涙)。

いまむらさんのライブの模様がYouTubeにアップされているので、何曲か聴いてみました。のびやかで柔らかく優しい歌声♪ それに、私は数多(あまた)の楽器の中でもアコースティックギターの音色が最も好きなんですが、曲調も懐かしい感じです(いまむらさんと世代が近いからかしら~。笑)。

そのいまむらさんの入院なさっていた所が「国立国際医療研究センター病院」(新宿区)。私は10年前から外来患者だったので、院内ですれ違っていたかもしれませんね~。いまむらさんは、この病院で今週の金曜の夕方に、入院患者さんや患者さんのご家族のためのミニコンサートを開きます。無料で一般の方も参加できるんですよ♪
病院だけに車椅子でも移動しやすいし、院内なら車椅子も借りられるので、出かけるのが億劫と思っている方も参加してみませんか?(病院に行くまでが大変かもしれませんけど…、でも、きっと楽しく豊かな時間が共有できますよ♪)

会場は地下1階のアトリウム。3階まで吹き抜けで1面の壁は全面がガラス張りという開放感あふれるスペースです。
今回は、いまむらさんのお嬢さんでメキシカンアルパ奏者の今村夏海(いまむら・なつみ)さんと、夏海さんのパートナーでジャズピアニストの大澤裕貴(おおさわ・ひろき)さんとのジョイントコンサート。
「アルパ」とは撥弦楽器(はつげんがっき=弦をはじいて奏でる楽器)の一種で、スペイン語で「ハープ」のことだとか。どんな音色なんでしょう、ワクワク♪

私はパート仕事が終わったら会場へ駆けつけて、ボランティアとして参加します。いらっしゃる方々の誘導とかテーブルと椅子の移動とかを手伝いながら、何より3人の個性がどんな音を響かせるのか、当日ナマで聴けるのか楽しみ~♪♪
ではでは、会場でお会いしましょう!!


どなたでもご参加いただけます。ぜひ、お越しください。
●新春ロビーコンサート開催のお知らせ
http://www.hosp.ncgm.go.jp/news/2018/20190107092620.html
日時:1月18日(金)16:00~16:45
会場:国立国際医療研究センター 中央棟 地下1階 アトリウム
(東京都 新宿区 戸山1-21-1)
http://www.ncgm.go.jp/access/index.html#center
最寄り駅は大江戸線「若松河田」駅(徒歩4~6分)、東西線「早稲田」駅(徒歩13~15分)。
バスは「新宿」駅の西口にある「小田急ハルク」前あたりから「女子医大」行きに、JR山手線「新大久保」駅やJR総武線「大久保」駅の前のバス停からは「新橋駅」「都営飯田橋駅」行きに乗車して「国立国際医療研究センター前」で下車。
【出演】
●いまむら瞭(ヴォーカル&アコースティックギター)
●今村夏海(メキシカンアルパ&ヴォーカル)
●大澤裕貴(ピアノ)
【司会】
大和田 信行(看護師・臨床教員)

・YouTube(ライブの動画)
「いまむら瞭 RYO IMAMURA」
https://www.youtube.com/playlist?list=PLC7FB22F06699F489
「今村夏海アルパwithいまむら瞭」
https://www.youtube.com/watch?v=9V8KA089HQM
・CD『媼と翁のピロートーク』
https://tower.jp/item/1019768/%E5%AA%BC%E3%81%A8%E7%BF%81%E3%81%AE%E3%83%94%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF

※オマケの情報
CDタイトルの「媼」「翁」は音読みだと、どちらも「おう」ですが、訓読みは「媼(おうな)」と「翁(おきな)」。おばあさんとおじいさん、老婦と老夫。お面が能や民俗芸能に使われますし、私の父方の祖父母の部屋には腰が曲がって杖をつきつつも微笑み合う翁媼の木製人形が飾ってあったのを今、思い出しました。基本的には長寿のおめでたい象徴なんでしょうね。
昔から一般的には「翁と媼」というふうに男性を先にする言い方をしますが、CDタイトルは逆。いまむらさん流のレディファーストなのかな~? 
「ピロートーク(pillow talk)」は枕ことば…じゃなくて~、日本語では「睦言(むつごと)」。意味を知りたい方はカタカナじゃなくて漢字のほうで調べてください(前者をネット検索すると下品な表現ばかり目につくから)。
おばあさん&おじいさんになっても仲良くいようね…というイメージでしょうか。


●いまむら瞭 Facebookページ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004335163291
●今村夏海 Facebookページ
https://www.facebook.com/imamura.natsumi
●大澤裕貴 Facebookページ
https://www.facebook.com/hiroki.ohsawa.71

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気になる展覧会1月~4月 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

黙阿弥の明治.jpg

1月20日(日)まで
●吉村芳生 超絶技巧を超えて
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201811_yoshimura.html
東京ステーションギャラリー(東京都 千代田区 丸の内1-9-1)
10:00~18:00(金曜は20時まで、入館は閉館の30分前まで)
休館:月曜 ※1月14日(月・祝)は開館。

1月20日(日)まで
●大江戸グルメと北斎
http://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/
すみだ北斎美術館(東京都 墨田区 亀沢2-7-2)
9:30~17:30(入館17:00まで)
休館:月曜(祝日の場合は翌平日)

1月26日(土)まで
●続々 三澤 遥
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=0000073
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg/東京都 中央区 銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F)
11:00~19:00
休館:日曜、祝日、12/28~1/6
入場料:無料

1月27日(日)まで
●マイケル・ケンナ写真展 MICHAEL KENNA A 45 Year Odyssey 1973-2018
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3104.html
●建築 × 写真 ここのみに在る光
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3108.html
東京都写真美術館(東京都 目黒区 三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
10:00~18:00(木・金20:00まで)
休館:月曜 ※1月14日(月・祝)は開館、1月15日(火)は休館。

1月27日(日)まで
●国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_russia/
Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都 渋谷区 道玄坂2-24-1)
10:00~18:00(金・土21時まで/入館は閉館の30分前まで)
休館:会期終了まで無休

1月27日(日)まで
●明治150年記念 企画展示「黙阿弥の明治」
https://www.ntj.jac.go.jp/tradition/event/15015.html
国立劇場伝統芸能情報館 1F 情報展示室(東京都 千代田区 隼町4-1)
10:00~18:00(毎月の第3水曜は金20:00まで)
休室:会期終了まで無休
☆入場無料

1月27日(日)まで
●生誕100年 映画美術監督 木村威夫
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/takeokimura/
国立映画アーカイブ 7F 展示室(東京都 中央区 京橋3-7-6)
11:00~18:30(月末の金曜は20:00まで/入室は閉室の30分前まで)
休室:月曜

1月31日(木)まで
●終わりのむこうへ : 廃墟の美術史
http://www.shoto-museum.jp/exhibitions/181haikyo/
渋谷区立松濤美術館(東京都 渋谷区 松濤2-14-14)
10:00~18:00(金曜20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館:月曜 ※1月14日(月・祝)は開館、1月15日(火)は休館。
☆毎週金曜は渋谷区民無料

2月16日(土)まで
●華やぐ着物 -大正、昭和の文様表現-
https://museum.bunka.ac.jp/exhibition/exhibition2564/
文化学園服飾博物館(東京都 渋谷区 代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1F)
10:00~16:30
※1月25日(金)・2月8日(金)は19:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館:日曜、祝日、年末年始=12/29~1/6
(チラシ/PDFファイル)
https://museum.bunka.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2018/10/%E8%8F%AF%E3%82%84%E3%81%90%E7%9D%80%E7%89%A9%E3%80%80%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%80%80PDF.pdf

2月23日(土)まで
●富士屋ホテルの営繕さん -建築の守り人-
http://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1809/
LIXILギャラリー(東京都 中央区 京橋3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F)
10:00~18:00
休館:水曜
☆入場料:無料

2月6日(水)~3月31日(日)
●河鍋暁斎 その手に描けぬものなし
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_1/
サントリー美術館(東京都 港区 赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F)
10:00~18:00(金・土・2月10日・3月20日は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館:火曜(3月26日は18:00まで)

2月9日(土)~4月14日(日)
●田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00192
世田谷美術館(東京都 世田谷区 砧公園1-2)
10:00~18:00(入場17:30まで)
休館:月曜 ※2月11日(月・祝)は開館、2月12日(火)は休館。

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12/8にゲイ&トランス男性の合唱コンサート♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

Gay Men’s Chorus.jpg

12月1日は「世界エイズデイ」。日本の厚生労働省でも12月上旬を「エイズウィーク」として、さまざまな啓発活動を推進しています。
新宿区の「戸山公園」のそばにある「国立国際医療研究センター(NCGM)」では、2015年から毎年12月にゲイ&トランスジェンダーの男性による合唱ミニ・コンサートを開催。
今年は本日15時からです。お時間のある方はぜひぜひ!!

●「Gay Men’s Chorus for TOKYO AIDS WEEKS 2018
(ゲイ・メンズ・コーラス・フォー・東京エイズウィーク2018)」
https://aidsweeks.tokyo/event/2018/1208-chorus
日時:2018年12月8日(土)15:00~
会場:国立国際医療研究センター 中央棟B1アトリウム(←地下1階から3階まで吹き抜けで、グランドピアノが置いてある小さなステージ付きの休憩スペース)
入場:無料
出演:合唱メンバー約40名、指揮:なおき、ピアノ:ようた
曲目
・Climb Ev’ry Mountain
・さやかに星はきらめき(O Holy Night)
・すてきなホリデイ
・ロマンスの神様
・中森明菜メドレー
・上を向いて歩こう

【アクセス】
東京都 新宿区 戸山1-21-1
http://www.ncgm.go.jp/access/
●電車
・都営地下鉄 大江戸線「若松河田(わかまつ かわだ)」駅 河田口から徒歩5分
・東京メトロ 東西線「早稲田(わせだ)」駅 2番出口から徒歩15分

●都営バス「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩30秒
◎小田急ハルクに近いバス停「新宿駅西口」から
宿74系統「医療センター経由 東京女子医大行」
https://tobus.jp/blsys/navi?VCD=cslst&ECD=NEXT&LCD=&func=ftt&method=msl&syl=&slst=&slrsp=135_702_1_1_1
◎JR中央・総武線に近いバス停「大久保駅前」またはJR山手線に近いバス停「新大久保駅前」から
・橋63系統「新橋駅前行」
https://tobus.jp/blsys/navi?VCD=cslst&ECD=NEXT&LCD=&func=ftt&method=msl&syl=&slst=&slrsp=125_225_1_1_1
https://tobus.jp/blsys/navi?VCD=cslst&ECD=NEXT&LCD=&func=ftt&method=msl&syl=&slst=&slrsp=125_684_1_1_1
・飯62系統「都営飯田橋駅前行」
https://tobus.jp/blsys/navi?VCD=cslst&ECD=NEXT&LCD=&func=ftt&method=msl&syl=&slst=&slrsp=124_225_1_1_1
https://tobus.jp/blsys/navi?VCD=cslst&ECD=NEXT&LCD=&func=ftt&method=msl&syl=&slst=&slrsp=124_684_1_1_1

●駐車場(外来患者や面会者以外は最初の2時間につき400円)
http://www.ncgm.go.jp/access/010/parking.html
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気になる展覧会 10月末~11月 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

10月28日(日)まで
●「仙厓礼讃」(出光美術館)
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
素敵な力の抜け加減でユーモアあふれる禅画で有名な仙厓(せんがい)の作品展。私が何より驚いたのは展覧会の告知ポスターです。6つの水墨画を色分けし、一枚のポスターとして構成されている~!! 墨という先入観に囚われずカラフルに仕上げた発想、そして、遊び心にOKを出した美術館側の度量、いいねッ♪

10月31日(水)まで
●「言葉を超えた写真家 富山治夫 『現代語感』」(FUJIFILM SQUARE フジフイルム スクエア 写真歴史博
http://fujifilmsquare.jp/detail/18080104.html
上記サイトの掲載作品は、モノクロ写真好きなら観たことのあるものばかり。会場は小さなギャラリーなので26点だけの展示だそうですが、富山治夫 (とみやま・はるお/1935~2016)自身の手によるオリジナルプリントが無料で観られます。

11月11日(日)まで
●「藝大コレクション展2018」(東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1)
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2018/collection18/collection18_ja.htm
・出品リスト(※PDFファイル)
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2018/collection18/list_collection18.pdf

今回の展覧会の目玉は柴田是真(しばた・ぜしん/1807~1891)の描いた『明治宮殿千種之間天井画下図』の修復が完成し、披露できること。修復費用の350万円はクラウドファンディングでまかなったとか。税金のムダ使いは、こういうプロジェクトに回すべき!!
https://readyfor.jp/projects/Zeshin1747

以下の重要文化財も観られます。
●高橋由一(たかはし・ゆいち/1828~1894)の『鮭』
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/150408
●原田直次郎(はらだ・なおじろう/1863~1899)の『靴屋の阿爺(おやじ)』
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/213739
●浅井 忠(あさい・ちゅう/1856~1907)の『収穫』
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/127717

11月18日(日)まで
●「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」(町田市立国際版画美術館)
http://hanga-museum.jp/exhibition/index/2018-383
・展覧会公式カタログ(求龍堂)
http://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/000000001445/
初めて知った作家ですが、私のヒジョーに好きな世界観!
この美術館は「町田」駅からブラブラ歩いて15分ほどの広大な「芹ヶ谷(せりがや)公園」内にあります。秋の晴れた日に散歩がてら出かけたいなぁ…。

町田と言えば新宿発の「小田急ロマンスカー」ですが、私が最も馴染んでいた車体デザイン「LSE(7000形)」は今年の7月で運行終了、今月(10月)末に引退だそうです(涙)。新型は、みんなシャープな形になっちゃってさ~、つまんないよ~。
https://www.odakyu.jp/romancecar/features/line_up/7000/

11月23日(金・祝)まで
●「白磁 Joseon White Porcelains」(日本民藝館)
http://www.mingeikan.or.jp/events/
柳 宗悦の愛蔵した朝鮮白磁の名品が鑑賞できます。表情豊かな「白」を再発見!

10月27日(土) ~11月24日(土)
●秋の特別展「型染め ―巧と美をつなぐ―」(昭和女子大学光葉博物館)
https://museum.swu.ac.jp/schedule/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%B1%95%E3%80%8C%E5%9E%8B%E6%9F%93%E3%82%81%e3%80%80%E2%80%95%E5%B7%A7%E3%81%A8%E7%BE%8E%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E2%80%95%E3%80%8D
琉球びんがた・江戸小紋・和更紗・正藍型染…などの型染めの展示のようです。詳細は後日アップなのかな~?
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気になる展覧会スケジュール:7月~10月 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

●7月9日(日)まで
「旧教育資料館収蔵品展 かつしか学びの玉手箱 ―子どもたちと戦争―」
葛飾区郷土と天文の博物館 特別展示室
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/exhibition/

●7月15日(土)~8月5日(土)
「ソール・ライターとロバート・フランク with STEIDL(シュタイデル)」
映画『Don’t Blink ロバート・フランクの写した時代』
映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』
映画『世界一美しい本を作る男 ~シュタイデルとの旅~』
・上映時間
http://topmuseum.jp/upload/5/2847/%E4%B8%8A%E6%98%A0%E6%99%82%E9%96%93j.pdf
・休映:7月18日(火)・7月24日(月)・7月31日(月)
●8月6日(日)まで
「世界報道写真展2017」
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2798.html
以上、東京都写真美術館

●7月23日(日)まで
「戦争・版に刻む記憶」
http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2017-334
●7月29日(土)~9月24日(日)
「紙の上のいきものたち!!」
http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2017-335
以上、町田市立国際版画美術館
「戦争・版に刻む記憶」.jpg


●7月30日(日)まで
「区制施行70周年記念企画展 焼け跡から街並みへ ―墨田区発足からの10年―」
すみだ郷土文化資料館
http://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/siryou/kyoudobunka/info/70nen.html

●8月6日(日)まで
「テレビの見る夢 大テレビドラマ博覧会」
早稲田大学演劇博物館 企画展示室
http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4995/
「大テレビドラマ博覧会」.jpg


●7月21日(金)~8月27日(日)
「夏休み塩の学習室 世界塩さんぽ」
https://www.jti.co.jp/Culture/museum/exhibition/2017/1707jul/index.html
●9月9日(土)~10月22日(日)
「日本のイラストレーション その歴史とこれから」(仮称)
以上、たばこと塩の博物館

●7月15日(土)~9月3日(日)
「地獄絵ワンダーランド」
三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index2.html

●9月10日(日)まで
「世界遺産登録記念 ル・コルビュジエと前川國男」
江戸東京たてもの園
http://www.tatemonoen.jp/special/2017/170530.php
「前川國男邸」.jpg


●9月16日(土)まで
「教科書のなかの文学/教室のそとの文学──芥川龍之介『羅生門』とその時代」
http://www.bungakukan.or.jp/cat-exhibition/cat-exh_current/9062/
・関連イベント「音楽で出会う芥川龍之介――蓄音機とSPレコードで聴く」
8月11日(金・祝)14:00~15:30
※事前にメールによる申し込みが必要。
[主な演奏曲]
アドルフォ・サルコリ『リゴレット』より(ヴェルディ作曲)
三浦 環『蝶々夫人』より(プッチーニ作曲)
ミシェル・ピアストロ『ツィゴイネルワイゼン』(サラサーテ作曲) ほか
以上、日本近代文学館

●7月15日(土)~9月24日(日)
「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」
Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_belgium/
★先日、ソール・ライター展の最終日の夕方に行ったら、チケット購入の人たちの長蛇の列に加え、館内も人・人・人…で作品に近づけないまま帰りました(泣)。ギリギリに行った私も悪いんだけど、文化村のイベントは鑑賞者を詰め込み過ぎ! もう文化村には足を運ばない!!と思っていましたが、この企画展は面白そうだし…。とにかく夏休みは避けましょ~。

●8月14日(月)まで/9月30日(土)まで
企画写真展「戦後写真の巨人が永遠に求め続けたもの INTERFACE —写真家・東松照明を見る—」
・第1部「プラスチックス」シリーズより/8月14日(月)まで
・第2部「インターフェイス」シリーズより/8月15日(火)~9月30日(土)
・ギャラリートーク:東松泰子さん(東松照明オフィス「INTERFACE」代表)が東松照明の素顔と作品制作について語る。
第1部 7月29日(土)14:00~/16:00~
第2部 9月2日(土)14:00~/16:00~
(各回、約30分の予定)
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
http://fujifilmsquare.jp/detail/17070104.html

●7月11日(火)~10月1日(日)
特別展「深海2017 DEEP OCEAN ~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」
国立科学博物館
http://shinkai2017.jp/
★一瞬「最深研究」って「最新」の間違い!?と思いましたが、シャレね(笑)。特設サイトのつくりも面白い~♪ 子どもたちの夏休みが終わってから出かけることにします。

●7月19日(水)~10月29日(日)
「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」
東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/the-japanese-house/


※このページに掲載した画像は「著作権法 第三十二条」に基づく引用によるものです。
画像 上:パブリックドメイン The Hanging by Jacques Callot
画像 中:(C)早稲田大学演劇博物館
画像 下:江戸東京たてもの園「前川國男邸」(C)江戸東京博物館

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気になる展覧会スケジュール:3月~4月 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

パンと昭和.jpg

●3月3日(金)~18日(土)
「ラウラ・リヴェラーニ写真展 アイヌの現在」
イタリア文化会館
http://www.iictokyo.esteri.it/iic_tokyo/ja/gli_eventi/calendario/2017/03/gli-ainu-oggi-fotografie-di-laura.html
★「イタリア文化会館」は九段にあり、春なら千鳥ヶ淵の見事な桜も楽しめる場所ですが、この写真展の会期中は、まだ、つぼみでしょうね…。

●3月19日(日)まで
「堀部安嗣展 建築の居場所」
TOTOギャラリー・間(ま)
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex170120/
堀部安嗣建築設計事務所
https://horibe-aa.jp/
★自然素材を多く使った洗練されたデザインの作品群(住宅や施設などの完成形)の写真がたくさん。眺めるだけでも愉しい。

「楽譜が伝える空間の芸術展」
民音音楽博物館 企画展示室
http://museum.min-on.or.jp/information/detail_660.html

