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東京(北千住&東中野)の銭湯、京都(木屋町)の銭湯。 [散策&飲み食べ歩き☆]

銭湯.pngこの間、高田純ちゃまの「じゅん散歩」(テレビ朝日)で北千住(足立区)の銭湯を紹介していました。都内の銭湯は約650軒あるそうです(平成27年2月現在)。

私は以前、北千住へ取材に行ったとき、この銭湯も見てきたんですよ~。昔ながらの唐破風(からはふ/※屋根の造形の建築用語)の堂々とした外観。
●大黒湯(だいこくゆ)
http://adachi1010.tokyo/member/daikokuyu/
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-199

そのときは入浴しないで飲みに行っちゃったんですが~(笑)、行く先々で銭湯に立ち寄るのもいいですよね。でも、着替え+メイク落とし+顔面塗装工事のやり直しが面倒だから、なかなかできない。手ぬぐい一本でブラリと銭湯へ行ける男性たちがうらやましい(まぁ女性にもそういう人はいると思いますが)。

「大黒湯」の近所には、これまたレトロな手づくりパン屋さん「ミサキベーカリー」(創業50年以上)もあります♪
http://www.misaki-bakery.com/

「じゅん散歩」で紹介された北千住の銭湯
●梅の湯(うめのゆ)
http://umenoyu.o.oo7.jp
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-196
●大和湯(やまとゆ)
http://adachi1010.tokyo/member/yamatoyu/
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-198
●タカラ湯
http://slowtime.net/takarayu/
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-204

「東中野ムーンロード」(中野区)の周辺にも銭湯があるんですよ~。地元の住民だけでなく、「マ・ヤン」の常連さんの中にも「飲む前に、ひとっ風呂浴びてきたよ♪」とツヤツヤ顔で現れる方もいます。最近のように蒸し暑い時季には、広々とした銭湯で汗を流してサッパリして、冷えたビールやサワーをキューッ! ひゃ~、たまんない、最高~ッ!!

[東中野の銭湯]
●アクア東中野(とてもきれいな浴場です。ムーンロードのすぐ近所)
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-360
●健康浴泉(レトロ系ならココ! ギンザ通りの商店街そば)
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-359
●松本湯(ロビーがやたらと広い。東西線の落合駅のほうが近い)
http://www.matsumoto-yu.com/
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-361
●松の湯(落合駅寄りの住宅街の小さなビル内。入浴は未体験)
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-339

私はあちこちの街へ引っ越すたびに銭湯めぐりをしますが、どこも1回ずつ。湯上がりのスッピンをさらして歩くのは近所迷惑だと思うし(笑)、やっぱりスネに傷もつ、じゃなくて、おなかと胸にキズ(手術創)があるのも少しは気になっているかなぁ。ほかの入浴客から痛々しそうに見られたり目をそらされたりするのもイヤだし。
でも~、私はド近眼だから眼鏡を外すと自分の体もぼんやりとしか見えず、周りの人の表情もわかんない。だから、視線なんて気にせず(実際は誰も見てないんですよね、自意識の問題)、また銭湯めぐりをしてみようかな♪

ほかのエリアの銭湯は以下のサイトでチェックしてくださいね~!
●東京銭湯
http://www.1010.or.jp/
(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)
※検索システムがイマイチ使いづらい…。地図で探すのが一番です。

今はどうか知りませんが、都内の銭湯の経営者は富山県出身(私の故郷)の人が多かったそうです。私がン十年前に東京へ転居する際、母親が「昔は東京で何かあったら銭湯へ駆け込めと言われた。富山の人だから助けになってくれる」と語っていました。母親は10代の終わりから20代半ばまで都内で暮らしたらしいのですが、上京するときに祖父母か親戚か近所の人などに、そんなふうにアドバイスされたのかもしれません。
なんで富山県人は東京で銭湯を開いたんでしょうねぇ。江戸時代から越中の人が? 歴史をさかのぼると面白いかも~。でも、調べ始めると仕事ができないので、いつかまた(笑)。

ところで、以前、放映された「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)という番組では、若い経営者が奮闘している京都の銭湯を紹介していました。

廃業の多い銭湯を守りたいと、25歳で銭湯経営を始めた湊 三次郎(みなと・さんじろう)くん(←ニックネーム)。学生時代は全国600もの銭湯を巡り、卒業後はアパレル会社に就職するも銭湯の仕事がしたいと9か月で退職。そして昨年(2015年)の5月から、以前のアルバイト先で廃業寸前だった「サウナの梅湯」を引き継ぎ、一人で経営を始めたとか。

燃料の重い薪(まき)を運んでは積み上げ、一定の湯温を保つため、決まった時間ごとに火にくべる作業。番台での接客もしなくちゃなりませんし、営業時間が終わったら板の間や風呂場の掃除も待っています。

客足は伸びず、自分の給料は5万円、しかも老朽化した銭湯を受け継いだため、タイル張りの浴槽のどこかで原因不明の水漏れまで発生……。
排水溝の周りのタイルを剥(は)がしても、排水溝の中にファイバースコープを挿入してみても、業者に十数万を支払って調べてもらっても原因はわかりませんでした。もう資金も底をつく、早くも廃業の危機!?

