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沖縄事件02:「犯人を自分の手で殺してやりたい」という母の言葉。 [沖縄&琉球國]

地図:うるま市.png沖縄の遺体遺棄事件で逮捕された男は、マスコミ報道で「シンザト容疑者」と記されたり呼ばれたりしていますが、姓を名乗られている奥さんやその親族、血縁関係ではない同じ苗字の県民は皆、嫌な思いをしていると思います。
しかし、マスコミ各社もどのように表記するか迷いがあるようで、少しずつ異なる書き方も見られ、私も判断できないでいます。

●容疑者の弁護士の話
「警察署で取り調べを受けた後、『あまり食欲がない』『こんなことは初めてで、参っている』と言っていた」
「口数が少なく、おとなしい性格だ。『これから何が起きるのか心配で、朦朧としている』と話していた」

私からすると「人を殺しておいて何を言ってんだ!?」と驚き呆れます。被害者のRさんだけでなく、彼女の親御さんなど親族や結婚前提で同居していた男性らの人生を一変させてしまった。友達や会社の仲間、さらには沖縄県民に対しても、永久に癒えない心の痛みを刻みつけた。そして、自分の妻や子どもの未来は?

この弁護士は容疑者が任意で事情聴取を受けた日から接触しているそうですが、容疑者は警察へ行く前か事情聴取の直前に弁護士へ依頼したということでしょうか。朦朧としていても、そういう知恵は回るのか?
ある英字新聞には「高江洲 歳満(たかえす・としみつ)」という80代の弁護士の名も記されていました。米国留学の経験があり、以前から米軍関係者が起こした事件の弁護を引き受けてきた人らしいので、県警が気を回して連絡したのか?

容疑者の男は任意で警察の事情聴取を受けた翌朝に多量の睡眠薬を服用し、嘔吐して救急搬送。翌日の午前中にもウイスキー(700ml)2本を一気飲みして嘔吐を繰り返し、病院へ搬送されたそうです。自殺を図ったつもりかもしれませんが、死なせるわけにはいきません。きっちり自供させて事実関係をハッキリさせたうえで、死ぬのなら死刑で死んでくれと私は思います。

●捜査等で判明したこと
・被害者RさんのGPS(スマートフォンの位置情報)が途絶えたのは、うるま市の州崎(すざき)という工業地区。該当する時間帯の防犯カメラには約300台の車両が写っており、その中に「Yナンバー」の容疑者の車もあった。

[Yナンバー]
米軍の軍人や軍属、その家族が個人で所有する車のナンバーのことで、プレートには平仮名の代わりにアルファベットの「Y」が記されている。Yナンバーの車は沖縄に2万8000台以上あるとのこと。

・容疑者と車は、うるま市の隣の金武町(きんちょう)にあるコンビニの防犯カメラにも写っており、容疑者が塩のようなものを撒(ま)く不審な動きも記録されていた。
・容疑者は被害者Rさんの携帯電話(スマートフォン)を使ってSNS(フェイスブック)の画面にあるRさんの写真を自分のスマホで撮影。その画像が残っていた。
・容疑者の赤いSUV(スポーツ多目的車)の内部から、Rさんの血痕とDNA型が検出。
・司法解剖の結果、歯型などから遺体はRさんと確認されたが、白骨化するなど損傷が激しかったため、死因は特定できなかった。
・遺体の発見現場にはRさんの衣類が残っており、後日、Rさんの赤いジョギングシューズも見つかったが、スマートフォンや自宅の鍵など所持品は県警が捜索中。

ウォーキングに出かけただけなのに、暴行を受けて殺されてしまうとは…。
東京とは環境が違いますし、私は沖縄の夜だと本島の南部の那覇市内や宮古島の中心地といった、にぎやかな所しか歩いたことがないので、うるま市内の4月後半の夜8時頃という時点の危険性は想像しにくいのですが、Rさんのウォーキングコースは商業施設の並ぶ大通りだったそうです。

地図で見ると、大通りの交差点付近には「イオン」「ファミリーマート」「ヤマダ電機」「すき家」「イエローハット」「しまむら」「マクドナルド」といった全国チェーン店と地元の商業店舗と思われる名称が点在しています。

うるま市は沖縄本島の中部の東海岸に面し、大規模な米軍基地から離れた地域で、米軍関係者の問題行動に悩まされることの多い嘉手納(かでな)や北谷(ちゃたん)の町とは反対側。

一部の報道には「夜間、人けのない場所を歩くのは…」と、Rさんが無防備だったと指摘するようなコメントもありましたが、幼児や高齢者でもない世代なら夜の8時は遅い時間とも思わないのでは? また、昼間でも夕方でも、たいへん美しい風景の画像を見ると、凶悪犯罪の発生など思いもしなかった土地柄だとも思えます。

●うるま市
http://www.city.uruma.lg.jp/
http://www.city.uruma.lg.jp/iina/

Rさんは昨年11月下旬から、うるま市内のショッピングセンターで化粧品の販売を担当していたそうです。

●ショッピングセンター店長の話
「一生懸命、仕事を覚えて頑張ろうという姿勢が感じられる働きぶりでした。笑顔で生き生きとした表情で売り場に立っているのが印象に残っています」
「従業員全員が、また戻ってくると信じて待っていました。なぜ、このような目に遭わないといけなかったのか。悲しみと、犯人に対する怒りがあります。このような事態になり残念で、とても悔しいです」

●Rさんのお母さん(51歳)の話
「親思いのおとなしい子だった」
「最後に会ったのは今年の1月下旬で、『仕事も楽しく頑張っている』と話していた。行方不明となる数日前のメールには『ちゃんと体調管理してね』と書いてあった」
「ずっと生きていると信じてきたけど、死亡を確認しました。犯人を自分の手で殺してやりたい」


※画像:沖縄県うるま市の位置(File:Uruma in Okinawa Prefecture Ja.svg/From Wikimedia Commons, the free media repository/出典:ウィキメディア・コモンズ)

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●沖縄事件01:やっぱり米軍関係者か…という無念。
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2016-05-22

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