●3月8日(水)~20日(月・祝)
「追悼 水木しげるゲゲゲの人生展」
松屋銀座8F イベントスクエア
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20170308_mizukishigeru_8es.html
★私は「一反木綿(いったんもめん)」のファンですが~、水木作品では戦争ものに衝撃を受けました。バラエティに富む妖怪キャラを生み出した天才性だけでなく、自ら太平洋戦争時に南方戦線でマラリアに罹患し、爆撃によって左腕を失うという凄惨な経験をもリアルに伝えた漫画家でした。

●3月24日(金)まで
写真展「土門 拳の原点 1935-1945」写大ギャラリー土門 拳コレクションより
東京工芸大学 中野キャンパス内 芸術情報館2F
http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/
★住宅地にあって、いつも込んでいないので、静かな空間でじっくりと鑑賞できます。私は特に、文楽を題材にした作品が観たい! やっぱりモノクロはいいなぁ。


リカちゃん展.jpg

●3月22日(水)~4月3日(月)
「誕生50周年記念 リカちゃん展」
松屋銀座 8F イベントスクエア
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20170322_liccachan_8es.html
★私が買ってもらった初代のリカちゃんは、母子家庭の一人娘でしたよ~。当時のプロフィールによると、たしか、パパはピエールという名のフランス人のパイロットで、行方不明だったような?(今、考えると『星の王子さま』『夜間飛行』の作家、サン=テグジュペリの影響があったのかも? 眼鏡を掛けていてピエール・カルダンのような風貌だったような???)。ママは香山織江という名のファッションデザイナーですが、当時は苗字に「こうやま」というルビが振ってあったような気がするんです。途中から「かやま」姓となったようですけどね。
※以上は私の記憶違いというか、妄想かもしれませんが(笑)。

子どもの頃はリカちゃん、リカちゃんママ、友達のいずみちゃん、わたるくんの人形に、「リカちゃんハウス」と「リカちゃんのパン屋さん」もありました。誕生日のときはリカちゃん用のお姫様ドレスをねだったものです。
現在のリカちゃんは、なぜかパパもいるし、おばあちゃんに双子やら三つ子やらのきょうだい、ペットも加わり、友達もウジャウジャたくさん増えている~! リカ版AKBでも結成するんかい!?
http://licca.takaratomy.co.jp/profile/
商魂たくましいリカちゃんファミリー&タカラトミーには、もう懐かしさも覚えませんが、そんなに増やしたいなら黒人系やヒスパニック系、中東系、在日系などの友達も加えて、人形に親しむ子どもたちに、よりグローバルな視点を与えてほしいと思います。

●3月26日(日)まで
「江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影」
板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex170225.html
★ここの美術館は、いつも視点がユニークで素敵♪

「マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―」
パナソニック 汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170114/
★まさよさんの好きなマティスと、ともちゃんの好きなルオーが友達だったとは知らなかった~。絵のタッチが全く違いますもんね。その2人が手紙にどんな文字を記したのか気になる~。
マティスとルオー展.jpg


●4月9日(日)まで
「お蔵出し! 練馬区立美術館コレクション展」
練馬区立美術館 3F展示室
http://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=m10340

「田沼武能肖像写真展 時代(とき)を刻んだ貌(かお)」
練馬区立美術館 2F展示室
http://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=m10339
★展覧会のテーマ選びにおいては「板橋区立美術館」と双璧!と私が勝手に思っている「練馬区立美術館」。都心の有名な美術館よりも満足度の高い展覧会があることも(あくまでも主観ですけどね~)。

「江戸と北京 -18世紀の都市と暮らし-」
東京都江戸東京博物館 1F特別展示室
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/10315/%e6%b1%9f%e6%88%b8%e3%81%a8%e5%8c%97%e4%ba%ac%ef%bc%8d18%e4%b8%96%e7%b4%80%e3%81%ae%e9%83%bd%e5%b8%82%e3%81%a8%e6%9a%ae%e3%82%89%e3%81%97%ef%bc%8d-2/
★当時のアジアの二大都市を比較するという発想が面白い。

●4月16日(日)まで
「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」
Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/
★河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい)は大好きなんですけど、文化村が注力する展覧会サイトって、いつも盛りだくさん過ぎるので、サイトを観ただけでおなかいっぱい! もう会場まで行かなくていいや~という気分になってしまいます(笑)。

●3月7日(火)~5月7日(日)
「戦時下東京のこどもたち」
東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/project/10777/%e4%bc%81%e7%94%bb%e5%b1%95%e3%80%8c%e6%88%a6%e6%99%82%e4%b8%8b%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%9f%e3%81%a1%e3%80%8d/

●3月11日(土)~5月7日(日)
「ポスターに描かれた昭和 ~髙橋春人の仕事~」
昭和館 3F 特別企画展会場
http://www.showakan.go.jp/events/kikakuten/index.html

●3月18日(土)~6月18日(日)
「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」
森アーツセンターギャラリー
http://hermitage2017.jp/
★ここもWebサイトを観ただけで満腹になりそう。しかも、会場は「六本木ヒルズ」の52階! 子どもの頃は高所が好きだったのに、年を取るごとに高層ビルが苦手となっているので(東中野ムーンロード「マ・ヤン」の地上げ訴訟も影響大)、あまりにも高層階の会場にはもう行けないなぁ。美術品の搬入・搬出も大変ですよねぇ。料金に反映されているかも。

●4月29日(土・祝)~6月25日(日)
「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展」
Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter.html
★上記のサイトには一枚の写真だけ紹介されていますが、それだけで観に行きたい!と思いました。作品に力があれば、饒舌な解説や過剰なビジュアルは不要という例。

●4月15日(土)~7月8日(土)
分室企画展「生きて、食べて、書いた。-作家と食」
石神井公園ふるさと文化館 分室 1F展示室(練馬区ゆかりの文化人に関する展示室)
http://www.neribun.or.jp/event/detail_f.cgi?id=201702161487233702
★『檀流クッキング』を著した作家・檀 一雄や小料理店「火の車」などを営んだ詩人・草野心平などを取り上げるとか。

●8月27日(日)まで
「パンと昭和」
昭和のくらし博物館
※開館日は金・土・日・祝のみ。
http://www.showanokurashi.com/
・展示の様子を伝えるブログ
http://blog.showanokurashi.com/article/174725203.html

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私好みの展覧会スケジュール:1月~2月中旬 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

マリメッコ展.jpg

●1月9日(日・祝)まで
「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」
サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_5/

「きかんしゃトーマス ウィンターギャラリー」
原鉄道模型博物館
http://www.hara-mrm.com/event/event1610_01.html

「セルロイドの町 かつしか」
葛飾区郷土と天文の博物館
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/exhibition/index.php

●1月15日(日)まで
「開館記念展 北斎の帰還 —幻の絵巻と名品コレクション—」
すみだ北斎美術館
http://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/221

「焼け跡に手を差しのべて —戦後復興と救済の軌跡—」
横浜都市発展記念館
http://www.tohatsu.city.yokohama.jp/

●1月28日(土)まで
「国立劇場開場50周年記念 日本の伝統芸能展」
三井記念美術館
https://www.ntj.jac.go.jp/50th/exhibition/
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

●1月29日(日)まで
「戦後ドイツの映画ポスター」
東京国立近代美術館フィルムセンター
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/germanposter/

「セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン」
渋谷区立松濤美術館
http://www.shoto-museum.jp/exhibitions/171celamicsjapan/

●1月5日(木)~1月29日(日)
「お笑い江戸名所 ~歌川広景の全貌」
太田記念美術館
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/hirokage-edomeisho

●2月12日(日)まで
「粟津則雄コレクション展 “思考する眼”の向こうに」
練馬区立美術館
http://www.neribun.or.jp/web/01_event/d_museum.cgi?id=10328

「マリメッコ展 -デザイン、ファブリック、ライフスタイル」
Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_marimekko/

●1月7日(土)~2月19日(日)
「コレクション展 染付誕生400年」
根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

お笑い江戸名所/歌川広景.jpg

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阿知波悟美&旺なつきのミュージカル『O.G.』、8月3日まで!! [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

1-阿知波さん芝居.jpg

先日、兄貴分のOさんとゴールデン街の「クラクラ」で飲んでいたら、偶然、兄貴分が昔から仲良しだという女優・阿知波悟美(あちわ・さとみ)さんの所属プロの社長Aさんがいらっしゃいました。お2人は久しぶりに会ったらしく業界話で盛り上がっていましたが、今、阿知波さんの舞台が上演中とのことで、このページに掲載したチラシを頂戴しました~。

Aさんはとても感じの好い穏やかな方で、今回のミュージカル作品についても大声で喧伝するわけではなく、歌のうまい魅力的な2人の女優による本当に素敵な作品だと、静かな情熱をもって語っていました。

旺なつき(おう・なつき)さんという方は宝塚の男役スターだった方で、退団後はミュージカルの舞台でご活躍とのこと。阿知波さんとは5年ほど前に何かの作品で共演して意気投合し、いつかは2人で舞台を…と思い描いていたそうです。忙しい方々ですからスケジュール調整も大変だったでしょうねぇ。

チラシの左側で調理用のお玉を持って歌っているのが旺なつきさん、右側のトイレブラシ(!?)を持っているのが阿知波さん。インパクトのある写真ですね~! 表情はもちろんですが、撮影もデザインもヘア&メイクもうまいッ! イヤリングのセンスからして衣装も期待できると思う~。
(※チラシの色みは少しセピア系に加工しました。ウチのスキャナーでは、うまく出ない色合いだったので少しいじったんです。写真家とデザイナーの方、スミマセ~ン!)

そして、2人の女優と同世代で、脚本も歌詞も作曲も担った「まき りか」さんという才能のある女性に出会ったことで、ようやく実現できたそうです。Aさんがザッと粗筋を教えてくださったのですが、と~っても面白そう! 特に、人生も半分を過ぎたかなぁ…と想いにふける世代の女性には共感できる内容だと思いますよ~。

[ストーリー]
ここは新宿・歌舞伎町に残る、最後のキャバレー。昭和の残り香ただようこの店「キャバレーミラクル」もあと一週間で閉店することが決まっていた。
スター歌手を夢見て上京し38年。いまは、この店のシンガーとして歌い続けている2人の女性、スミ子(旺なつき)とカズエ(阿知波悟美)。
明日を夢見て、夢に敗れ、愛と幸せを求めながらも、ステージで生きることを選んできた彼女たち。
いま、場末の歌手人生が終わろうしている。
そんな彼女たちに起こった「ミラクル」。それは・・・?

うーん、昭和の新宿にどっぷりハマっていた私なんて、粗筋だけで泣けてくるよ~!(笑)。
この舞台でもう一つ興味深いのは、基本的に2人の芝居なんですが、日替わりでゲストが出演するということ。歌手や俳優の方々のほか、異色な方では落語の大人気者・春風亭昇太さんが!(※昇太さんファンの皆さま、残念ながら昇太さんの出演日は完売です~)。

8月3日(水)まで!
旺なつき&阿知波悟美 ふたりシアター Musical
●『O.G.(オー・ジー)』
会場:新宿シアター・ミラクル
(東京都 新宿区 歌舞伎町2-45-2 カイダ第3ジャストビル4F)
http://www.theaterguide.co.jp/theaterinfo/index.php?cmd=detail&id=210
料金:全席自由 5,000円

この会場は「東京都健康プラザ ハイジア」「大久保病院」や昔からあるサウナの「グリーンプラザ新宿」のすぐ近くで、西武新宿線の線路と平行している通り沿いの雑居ビル。新宿の飲んだくれには馴染み深い界隈で、セリフにはゴールデン街も出てくるようです。
キャパは120席らしいのですが、今回は舞台の造作によるのか80席限定。7月22日が初日だったそうですから、観に行った方は貴重ですね~。残席ゲットは、ぜひぜひお早めに~!

[ゲスト]
7月31日(日)13:00・17:00 土居裕子(※2回とも完売)
8月1日(月)19:30 安室 夏
8月2日(火)14:30 小此木まり、19:30 春風亭昇太(※昇太さんの回は完売)
8月3日(水)14:30 吉原光夫

[スタッフ]
脚本・作曲:まき りか
演出:本藤起久子
振付:大原晶子
ピアノ:村井一帆
衣装:天野桃子
照明:奥田賢太
音響:小川陽平
美術:根来美咲
歌唱指導:安部誠司
演出助手:黒沼亮
舞台監督:笹浦暢大/藤本貴行
宣伝美術:伊藤誠(technicute)
宣伝写真撮影:大石隼士
宣伝ヘアメイク:澤紙泰子
協力:レオナールエム/エンパシィ
制作:大塚夏子/遠藤いづみ
プロデュース:(株)ユアストーリー

・公式サイト
http://og-miracle.xyz/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/musicalog/?fref=nf
・ツイッター
https://twitter.com/musical_og

・「カンフェティ」インタビュー記事
http://db001.super-page.jp/tel/012_BF/XXL/A_000/B_007/00002230XNW00995ZS690069228410721UC924509629607201MT662306509912014IN253373503684998JW471.jpg

阿知波さんの所属するプロダクションの公式サイト。
●有限会社 エンパシィ
http://www.empathyinc.net/
・阿知波悟美(あちわ さとみ)プロフィール
http://www.empathyinc.net/achiwa.html

旺なつきさんの事務所のサイトが見当たらなかったので、Yahoo!検索のプロフィールを。
●旺なつき
http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp15397

1-阿知波さん芝居02.jpg
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ベトナムの素晴らしい伝統芸能「水上人形劇」が面白い♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

ベトナムの水上人形劇.JPGXin chào!(シンチャオ!/ベトナム語の挨拶:おはよう・こんにちは・こんばんは)

BGM代わりに流していたテレビの旅番組でチラッと観た瞬間、面白そう!と釘付けになったのが、ベトナムの「水上人形劇」。現地の言葉で「ロイ・ヌオック」または「ムア・ロイ・ヌオック」と呼ばれる伝統芸能だそうです。人形は水面から上に出ているのですが、操る人の姿は見えません。シンクロナイズド・スイミングみたいに水中に潜ってるの!? いえいえ、調べてみると全く違う方法でした。

[ベトナム語メモ]
ムア(Mua):踊る、舞う
ロイ または ゾイ(Roi):人形 ※発音の違いは方言によるものだとか。
ヌオック(Nuoc):水

私は人形浄瑠璃(文楽)のファンで、「結城座」の江戸糸あやつり人形も好きだし、子どもの頃はジュサブロー人形の『新八犬伝』も、『サンダーバード』や『ひょっこりひょうたん島』『プリンプリン物語』とかも夢中で観たなぁ(再放送も含む)。さすがに『チロリン村とくるみの木』は懐かし番組で知りましたけどね~。なぜか人形劇に惹かれるようです。

ベトナムの隣国のカンボジアに伝わる人形芝居は大型の影絵で、これまた素晴らしい芸能でしたが、水上がステージという人形劇があるとは知りませんでした。私の周りにはベトナム旅行へ行った人が多く、中学時代の同窓生は長年、住んでいたそうで、最近も友達の一人が単身赴任していますが、人形劇のことは聞いたことがありません。

さて、どんな特徴があるのでしょう?

[歴史]
おそらく11世紀にはベトナム北部の紅河(ホンハ)デルタ地帯の村々で、農民たちが豊作を祈ったり収穫を祝ったりする祭りや儀式の娯楽として演じられていたという。1121年に建立された石碑には、当時の文化人が李王朝の宮廷で水上人形劇が催された様子を漢文で記したものが残っている。
※紅河デルタ:トンキン湾に注ぐ「紅河」は、かつて「ソンコイ川」と呼ばれた。酸化鉄を含むため水の色が赤い。「デルタ」は河川が多岐に分かれる低湿の三角州のことで、豊かな水が肥沃な土壌を作ったが、洪水などの被害も頻繁だった。

[水上人形劇の起源]
中国の伝統芸能「水傀儡」と同種、もしくは、その流れを汲んだものという説があり、中国での発祥は三国時代の魏(3世紀)あるいは随(6世紀頃)または宋(10世紀頃)と諸説あり。
※水傀儡:「傀儡」は「くぐつ」と読み、操り人形のこと(「かいらい」とも読む)。英語の「パペット(puppet)」やフランス語の「マリオネット(Marionnette)」と同義。中国語ではベトナムの水上人形劇を「越南水傀儡」と記す。「水傀儡」はネット上に「すいくぐつ」「すいかいらい」という読み方はあるが、「みずくぐつ」かもしれず、辞書サイトには見出し語がないので正しい読み方は不明。

[人形の特徴と動き方]
人形は柔らかい材質で軽くて浮きやすいイチジクの木を彫って作る。耐水性が必要なので、漆を塗ってから天然素材の絵の具を重ねる。大きさ30cm~100cm、重さ1kg~5㎏。水上に出る部分と水中に沈める仕掛けの部分とに分かれる。
愛嬌あふれる個性的な顔立ちで、おどけたような速い動きやクルクル回る踊り、水上を優雅に滑るような演技も。魚や鳥などの人形がイキイキと飛び跳ねる様子はリアルな感じ。

[舞台と人形の操作法]
人形は竹など長い竿(さお)の先端に取り付けられ、竿の中を通した紐(ひも)を手元で引いたり回転軸を操作したりすることで頭や胴、両手足が動き、自由に回転させられる。
舞台は伝統的な建物を模したセットに、濁り水のような不透明の水を張ったプール状のもの。人形遣いは正面奥に掛けられた簾(すだれ)の後ろにいて、腰まで水に浸かったまま、舞台中央まで2~3mの距離がある人形を遠隔操作するので、客席からは見えない。素早いテンポで人形を自在に操る技術は圧巻。

[人形劇団]
昔の劇団は村ごとに組合として構成され、人形を操作する技は秘伝として継承されたため、座員は親から子、孫というふうに世襲も多かった。入団するにも厳しい制限があり、一座の秘伝を堅く守ると誓わねばならなかった。現在は女性の演者もいるが、昔は長く泥水に浸かって人形を操るのは体力的に無理と思われていたのと、結婚すると人形遣いの秘伝が夫の家族などへ漏れる恐れがあるとして、女性の入団は認められなかった。

[劇場]
農村などでは村内のパゴダ(お寺)の池や付近の湖などを舞台として屋外で上演された。少人数の劇団では、小さな舞台セットにビニール製プールを池に見立て、音楽テープを流して3体ぐらいの人形で上演することもあるが、海外からの観光客向けには専用シアターである「タンロン水上人形劇場」(ハノイ)や「ゴールデンドラゴン水上人形劇場」(ホーチミン)等での本格的な生演奏による公演が人気。昔ながらの素朴な演目は「ベトナム民族学博物館」(ハノイ)での公演に多い。

[演目]
ベトナムの歴史や伝説、民話などをモチーフにしたものや農村の暮らしを伝えるものなどバラエティ豊か。一回の公演は一話が数分程度の短編ばかり十数話で構成される。大きく水しぶきが上がったり、花火や煙を使ったりする派手な演出も。どの劇団の公演も「テウさん」という名のコミカルな人形の口上から始まる。
・代表作
『レロイ王、ホアンキエム湖の伝説(黎王、剣を返還す)』…15世紀の黎朝の始祖レロイ王は湖に棲む亀から授かった神剣で中国と戦い、ベトナムを解放した。平和な世となった頃に亀が現れ、剣を神へ返せと伝えたので、王は湖に浮かぶ小島で剣を返還したことから、「ホアンキエム湖(還剣湖)」という名が付いたという話。
『凱旋帰郷(故郷に錦を飾る)』…村一番の出世頭が科挙(官吏登用の試験)に合格し、華やかに帰郷する話。

[音楽とセリフ回し]
生演奏による公演の場合は舞台の両側に演奏者が並ぶ。笛、十六絃、打楽器の太鼓や小鑼(しょうら)など伝統楽器の奏者は歌い手も兼ねており、曲目は紅河デルタの民謡や宮廷音楽の影響を受けたもので、にぎやかな調子が多い。現代的なシアターではエレキギターやドラム等も導入。語りや掛け声、セリフの掛け合いの入る演目は、ベトナム語で意味がわからなくても話が単純なので、子どもでも充分に楽しめる。


ベトナムは長く中国に支配され、その後、フランスの植民地となり、第二次世界大戦のときには日本軍も侵攻して食糧を略奪。餓死したベトナムの人々は夥(おびただ)しい数となったそうです。
http://hanoirekishi.web.fc2.com/gashishaireihi.html
大戦の終結後もフランスとのインドシナ戦争、アメリカとのベトナム戦争によって国中が疲弊し、たくさんの犠牲者を出したにもかかわらず、カンボジア・ベトナム戦争、中越戦争と続いたため、ようやく国状が安定したのは1990年代も後半となってからでした。

