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沖縄事件01:やっぱり米軍関係者か…という無念。 [沖縄&琉球國]

沖縄本島の地図.png沖縄県うるま市の女性Rさんが連休前から行方不明となり、約3週間後に白骨化した遺体となって発見された事件。写真を見ると「被害女性」という表現よりも「ハタチの可愛い女のコ」と言いたくなる印象でした。今年の初めに成人式を迎えたばかりだったそうです。

死体遺棄容疑で逮捕されたのがシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32歳)。以前は海兵隊員で、沖縄の米軍基地内で働く軍属でした。同地では米軍関係者による犯罪が後を絶たないだけに、嫌な予感が当たってしまった…と思った人も多いのではないでしょうか。

アメリカのオバマ大統領が伊勢志摩サミット後、現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪問することが決まった矢先に、アメリカ人が引き起こした強姦・殺人・死体遺棄という重大な犯罪。
それを踏まえ、日本政府の閣僚らが「タイミング的にまずい」「最悪のタイミング」などと、被害者を悼(いた)む気持ちや遺族への思いやりのカケラもない発言をしたと報じられ、沖縄県民をはじめ、たくさんの人々の怒りを買っています。

無神経な言葉を平気で口にする連中は自分の娘や息子が殺されても、政治に影響する時期であれば「タイミングが悪い」と言うのでしょうか。公の場で言って良いことと悪いことの判断力もない者が、政府の要職に就いていていいのか? 政界には昔から失言人間ばかり多くて、もうウンザリも限界です。

●容疑者に関する情報
・氏名は英字新聞の場合、「Kenneth Franklin Shinzato」「Kenneth Shinzato」等と表記。名前は「ケネフ」ではなく「ケネス(ケニス)」で、苗字の「新里(しんざと)」は日本人の妻との結婚の際、奥さん方の苗字に替えたそうで、元は「Gadson(ガッドソン)」らしい。
・ニューヨークに生まれ育ち、11歳まで住んだ後、海兵隊に入って日本へ移住、2007年~2014年は海兵隊員だった(※11歳から入隊までの間は不明)。
・沖縄の米軍の軍属として嘉手納(かでな)基地内の会社に雇われていた。この会社は基地内の住人に対するインターネットサービスやケーブルテレビの配信などを行っている。

[軍属]
軍人ではなく、軍に雇用されて基地などで働くアメリカ国籍の人のこと。米軍が契約した会社などで働く人たちも含む。

・日本人の妻との間に生後2~3か月の赤ちゃんがいて、4月下旬に義父(妻の父)がリフォームした戸建てに引っ越したばかり。
・ニューヨーク在住の母親は「2014年を最後に音沙汰がなかった」と話した。

沖縄の米軍コミュニティ向け英字新聞「Okinawa Stripes(Stars and Stripes)」によると、容疑者はビジネス特化型のSNS「LinkedIn(リンクトイン)」の利用者プロフィールと一致し、そこには2008年~2012年に海兵隊の第3大隊で郵便業務に従事し、2014年までは国防総省で戦闘用の射撃技術のコーチも担当したこと、「メリーランド大学」(University of Maryland University College)のカレッジコースに登録といったことが明記されているそうです。

[メリーランド大学]
アメリカのメリーランド州立の総合大学で世界各国に分校があり、米軍基地内にも設けられている。基地内の分校は軍人・軍属など基地で働く人を対象とする夜間大学で、オンライン授業も実施。日本各地の基地内にある。

●容疑者の供述
「被害者とは面識がなかった」
「(強姦目的で)相手を2~3時間、車で探していた」
「(被害者の)背後から棒のようなもので頭を殴り、車に連れ込んだ」
「女性を強姦した」
「暴行目的だったが、抵抗されたため殺害した」
「女性の首を絞め、ナイフで刺して殺した」
「動かなくなった女性を捨てた」
「遺体はスーツケースに入れて車で運んだ」
「恩納村(おんなそん)の雑木林に遺棄する際にスーツケースから出した」

容疑者は背が高く痩せた体つきとのことですが、元は軍事訓練を受けた海兵隊員でした。仕事は事務系が中心だったにしても、一般の日本の男性なら人を殺すための訓練は体験しません。被害者のRさんは身長152cmと小柄な女性だったそうです。軍人だった男に、いきなり後頭部を殴られ、押さえつけられては身動きすら困難だったと思われます。

私はこういう事件が起こるたび、やはり死刑廃止には納得・賛成できないという意を強くします。袴田さんのような冤罪は絶対にあってはならないことですから、取り調べの可視化などは徹底すべきですが、2007年に愛知県で発生した「闇サイト殺人事件」のように、3人の男が共謀し、偶然に通りがかった1人の女性(31歳)に対して拉致・監禁・強盗・暴行・殺人・死体遺棄などの罪を重ねたにもかかわらず、死刑は主犯格の1人のみ(2015年に執行)で2人は無期懲役が確定した例があります。

当時、母娘だけの家庭で一人娘の命を奪われたお母さんは、3人の極刑を求めて署名活動も続けましたが、「被害者が1人で、死刑がやむを得ないほど他の量刑要素が悪質といえない」という判決でした。

今回の事件は、どんな政治的背景があろうと、アメリカや日本政府の思惑に振り回されず、沖縄県警には厳しく追及してほしいと切に願っています。


※画像:沖縄本島の地図(File:Map of Okinawa Island.svg/From Wikimedia Commons, the free media repository/出典:ウィキメディア・コモンズ)

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