でも、3軒目の業者のおじいさんが、浴槽に張った水に墨汁を垂らしてみました。ゆらゆらと水中を漂う黒い色が、ゆっくりと吸い込まれていく先。そこが水漏れの箇所だったのです。さすがは熟練の職人さん!

番組では三次郎くんの孤軍奮闘ぶりを強調していたので、私も初めは同情して見ていたのですが、実は静岡のご両親が400万円も出資。祖父母も含めて一家で京都まで車で来ては掃除を手伝ったり、静岡みかんも売っては?と運んでくれたり。
でも、三次郎くんは家族とロクに口も利かないし、お金を貸しているからと株主みたいに口を出されたくないなんて言うのです。

物凄~い甘ちゃん! 25にもなって無計画に事業を始めて親のスネまで齧(かじ)っているくせに、借金がある以上は内心どんなにイヤだと思っても、「ありがとうございました」と頭を下げるべきでしょ。自分の稼ぎだけで生活できてこそ「独立」と言えるんです。
中学を卒業してすぐ働き出した人も、親にも誰にも頼らず食べているなら立派に独立した社会人。税金も納めている人は15~17歳でも選挙権を持ってもらうべきだと思う!

しか~し、三次郎くんのような若者が出てこないと、銭湯文化は完全に廃(すた)れてしまいますよね。実際に大変な頑張りようだと思いますし、忙しくて自宅にも帰れず、銭湯に寝泊まりしてコンビニのパンばかり食べている姿には心配もします…。
でも、最近では外国人の入浴客も増えて、フリーターの友達や弟くんも協力しているとか。

いろんなメディアにも取り上げられているようですが、飲食店と同じく常連さんが増えてこそ維持・存続も可能となるわけです。
京都周辺にお住まい、あるいは通勤・通学の皆さま、ぜひ応援入浴を~♪ 観光で京都を訪れる方々も、その土地の銭湯に入るのも楽しい観光だと思いますよ~!

●「サウナの梅湯」
(京都市 下京区 木屋町通 上ノ口 上ル 岩滝町175)
私は土地鑑がないので全くわかりませんが、五条通りの南寄り、高瀬川沿いだそうです。映像や写真で見ると、とっても風情のある場所。レトロな雰囲気のネオンライトが煌々と光っているのが三次郎くんの銭湯です。
・Facebookページ
https://www.facebook.com/pages/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A%E3%81%AE%E6%A2%85%E6%B9%AF/461919130505864
・Twitter
https://twitter.com/umeyu_rakuen?lang=ja
・英語の紹介サイト
http://ongoingmag.com/sento-activist/sento-activist/

番組が動画サイトで観られるようです(※削除される場合もあるので閲覧はお早めに~)。
●ザ・ノンフィクション 6月12日 16.06.12 ボクは梅湯の三次郎
https://www.youtube.com/watch?v=O6iiL5OAZJQ
(アップロード:ザ・ノンフィクション JBさん)

番組のナレーションは女優の斉藤由貴さん。この方がまた巧いんですよ~。演技をする人が語りを担当すると、感情が過剰だったり発声のクセが耳障りとなったりすることもあるのですが、斉藤さんの語りは親しみやすく、押し付ける感じもなくてバランスが良いと思いました。
ずいぶん前にPR誌の仕事で斉藤さんにエッセイを書いていただいたことがあります。仕事と子育ての両立に関する文章が上がってきたのですが、その文体や内容から、とても真面目で誠実そうな人だと感じました。ドラマだとコメディもこなす才能もあるようですが、ナレーションもいいなぁ。

京都周辺の皆さまは、以下のサイトで銭湯の検索を♪
●京都の銭湯
http://www.kyo1010.com/
(運営:株式会社エクザム)

ほかの地域の皆さまは「全国浴場組合」のサイトでチェックしてみてください。ただし、組合の全部がWebサイトを開設しているわけではないようです。
●全国浴場組合
・全国浴場組合について
http://1010.or.jp/zenyoku/list.php
・各都道府県の入浴料金表(平成27年1月1日現在)
http://www.1010.or.jp/zenyoku/fee.php

銭湯って地域で料金が違うんですね。知りませんでした~。最も高い県と安い県では120円も差がありますよ。毎日、通うとけっこうな出費となりますねぇ。

[銭湯の料金(高→低)]
1位 神奈川県 470円
2位 東京都 460円
3位 北海道、石川県、大阪府 440円


沖縄県 370円
香川県 360円
長崎県、宮崎県 350円

銭湯料金に加えて湯上がりの飲みもの代も必要だし! 子どもの頃は銭湯へ行ったら、私はいつも薄いオレンジ色の「フルーツ牛乳」、妹はピンク色の「イチゴ牛乳」でした。時々は「森永マミー」ね。今は湯上がりに甘いドリンクはヤダよ~ん(笑)。

※イラスト:(C)みふねたかし(いらすとや)

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