水上人形劇を守ってきた紅河デルタ地方には重要拠点が多かったため、ベトナム戦争時にはアメリカ軍による北爆で甚大な被害に遭ったのでした。
幾たびもの戦火をくぐり抜け、現在まで生き延びてきた伝統芸能。ベトナム文化省は「水上人形研究所」を設置して保護に努め、海外公演の助成も行っているそうです。

日本にも劇団が来日して何度か上演されたこともあるようですが、またぜひ暑い時季に来てほしいな~。とりあえずはネットにアップされている画像と動画で観劇しましょ♪

[動画]
●Mua roi nuoc nen 1A
https://www.youtube.com/watch?v=vidBssvNz5E
(アップロード:huong hoang)
『テウさんの口上』『簫(しょう)を吹く牛飼い』『田植え』『カエル採り』『アヒル農法とキツネ狩り』『魚捕り』『獅子舞』『不死鳥(鳳凰)の舞』『レロイ王、ホアンキエム湖の伝説』『子どもの水遊び』『ボートレース』『獅子のボール遊び』『仙女の舞』『龍・獅子・鳳凰・亀の共演』

同じ演目の人形が、もっとアップで観られます。
●Mua roi nuoc nen 2A
https://www.youtube.com/watch?v=2LViU1WhXec
(アップロード:huong hoang)

同じ演目で演奏者を中心に映したもの。特に右側手前の太鼓奏者のスティック捌(さば)きと指使いが繊細で見とれました。
●Mua roi nuoc nen 1B
https://www.youtube.com/watch?v=oifjKjLLSzY
(アップロード:huong hoang)

屋外の池での夜の公演。昔はこんな雰囲気で催されたんでしょうね。
●Nhà Hát Múa Rối Việt Nam-Rối Nước
https://www.youtube.com/watch?v=FJuKl7aP_lo
(アップロード:Quang Cóc)

昼間の屋外での上演。プールに葉っぱが浮いてる…。
●Múa rối nước ở Thảo Cầm Viên
https://www.youtube.com/watch?v=7Zpm4J9gS7Q
(アップロード:Phi Bao)

ハノイの「タンロン水上人形劇場」の公演。立派な劇場で、演目も少し異なります。
●Water Puppet Theater in Hanoi - Nhà hát múa rối nước Hà Nội
https://www.youtube.com/watch?v=TIXg3nRa-tc
(アップロード:Hương Trà Shop - Mẹ và bé sau sinh)


[参考サイト]

写真がいっぱい♪
●ベトナムのショー! 水上人形劇について
http://find-travel.jp/article/4467
(Find Travel)

わかりやすい解説♪
●水上人形劇、ベトナムの伝統芸能を楽しむ
http://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/VN/2014/07/puppet-show.html
(現地レポート:JTBホーチミン支店 PHAM VIET HAI)

旅行者の視点でのレポート♪
●VIETNAMESE WATER PUPPET SHOW 水上人形劇
http://vietnam.navi.com/play/23/
(ベトナムナビ)

現地取材を基にした専門性の高い薀蓄(うんちく)。
●ベトナム水上人形劇
http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~kanamaru/viet_puppet/
(金丸良子研究室/麗澤大学 外国語学部 教授)
・金丸先生のサイトには、中国を中心とする民俗関連の興味深い資料がいろいろ。
http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~kanamaru/

メコン圏6か国の総合情報サイト。
●水人形戯(ムア・ゾイ・ヌオック)
http://www.mekong.ne.jp/directory/culture/muaroinuoc.htm
・メコンプラザ(※2009年9月12日で更新は止まっています~)。
http://www.mekong.ne.jp/

ベトナム北部の歴史や文化、ハノイの史跡名所を紹介。
●知ろうベトナム! 水上人形劇
http://hanoirekishi.web.fc2.com/suijouningyougeki.html
(ハノイ歴史研究会)

※画像:a picture of mine that i took in the puppet theatre in Hanoi, Vietnam/File:Puppettheatre.JPG 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:user:She

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イタリアのソプラノ歌手、フェデリーカ・ヴィタリに注目♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

横浜みなとみらいホール_大ホール.jpg

友達に声を掛けてもらったので、オペラの公演を観に横浜まで行ってきました。会場は「横浜みなとみらいホール」の大ホールで、私は初めて。立派なパイプオルガンをしつらえた2020席のスペースだそうです。同ホールのサイトではパノラマ画像も見られますが、なかなか迫力のある造り。
http://www.yaf.or.jp/mmh/about/main.php
(横浜市芸術文化振興財団)

私は以前、横浜市民だったこともあるのですが、ずいぶん久しぶり。ついでに「横浜美術館」の展覧会にも…と思って事前に調べたら、私の出かける日は休館でした(涙)。
ホールはシューボックスを基本にしながら四方を囲むように客席が設けてあるので、どこの位置からも観やすいようです。私の席は2階正面3列目の中央でしたが、全体が見渡しやすいと思いました。

残念だったのは、隣席の女親と高校生ぐらいの娘が演奏中にヒソヒソ話すこと。何度か睨(にら)んでも通じませんでした(泣)。公共のマナーが身につかない娘は、社会に出たらどうなるんだろ~? ぜひ痛い目に遭ってほしい! 前の席には隣の母娘がそのまま年を取ったような母娘がいて、これまた演奏中にオシャベリ。こういう人たちが映画館や美術館などでも増えているから、ますます引きこもっちゃうんですよねぇ、私は。

さて、知らないホールへ行くと、どんな響きなのかな~?ということが一番の楽しみ。その日は出演者の数も曲目も多くバラエティに富んでいましたが、実力のほどもバラバラという印象でした。演出と台本が私にはつまらなく感じたのですが、一部ではウケている様子だったので、それはもう好き好きでしょうね。

海外から招聘されたソプラノ歌手の一人が、パヴァロッティの姪だというシモーナ・トーダロ・パヴァロッティさんでした。普通にきれいな声だなぁという感じ。その人よりも惹かれたのが、フェデリーカ・ヴィタリさんという女性の声でした。

私はソプラノの中でも高音になればなるほど金属の響きに似た声だと、神経に触る感じがして苦手なんですが、フェデリーカさんの声は程よい厚みがあり、のびやかで、ゆったりした余裕も感じられます。出演者によっては声がこもる感じもあり、2階席で3階部分が上部にあるから音がこもりやすいのかな…と聴いていたのですが、フェデリーカさんの声は、ちゃんときれいに届いたので、ああこんなに違うのか~と思いました。

帰宅してからフェデリーカさんのことをネット検索してみたのですが、日本では知名度が低いようで、たいした情報は上がっていません。それで、イタリア語ならローマ字と同じような綴りだからと、名前をアルファベットに替えて検索してみました。

Federica Vitali

いろんなアリアを歌った動画とFacebookページが見つかりましたよ。
ご興味のある方は聴いてみてくださいな~♪

[フランス オペラ]
ギュスターヴ・シャルパンティエ作曲『ルイーズ(Louise)』より
アリア「その日から(Depuis le jour)」
●Depuis le jour charpentier Federica Vitali
https://www.youtube.com/watch?v=SjMcKmynj6U
(アップロード:Federica Vitali)

[イタリア オペラ]
ジャコモ・プッチーニ作曲『ラ・ボエーム(La Bohème)』より

アリア「私の名はミミ(Sì, mi chiamano Mimì)」
●Mi chiamano Mimì, Federica Vitali
https://www.youtube.com/watch?v=XuiYfu6vbSI
(アップロード:youmarbin)
●Federica Vitali, Si mi chiamano mimì, Festival MITO
https://www.youtube.com/watch?v=77P-6ElKWsc
(アップロード:Federica Vitali)
※別バーションでオーケストラとの共演ですが、録音時の雑音多め。

アリア「私が街を歩けば(Quando me n'vo soletta per la via)」
●Federica Vitali, quando men vo, La Bohème
https://www.youtube.com/watch?v=MoVh14oYeVY
(アップロード:Federica Vitali)

アリア「あなたの愛の呼ぶ声に(Donde lieta uscì al tuo grido d'amore)」
●Federica Vitali, Donde lieta uscì, La Bohème
https://www.youtube.com/watch?v=XhIvkMafbgI
(アップロード:Federica Vitali)

ジャコモ・プッチーニ作曲 歌劇『トゥーランドット(Turandot)』より
アリア「氷のような姫君の心も(Tu che di gel sei cinta)」
●Federica Vitali, Tu che di gel sei cinta
https://www.youtube.com/watch?v=BOcTAycQv_Y
(アップロード:Federica Vitali)

フェデリーカさんのFacebookページ
●Federica Vitali Soprano
https://www.facebook.com/federicavitalisoprano/

以下は彼女のプロモーションムービー?と思ったら、「GaGa MILANO ガガ ミラノ」というイタリアの腕時計ブランドのコマーシャル・フィルムに出演したものでした。イタリアらしくオシャレで、かつ“アモーレ”(笑)なイメージを創出した内容。
●GAGA MILANO FOLLIE
https://www.youtube.com/watch?v=nd3PF64p9zA
(アップロード:GaGà Milano)

コメディ作品にも出演。出演者のファッションも見もの♪
●Barbatelle - Una di vino commedia, dirige Luis Bacalov
https://www.youtube.com/watch?v=TBGfqbqiAZY
(アップロード:Auditorium di Milano)

※画像:File:横浜みなとみらいホール 大ホール.jpg 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:KAMEDA, Akihiro

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昇太&志の輔「レコード道楽」でかかった曲のリスト♪♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

1-順憲さん:ラジオ深夜便(2016.5.23).jpg

「笑点」の司会を継ぐこととなった春風亭昇太さんのラジオ番組「レコード道楽」に、立川志の輔さんがゲスト出演した4月29日の放送分は、大分の地震によって中断されました。
5月23日(22日の夜)に構成の一部を変えて再放送されたので、両日の放送を聴いてメモした曲のリストをアップしま~す!

●「春風亭昇太のレコード道楽」
~志の輔、秘蔵の名盤とともに参上!~

道楽話ってぇのは元から楽しいもんですがね、このお二人の掛け合いってぇのが面白くって、思わず吹きだしたり笑ったり。いや~、ホントに楽しい番組でしたな。

・昇太さん(56歳/静岡県 静岡市 清水区出身)
・志の輔さん(62歳/富山県 新湊市=現:射水市出身)

私より少しオニイサンの年代の方々ですが、もっと上の団塊の世代の皆さまが親しんできた音楽や戦前の昭和歌謡のファンでもある私としては、志の輔さんや昇太さんの選曲は、うれしく懐かしい限り! 特に、私も同郷である志の輔さんはギターがお好きだそうで、同じくギター好きの私としては小躍りしました♪♪
志の輔さんはレコードを2000枚近くも所有し、富山の実家の倉庫に保管してあるとか。この番組のために、わざわざ富山まで行ってレコードを選んできたそうですよ(笑)、


[放送された曲目&曲順リスト]
(※私が聴き取れた範囲&あとから調べたことなので、正確かどうかは自信ナシ!)

01 ☆ 志の輔さんの選曲
●サ・ベンチャーズ(The Ventures)/『十番街の殺人(原題:Slaughter on Tenth Avenue/Slaughter On 10th Avenue)』/1965年
元は1936年に初演されたブロードウェイのミュージカル『オン・ユア・トウズ』の劇中歌で、作曲はアメリカのリチャード・ロジャーズ。ベンチャーズが原曲をアレンジしたインストゥルメンタルが日本で大ヒット。

02 ☆ 志の輔さん
●シャネルズ/『ランナウェイ』/1980年
作詞:湯川れい子・作曲:井上忠夫
バンド名はシャネルズ(綴りはCHANELSから後にSHANELSに変更)としてデビューし、のちにラッツ&スター(RATS & STAR)に改名。
志の輔さんは落語家となる前に広告代理店に勤めたことがあり、その頃、シャネルズのデビューライブ(新宿「ルイード」)に立ち会ったとか。

03 ☆ 昇太さん
●ビリー・ジョエル(Billy Joel)/『ストレンジャー(The Stranger)』/1977年

04 ☆ 志の輔さん
●サンタナ(SANTANA)/アルバム『天の守護神(原題:Abraxas)』B面の3曲目「君に捧げるサンバ(原題:Samba Pa Ti)」/1970年
サンタナといえば「哀愁のヨーロッパ」「ブラック・マジック・ウーマン」が出てきそうですが、志の輔さんは「そうじゃないんだよね~(笑)」というわけで、この1曲。

聴いてみよう♪
https://www.youtube.com/watch?v=ZvNKMSCgU90
(投稿:FracocoOO)

“ギター小僧”の皆さまは本人の演奏シーンを♪
https://www.youtube.com/watch?v=a_H7EZ7MxcI
(投稿:coto.pops music)

05 ☆ 志の輔さん
●リー・リトナー(Lee Ritenour)とエリック・ゲイル(Eric Gale)のギターの掛け合い/アルバム『Sugar Loaf Express(シュガー・ローフ・エクスプレス)』2曲目の「Morning Glory(モーニング・グローリィ)」/1977年

[ダイレクト・カッティング]
マスターテープを介さず、録音スタジオで演奏しながら、そのまま原盤の溝に刻むレコーディング方法。アルバムのA面・B面それぞれをスタジオでの一発録りで収録する失敗の許されない方法ですが、エリック・ゲイルはあくまでもマイペースだったようで、NGが5テイクもあったとか。

聴いてみよう♪
https://www.youtube.com/watch?v=OA6HUySbTMo
(投稿:Patrick Parker)

06 ☆ 志の輔さん
●サディスティック・ミカ・バンド/『黒船(嘉永六年六月四日)』/1974年
作曲:高中正義

聴いてみよう♪
https://www.youtube.com/watch?v=3kSqe1fRtB4
(投稿:PATRICK)※アルバム発表時のメンバーとは違うライブ。

07 ☆ 昇太さん
●ルーベッツ(The Rubettes)/『Sugar Baby Love(シュガー・ベイビー・ラヴ)』/1974年

聴いてみよう♪
https://www.youtube.com/watch?v=I0gkEFOkC-M
(投稿:Rubettesmania)

08 ☆ 志の輔さん
●ジョン・コルトレーン(John Coltrane)/『至上の愛(原題:A Love Supreme)』/1965年
志の輔さんが初めて買ったジャズの名盤だったが、ワケがわからなくて3日後に売ってしまい、後年、買い直したとか(笑)。BGMとして冒頭だけ流した。

09 ☆ 志の輔さん
●吉田拓郎/『おきざりにした悲しみは』/1972年
『祭りのあと』をかけようとした直前、志の輔さんが「これ聴くと泣くからやめよ!」と『おきざりにした悲しみは』に変更。昇太さんが「これだって泣くじゃん!」と突っ込む。

10 ☆ 志の輔さん
●エウミール・デオダート(Eumir Deodato de Almeida)/アルバム『ツァラトゥストラはかく語りき(原題:Prelude)』A面1曲目の「ツァラトゥストラはかく語りき(原題:Also Sprach Zarathustra)」/1972年(1973年?)

タイトルの『ツァラトゥストラはかく語りき』はニーチェの著作(1885年)で、原曲はリヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩(1896年)。キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』(1968年)の冒頭にも使われたクラシックの名曲をジャズテイストにアレンジしたのが、ブラジル出身のデオダート。
後年になって「クロスオーバー」や「フュージョン」という音楽用語が出てきて私も一時は聴きましたが、基本的にアコースティック派なんです。でも、デオダートの曲と演奏は新鮮で、今なおカッコいい! 志の輔さんのおかげで出合えました♪

聴いてみよう♪
https://www.youtube.com/watch?v=-cuhPbhzMzQ
(投稿:eikonekoneko)

ご本人のライブ演奏も♪
https://www.youtube.com/watch?v=N9m0QjsxlJE
(投稿:Giorgio Palombino)

[エウミール・デオダート(1942年~)]
1964年 キーボード奏者としてブラジルでデビュー。

・アレンジやプロデュースを手掛けたアーテストと曲の一例
フランク・シナトラ、アレサ・フランクリン、アントニオ・カルロス・ジョビン、マルコス・ヴァーリ、ミルトン・ナシメント、アース・ウィンド&ファイアー、クール&ザ・ギャング、ビョーク、ケヴィン・ローランド、小野リサ等。
ジョージ・ガーシュウィン「ラプソディー・イン・ブルー」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、スティーリー・ダン「ドゥ・イット・アゲイン」、ムーディー・ブルース「サテンの夜」等のカバー。

・公式サイト「EUMIR DEODATO」(英語)
http://eumirdeodato.com.br/


[4月29日の放送でかかった曲&音源]

☆ 昇太さん
●矢沢永吉/『時間よ止まれ』/1978年

☆ 志の輔さん
●The Beatles(サ・ビートルズ)/アルバム『アビイ・ロード(Abbey Road)』B面の3曲目「You Never Give Me Your Money(ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー)」の終わり~4曲目「Sun King(サン・キング)」に入る間に流れるコオロギの鳴き声/1969年
このアルバムが発売された頃、左右に離して置くスピーカーシステムが登場。志の輔さんはコオロギの鳴き声が、スピーカーの一方から一方へ移ることに驚いたという話。

☆ 昇太さん
●はっぴぃえんど/アルバム『風街ろまん』A面の3曲目「風をあつめて」/1971年

・NHKニュースに入る前にチラッと流れた
●Return to Forever(リターン・トゥ・フォーエヴァー)/(曲名は聴きもらした~。涙)
チック・コリアとスタンリー・クラークを中心に結成された'70年代のフュージョンバンド。


※昇太さん&志の輔さんの写真は、同番組を構成した放送作家・大倉順憲さん提供。

[このブログ内の関連記事]
●昭和の日はG街の「じゅん散歩」と、ラジオで昇太&志の輔「レコード道楽」を!
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27

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気になる展覧会リスト♪(5月下旬~7月初め) [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

コルビュジエ.jpg5月22日(日)まで
●「PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服」
三菱一号館美術館(東京都 千代田区 丸の内2-6-2)
http://mimt.jp/paris-hc/
1人のためだけにデザイン・縫製される高級注文服は贅沢の極み。
ファッション史に興味のある私としては足を運びたかったのですが、展覧会のキャッチコピーが「芸術は、着れる。」ですよ。イヤだわ~、“ら抜き言葉”。正しく美しい日本語の文法では「着られる」。
オート・クチュールは芸術作品であると伝えたい、という意図と共に、切れ者のようなニュアンスの「切れる」や若者言葉の「キレッキレッの…」などに引っ掛けたつもりかもしれませんし、言葉のリズム感は“ら抜き”のほうが良いと判断したからかもしれませんが、この“ら抜き”のせいで観に行く気が一瞬にして萎えました(笑)。ガッカリ。
サイトは写真が豊富で見応えもありますから、私はサイト鑑賞することに致しましょう。服飾やデザインに興味のある方なら、ぜひチェックを!

5月24日(火)まで
●「生誕300年記念 若冲展」
東京都美術館(東京都 台東区 上野公園8-36)
http://jakuchu2016.jp/
大行列だそうですね。私の友達2人が別々の日に、わざわざ上野まで行ったのに、あまりにも長蛇の列に驚き、諦めて帰ったと言っていました。公式サイトでは「混雑状況」を表示していますが、当日券が買えるまで30分ほど並び、会場に入れるまで、さらに2時間ほども待つという…(呆)。館内も大混雑だそうですから、絵じゃなくて人を見に行くようなもんですね。
若冲人気はプライスさんの功績ですが、お蔭で以前なら「いとうわかおきって画家の絵、すげぇよな~」なんて言っていた人でも「じゃくちゅう」と読めるようになったようです(笑)。
私は行列に並ぶのが大嫌いだし、若冲の作品は何度か現物を観たから、今回はサイト鑑賞でガマンしようっと。IT技術がどんどん進歩しているので、美術系のサイト制作も向上していますね~。
[追記(2016.5.22)]
SNS友達が「若沖展は、僕も諦めて帰りました。」というコメントをくれました。たくさんの人が断念したんでしょうねぇ。

5月28日(土)~6月19日(日)
●「DAYS JAPAN写真展2016 地球の上に生きる 世界の未来をつくるために」
世田谷文化生活情報センター 生活工房(東京都 世田谷区 太子堂4-1-1 キャロットタワー3・4F)
http://www.setagaya-ldc.net/program/329/
月刊誌『DAYS JAPAN(デイズ・ジャパン)』主催の「第12回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」受賞作品を中心に展示。同賞は「人間や自然の尊厳」と「被害者の立場」からの視点がテーマ。

6月5日(日)まで
●「没後40年 髙島野十郎展 光と闇、魂の軌跡」
目黒区美術館(東京都 目黒区 目黒2-4-36)
http://www.tnc.co.jp/takashimayajuro40/art/#anchor_art
髙島野十郎(たかしま・やじゅうろう/1890~1975)は今年、知ったばかりの画家なんですが、なぜかとても惹かれる画風。基本的には優れた写実画ですが、さまざまな技法や表現を模索し続けたと思われる作品の数々。孤高を貫いた生き方も、私の好きな田中一村に似ているような…?
[巡回スケジュール]
6月18日(土)~7月31日(日)
足利市立美術館(栃木県 足利市 通2-14-7)
8月7日(日)~9月22日(木)
九州芸文館(福岡県 筑後市 大字津島1131)

6月5日(日)まで
●「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」
Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都 渋谷区 道玄坂2-24-1)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_kuniyoshi.html
私は浮世絵も好きで、国芳は月岡芳年のお師匠さんでもあるからファンなんですけど、展覧会のタイトルが気に入らないので出かける気が湧かないのです…(苦笑)。
それに文化村だと込んでいるだろうな~。何度も実際に観た作品が多そうだからパスするか???
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_kuniyoshi/works.html
デザイン好きには、こっちのほうが面白いかも♪
6月14日(火)~7月31日(日)
「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_toiledejouy/

6月12日(日)まで
●「恐竜博2016」
国立科学博物館(東京都 台東区 上野公園7-20)
http://dino2016.jp/
私は子どもの頃から一貫してトリケラトプスとステゴザウルスのファンですが、平野レミさんのご長男でミュージシャンである和田 唱さんのバンドが「TRICERATOPS(トライセラトップス)」という名前なんですよ(←私が知らなかっただけで、人気バンドらしい)。
トリケラなのに~、なんでその読み方!?と思っていたら、私のはラテン語ベースの日本語読み、唱さんグループはラテン語の英語読みなんだそうです。なるほどね~。
ステゴザウルスも、今ではステゴサウルスと言う人のほうが多いんですってよ。「ザ」と濁るのはドイツ語読みで、昔はそちらで統一されていたとか。はいはい、昔の人ですよ~だ!

6月12日(日)まで
●「所蔵資料展 写真展『戦後昭和の新宿風景』」
新宿歴史博物館 地下1階 企画展示室(東京都 新宿区 三栄町22)
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/0221/91789/
戦後、昭和、新宿、モノクロ写真…私が惹かれるキーワードばかり。

6月12日(日)まで
●「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」
国立西洋美術館(東京都 台東区 上野公園7-7)
http://caravaggio.jp/
この美術館の建物はユネスコが勧めてくれたので、世界遺産に登録されるようですね。ル・コルビュジエ(1887~1965)の作品で、設計は弟子の前川國男、坂倉準三、吉阪隆正との共作。
私は西洋美術館の前で『考える人(拡大作)』のブロンズ像を眺めるたび、なんだか疲れがドッと出ます。何事も考え過ぎるのは心と体に毒よ~!(笑)。
http://www.nmwa.go.jp/jp/about/building.html
去年の夏から秋にかけて「国立近現代建築資料館」では、こんな展覧会があったようです。
「ル・コルビュジエ×日本 国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」
http://nama.bunka.go.jp/kikak/kikak/1507/
世界遺産に正式に登録されたら、もう一度、開催すればいいのにね。
この記事にアップした画像は、その展覧会のチラシです。

6月26日(日)まで
●「いま、被災地から -岩手・宮城・福島の美術と震災復興-」
東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4(東京都 台東区 上野公園12-8)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm
東北の大震災によって損傷した貴重な文化財、文化資源、美術資料などの作品群。それらの救出・修復・復元など現在も続く復興活動と復元された作品を紹介。

6月26日(日)まで
●「フランスの風景 樹をめぐる物語  コローからモネ、ピサロ、マティスまで」
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(新宿区 西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階)
http://www.sjnk-museum.org/program/3729.html
サブタイトルの画家の名前だけだと特に食指は動かないのですが、樹木をモチーフとした絵画を特集という視点は面白い。サイトを覗いてみると、私の好きなギュスターヴ・カイユボットの作品も! 観に行かなくちゃ~♪
この美術館はバブル期にゴッホの『ひまわり』(アルル時代に描かれた花瓶の中のひまわり7点のうちの1点)を58億円も出して購入したことで大騒ぎとなりましたが、それは常設で観られます。ゴッホは嫌いじゃないけど、私には58億円分の感動はないなぁ(笑)。
一般企業がたくさん入っている高層ビルの上階ですが、平日は閑散としているので、じっくり鑑賞できるのはいいですね(←最近は行っていないので保証できませんが)。

7月5日(火)まで
●「メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画」
東京都庭園美術館(東京都 港区 白金台5-21-9)
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/160422-0705_medici.html
サイトで紹介されている作品のうち、実物が見たい!と思ったのは、ゴールドにバロックパール(真珠層の巻きが厚くて凸凹の形となるもの)を使った『赤ん坊を入れたゆりかご』(1695年頃の作)。造形として非常にユニークでゴージャスな作品なんですが、私には可愛い赤ちゃんじゃなくてシュールな魔物のように見える。コワイよ~(笑)。
この美術館は1930年代のアール・デコ様式の旧・朝香宮邸。皇族の自宅だったわけですが、建物全体がクラシカルかつモダンな芸術品と言えます。でも、20代の頃だったか、初めて行ったときは、なんだかこぢんまりしているなぁと思いました。たぶん私の身長が建築当時の日本人の平均より高め(167㎝弱)で、天井が低いと感じたせいかも。特に最近は英国ドラマの『ダウントン・アビー』を観たせいで、日本のお屋敷・大邸宅ってどこも狭小に見えちゃうんですよ(笑)。
美術館の落ち着きのある庭も素敵ですが、隣地の広大な「自然教育園」の散策もおすすめ♪
http://www.ins.kahaku.go.jp/introduction/guidemap/index.html

「出光美術館」が50周年を迎えたそうで、特設サイトができていました。展覧会の年間スケジュールに沿って、展示作品の絵巻物などの静止画像がゆっくり流れるのですが、美術館のガラスを通して観るより近いし、発色もきれいで、ずっと細かい部分までわかります。大きめのモニタだと迫力もありますね。
画材の質感までは伝わりませんけど、パソコンのスクリーンセーバーの代わりに表示させておくのも良いかも♪(笑)。

●「出光美術館50周年特設サイト」
http://www.idemitsu.co.jp/museum/50th_anniversary/pc/

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テノール コレクション01:アリア『誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)』集 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

いろんなことが続いたり重なったりしてアタマの中がゴチャゴチャしているとき、私は音楽を聴くと少しは気がラクになります。CDやiTunesの音源のほうがクリアなんですけど、より気楽に聴けるのがYouTube。ひどい音が多いのですが、ライブ映像も観られるし、声楽家の聴き比べなんてことが簡単にできるのも魅力ですね~♪

私は昔、大好きなホセ・カレーラスばかり聴いていましたが、「三大テノール」の次の世代の動画を探してみました。テノールのアリアでは世界で一番有名でしょう。プッチーニの歌劇『トゥーランドット(Turandot)』から「誰も寝てはならぬ」を。原題は『Nessun Dorma』で歌い出しも同じ。「♪ネ~ッスン ドルマ~」が耳について離れませぬ~。

●アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli/1958~/イタリア)
ANDREA BOCELLI (HQ) NESSUM DORMA
https://www.youtube.com/watch?v=GlrQW3gntdE

●ホセ・クーラ(José Cura/1962~/アルゼンチン)
Jose Cura 1998 "Nessun dorma"
https://www.youtube.com/watch?v=12xI06fR2Tw

●マルチェロ・アルバレス(Marcelo Raúl Álvarez/1962~/アルゼンチン)
Turandot: “Nessun dorma!”(Marcelo Álvarez)
https://www.youtube.com/watch?v=BN9a5Kbup2k

●ロベルト・アラーニャ(Roberto Alagna/1963~/フランス&イタリア)
"Nessun dorma" Roberto Alagna HD720
https://www.youtube.com/watch?v=RHyYTYnXP0o

●福井 敬(ふくい・けい/1963~/岩手県 水沢市=現・奥州市)
福井 敬 トゥーランドット 「誰も寝てはならぬ」 Nessun Dorma  2007
https://www.youtube.com/watch?v=b6RfeLZja2o

この次は、’60年代後半以降に生まれたテノールの皆さんをピックアップしま~す♪

★CDは私のミーハー感覚で選んだだけで、聴いたことはありませぬ。

タイム・トゥ・セイ・グッバイ~ボチェッリ・スーパー・ベスト

タイム・トゥ・セイ・グッバイ~ボチェッリ・スーパー・ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: CD


ヴェルディ:アリア集

ヴェルディ:アリア集

  • アーティスト: ホセ・クーラ,ヴェルディ,フィルハーモニア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2011/08/17
  • メディア: CD


アルバレス・シングス・ガルデル~わが懐かしのブエノスアイレス~

アルバレス・シングス・ガルデル~わが懐かしのブエノスアイレス~

  • アーティスト: ガルデル,カランドレリ(ホルヘ),マルコーニ(ネストル),パス(フェルナンド・スアレス),シーグレル(パブロ),コンソーレ(エクトル)
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: CD


私のために歌って/セレナードを

私のために歌って/セレナードを

  • アーティスト: チオッフィ,ファルボ,クルティス,ロッシーニ,カプア,レオンカヴァルロ,カルディロ,アラーニャ(フレデリコ),アラーニャ(ダビド)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1997/12/17
  • メディア: CD


悲しくなったときは-福井敬、日本を歌う。

悲しくなったときは-福井敬、日本を歌う。

  • アーティスト: 石川啄木,大木惇夫,加藤周一,寺山修司,北山冬一郎,谷川俊太郎,武満徹,野上彰,永六輔,谷池重紬子
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2011/02/09
  • メディア: CD


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棟方志功『二菩薩釈迦十大弟子』『大和し美し』が中野で観られる特別展。28日まで! [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

今月22日(木)~28日(水)の7日間、青森市・中野区の交流事業として「特別展 棟方志功・なかの」が開催中です。私は志功のファンなので、近所での展覧会は見逃せません!
志功は中野区にゆかりがあり、戦前には故郷・青森の友人が住んでいた野方町 沼袋(現・大和町)の家に居候(いそうろう)していたようです。

今回の特別展では志功の板画(はんが)の代表的な作品『大和し美し(やまとし うるわし)』『二菩薩釈迦十大弟子(にぼさつ しゃか じゅうだいでし)』も展示されているそうです。
これまでも都内で観る機会はあった作品ですが、何度、観ようと素晴らしい作品は、つねに新たな感動をもたらしますよね。

世の中には私同様、志功ファンは多いと思いますが、これまで実物を目にしたことがないという方、テレビや画集でしか観たことがないという方も、ぜひぜひ、この機会に~!

青森市・中野区の交流事業
●「特別展 棟方志功・なかの」
日時:10月28日(水)まで
10:00~19:30(最終入場19:00まで)
会場:コングレスクエア中野 1階 ルーム1
(中野セントラルパークサウス内/中野区 中野4-10-2)
http://congres-square.jp/nakano/access.html
入場料:一般500円、中学生以下は無料
主催:中野区
協力:青森市・青森市教育委員会・一般財団法人 棟方志功記念館

[中野区のイベント案内ページ]
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/nakano/d021422.html

「大和し美し 棟方志功と大和町」(中野区公式ユーチューブチャンネル)
https://www.youtube.com/watch?v=_mWaDoGIGbk&feature=youtu.be

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共通テーマ:アート

タケ・ウケタさん&松井朋子さん出演のコンサートが、18日に代々木上原で♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

千年先コンサート.jpg

“昭和の街”「東中野ムーンロード」の
「マ・ヤン」の月・火・金曜に出演している
ピアニストのトモコさんこと松井朋子さんと、
20代の頃に「マ・ヤン」で弾き語りをしていたという
歌手のタケ・ウケタさんが、
作詞家・たか たかしさん企画のコンサートに登場します。

会場は代々木上原にある音楽ホールで、
“古賀メロディー”でお馴染みの作曲家
古賀政男の邸宅の跡地に建てられたミュージアム内にあります。
同館は古賀政男にまつわる展示品のほか、
日本の歌謡史に関する資料も多く所蔵しているとか。

コンサートのテーマは、
数々のヒット曲を放った作詞家
たか たかしさんならではの視点で選んだ
日本の美しい抒情歌だそうです。
入場券で博物館の見学もできるそうですから、
日曜のひととき、音楽とじっくり親しむのはいかがでしょうか。


ミュージアム講座
●「千年先まで残したい
あの歌この歌、心に染みる音楽会」
http://www.koga.or.jp/event/event_95.html
日時:10月18日(日)開場13:30・開講14:00
(※当日10時から座席指定券を配布)
会場:古賀政男音楽博物館(コガ・ミュージアム)
1階 けやきホール
(東京都 渋谷区 上原3-6-12)
小田急線・千代田線「代々木上原」駅から徒歩3分
http://www.koga.or.jp/access/index.html
入場料:2,000円(税込/指定席制)
(※入場券で博物館も観覧OK。見学の所要時間は約1時間)
[お問い合わせ・チケット予約]
TEL.03-3460-9051

[出演]
講師・ナビゲーター:たか たかし
ゲスト:岡 宏(クリアトーンズ・オーケストラ バンドマスター)
ゲスト歌手:タケ・ウケタ、右籐綾子
ピアノ:松井朋子
[予定の曲目]
『さくら貝の歌』『雪の降る町を』『愛のメモリー』ほか

[タケさん&トモコさんのプロフィール]
●タケ・ウケタ
1954年、東京生まれ。1975年に『恋人は妹のように』(芸名:葵たかし)でデビュー。俳優としてもドラマ『世にも奇妙な物語』(CX)や映画『ミンボーの女』(東宝)など数々の作品に出演するほか、舞台やCFでも活躍。近年はディナーショーやMCなどの活動も行う。温かな想いをこめた『ありがとうの歌』が長く支持されている。

●松井朋子(まつい・ともこ)
武蔵野音楽大学 ピアノ科 卒業。ヤマハ音楽教室の講師を経て演奏活動に入る。コンサートやライブ、イベント、ショーやミュージカルでの演奏のほか、音楽指導も行っている。ミュージカル作品『Annie(アニー)』『シェルブールの雨傘』『アルジャーノンに花束を』ほか多数にも参加。

「マ・ヤン」の常連さんの中にも、
ともこさんのピアノのファンは多いんですよ~♪
とてもドラマティックで、
音色だけでも“詩”を感ずるピアノ、そんな印象です。
ともこさんの伴奏で歌いたい方は、
月・火・金曜に「マ・ヤン」へどうぞ~!
(ちなみにアタシは金曜にカウンター内におりま~す)。


[本日のオマケ]

YouTubeでタケさんの歌声が聴けますよ~♪
・「ありがとうの歌 タケウケタ」
心温まる歌声です。歌詞も曲調も、とても覚えやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=3SKrLGesysE
・「おめでとうの歌  タケ・ウケタ」
これは『ありがとうの歌』と同じ曲で歌詞を替えたもの。
いろんな幸せの場面にオススメ!
https://www.youtube.com/watch?v=FRj4sM0Mke8
・「『SAIKAI~再会~』タケ・ウケタ」
ライブ録音なので音声はイマイチなんですが、
聴きごたえのある歌です。
後半、作詞・作曲の円谷弘之さんとのハモリも素敵。
https://www.youtube.com/watch?v=BT_2SOoevgs

●「タケ・ウケタ オフィシャルブログ」
http://lineblog.me/take_uketa/
・「マ・ヤン」の敬子ママがタケさんのことをいつも
「20代の頃、ホントにキレイだったのよ~ん」と言うのですが、
アイドル時代のタケさんの写真が載っています~!
http://lineblog.me/take_uketa/

タケさんの所属事務所です。
●成プロ企画
http://naripro.co.jp/
タケ・ウケタ(プロフィール)
http://naripro.co.jp/?p=19
こちらの社長の成田さんも歌唱は玄人はだし。
「マ・ヤン」でお話ししたときに、私の兄貴分である
音楽家のお友達と判明。世間は狭いわ~。

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ソプラノ歌手・室井綾子&音大仲間とのコンサートが10日(土)に川崎で♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

綾ちゃん「M's Concert」.jpg

ソプラノ歌手の綾ちゃんこと室井綾子さんが
「東京音楽大学」で学んだ仲間とコンサートを開催します。
気心の知れたメンバーとの共演、楽しそうですね~。
一部ではソロで歌曲を披露、
二部ではオペラのアンサンブルとアリアを演奏とのこと。
会場はJR川崎駅の西口と直結しているのでアクセスも楽々ですよ。
皆さま、ぜひぜひ足をお運びくださいまし~!!

●「M's Concert」
日時:10月10日(土)18:30開場・19:00開演
会場:ミューザ川崎 音楽工房 市民交流室
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/facilities/studios/
(神奈川県 川崎市 幸区 大宮町1310)
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
料金(税込):前売り券2,500円/当日券3,000円
高校生以下1,000円

[出演]
ソプラノ:室井綾子
メゾソプラノ:蒲 麻知子
バリトン:細川すぐる
ピアノ:三好すみれ
[曲目]
L.アルディーティ作曲 「Il Bacio(くちづけ)」
J.ブラームス作曲 「Auf dem Kirchhofe(教会の庭で)」
F.プーランク作曲 「Les Chemins de l'Amour(愛の小径)」
R.ワーグナー作曲 『タンホイザー』より 「Blick'ich umher(この貴きまどいを見渡せば)」
A.ドヴォルザーク作曲 『ルサルカ』より 「Měsíčku na nebi hlubokém(月に寄せる歌)」
C.グノー作曲 『ロミオとジュリエット』より 「Que fais-tu, blanche tourterelle(白いきじ鳩よ、何をしているのか)」
W.A.モーツァルト作曲 『魔笛』より 「Pa,pa,pa...(パパパの二重唱)」
G.プッチーニ作曲 『蝶々夫人』より 「Scuoti quelle fronde di ciliegio(桜の枝をゆさぶって――花の二重唱)」ほか

[チケットのお申し込み]
info_suguruconcert@yahoo.co.jp


綾ちゃんのブログ♪
●「ソプラノ歌手 室井綾子」
http://music.m-dg.com/ma/

●室井綾子Facebookページ♪♪
https://www.facebook.com/soprano.ayakomuroi?ref=profile
宣伝ページなので友達リクエストはできませんが、
たくさんの「いいね!」をお願いしま~す!

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「大中恩が好きすぎて」ソプラノ歌手・室井綾子出演のコンサートが9月19日に。 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

綾ちゃん:大中恩コンサート.jpg

「東中野ムーンロード」の「マ・ヤン」のサポート仲間である
綾ちゃんことソプラノ歌手の室井綾子さんが、
「9月のコンサートのチラシ、自分で作ったんですよ~」と
「マ・ヤン」へ持ってきてくれました。

「大中恩が好きすぎて」というタイトルを見て、
「だい・ちゅう・おん? 中国の作曲家ね♪」
と言ったら、それは大きな勘違いで
「おおなか・めぐみ」と読むんですって~。
しかも御年91の男性の作曲家のお名前でした。

大中 恩(おおなか・めぐみ/1924年、東京生まれ)さんは、
お父さまが有名な『椰子の実』の作曲者(作詞は島崎藤村)の
大中寅二(おおなか・とらじ/1896~1982)だそうです。
♪ 名も知ら~ぬ 遠き島より……
とても美しい名曲ですよね。

寅二は百恵ちゃんが挙式した「霊南坂教会」(港区 赤坂)の
聖歌隊の指揮者でオルガニストも務めていたとか。
お母さまの文子(ふみこ)さんは教会附属の幼稚園の保母で、
熱心なクリスチャンだったそうです。

大中 恩さんは1300曲以上に及ぶ合唱作品もさることながら、
誰もが口ずさめるような童謡も、たくさん作曲しています。

●『いぬのおまわりさん』 ♪ まいごの まいごの……
●『ドロップスのうた』 ♪ むかし なきむし かみさまが……
●『トマト』 ♪ ト~マトって かわいい なまえだね……

このほか、従弟である作家の
阪田寛夫(さかた・ひろお/1925~2005)の詞に
曲をつけたのが、以下の作品など。

●『サッちゃん』 ♪ サッちゃんはね~
●『おなかのへるうた』 ♪ どうして おなかが へるのかな……

阪田寛夫は宝塚歌劇団のトップスターだった
女優・大浦みずき(1956~2009)のお父さまです。
大浦さんは宝塚入団まで東京都中野区で生まれ育ったとか。
肺がんのため53歳で亡くなったとは知りませんでした。


さて、今回のコンサートは
綾ちゃんの母校である東京音楽大学の
水野賢司教授の門下生がメンバーのようです。
(水野先生は「マ・ヤン」でのライブでもお馴染みの
ダンディなバリトン歌手♪)

曲目は童謡集ではなく、
谷川俊太郎と寺山修司の詩に
大中 恩さんが曲をつけた歌曲集を演奏。

ネットで大中さんの写真を見つけたら、
なんとも優しそうな笑顔……。
綾ちゃんにそう伝えたら、
こんなメールをくれました~。

「大中先生、本当に優しい方です!
それでいてお茶目なところもあります!
以前、85歳のお誕生日のときに、
『ぼくの中に5歳のぼくが17人。で、いま85歳』と
おっしゃっていました!!
私もそういうおばあちゃんになるのが目標です(笑)」

大中先生は今年の7月で91歳を迎えたそうですから、
5歳の子は18人を超えたんですねぇ。
なんとも素敵な発想です。
綾ちゃんの言う通り、本当にチャーミング!
だから、歌曲も含めて、演奏家の皆さんは
大中先生の大ファンになるということなんでしょうね♪

お時間のある方は、ぜひ聴きにいらしてくださいまし~。
お子さま連れも歓迎のコンサートだそうですよ。

●第6回「大中恩が好きすぎて」
日時:9月19日(土)18:00開場・19:00開演
料金:2,500円(税込)
※小学生以下は半額(1,250円/税込)、幼児は無料
会場:クラシック ライブハウス
「Casa Classica(カーサ クラシカ)」
(東京都 港区 赤坂3-19-9 オレンジボックスビルB1)
http://casa-classica.jp/opentime/access/

[出演]
水野安菜(ソプラノ)
室井綾子(ソプラノ)
和田祐樹(テノール)
上田隆晴(バリトン)
大熊夏織(ピアノ)

音楽指導:大中 恩

[綾ちゃん(室井綾子)プロフィール]
宇都宮短期大学付属高校 音楽科 卒業。東京音楽大学 声楽演奏家コースを経て、同大大学院を修了。伊藤和子・成田繪智子・水野賢司に師事。「上智大学管弦楽団」「電気通信大学管弦楽団」による「第九演奏会」ソリスト。2009年、作曲家・淡海悟郎(おうみ・ごろう)プロデュース「立原道造の詩による三つの歌」(ジャスラックホール)初演。シャンソニエ「マ・ヤン」では毎年、「酒場でドイツリートを」シリーズも開催。

[予定の曲目]
●谷川俊太郎の詩による五つの歌『朝ゆえに』
1. 朝ゆえに
2. 歩くだけ
3. 男の唄
4. きみ歌えよ
5. ひとりぼっち

●寺山修司『ひとりぼっちがたまらなかったら』
1. ひとりぼっちがたまらなかったら
2. てがみ
3. かなしみ
4. 汽車
5. 少女から神さまへの?マークつきのお手紙
6. 永遠にあこがれたら
7. 幸福が遠すぎたら
8. 海が好きだったら
9. もんだいは
10. ヒスイ Jade
11. ひとり
12. 世界のいちばん遠い土地へ
13. ある日
14. かなしくなったときは
15. 海の起源に関する一章
16. 見えない花のソネット
17. けむり
18. 恋のわらべ唄
19. 半分愛して
20. 種子
21. 劇場
22. ぼくが死んでも
23. 忘却


[チケットのお申し込み]
●ayanote.sop@gmail.com

●シャンソニエ「マ・ヤン」
電話:03-3371-9637
※お電話の場合は平日19時~0時の間にお願いします。
http://mayan.sp.land.to/
東京都 中野区 東中野4-1-6
“昭和の街”「東中野ムーンロード」内
(JR「東中野」駅 東口・北側から徒歩1分、
都営大江戸線「東中野」駅・A1出口から徒歩2~3分)

私とSNSで繋がっている方々でチケットをご希望の場合は、
綾ちゃんにチケットを予約しますので、
私宛のメッセージでお知らせくださいまし~♪

大中恩「愛の歌曲集V」~月曜日の詩集~

大中恩「愛の歌曲集V」~月曜日の詩集~

  • アーティスト: 宮下俊也
  • 出版社/メーカー: 日本伝統文化振興財団
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: CD


※歌詞の掲載にあたっては「JASRAC(日本音楽著作権協会)」の許諾を得ておりませんが、著作権法(第30条~第47条の8)に則った記事を書いたつもりです(JASRACに叱られたら歌詞部分は削除いたします~。汗)。

※参考サイト
・「音楽著作権に関する一般的なご質問」(JASRAC/日本音楽著作権協会)
https://secure.okbiz.okwave.jp/faq-jasrac/faq/show/233?category_id=39&page=1&sort=sort_access&sort_order=desc
・「著作物が自由に使える場合」(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html

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「椿組」の新宿「花園神社」での野外劇『贋作幕末太陽傳』、7月21日まで! [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

椿組『贋作幕末太陽傳』ポスター.jpg











新宿の「花園神社」で“トバさん”こと
外波山文明(とばやま・ぶんめい)さん主宰の
「椿組」の芝居が上演中です。
今回は「花園神社」で行うテントの野外劇が
30周年という記念の公演だそうで、演目は
『贋作幕末太陽傳(がんさく ばくまつ たいようでん)』。

『幕末太陽傳』と聞けば、川島雄三が監督し、
フランキー堺が主演した名画を思い浮かべる方も多いでしょう。
これは1957(昭和32)年に公開された作品で、
落語の『居残り佐平次』を下地にした傑作コメディですが、
どのように料理されて芝居となったのでしょうね~? ワクワク!

「椿組」の芝居のシンボルであるポスターは、
イラスト&グラフィックデザインの巨匠
黒田征太郎(くろだ・せいたろう)さんの手によるもの。
今作も非常にインパクトのあるビジュアルで、
私はゴールデン街の「小鳥」の壁に貼られた
B全(B1)サイズを目にして圧倒されました。

舞台には総勢40名の役者が出るらしいのですが、
梅雨の真っただ中、連日の雨に悩まされながら
テントの設営や仕込みに追われたそうですよ(涙)。
でも、初日からは夏の好天に恵まれたとか。

その数日後には猛暑ですからね~。
役者の皆さんも観る側も体力を消耗するとは思いますが、
夏の野外劇の醍醐味と思うことにしましょう!
それに、「椿組」のテントは密閉状態となるわけではなく、
風の通り道も計算して組んであるので安心です~。

すでに指定席は全期間、完売したそうですが、
自由席は手に入るようですよ~!!


7月21日(火)まで
●『贋作幕末太陽傳』
作・演出:鄭 義信(チョン・ウィシン)
時間:各日19時(午後7時)開演/2時間40分(休憩あり)
会場:新宿「花園神社」境内特設ステージ(客席テントあり)
[料金]
前売自由席4,000円(税込)
当日自由席4,300円(日時指定・整理番号付き・税込)
中高生2,500円(自由席・税込)
※チケットの当日精算は指定日の6:00~6:30に
受付で精算してから入口に並ぶこと。

・予約ページ(「CoRichこりっち」のチケットシステム)
https://ticket.corich.jp/apply/64526/
・「椿組」への問い合わせ
電話:080-5464-1350
PCメール:tubakigumi@nifty.com
携帯メール:tubakigumi.1350@ezweb.ne.jp


トバさんは7月15日(水)
21時(午後9時)から放映のドラマに登場♪

水曜ミステリー9
●『北海道警事件ファイル・警部補五条聖子4
――小樽・余市・積丹殺人ルート』(テレビ東京系)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery9/
※出演者リスト・あらすじ・予告編などが見られます。

[キャスト]
若村麻由美、片岡鶴太郎、中山エミリ、石黒 賢、益岡 徹、
大和田伸也、山崎銀之丞、多岐川華子、川口力哉、川野直輝、
小須田康人、四方堂 亘、青柳尊哉、村田 唯、山本栄司ほか

牛島 実……外波山文明


[本日のオマケ♪]

●「椿組」Facebookページ
https://www.facebook.com/pages/%E6%A4%BF%E7%B5%84/104567143003013

一人の役者として、劇団「椿組」の主宰者として、
「新宿ゴールデン街商業組合」理事長として、
G2通り「クラクラ」の経営者として
八面六臂の活躍を続ける!
●トバさん(外波山文明さん)のFacebookページ
https://www.facebook.com/tobayama.bunmei?fref=tl_fr_box&pnref=lhc.friends

●「東京新宿鎮座 花園神社」(東京都 新宿区 新宿5-17-3)
http://www.hanazono-jinja.or.jp/
・地図
http://www.hanazono-jinja.or.jp/mt/page/access.html
上記の地図にも描いていただきたいのですが~、
神社と区役所の間が「新宿ゴールデン街」
&「花園街」「まねき通り」。
芝居を観た帰りに、ぜひぜひ、お立ち寄りください♪


「新宿ゴールデン街 納涼感謝祭」の開催日が決まりました!
8月30日(日)15時(午後3時)~23時(午後11時)
イベントも盛りだくさんで、
参加店ではワンドリンク500円(税込)で楽しめます♪
8月最後の日曜はゴールデン街へ、GO!GO!
(※詳細が確定次第、このブログでも宣伝いたします)。

新宿ゴールデン街 おつまみレシピ

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2014/03/26
  • メディア: 単行本


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落合で染め物のワークショップ&新宿ゴールデン街で写真とリトグラフのコラボ作品展♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

お世話になっている方々から
Facebookを通じてイベントのお知らせをいただきました。
今日で終了のものもありますが~(汗)、
ご興味とお時間があれば、ぜひお出かけくださいませ~!!


毎年2月末頃に行われる落合・中井のイベント
「染の小道(そめのこみち)」の広報制作班の先輩かつ
「古民家ギャラリーさくら」の“番頭”さんで
楽しい呑んべぇのおにいさま・ナベさんから
染色工房のイベントのご案内。

本日7月5日(日)まで、
落合で9種の染め物のワークショップ開催!
●「二葉苑 大染色祭 2015」
https://www.facebook.com/events/875983062457291/
http://www.futaba-en.jp/blog/event/
(東京都 新宿区 上落合2-3-6)
※当日でも定員の空きがあれば参加できるようです。
ご興味のある方は以下へお問い合わせを。
・二葉苑ギャラリー TEL.03-3368-8133

「染の小道」のときも
たいへんお世話になっている染色工房で、
1920(大正9)年からの歴史があります。
・「二葉苑(ふたばえん)」
可愛い、きれい、美しい染の小物の
オンラインショップもありますよ~♪
http://www.futaba-en.jp/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/somenosatofutabaen

アンティーク着物や和装小物の販売に、
気軽に参加できる縫い物や着付けレッスンも♪♪
・「ギャラリーさくら」
http://sakurachan.hannnari.com/


7月11日(土)まで、
新宿ゴールデン街の素敵なお店
ゆっこさんの「洗濯船」で
写真家とリトグラフ作家のコラボ作品展♪
●吉田亮人&杉尾龍司「『Brick Yard』リトグラフ展」
https://www.facebook.com/events/901882986535264/
19:00~25:00(日・月・祝日は休業)
・新宿ゴールデン街Bar「洗濯船」
(東京都 新宿区 歌舞伎町1-1-8
花園三番街&まねき通りの角)
http://www.geocities.jp/g_sentaku/info.html

「洗濯船」のママ・ゆっこさんは、
どんなジャンルでもハイセンスなものを見いだすお方です~。
だから、ゆっこさんのオススメなら必見!

写真家の吉田亮人(よしだ・あきひと)さん
(1980年、宮崎県生まれ)は、
教職を経て2010年に写真家として独立。
2011年秋に『Encounter Journey』と題した
初めての個展を開いたのが
ゆっこさんのお店「洗濯船」だったそうです。

今回の展示はバングラデシュのレンガ工場に材を求めた
吉田亮人さんの写真作品『Brick Yard』
(ブリックヤード=レンガ工場の意)をもとに、
国際的に活躍する同郷のリトグラフ(石版画)作家
杉尾龍司(すぎお・りゅうじ)さんが
リトグラフ技法で仕上げたというコラボレーション作品。

吉田亮人さんは「働くとはなにか」をテーマに
国内外を問わず撮影しているそうです。
『Brick Yard』の写真の一部は彼のサイトで観られますが、
硬質なモノクロームで描き出された
レンガ工場の人々や風景は迫力に満ち、臨場感があります。
(私の好きな写真家のセバスチャン・サルガドのファンなら
惹かれるテイストじゃないかな?と思います)。
それがリトグラフによって、どのような表現になるのか、
興味深いですよね~!

……と思った方は、ぜひ足をお運びくださいまし。
グラス片手に作品鑑賞、いいですね~♪
お料理上手なゆっこさんの酒肴も!

吉田亮人さんのサイト。
●「Akihito Yoshida」
http://www.akihito-yoshida.com/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/akihito.yoshida.39

●杉尾龍司さん
・Facebookページ
https://www.facebook.com/sugio.ryuuji

ついでに自著の宣伝:「洗濯船」ゆっこママの
おいしい手料理も載っています!
新宿ゴールデン街 おつまみレシピ

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  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2014/03/26
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……ところで、『Brick Yard』というタイトルを見て、
「brickyard」という1語の単語じゃなかったっけ?と思い、
英語の辞書で調べました。
それに載っていたのは1語だけの例でしたが、
英語圏のネットで検索すると
1割ぐらいは2語で表記し、ハイフンで繋いだものもありました。
吉田亮人さんが2語に分けて
それぞれの頭文字を大文字にしたタイトルを付けたのは
何らかの意図があるのかなぁ……?
などと、グダグダ考えたりアレコレ調べたりするうちに
次の別の世界へ飛んで行ってしまい、
今、優先すべきことを忘れてしまうという私の性格(病気?)は
もう治りようがないのでしょうか~(泣)。

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早く行かないと終わってしまう~。6月後半~7月の気になる展覧会! [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

戦時ポスター展.jpg

























6月21日(日)まで
●「DAYS JAPAN写真展2015 地球の上に生きる
世界の未来をつくるために
第11回『DAYS国際フォトジャーナリズム大賞』受賞作品展」
関連展示:『地球の上に生きる2015
――忘れたくない沖縄・辺野古の海のこと』(撮影・中村卓哉)
http://www.setagaya-ldc.net/program/292/
・会場:世田谷文化生活情報センター
4FワークショップB/3F生活工房ギャラリー
(世田谷区 太子堂4-1-1 キャロットタワー)
・11:00~19:00(最終日17:00まで)
・入場無料


6月26日(金)まで
●「江戸の悪」
浮世絵に描かれた「悪」のイメージ
盗賊・侠客・浪人から小悪党まで
――江戸の「悪い人」たちが大集合!
歴史上の悪人たちも勢揃い
悪女・女伊達・ストーカー
悪人中の悪人! 民谷伊右衛門と「東海道四谷怪談」
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2706edonoaku.html
・会場:太田記念美術館(渋谷区 神宮前1-10-10)
10:30~17:30(入館17:00まで)/休館:月曜
入館料:一般700円、大・高生500円、中学生以下は無料


6月28日(日)まで
●「ピリリ!と面白い 中国漫画展
~ひとコマから見える中国のいま」
中国の著名な漫画家・徐鵬飛をはじめ、
60名の漫画家による中国現代漫画の作品60点。
特別展示:中国の国民的漫画『サンマオ(三毛)』と
巨匠・豊子愷の原画。
http://www.jcfc.or.jp/blog/archives/6236
・会場:日中友好会館 美術館(文京区 後楽1-5-3)
・10:00~17:00/休館:月曜
・入場無料


6月28日(日)まで
●「日本の妖美 橘小夢展 ~幻の作品を初公開~」
橘 小夢(たちばな・さゆめ/1892~1970)の作品のうち、
初期の肉筆画は関東大震災で多くが焼失。
今回は出身地の秋田県で確認された肉筆画の数点と、
若い頃の作品を含む約200点を展示。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
・会場:弥生美術館(文京区 弥生2-4-3)
・10:00~17:00(入館16:30まで)/休館:月曜
・入館料:一般900円、高校・大学生800円、小・中学生400円
(※隣接の「竹久夢二美術館」も観られます)。
・ギャラリートーク
6月20日(土)14:00~
※橘 小夢のご遺族が特別参加とのこと。


6月30日(火)まで
●練馬区立美術館コレクション展
シリーズ時代と美術3
「1970~80年代 牧野邦夫《インパール》を中心に」
開館30周年を記念し、約6700点の収蔵・寄託作品から
名作・話題作・隠れた傑作などを精選し紹介する第3弾。
今回は1970~80年代に焦点を当て、牧野邦夫の作品を中心に
荒川修作、小作青史、川俣 正、高松次郎、寺田真由美、
中西夏之、山内秀臣らの作品を通して時代を眺める。
http://www.neribun.or.jp/web/01_event/d_museum.cgi?id=10067
・会場:練馬区立美術館 2F展示室
(練馬区 貫井1-36-16)
・10:00~18:00(入館17:30まで)/休館:月曜
・入場無料
※“写実”の牧野邦夫の作品『インパール』は
上記サイトのページ最下段の左側(クリックすると拡大)。
藤田嗣治が戦時中に描いた戦争絵画に似て、
非常に生々しい印象を与えます(苦手な人は閲覧注意)。


7月5日(日)まで
●「ポスターに見る戦中生活 ~須藤亮作コレクション」
郷土史家の故・須藤亮作さん寄贈の
1500枚以上のポスターコレクションから、
戦時中のポスターと同館収蔵の資料を展示。
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/403200/d018054.html
・会場:中野区立歴史民俗資料館 1F展示室
(中野区 江古田4-3-4)
・9:00~17:00(入館16:30まで)/休館:月曜・第3日曜
・入場無料


7月26日(日)まで
●「ヘレン・シャルフベック――魂のまなざし」
19世紀末~20世紀初めに活躍した
フィンランドを代表する女性画家。
日本では初の大規模展で
初期から晩年まで84点の作品を展示。
http://helene-fin.exhn.jp/
・会場:東京藝術大学大学美術館
(台東区 上野公園12-8)
・10:00~17:00(入館16:30まで)/休館:月曜(7月20日は開館)、
・入館料:一般1,500円、高校・大学生1,000円

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高部雨市さんとパーシー・セラティ。5月11日~30日、銀座で「高部としゑ 陶展」開催。 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

としゑさん陶展(2015.5).jpg






ゴールデン街の「P」や「Suzy-Q」でバッタリ出会うと
うれしくて「きゃ~♪」と叫んでしまう常連が
高部雨市(たかべ・ういち)さん。
風貌はスキンヘッドだから、一見、凄味もありそうだし、
ケンカには滅法強い“武闘派”と聞いたこともありますが、
いつもニコニコと穏やかな笑顔と語り口で、
その場の雰囲気をフワッと和ませる人なのです。

雨市さんは、肩書で言えば
ルポライター、ジャーナリスト、ノンフィクション作家
といったジャンルのライターです。
長いことランニングを続けているそうで、
’80年代にはオーストリアまで出かけ、
多くのオリンピック選手を育てた陸上の名コーチ
パーシー・セラティ(セルッティの表記もあり/
Percy Wells Cerutty/1895~1975)の元へ。

このセラティさんという人は
40代初めに生活習慣病と神経衰弱に罹ったことがきっかけで、
食生活の改善と独自のトレーニング法で徹底的に体を鍛え抜き、
マラソンのオリンピック代表を目指したこともあるとか。
相当の変わり者だったらしいのですが、
走るということは自然回帰であり、
人間らしさを取り戻すことだというのが彼の理念。
美しいフォームなど関係なく、
起伏に富む森や山、海辺などの自然の中を走り続けるのが
トレーニングの基本のようです。

雨市さんは手紙で取材を申し込んでも返事が来なかったので、
直接、会いに行ったほうが早いとオーストリアへ。
そして、インタビューに応じてもらえるまで
苛酷なトレーニングに参加して一緒に走り続けたのだとか。

以下の映像はフランス語のニュースで、
セラティと一緒にランナーたちが小高い砂丘を駆け上がり、
足を取られやすい砂浜も走り込む場面が出てきます。
雨市さんも同じように走ったんでしょうね。スゴイなぁ……。
・「Percy Ceruty Herb Elliott - Port Sea Training Camp」
(アップロード:Vafareunculoさん)
https://www.youtube.com/watch?v=jKqMRpv7ygc

私は運動音痴で、日々、走らないで済むように
ということばかり考えていますが~(笑)、
セラティの言葉に、うんうんと共感するものがありました。

「人は自分の楽な範囲からはみ出して初めて人間として成長できる」


この雨市さんの奥さまが、
益子焼(ましこやき)の陶芸家・高部としゑさん。
「P」のママや「Suzy-Q」のなおちゃんから
「素敵な人なのよ~」と聞かされていたのですが、
偶然、「P」でご夫婦が飲んでいるところへ
オジャマしたことがあります。

としゑさんのことを女性誌風に表現すると、
「シンプルかつ上質なオシャレを知る大人の女性」
とでも言いましょうか。
同時に、飾り気のない可愛らしい方なんです。
(年上に失礼な言い方かもしれませんが~。汗)。

としゑさんは横浜で生まれ、
東京で編集者として働いていたそうですが、
結婚後、仕事と子育てとの両立は難しいと感じ、
益子の「つかもと製陶所」に研究生として入所。
修業ののち、益子に自宅と作業所・窯を築いて独立したそうです。

益子焼は著名作家の濱田庄司に代表されるように
元来、日用品・民芸陶器で知られる産地。
としゑさんの作陶のテーマも
「生活の中で使えるもの」だそうで、
写真で見ても、日常の暮らしに馴染みやすい
温かみと親しみあふれる作品が多いようですね。
でも、素朴な作風ではなく
洗練されたシンプルモダンという印象。


私は今日、初めて知ったのですが、
3・11の東日本大震災によって
陶芸の里・益子町も大きな被害に遭っていました。
そういえば、大地震の日は
写真家の山家 学さんが益子へ撮影に行っていて
「ものすごく揺れた。
帰りは大渋滞で都内に着いたのは真夜中」
と聞いたのを思い出しました。

・「陶芸の里、震災直撃 益子・笠間」
(2011年4月13日/『朝日新聞デジタル』)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201104130337.html

器は割れてしまうものとはいえ、
完成品や窯に入れる直前だったものが粉々となり、
さらには窯自体が崩壊した工房も。
としゑさんのご自宅も半壊したとのことでした。

困難を乗り越え、新たな作品を生み続ける。
一見すると、そういう力強さはわからないほど
柔らかで優しいイメージの女性ですが、
雨市さんのニコニコ顔も
としゑさんの“名作”なのかも!

本当に素敵なご夫婦なので、
年はそんなに離れてはいませんけど~
「ここのうちの子に生まれたかった~!!」
と、切実に思うのでありました。


個展の案内DMの写真を撮影したのは
息子さんの高部哲男さんだそうです。
(うちのスキャナーで読み込んでトリミングしたので
作品の発色は全く違います。申し訳ありませぬ~。泣)。

会場は銀座コリドー街にあるギャラリーバー。
飲みながら、じっくりと作品が眺められるスペース、いいですね~。
会期は今月末まで。
木・金・土は、としゑさんが在廊の予定だそうです。
タイミングが良ければ雨市さんにも会えるかも♪
ぜひぜひ、足をお運びくださいませ~!!

●「高部としゑ 陶展」
・会期:5月11日(月)~30日(土)
※定休:日曜・祝祭日
・営業時間14:00~24:00 ※初日のみ16:00オープン。
14:00~18:00(喫茶タイム)チャージなし、喫茶メニュー(飲み物、デザート)
18:00~24:00 チャージ500円、酒類(グラス・ボトル)、おつまみ、日替わり定食など
・会場:「Gallery Bar Kajima(ギャラリーバーカジマ)」
http://gbkajima.jimdo.com/
東京都中央区銀座7-2-20 山城ビル2F
TEL.03-3574-8720
・「Gallery Bar Kajima」Facebookページ
https://www.facebook.com/pages/Gallery-Bar-Kajima/518063154897447

●としゑさんの2010年の陶芸展の案内(つかもと作家館ギャラリー)
http://www.tsukamoto.net/temp/tougei_dsp.php?dno=192&tem=3
●益子焼 高部としゑ作 月紋花入(楽天ショップ せとものや「みさ伝」)
http://item.rakuten.co.jp/setomonoya-misaden/mashikoyaki/

●高部雨市さんの著書
『笑撃! これが小人プロレスだ』(現代書館/2009年)
『風俗夢譚 ―街の底を歩く』(現代書館/2007年)
『私風俗 ―上野界隈徘徊日誌』(現代書館/2002年)
http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN4-7684-6837-3.htm
『走る生活』(現代書館/1996年)
『君は小人プロレスを見たか(幻冬舎アウトロー文庫)』(幻冬舎/1999年)
『異端の笑国 ―小人プロレスの世界』(現代書館/1990年)
『永遠のセラティ ―自然流ランニング哲学』山西哲郎さんとの共著(ランナーズ/1989年)

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今井雅之『THE WINDS OF GOD(ザ・ウインズ・オブ・ゴッド)』という芝居。 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

このブログの4月30日付の記事にも書きましたが、俳優の今井雅之さんが大腸がん闘病中とのことで、記者会見のときに「大腸がんはストレスが原因と言われた。夜も眠れない状態が続いている」と話していました。痛々しい限りです。

でも、「ストレスが原因」とは主治医の言葉? 断定できるものなんでしょうか?
たいして医学の知識のない私でさえ、がん発症には複雑な要素が絡んでいるのではないかと思うんですけどねぇ……。主治医とは、どこの病院の何という先生なのか知りたい~。

いずれにせよ、不眠状態は体力の低下につながりますし、眠れないこと自体がストレスですよね。
今井さんは公演の始まる10日ほど前に降板を発表、中止となった会場もあるようです。苦渋の決断だったことでしょう。
「自分の病気のせいで迷惑を掛けた」と思えば思うほど、くやしく情けなく、歯噛みしては眠れない、そんな心境かもしれません。

“がん友”の皆さんには同じような思いをした方々も多いのではないでしょうか。
全国にわたる大規模な今井さんの仕事とは違いますが、私もがんで入院した際は、2回とも担当していた仕事から降ろされ、それぞれの取引先から二度と声は掛かりませんでした。
会社勤めの“がん友”の一人は、元気に復帰したのに責任のある業務は任されないようになり、いわゆる「出世コース」から外されたそうです。
別の一人は休職前に上司から「ゆっくり休養しておいで」と労(いた)わるように送り出されたけれども、退院して出社したら自分のデスクと椅子が撤去されていたとか。

“がん友”のななちゃんが、「私もステージ4ですが、末期ではありません(笑)」というコメントをくれました。彼女も治療を続けながら、家族で国内外の旅行へ出かけるなど引きこもりの私の1万倍は活動的なんですよ~。
今井さんも治療を継続しているそうですから「末期」という言葉を使うのはやめて、希望を持ち続けてほしいと思います。

今井雅之さん自身の出演した舞台は観たことがないのですが、陸上自衛隊を経て大学へ入り直し、演劇の道へという異色のプロフィールをもつ俳優なので、以前からユニークな人だなぁとは思っていました。
柔道や空手の有段者だそうで熱血漢のイメージもありましたから、体力には相当の自信があったのではないでしょうか。

私の父方の叔父も柔道・空手の有段者で、建築家としての仕事がハードで徹夜続きでも全く意に介さず、連日連夜、無理を重ねたようです。悪性リンパ腫に罹り、26歳で逝ってしまいました。
生きていたら67歳、孫がいたかもね…。いくら体力に自信がある人でも過信してはいけません。

ところで、今井さんが降板せざるを得なかった『THE WINDS OF GOD(ザ・ウインズ・オブ・ゴッド)』は、今井さんの作・演出・主演で1988年初演の作品です。以来、国内外で上演されてきましたが、私は今井さんが出ていないときに、別の配役による公演をシモキタで観た覚えがあります。

今回の舞台の演出を担った奈良橋陽子さんが、映画『ラストサムライ』の日本側のキャスティングディレクターを担当し、その映画が話題となった頃(10年ぐらい前かな?)、奈良橋さんの本を作ろうという話があって、何度かインタビューをお願いしたことがありました。

ちょうどその時期、若手俳優らによる『THE WINDS OF GOD』が下北沢の小さな劇場で上演されており、奈良橋さんが「本当にいい芝居だから、ぜひ観て!」と、おっしゃったこともあって観に行ったのです。
神風特攻隊をテーマとした作品だとは知っていたので、美化した話ならイヤだなぁ……と警戒していたのですが、柔軟に笑いを取り入れながら、最後には反戦の意を強くする、とても見応えのある内容でした。
同時に、とてつもなく気力・体力を消耗する芝居だけに、これじゃ若い役者にしか演じられないだろうとも思ったのです。

今井さんは50代半ばにして、その舞台に再登場するつもりだったのですね……。
でも、台本が良いので、それなりに演技力とパワーのある役者が出るなら、充分に楽しめる作品だと思います。機会があれば、ぜひご覧になってくださいまし!

奈良橋陽子さんは英語が堪能で、「ゴダイゴ」のヒット曲『ガンダーラ』等の作詞家として知られ、演出家、プロデューサーとしても活躍。ご自身のアクターズスタジオから今井雅之、別所哲也、藤田朋子、加瀬 亮といった英語でも演技のできる俳優を世に送り出した人でもあります。

私が担当するはずだった奈良橋さんの本の話は、非常に残念無念なことに立ち消えとなってしまいました。というのも、映画の内容やスチール写真を使うための肖像権・著作権・版権などに関し、企画を持ってきた大手出版社の女性編集者が無知ゆえに、事前に調べたり交渉したりもせず、何も準備していなかったことが発覚。映画の写真が一枚も使えないのでは本にする意味がないという結論に至ったようでした……。
“バカ編集者”は連絡も寄越さず、ひと言の詫びもなく、私は3回ほど取材に出かけて時間も交通費も使ったのに、本の制作まで至らなかったせいでギャラはゼロのまま~(号泣)。
奈良橋さんに対しても本当に失礼な結果となりました。

……と、怒り心頭エピソードを思い出しちゃいましたが~、奈良橋さんはとても素敵な女性で、お話を伺うのが楽しみでした。今井さんが奈良橋さんの元を離れて20年近く経っても、『THE WINDS OF GOD』を素晴らしい作品だと称賛し続け、現在もサポートするという信頼関係は本当にいいな~と思いますね。

[本日のオマケ]

●『THE WINDS OF GOD(ザ・ウインズ・オブ・ゴッド)』オフィシャルサイト
http://windsofgod.com/

●ブログ「今井雅之の押忍!」
http://ameblo.jp/i-masayuki/entry-12017052852.html?frm_id=v.jpameblo

ウィンズ・オブ・ゴッド [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジーダス
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特攻隊と戦後の僕ら―「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド」の軌跡 (岩波ブックレット (No.386))

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  • 作者: 今井 雅之
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1995/11/20
  • メディア: 単行本


"カミカゼ"公演記in NY―The winds of god

  • 作者: 今井 雅之
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1999/04/21
  • メディア: 単行本


若いぼくらにできること―体験的青春論 (岩波ジュニア新書)

若いぼくらにできること―体験的青春論 (岩波ジュニア新書)

  • 作者: 今井 雅之
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/05/20
  • メディア: 新書


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大地震と大津波で被災した郷土芸能・祭り・行事の情報は「東京文化財研究所」へ! [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

岩手・宮城・福島の沿岸部(三陸地方~浜通り)の郷土芸能(民俗芸能)などの無形文化遺産は種類が豊富で、よく知られている「盆踊り」「獅子舞」「神楽(かぐら)」はもとより、「剣舞(けんばい)」「鹿(しし)踊り」「虎舞(とらまい)」「念仏踊り」「田植踊り」等、一年の無事や豊作・豊漁の祈願、航海の安全あるいは鎮魂のために演じられる芸能は1000件以上を数えるほどだそうです。

ところが、4年前の東日本大震災によって、郷土芸能を受け継いできた保存会の会員にも亡くなった方々が非常に多く、また、神社の社殿や倉庫が全壊・流失し、神輿や山車(だし)も流され、長年、使ってきた神楽面や獅子頭、楽器、衣装など道具も全くなくなってしまった地域が少なくありません。

こうした無形文化遺産の被災および復興の状況、必要な支援などに関しては、「東京文化財研究所 無形文化遺産部」が情報の収集・整理・公開に当たっています。

●「311復興支援 無形文化遺産 情報ネットワーク」(東京文化財研究所 無形文化遺産部)
http://mukei311.tobunken.go.jp/
◎民俗芸能の分類
http://mukei311.tobunken.go.jp/index.php?gid=10033#wrapper

上記のサイトには被災地の
◎無形文化遺産MAP
◎祭礼・行事マップ
◎民俗芸能マップ
が公開されています。

震災前に、ほかの地方から観光や仕事などで岩手・宮城・福島の沿岸部を訪れたことはありませんか?
現地で郷土芸能やお祭り、行事などの写真や映像を撮った覚えは?
郷土芸能等を紹介した現地のパンフレット等は保存してありませんか?
もしくは、周りの方々にそんな写真や映像を見せてもらった記憶は?

上記サイトに掲載してある情報に追加できる内容、マップに載っていない情報などがあれば、ぜひとも「無形文化遺産部」へご連絡をお願いします!

郷土芸能の記録を残すことが第一義ですが、震災前の写真や映像などには、もしかしたら被災した方々の親族や友人・知人が写っているかもしれませんし…。

情報は下記フォームからお寄せくださいとのことです。
◎情報まどぐち
http://mukei311.tobunken.go.jp/index.php?module=accept&eid=10243&blk_id=10243


[郷土芸能イベント]

都内で花巻の高校生たちが鹿(しし)踊りを披露!
●「全労済文化フェスティバル2015参加 『3.11を忘れない』~今また、青い鳥を求めて~」
会場:「全労済ホール/スペース・ゼロ」(渋谷区代々木)
3月28日(土)・29日(日)に公演とシンポジウム開催、
「花巻農業高等学校 鹿踊り部」が出演するのは28日(土)17:00~20:00の間のようです(最初の演目かも?)
・会場のスケジュール
http://www.spacezero.co.jp/schedule
・公演のチラシ
http://www.spacezero.co.jp/wp-content/uploads/2015/01/3.11%E3%82%92%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84.jpg


[関連サイト]

●「全日本郷土芸能協会」
http://www.jfpaa.jp/
●「儀礼文化学会」
http://www.girei.jp/
●「いわての文化情報大事典」
(岩手県 環境生活部 若者女性協働推進室 文化振興担当)
http://www.bunka.pref.iwate.jp/

東日本大震災復興支援事業の地域伝統芸能復興基金の公式サイト。
●「日本財団 まつり応援基金」
http://matsuri-kikin.com/
http://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/matsuri/
(※寄附を募っていますが、東北の郷土芸能への支援は以下のページからで良いのかどうか、わかりにくいですねぇ…)。
http://www.nippon-foundation.or.jp/donation/tohoku_earthquake/main/


[岩手県の大槌と釜石の祭りの動画]

2015年3月7日(つい先週のことですね)、雪の舞台での大槌町の虎舞。凍えるほど寒かったでしょうに(涙)、皆さん大熱演です!
●「古志の火まつり 向川原虎舞 風虎会(岩手県)」(登録:鈴木幸治さん)
https://www.youtube.com/watch?v=YCqJCzdC7bg

実際のお祭りのときは神社の境内で地域のたくさんの人たちによる、さまざまな踊りが奉納されます。
●「大槌町の祭礼(22日小鎚神社宵宮)⑤」
(登録:東北文化財映像研究所ライブラリー映像館/2013年9月22日撮影、10月8日公開)
https://www.youtube.com/watch?v=znMzh9aU9MI

こちらは釜石のお祭り。NHKで1979年に放映されたドキュメンタリー番組『海に吠(ほ)える虎舞』がアップされています。虎舞の集団が大漁旗のひるがえる船に乗り込み、釜石湾を巡る場面は物凄い迫力!
●「虎舞 曳き船祭り 岩手県釜石市 (1979年3月OA)」(登録:11nanakorobiさん)
https://www.youtube.com/watch?v=8vfKH9oKrZM&feature=youtu.be

[新聞記事]

「虎舞委員会」として伝承を担う地元の高校生たちの頑張りを伝える新聞記事。
●「若人 再興の光 釜石商工高 虎舞『古里元気に』」(『岩手日報』2015年3月11日付)
http://www.iwate-np.co.jp/311shinsai/y2015/tokusyu/15shinsai_gogai01.pdf
(※PDFファイルが開きます)


[本日のオマケ]

Twitterで見つけた岩手県の郷土芸能に関する団体や個人の皆さんのアカウント。ほとんどが内陸の方々なのは、まだまだ沿岸部の復興は程遠いから、ということではないかと思うのですが、私が探しきれていないだけかな???(ブログ等は、まだチェックしていません)。

[団体]
●江刺家神楽保存会(岩手県 九戸村/岩手県 伊保内高校 郷土芸能委員会)
https://twitter.com/esashik00
●金澤神楽保存会(岩手県 上閉伊郡 大槌町 金澤地区)
https://twitter.com/kanezawakagura
●羽山神楽保存会(岩手県 花巻市 湯本地区)
https://twitter.com/hayamakagura
●鬼柳鬼剣舞保存会(岩手県 北上市)
https://twitter.com/OniyanagiKenbai
●黒沢尻北鬼剣舞(岩手県 北上市)
https://twitter.com/kurokitaoniken
●金津流野手崎獅子躍(岩手県 奥州市 江刺区 梁川)
https://twitter.com/kanatunodesaki

[個人]
●春日流八幡鹿踊 in イーハトーヴ(岩手県 花巻市「春日流鹿踊」の踊り手)
https://twitter.com/sottosobani
●はち(岩手県 奥州市 胆沢区「南下幅念仏剣舞保存会」会員/岩手県 奥州市 水沢区「日高囃笛の会」会員)
https://twitter.com/hachiko88888
●ganzuki(岩手県 一関市「南部神楽」の「南沢神楽」に参加/※岩手県の郷土芸能に憧れて東京から移住した方だとか)
https://twitter.com/kanoko_iwate
●鹿馬鹿(岩手県 一関市「行山流舞川鹿子躍」/※東京から発信)
https://twitter.com/sikabakka


[このブログ内の関連記事]

●岩手の大槌町のお祭りのおかげで、民俗・郷土芸能ファンとなりました。
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2014-09-24

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「マ・ヤン」で出会ったソプラノ歌手の綾ちゃんが、ロシア歌曲のガラコンに出演♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

綾ちゃんガラコン.jpg






東中野の“昭和の街”ムーンロードにある
シャンソニエ「マ・ヤン」で出会った、
綾ちゃんこと室井綾子(むろい・あやこ)さんは
ソプラノ歌手です。

今月の下旬に
綾ちゃんの出演するコンサートのお知らせを♪
ロシアの歌曲やオペラのアリアを
8名の女性歌手がソロや重唱で歌い上げるそうです。
歌詞はロシア語ですが、ナレーション付きなので
詩心も理解しやすいと思います。
ぜひぜひ、足を運んでくださいませ~!!


●「ロシア声楽曲研究会 第6回定期演奏会 ガラ・コンサート」
日時:3月23日(月)18:30開場・19:00開演
会場:「すみだトリフォニーホール」小ホール
http://www.triphony.com/hallguide/hall_s.php
座席数:252席
※専用ロビー、ホワイエ、バーコーナー、クロークあり
チケット料金(全席自由):3,000円(税込)
主催:ロシア声楽曲研究会
後援:在日ロシア連邦大使館・ロシア連邦交流庁・日本ユーラシア協会

[出演]
監修:黒澤麻美(「ロシア声楽曲研究会」主宰)
ピアノ:篠宮久徳
♪ ソプラノ:市橋なぎさ、黒川真実、竹井 爽、野上紗智、原 彩子、
室井綾子
♪ メゾソプラノ:田口友里、村山 舞

[綾ちゃん(室井綾子)プロフィール]
「宇都宮短期大学付属高校」音楽科 卒業。「東京音楽大学」声楽演奏家コースを経て、同大大学院を修了。「卒業演奏会」「読売新人演奏会」に出演、「上智大学管弦楽団」「電気通信大学管弦楽団」による「第九演奏会」ではソリストを務めた。2009年、作曲家・淡海悟郎(おうみ・ごろう)氏プロデュースの「立原道造の詩による三つの歌」を初演(ジャスラックホール)。シャンソニエ「マ・ヤン」(中野区東中野)における「酒場でドイツリートを」シリーズでは、リートのほかオペラアンサンブル等で出演。伊藤和子・成田繪智子・水野賢司の各氏に師事。

(ほかの出演者のプロフィールは以下に ※PDFファイル)
http://kurosawa-asami.com/flyer39.pdf

[曲目]
●チャイコフスキー
「大地に夕闇下りて」
歌劇『スペードの女王』より「もう真夜中近い」
歌劇『オルレアンの乙女』より「そう、時は来た」
●リムスキー=コルサコフ
「ズライカの歌」
「夜のしじまで夢見ることは」
歌劇『セルヴィリア』より「花たちよ!」
歌劇『皇帝の花嫁』より「今、緑の園に見えるのは」
●ゲディケ
オペラ『渡し場』から「ナターシャのアリア」
●ラフマニノフ
「春の流れ」
●ビベルガン
『モンゴルの抒情詩』より「激しい豪雨がせまる」
ほか、独唱・重唱


綾ちゃんからのメッセージです♪

「私が歌うのはリムスキー=コルサコフ作曲の歌曲
『ズライカの歌』と『夜のしじまで夢見ることは』。
それから、かなり珍しいゲディケという人の作曲した
オペラ『渡し場』から「ナターシャのアリア」を歌います。
その他、重唱もあります。
ロシアの音楽はチャイコフスキーやラフマニノフなど
日本でもとても人気なのですが、歌となると
言葉の壁と体の壁(ロシアの声楽曲は
ドラマチックな声を求められることが多いのです)、
二つの大きな壁が立ちはだかっており、
なかなかメジャーではありません。
ですが、美しい音楽が多いので、
ぜひ多くの人に聞いていただきたいです」


[綾ちゃんの歌う楽曲について調べたメモ]

●ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844~1908)
音楽の授業で習った「ロシア五人組」、覚えていますか~?
コルサコフは軍人貴族の家に生まれ、
いったんは海軍士官の道へ進むものの、
自身の努力と友人たちの尽力とで音楽の才能を伸ばし、
ペテルブルク音楽院の先生となります。
『火の鳥』『春の祭典』等で有名な作曲家の
ストラヴィンスキーも教え子の一人だったそうですよ。

「ズライカの歌」は
バイロンの『トルコの物語(Turkish tale)』という詩を
コズロフが訳し、さらにコリツォフが翻案したもの。
ズライカ(Suleika)とはバイロンの物語詩のヒロインで
トルコの大公の一人娘のことですが、
元々、ペルシャ風の名前で、イスラム世界では
「最も美しく才智あふれる女性」という意味があるとか。
「ズライカの歌」は同じタイトルの別の曲があり、
それは、ゲーテの愛した女性が書いた詩に、
シューベルトやシューマンが曲を付けたもの。
ゲーテはペルシャや東洋に憧れを抱いた時期があったそうで、
愛人のことも「ズライカ」と愛称で呼んでいたという逸話も。

コルサコフの歌曲には
「4つの歌」とか「6つの歌」といった括りがたくさんあるのですが、
その中の1曲が「夜のしじまで夢見ることは」。
アポロン・マイコフという人の詩によるもので、
日本では「夜の静寂の中で」という作品名でも紹介されています。
「しじま」とは物音のしない静まり返った様子を指しますが、
この言葉には決まった漢字がないので、
「静寂」「無言」「沈黙」「黙」等の当て字で表す人もいますね。

●アレクサンドル・ゲディケ(1877~1957)
ドイツ系ロシア人で何代にもわたる音楽家の家に誕生。
モスクワ音楽院を卒業し、
のちに母校のピアノ科の教授として迎えられました。
オルガニストでもあったので、彼の名を冠した
「アレクサンドル・ゲディケ国際オルガン・コンクール」も
開催されているようです。
日本でよく演奏されているのは
トランペット等の管楽器やピアノの曲だとか。
綾ちゃんのコンサートをきっかけに、
あまり知られていない作曲家に
親しめるのも楽しいことだと思いますよ~♪


[会場へのアクセス]
●「すみだトリフォニーホール」小ホール
(墨田区錦糸1-2-3)
JR総武線「錦糸町」駅・北口から徒歩5分
東京メトロ半蔵門線「錦糸町」駅3番出口から徒歩5分
都営バス「錦糸町駅」下車 徒歩5分
http://www.triphony.com/accessmap/index.php
★上記ページの地図はグーグルマップと連動していますが、
わざと最大の表示サイズに設定してあるのか
設定ミスなのかわかりませんが、ヒジョーに見づらいので、
地図の左下の「大きな地図を見る>」という文字をクリック。
全体が見やすくなります~。

[チケットの入手方法]
●シャンソニエ「マ・ヤン」
http://mayan.sp.land.to/
中野区東中野4-1-6(東中野“昭和の街”ムーンロード内)
(JR「東中野」駅 東口・北側から徒歩1分、
都営大江戸線「東中野」駅・A1出口から徒歩2~3分)
電話:03-3371-9637
(※お電話をいただく場合は19時~0時の間にお願いします)

私とSNSで繋がっている方々で
チケットをご希望の場合は、
綾ちゃんにチケットを取ってもらいますので、
私宛のメッセージでお知らせくださいまし~♪

チケットは、できるだけ綾ちゃんから
直接、購入していただきたいのですが、
どうしても無理な方々は、
以下へ、どうぞ~。

●「ロシア声楽曲研究会」
http://kurosawa-asami.com/
k.asami.ru@gmail.com
FAX:04-2931-6667
※氏名・住所・枚数をメールまたはFAXで伝えれば、
後日、手数料不要の振込用紙とチケットが送られてくるそうです。

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文楽(人形浄瑠璃)の都内での公演(「国立劇場」以外)のお知らせで~す♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

文楽:3月地方公演.jpg

















東京で文楽を観るときは
半蔵門にある「国立劇場 小劇場」が
メインの会場となるのですが、
地方公演だと都内でも別の場所で開催されるんですね~。
私は今まで知らなかったのですが、
今後は地方公演のスケジュールも要チェックです!!

3月の演目は昼の部が
『曽根崎心中(そねざき しんじゅう)』
『義経千本桜(よしつね せんぼんざくら)』
夜の部は
『菅原伝授手習鑑(すがわら でんじゅ てならい かがみ)』
『釣女(つりおんな)』
いずれも見応えのある名作が揃っていますね♪
(とは言え、私は『釣女』=『釣針』だけは
狂言でしか観たことがありません)。

●3月の地方公演の演目・内容・会場
http://bunraku.or.jp/pdf/chihou2015_04.pdf
(※PDFファイルが開きます)。

東京以外では、広島・福岡・神奈川・茨城・大分・
岡山・熊本・鹿児島・兵庫・京都・三重の各県も巡るようですよ♪


通常の「国立劇場」の公演では
チケットの料金設定(1部ごと)は以下の通りです。

1等席5,900円(学生4,100円)
2等席4,800円(学生2,400円)
3等席1,500円(学生1,100円)
※3等席は大夫(たゆう)と三味線弾きの座る
「床(ゆか)」に近い7席のみで、ほとんど手に入らないんです~。

それが地方公演の会場となると、
とてもお安いんでございますのよ~!!
各自治体の助成があるからかな?と思いますが、
地域住民ではなくて往復の電車賃を加えるにしても
お値打ちだわ~!という人もいるでしょう。
知らない街へ文楽を観に行くついでに
散策したり好みの飲食店を探したりするのも楽しい♪


[東京都内の公演]

●3月11日(水)
「大田区民プラザ 大ホール」(大田区 下丸子)
昼の部13:30開演/全席指定3,800円
夜の部18:00開演/全席指定3,800円
昼の部&夜の部セット7,000円 ←オトクですね~!!
※昼の部の残席が僅少だそうです。お早目に!
http://www.ota-bunka.or.jp/event/2014/10/post-21.html

●3月13日(金)
「サンパール荒川 大ホール」(荒川区 荒川)
夜の部18:00開演/入場料3,000円 ← ひゃ~ッ!!(驚)。
(友の会会員2,500円)
http://www.sunpearl-arakawa.com/entertainments/index.html
※昼の部のことが書いてないんですけど、貸し切りなのかな?

●3月14日(土)
「保谷こもれびホール メインホール」(西東京市 中町)
昼の部13:30開演/一般3,600円、学生(高校生以下)1,500円、友の会3,200円
http://www.komorebi-hall.jp/event/1569.html
夜の部18:00開演/一般3,600円、学生(高校生以下)1,500円、友の会3,200円
http://www.komorebi-hall.jp/event/1570.html


以下は地方公演ではないのですが、新しい試みでしょうか。
屋外に特設する檜舞台での公演。
飲んだり食べたりしながら観られるそうですよ~♪

●3月19日(木)~3月22日(日)
「にっぽん文楽 in 六本木ヒルズ」
昼の部12:00開演/自由席2,000円
夜の部18:30開演/自由席2,000円
会場:六本木ヒルズアリーナ(限定300席)
演目:『二人三番叟(ににん さんばそう)』
『日高川入相花王(ひだかがわ いりあい ざくら)』
http://bunraku.or.jp/pdf/nippon2015.pdf
(※PDFファイルが開きます)

大阪の料理茶屋のお弁当(2,700円)や
神楽坂「紀の善」の甘味、
純米酒などの販売もあるそうです。
自前の飲食物の持ち込みも自由だとか。素晴らしい!!

・詳細と申し込み
http://www.nipponbunraku.com/event/index.html
※お弁当の注文だけはチケット予約と同時に申し込みが必要。
残席わずかです。お早目に~!

それにしても、なぜまだ寒い時季に屋外で!?
こういうシーズンだからこそ会場費が安いのかもね。
……伝統芸能は元々、屋外で演じられてきたものですから、
外で観るというのは原点に立ち返るということ。
でも、アウトドアですからね、雨天・荒天の場合は中止。
観に行く方は防寒対策に気をつけてくださいね~。
私は冷え性で寒いのが大の苦手だし、
花粉症も始まったので諦めますぅ(涙)。

上記の公演と連動した企画だそうですが、
私はかなり惹かれる内容です。
特に、建築に興味のある方にオススメ。
2月23日(月)14:00~      シンポジウム「日本の芸能と空間」
3月19日(木)15:00~16:00 組み立て舞台建築 見学会
http://www.nipponbunraku.com/img/event/pdf-150120.pdf


[本日のオマケ]

文楽は全国どこでも“出前公演”が依頼できるんですよ~♪
企業や学校、各種団体などのイベントを企画するときには、
ぜひぜひ文楽公演もご検討くださいませ~!!

予算に応じた演目を提案してくれる上、
時間も40分以内に設定してくれるそうです。
古典芸能に馴染みのない方々でも
楽しめる内容だと思いますし、
文楽を加えるだけで個性的なイベントになりますね!!

出前公演のお問い合わせ・お申し込みは
 ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
●「公益財団法人 文楽協会」(大阪府大阪市)
http://bunraku.or.jp/
・出前公演プラン
http://bunraku.or.jp/gaibu/index.html
※大阪「国立文楽劇場」と東京「国立劇場」の公演のない時期に
日程が組めるそうです。

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文楽の有料入場者数が、補助金支給ラインの10万5千人を突破しました!!(喜) [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

2015年2月文楽公演チラシ.jpg
「国立文楽劇場」
(大阪)の今年度の
文楽公演について、
1月13日午前の
初春公演(第1部)の
時点で
有料入場者数が
10万5233人
(速報値)に達し、
同月26日の千秋楽を
経て、最終的には
過去10年の最高記録
10万6687人
(’04年度)を
大きく上回り、
11万7672人
(速報値)という
新記録を達成したそうです~!!

わ~いわ~い!!
ヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノ

と、私は大喜びしましたが、
きっと全国の文楽ファンの皆さまも同じだと思います~♪

……と言うのもですねぇ、
大阪市が「文楽協会」への補助金を
入場者の数に連動して支払うかどうかを決めるという、
伝統芸能の大切さを微塵も理解していない
乱暴な仕組みを導入することにしたんですよ(怒)。

文楽(人形浄瑠璃)の素晴らしさを次代へと引き継ぐべく
日々の努力を重ねる技芸員
(太夫・三味線弾き・人形遣い)の皆さまや関係者、
そして、文楽をこよなく愛するファンは、
某市長のワケのわからん主張に驚愕したのです。

そのショックのせいで人間国宝の
竹本住大夫(たけもと・すみたゆう)さまが脳梗塞で倒れてしまい、
気力の限りを尽くして舞台に復帰なさったにもかかわらず、
結局は引退を余儀なくされた……うう~っ(号泣)。
と私は思い込んでいますし、
好きなジャンルに関しては物凄くしつこい性格ですからね、
死んでも某市長を恨み続けますよ~。うらめしや~。


ともあれ、補助金の満額が
支給されるかどうかというボーダーラインが
10万5千人という設定なんですけど、
それを超えるどころか
プラス1万2千以上もの人々が劇場へ駆けつけたわけです!!
これまで大阪の「文楽劇場」は空席もあったと聞いており
(東京公演は、いつもほぼ満席)、
全国から大阪まで観に行った方々も多いとは思うのですが、
それでも、この数字は
文楽発祥の地・大阪の気概を感じさせるものだと私は思いました。

来年度からは今の補助金制度をやめて、
助成については事業ごとに判断する方針だとか。
しか~し! その前に「文楽協会」の財政状況については、
もっともっと深く知っていただきたいものです。


文楽は歌舞伎と比較されがちですが、
「財団法人 文楽協会」に所属する技芸員は80数名のみ。
歌舞伎俳優は「松竹(株)」および
「公益社団法人 日本俳優協会」に属しており、
その数は300名に届きそうなほどという大所帯。

歌舞伎の公演を行う劇場も、大規模な所が中心です。
たとえば……
「歌舞伎座」(東京/1808席)
「国立劇場 大劇場」(東京/1466~1610席
※席数は花道の有無によって異なる)
「新橋演舞場(しんばし えんぶじょう)」(東京/1428席)
「明治座(めいじざ)」(東京/1368席)
「御園座(みそのざ)」(名古屋/1656席)
「京都四條 南座(きょうと しじょう みなみざ)」(京都/1078席)
「大阪松竹座(おおさか しょうちくざ)」(大阪/1033席)
「博多座(はかたざ)」(福岡/1454席)
など。
同じ時期でも、全国のさまざまな劇場に分かれて興行が催せます。

一方、文楽の公演が開催される所といえば、
「国立文楽劇場」(大阪/731席)
「国立劇場 小劇場」(東京/560席)
この2か所がほとんどで、しかも技芸員の数が少ないため、
東西の公演は交互にしか開催できないんです。
ほかは地方の芝居小屋での興行や海外公演などが少々だけ。

観劇の料金も大きく違いますよ~。
今年の2月公演の場合ですが、
文楽の「国立劇場 小劇場」の1等席は5,900円、
歌舞伎なら「国立劇場 大劇場」1等A席9,500円、
「歌舞伎座」1等席18,000円なのでございまする~。
※すべて税込み。

歌舞伎は人間が演ずるものですからね、
人気役者ともなれば通常の舞台興行だけでなく
テレビドラマや映画、CMなどからも声が掛かります。
だから、年収1億円プレイヤーも存在するわけですが、
文楽の技芸員は人間国宝でも1千万には届かないかも~。
私の憶測に過ぎませんが、
おそらく能楽師・狂言師と同じぐらいじゃないかと……。
(狂言でも萬斎さんのような売れっ子は別ですけど、
歌舞伎ほどスター揃いではありませんしね)。
というわけで、伝統芸能の世界は
比較したって何の意味もないということですわね。


●文楽のスーパースターが「台所事情」語る 竹本住大夫さん
「日本経済新聞 電子版」(2012/9/12)
http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNASFK2700R_X20C12A8000000
元は『日経マネー』(2012年5月号)の記事だそうですが、
人間国宝にここまで言わせるなんて、
もうねぇ、情けなくて切なくて泣けてきますよぉ~(涙)。

研究報告の文書ではありますが、
「東京文化財研究所」無形文化遺産部の部長である
飯島 満さんという方が丁寧に解説なさっていて、
文楽への深い深い愛情が伝わってくる文章です。
●「日本の無形文化遺産 -古典芸能の伝承と将来-」
http://www.tobunken.go.jp/~geino/pdf/sympo/07Session1-2Ijima.pdf
※PDFファイルが開きます。
(「第30回 文化財の保存・修復に関する国際研究集会報告書
無形文化遺産の保護 -国際的協力と日本の役割-」より/
東京文化財研究所 無形文化遺産部)


[本日のオマケ]

●2月文楽公演(国立劇場 小劇場)
2月14日(土)~3月2日(月)
※2月20日(金)第二部のみ貸切。
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2014/21012.html
第一部 11:00開演~14:00終演予定
「二人禿(ににん かむろ)」
「源平布引滝(げんぺい ぬのびきの たき)」
  矢橋の段、竹生島遊覧の段、九郎助内の段
第二部 14:30開演~15:20終演予定
「花競四季寿(はなくらべ しきの ことぶき)」
  万才・海女・関寺小町・鷺娘
「天網島時雨炬燵(てんの あみじま しぐれの こたつ)」
  紙屋内の段
第三部 18:00開演~20:55終演予定
「国性爺合戦(こくせんや かっせん)」
  千里が竹虎狩りの段、楼門の段、甘輝館の段、紅流しより獅子が城の段

古典芸能の公演の貴重な映像が観られる機会です。
●国立劇場 伝統芸能情報館「公演記録鑑賞会」
(国立劇場 別館 伝統芸能情報館3階 レクチャー室)
・2月13日(金)10:30開演(開場10:00)/先着120名/無料
歌舞伎『義経千本桜』河連法眼館の場・河連法眼館奥庭の場
(昭和43年4月/モノクロ/101分)
出演:④尾上菊次郎/⑨市川八百蔵/③市川猿之助(②猿翁)/⑥澤村田之助ほか
・3月13日(金)10:30開演(開場10:00)/先着120名/無料
文楽『ひらかな盛衰記』松右衛門内より逆櫓の段
(昭和60年5月/カラー/98分)
出演:豊竹咲大夫/⑦竹本住大夫/⑤豊澤富助/④野澤錦糸/③吉田玉松/②吉田文昇/吉田玉男/③吉田簑助/②吉田玉幸/桐竹一暢ほか
※出演者の丸囲みの数字は、受け継いだ「世」を表します
(例:⑦竹本住大夫=七世竹本住大夫)

ユネスコの世界無形文化遺産である文楽の歴史や
太夫・三味線・人形の三業についての解説など、
初心者にもわかりやすく紹介。
●国立劇場 伝統芸能情報館・情報展示室
企画展示「文楽入門」
(国立劇場 別館 伝統芸能情報館1階 情報展示室)
5月25日(月)まで
10:00~18:00(毎月の第3水曜のみ20:00まで)
休室日:3月11日(水)/入場無料
http://www.ntj.jac.go.jp/tradition/event/4085.html

「伝統芸能情報館」フロアマップ
http://www.ntj.jac.go.jp/tradition/facilities/floormap.html
東京都千代田区隼町4-1
有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」駅2・4出口から徒歩5分
半蔵門線「半蔵門」駅1出口から徒歩8分
都バス「都03 晴海埠頭―四谷駅」「三宅坂」停留所から徒歩2分

●「人形浄瑠璃 文楽への誘(いざな)い
~文楽鑑賞の手引き~」(日本芸術文化振興会・桜映画社・ソニーPCL・
財団法人 文楽協会・NPO法人 人形浄瑠璃文楽座)
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/

☆このブログ内の関連記事
●文楽(人形浄瑠璃)の5月の東京公演『女殺油地獄』『鳴響安宅新関』を観る。
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2014-05-19
●義太夫節を68年語り続けた89歳、住大夫さんの引退公演を涙で見届けた。
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2014-05-20

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歌舞伎『南総里見八犬伝』――私の独断・偏見・毒舌たっぷり役者評。 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

1月13日の記事に引き続き、
以下は役者に対する感想などですが、
これから観に行く方はネタバレになるので
お読みにならないほうがいいかもしれませ~ん。

☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆

演出も担う菊五郎さんは
「火遁(かとん)の術」を使う犬山道節役がぴったり!
浮世絵の大首絵を超えて
ねぶた絵のようなお顔の大きさ……迫力あるぅ(汗)。
昔は美少年の犬塚信乃を演じていらしたそうですが、
もう往年の体形とは全く変わってしまった今(たびたび失礼!)、
菊之助さんに譲って大正解だと思いました~。

若くきれいだった頃のお父さまに似てきた菊之助さんは、
本当に白塗りが映える顔立ちだなぁと再認識。
もう少しセリフ回しに感情がこもるといいのにな。
それと、大人数の捕り手に追われる立ち回りの場面は
やや長過ぎると思いましたね。
生まれて初めて歌舞伎を観る人には
いかにも様式美らしい場面で面白いかもしれませんけど、
私は途中からダレてしまいました~。

お弟子が多いと、一人でも多く舞台に出してやらねば、
という事情があるのかもしれませんが、観るほうは疲れます。
捕り手は人数を半分にカットして、時間も半減してほしい~。
その延長線上に菊之助さんと松緑さんの
対決シーンもあるのですが、
それが終わった瞬間、
年季の入っている大向こうと思われる野太い掛け声が
「お疲れさんッ!」

思わず私は吹き出し、周りの席からも笑いが漏れましたが
ねぎらい? からかい?(笑)。
きっと大向こうのオジサマも捕り物の場面が長くて
私と同じく途中から退屈していたんだと思うんですよ~。


時蔵さんは犬坂毛野役で、
女装もする知恵者というイメージに近いと思いますし、
どんな所作でも上品で美しいわ~と感服するのですが、
いかんせん、女田楽師のときの衣裳がダサくて
安っぽく見えたので非常にガッカリしました……(泣)。

中国の衣裳をヒントに工夫したとのことですが、
京劇の舞台衣裳のように派手なものならまだしも、
刺繍入りの大きな“よだれ掛け”のような襟に
袖口や前立て、裾にはチープなメイド服みたいに
大仰なフリルがた~っぷり付いていて、
バッタ屋にも吊るしてないような安っぽいドレス。
どこでデザインの方向性が間違ってしまったのか???
と思うほど残念な有り様でございました~。
まぁそういうのを「豪華で素晴らしかった!」
と言う方々もいるんでしょうけどねぇ。
(ひゃ~、時蔵さま、口が悪くて、あいすみませぬ~。涙)

チラシの写真では時蔵さんの衣裳は白拍子風なので、
撮影時には和装で考えていたのでしょう。
そのままで良かったのに~!!
菊之助さんの衣裳もチラシでは錦のようなキラキラですが、
本番では真っ赤でした(こちらのほうは効果的でしたが)。

ちょいと調べてみると、女田楽師の剣の舞の場面は
菊五郎さんが時蔵さんに
「中国の女優チャン・ツィイーが映画で見せた
剣の舞のようにしたい」だなんて、おっしゃったとか。
そんな~、あまりにも、ご無体な~!!!
ホントにもうっ、そんなこと言うから
妙ちきりんなドレスになっちゃったんですよ!


ところで、松緑さんが2役ということで、
これまた期待していたのですが、
左母二郎は教養もある色男のはずなのに、
チンピラにしか見えませんでした。
もしくは、原作から離れてコミカルに演じてもいいかも?

犬飼現八は武術の達人の弟子で捕り物の名人なんですが、
松緑さんのは、やや線が細いかな~と感じました。
もちろん2役は大変だと思いますが、
左母二郎のほうは力が入っていない印象。
また、両役とも型にこだわり過ぎのようにも感じました。
でも、現八が花道でグルグル回る場面では、
軸足がしっかりしていて見事な回転でした。
舞踊に定評のある人だけに型のキレの良さは印象的。

私は子どもの頃にテレビで歌舞伎を観るようになり、
話の内容はわからなくても
ただ眺めているだけで面白かったのですが、
初めて好きになった歌舞伎役者が
現在の松緑さんのお父さまである辰之助さんなんです。
男前で声もよく通って色気もあって
豪快に見えながら繊細な感じも伝わる人。
でも、辰之助さんは肝硬変で40歳という若さで逝ってしまい、
その2年後には先々代の松緑さんも亡くなりました。
今の松緑さんが10代前半の頃です。

師匠として導いてくれるはずの父と祖父を失い、
世襲社会の中で、どれだけ見えない苦労を重ねたか。
だから、松緑さんには
辰之助さんと比較するものではないと思いつつ、
過剰な思い入れをしがちなのかもしれません。

歌舞伎はロクに観ていない私の見方なので、
全くの見当違いだと叱られるかもしれませんけど~、
なんとなく松緑さんは、今より太っていて
目付きもギラギラしていた20代の頃のほうが、
演技は暑苦しかったけれども
断然、情熱と勢いがあった気がするんですよね。
今は、きれいにまとまり過ぎのような感じ。
親代わりの菊五郎家に遠慮があるのかな……。

松緑さんは来月、
辰之助さんの亡くなった年齢に追いつきます。
父の年齢を超えて、これから自分の道を
どう見いだしていくのでしょうか。


ほかの役者陣では、登場時間は短いのですが、
右近さん演ずる伏姫の場は深く印象に残りました。
浜路の梅枝さんも熱演でした。
悪の黒幕・扇谷定正の左團次さんは
立ち姿だけで存在感抜群。キャリアの重みですねぇ。

今回、私が一番良かったと思うのは、
勧善懲悪の物語の中で
正義というものの明るさと爽やかさを体現するような
犬田小文吾の亀三郎さんと
犬川荘助の亀寿さんの坂東兄弟ですね~♪

大向こうの掛け声は、菊五郎劇団だけに
「音羽屋ッ!」が何十回も聞こえました。
たまに「萬屋(よろずや)」と「高島屋」も。
一度だけ、女性の掛け声(オバサン声)もあったのですが、
しっかりセリフにかぶっちゃったので、
「あ~あ、野暮なことするなら
最初から、やめときなさいよ~」と思った次第。
掛け声ってぇのも至難の業(わざ)ですなァ。

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[本日のオマケ]

●「尾上菊五郎・中村時蔵・尾上松緑・尾上菊之助
平成27年初春歌舞伎公演
『通し狂言 南総里見八犬伝』の記者会見を行いました。」
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/kokuritsu/26/27120.html

●「歌舞伎への誘い ~歌舞伎鑑賞の手引き~」
(日本芸術文化振興会)
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/

●歌舞伎公式ホームページ「歌舞伎 on the web」
(歌舞伎 on the web事務局/
日本俳優協会&伝統歌舞伎保存会)
http://www.kabuki.ne.jp/

●歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」(松竹)
http://www.kabuki-bito.jp/

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派手な演出も楽しい、初春歌舞伎公演『南総里見八犬伝』を観てきました♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

「国立劇場 大劇場」(半蔵門)で上演中の
『通し狂言 南総里見八犬伝(なんそう さとみ はっけんでん)』
五幕九場を観てきました。

歌舞伎『八犬伝』.jpg



















料金は特別席12,300円から3等席1,500円まで6段階。
昨年のうちにネットで予約する際、
一番安い席を狙ったのですが、売り切れていました。
それで3階の2等B席2,600円のチケットを購入。
でも、座席指定ができるので、
舞台に向かって左側に設けられた花道の真上を選びました。
3階では2列目なんですけど、
前に座席のない所で脚がラクなんですよ~♪

2階・3階からは「大向こう」と呼ばれる方々が掛け声を出すので、
隣が大向こうさんだったらウルサイかも~と思うのですが(笑)。

当日はオペラグラスと
インフルエンザ予防のマスクを持って、いざ半蔵門へ!
平日のお昼からの舞台なので、
劇場へ向かう人波は、おじいさま・おばあさまがほとんど。
周りを全く気にせず、道のど真ん中とか
道幅いっぱいに広がって歩いていらっしゃるので~、
普段ならカリカリするところですが、
「国立劇場」と「歌舞伎座」だけは、
まぁいいか~と思えるんですよね(笑)。
はた目には私も大して世代は違わないだろうし。

歌舞伎や文楽の観客には
素敵な着物をお召しのおばさま・おばあさま方も多く、
それもまた、いい光景だわ~と思うんですよ。


『南総里見八犬伝』の原作者は
曲亭馬琴(きょくてい・ばきん/1767~1848)。
私の子ども時分には「滝沢馬琴」と覚えましたが、
本名が滝沢興邦(たきざわ・おきくに)だそうですから、
ペンネームが曲亭馬琴なんですね。

馬琴の『八犬伝』は
1814(文化11)年の秋から刊行が開始され、
28年がかりで完結したという大長編小説。
当時のベストセラー&ロングセラーですね。
歌舞伎の本公演は刊行開始から200年という節目にあたり、
企画されたものだそうです。

私は小学生の頃、児童向けにリライトされた本を
夢中になって読んだ記憶があります。
当時、学校の図書館では「貸し出し中」が続きました。

物語の時代設定は室町後期ですが、
役者は皆、江戸期のファッションがお定まり。
南総(現在の千葉県南部)にあった
安房国(あわのくに)の領主・里見家の再興のために
八犬士(はっけんし)が活躍します。

八犬士と言っても武士の格好をしたワンコじゃなくて
8人の勇者なんですが、
全員の姓に「犬」の字が含まれています。
彼らの体には牡丹(ぼたん)模様のアザもあり、
それぞれ「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌
(じん ぎ れい ち ちゅう しん こう てい)」という
文字の浮かぶ水晶の玉を持っているのです。


文楽(人形浄瑠璃)でも観たい作品ですが、
今回は八犬士の一人として
中村時蔵さんが出演しているので観たいと思いました。
時蔵さんは一昨年に同じ劇場で観た
『蘆屋道満大内鑑(あしやどうまん おおうち かがみ)』の
葛の葉(くずのは)役が、とても素晴らしかったので、
それ以来、ファンになったんです~♪

[主な配役]
仁●犬江親兵衛 仁(いぬえ・しんべえ まさし):尾上左近
義●犬川荘助 義任(いぬかわ・そうすけ よしとう):坂東亀寿
礼●犬村大角 礼儀(いぬむら・だいかく まさのり):中村萬太郎
智●犬坂毛野 胤智(いぬさか・けの たねとも):中村時蔵
忠●犬山道節 忠与(いぬやま・どうせつ ただとも):尾上菊五郎
信●犬飼現八 信道(いぬかい・げんぱち のぶみち)・
  網乾左母二郎(あぼし・さもじろう):尾上松緑(2役)
孝●犬塚信乃 戌孝(いぬづか・しの もりたか):尾上菊之助
悌●犬田小文吾 悌順(いぬた・こぶんご やすより):坂東亀三郎

里美家 息女 伏姫(ふせひめ):尾上右近
大塚蟇六(おおつか・ひきろく)・
  馬加大記(まくわり・だいき):市川團蔵(2役)
蟇六 女房 亀笹(かめざさ):市村萬次郎
蟇六娘 浜路(はまじ):中村梅枝
横堀在村(よこぼり・ありむら):市村橘太郎
巨田薪六郎(おおた・しんろくろう):河原崎権十郎
馬加鞍弥吾(まくわり・くらやご):市村竹松
足利成氏(あしかが・しげうじ):坂東彦三郎
扇谷定正(おうぎがやつ・さだまさ):市川左團次
ほか

……名前を読むのも、たいへ~ん!
馬琴もネーミングと人物造形には苦労したことでしょう。
『八犬伝』には、ほかにもユニークな名前がたくさん出てきますし。
でも、もちろん物づくりの好きな人でしょうから、
楽しい作業でもあっただろうと思います。

配役を事前にネットでチェックしたときには、
怨霊の「玉梓(たまずさ)」の名前がない~!
と寂しく感じたのですが、
出演者が多いこともあり、
全体の流れがわかりやすい構成にしたんでしょうね。

実際に観に行って、歌舞伎を観るのが初めての人でも
最後まで飽きずに楽しめる舞台だと思いました。
また、四季折々の美しさも味わえる舞台美術に、
衣裳も脇役まで金襴だらけのような豪華さの上、
ド派手な演出もたっぷり!

上演は1月27日(火)まで。
完売ではないので平日ならチケットは入手しやすいと思います。
「国立劇場」は全体が見渡しやすくて私は好きですが、
2階・3階からは花道の登場や引っ込みは見えにくいですね。
また、屋根に上るような高さの出る場面も、
1階と2階以上とでは印象が全く違います。
3階からだと役者の方々の身長は3~4㎝ぐらいですから、
表情も見たいならオペラグラス等は必須。
初めての鑑賞なら1階席のほうがいいんじゃないでしょうか。

プログラムは900円と高めですが(文楽なら600円だもの~)、
『八犬伝』に関する写真やカラーの図版も多く、
読み応えのある内容ですよ~!
(表紙は江戸時代の豪華な帯地で古風なワンコの模様♪)

歌舞伎『八犬伝』プログラム.jpg














●『通し狂言 南総里見八犬伝』(国立劇場 大劇場)
12:00開演(15:55終演予定)
※16日(金)・23日(金)のみ16:00開演(19:55終演予定)
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2014/3635.html

●国立劇場(日本芸術文化振興会)
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu.html

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工芸家・山本 茜さんの「截金(きりかね)ガラス」が美しい。 [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

美容室でしか読まない雑誌ってありませんか~? たまたま前に置かれた『婦人画報』2月号(ハースト婦人画報社/12月27日発売)をパラパラと見ていたら、山本 茜(やまもと・あかね)さんという工芸家の「截金ガラス」の写真が目に留まりました。

「截金」という字は「きりかね」と読むそうで、音読みの「截(セツ)」で調べてみると「たつ」「きる」「たちきる」という意味があります。これは「断つ」だけじゃなくて布地などの「裁つ」も含むようです。

「截金」は飛鳥時代から仏教美術に用いられてきた技法だそうで、「切金」とも書き、「細金(ほそがね)」と呼ばれた時代もあったとか。

金箔・銀箔・プラチナ箔を用い、炭火などで何枚かを焼き合わせて厚みをもたせ、竹の刀を使って細い線や小さな丸・三角・四角などに切ります。
金糸や銀糸に見えるほど繊細な箔を筆の先に巻き付けては丹念に貼り、さまざまな文様を描くという作業。工程を動画で観ているだけで緊張のあまり、息が詰まりそう。

最近では截金による装飾の範囲も広がり、異素材との組み合わせも増えているようです。普段使いの和装小物やアクセサリーなどにも截金が活用されるようになりました。

‘14年12月28日放送(午前中)の「日曜美術館」(NHK Eテレ)アートシーン(展覧会情報)で、山本 茜さんの代表作である「截金硝子長方皿『流衍』」(きりかね がらす ちょうほうざら りゅうえん)という作品が紹介されたそうなので、ご覧になった方も多いかもしれません。私は起きていない時間帯なので~(汗)。

以下のサイトに作品の写真が載っています。……でも、透明感の伝わらない写真で残念なカンジ~(涙)。
●「日本工芸会」
http://www.nihonkogeikai.or.jp/work/1423/88419/
http://www.nihonkogeikai.or.jp/work/1423/

山本 茜さんは金沢に生まれ、京都の芸大で日本画を学びながら截金師の人間国宝である故・江里佐代子(えり・さよこ)さんに師事。のちに「富山ガラス造形研究所」でガラス工芸も学んだことから、現在の作風に至ったということのようです。

公式サイトには、ちゃんと美しい写真が載っています♪ 撮影は渞 忠之(みなもと・ただゆき)さんという写真家。
●「截金ガラス作家 山本 茜」
http://akane-glass.com/

今月、富山のギャラリーで作品展が開催。
●「山本茜 截金ガラス展」(ギャラリーNow/富山県富山市)
1月9日(金)~24日(土)
http://www.g-now.com/

山本 茜さんの作品を展示中。
●「樂翠亭(らくすいてい)美術館」(富山県富山市)
http://www.rakusuitei.jp/
美術館のロゴデザインも素敵。こぢんまりした建物のようですが、展示スペースは古い蔵を改装したのだとか。

[本日のオマケ]

●「富山市立 富山ガラス造形研究所」(富山県富山市)
http://toyamaglass.ac.jp/
富山生まれの私でも地場産業で「ガラス工芸」って聞いたことがないんですけどね、私が10年以上、富山へ行っていないから知らないだけか、と思ったら、なんと市民講座から発展したものだそうで、公立では全国初のガラス造形教育機関として’91年に創設されたのだとか。
「Webギャラリー」というページに卒業生や教員の作品が載っており、ガラス工芸の豊かな広がりが感じられます。
http://toyamaglass.ac.jp/gallery/

都内にはないのかな?とネットで調べてみると「東京ガラス工芸研究所」という名前が出てきました。なぜか所在地は神奈川県川崎市ですが…。
ここは’81年創設で、ガラス工芸の民間の専門教育機関としては古いほうでしょう。運営が「東京ヴェリエ」という会社なので研究所の名前にも「東京」が付いたのかな~。発足当時は都内にあったのかもしれませんね。
プロ養成だけでなく、いろんな講座や体験教室もあります。
http://tgai.xsrv.jp/

伝統的な截金を受け継ぐ福岡の左座朋子(さざ・ともこ)さんという作家のサイト。人間国宝・江里佐代子さん(故人)のお嬢さんだそうです。緻密な作業の工程が動画で観られます。
●「截金 ―KIRIKANE―」
http://kirikane.net/#id1

京都の截金職人の齋藤一陽(さいとう・いちよう)さんのブログ。ガラス&截金の帯留めなどの作品も。
●「一陽来福 ~齋藤一陽による截金の日々~」
http://blog.goo.ne.jp/ichiyo_raihku

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謹賀新年&1~3月の私の気になる展覧会&イベント情報♪ [美術・音楽・古典芸能・芝居...etc.]

新年おめでとうございます!
一年の計は元旦にあり~。
何も計画していません。
……二日酔いです。
こんな感じで今年も、きっと(笑)。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます~!!


1~3月の私の気になる展覧会や
イベントをピックアップしました。
ご興味をもった方、
開館時間や休館日、料金、アクセスなどは
各サイトでご確認くださいまし~。

~1月12日(月・祝)
●「生誕130年 川瀬巴水展
―郷愁の日本風景―」
日本橋髙島屋
http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event

1月6日(火)~3月22日(日)
●「江戸の暮らしと伊万里焼展」
戸栗美術館
http://www.toguri-museum.or.jp/tenrankai/

1月6日(火)~3月29日(日)
●「ミュージカル映画の世界
ポスターでみる映画史Part 2」
東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室
http://www.momat.go.jp/FC/musical/index.html#outline
トーク・イベントの予定
2月14日(土) 小藤田千栄子さん(映画評論家)
3月14日(土) 和田 誠さん(イラストレーター&デザイナー、本展出品者)
※詳細は後日、ホームページなどでお知らせとのこと。

1月10日(土)~2月22日(日)
●「生誕100年 小山田二郎」
府中市美術館
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/oyamadajiro.html

1月10日(土)~3月22日(日)
●「文字の美 -工芸的な文字の世界」
日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/events/

1月17日(土)~3月29日(日)
●「スイスデザイン展」
東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/exh172/

~1月28日(水)
●「新春太田コレクション展」
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2701otacollection.html
2月1日(日)~2月25日(水)
●芳年と国周
 「風俗三十二相」と「見立昼夜廿四時之内」
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2702yoshitoshikunichika.html
太田記念美術館

~2月1日(日)
●「歴史を見てきたボタンたちPartⅡ
 ~精巧・軽妙・華麗~」
アクセサリーミュージアム
http://acce-museum.main.jp/exhibitions.html

~2月2日(月)
●「土門拳 二つの視点」
写真歴史博物館
http://fujifilmsquare.jp/detail/14100104.html

~2月14日(土)
●「時代と生きる
-日本伝統染織技術の継承と発展-」
文化学園服飾博物館
http://museum.bunka.ac.jp/

~2月22日(日)
●「世界のブックデザイン2013-14
feat.スイスのブックデザイン」
印刷博物館
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/141129/index.html

~2月22日(日)
●「写真展 新宿・昭和50-60年代
<昭和>の終わりの新宿風景」
新宿歴史博物館
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/?p=1998

2月27日(金)~3月1日(日)
●「染の小道(そめのこみち)」
(「染の小道」実行委員会)
http://www.somenokomichi.com/

~3月1日(日)
●「天才陶工 仁阿弥道八
(にんなみ・どうはち)」
サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_6/?fromid=topmv

~3月15日(日)
●「中村不折 ―僕の歩いた道―後編
森鷗外、夏目漱石たちとの交流」
書道博物館
http://www.taitocity.net/taito/shodou/shodou_news/shodou_news20150104.html

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