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F1ヨーロッパGP:世界遺産の建造物も並ぶ市街地コースで初の開催。 [ボクシング・F1・ラグビー]

バクー.png
北のロシアと南のイランに挟まれたアゼルバイジャンは、北海道よりやや大きい面積の国で天然資源が豊富。しかしながら、西側のアルメニアとの紛争で今年の4月にも軍事衝突が発生したばかりでした。

F1のレースが初開催となった首都のバクーは東の沿岸に位置し、カスピ海に面した所。1周が約6kmという設計で、空撮の映像を見ると現代的な高層タワーに緑あふれる公園のほか、歴史を感じさせる中世の城壁(?)風の建築物もあります。クラシカルな建物と建物の狭い道や緑の中をすり抜けるようなコースで非常にスリリング。

調べてみると古い建物群は「イチェリ‐シャハル(イチェリ‐シェヘルとも)」と呼ばれる旧市街地の一部でした。12世紀に築かれた石造りの城壁と歴史的建造物が残っており、世界文化遺産に登録されています。城壁の一部の「シェマハ門」付近のS字カーブは道幅が7.6mしかなく、車1台がようやく通れる狭さ。でも、海岸沿いには約2.2kmにわたる長いストレートもあり、設計時から速度は平均211km/h、最高340km/hに及ぶ世界最速の市街地コースになると予想されていたとか。
バクー02.png
F1なんて興味ないも~ん!という方も、コースの動画だけでも観てみませんか? 車載カメラの映像なので自分がハンドルを握っているか助手席に座っているような気分が味わえます。私のようなペーパードライバーだと、怖くて思わずブレーキを踏みそうになりますけどね~(笑)。
●【動画】バクー・シティ・サーキット / F1ヨーロッパGP (アゼルバイジャン)
http://f1-gate.com/movie/f1_31505.html

このスピードだけでも充分、速く感じますが、F1の速さを体感したい人は、この記事の少し下にある予選や決勝の動画もチェックしてください。一部には空撮もあるので全体の様子がわかります。

スピードの出るコースだと危険性も増すため、ハミルトン以外のドライバーたちは安全性を批判したそうですが、F1の権利関係やら何やらを牛耳っている商売人のバーニー・エクレストンは「受け入れるか、家に帰るかだ」と言い放ったとか。
バーニーじいさんが健在と知ってビックリしましたよ~。昔から黒い噂もある“F1界のドン”とかボスとか言われていましたが、85歳になっても現役で仕切っているとは…。しかも、下の世代の規範となる言動ならともかく、自分もドライバーだったのに現役ドライバーたちの安全性を最優先しない発言ってどうなの!? ぷんぷん!!(怒)。

さて、予選ではリカルド、ペレス、ハミルトンがクラッシュしましたが、決勝はスタート直後に下位のマシンが接触した以外は波乱もなく、予選の順位もそんなに入れ替わらずフィニッシュ。
「メルセデス」のニコちゃんがポール・トゥ・ウィン! ギアボックス(変速装置)の交換で7番手に降格となったメキシコ出身のペレスが2位に入り、メキシコの旗を持った観客グループが大喜びしていました。
ハミルトンは10番手からの発進でしたが、ストレートで伸びる伸びる~。順位をグングン上げて5位入賞…と思いきや、パワーユニット(動力源)にトラブルがあったそうで、それがなければ、もっと追い上げられたとか。へぇ~。

3番手から好スタートを切ったリカルドは早めの周回でタイヤ交換し、2回ピットインして伸び悩んだまま7位に終わりました(涙)。「レッドブル」のマシンの不調は同僚のマックスくんも似た状況だった様子。
「フェラーリ」のキミちゃんは、このところ4~5位で停滞中。レース後のインタビューにもサングラスをしたまま浮かない表情でボソボソと答えていました。
「マクラーレン・ホンダ」のアロンソは14番手、ジェンソン・バトンは19番手からのスタートで、後半になってアロンソがズルズル遅くなってきた~?と思ったら、45周目にピットへ戻ってしまいました。ギアボックスの故障で減速できなくなってリタイア(泣)。バトンは11位で完走しました。

●第8戦:ヨーロッパGP 6月17日~19日
バクー・シティ・サーキット(アゼルバイジャンの首都バクー)
※市街地コース

[予選の結果(10位まで)]
1位(ポールポジション):ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2位:セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
3位:ダニエル・リカルド(レッドブル)
4位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
5位:キミ・ライコネン(フェラーリ)
6位:フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
7位:ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)
8位:バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
9位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
10位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)

[決勝の入賞ドライバーとコンストラクターズ]
1位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3位:セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
4位:キミ・ライコネン(フェラーリ)
5位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
6位:バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
7位:ダニエル・リカルド(レッドブル)
8位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
9位:ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
10位:フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)

「マクラーレン・ホンダ」
11位:ジェンソン・バトン
リタイア:フェルナンド・アロンソ

「フェラーリ」
2位:セバスチャン・ベッテル
4位:キミ・ライコネン

「レッドブル」
7位:ダニエル・リカルド
8位:マックス・フェルスタッペン

【動画】2016 F1ヨーロッパGP 予選ハイライト
http://f1-gate.com/movie/f1_31561.html
【動画】2016 F1ヨーロッパGP 決勝レース ハイライト
http://f1-gate.com/movie/f1_31590.html
【動画】2016 F1ヨーロッパGP ディレクターズカット
http://f1-gate.com/movie/f1_31629.html

[参考サイト]
●F1-Gate.com(運営者の表示なし)
http://f1-gate.com/

●F1速報(サンズ)
http://f1sokuho.mopita.com/pc/free/index.php?

●Formula One World Championship(F1世界選手権)公式サイト ※英語のみ
https://www.formula1.com/
・VIDEO(動画集)
https://www.formula1.com/content/fom-website/en/video.html

※サーキットのコース画像:File:Baku-F1-Street-Circuit-rev1.png 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:MotorOilStains

※バクー市概図(赤線がサーキット走路):File:Baku-F1-Street-Circuit-Openstreetmaps.png 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:[コピーライト] OpenStreetMap contributors, CC-BY-SA 2.0 / MotorOilStains

[このブログ内の関連記事]
●2016年F1開催スケジュール
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15
※ほかの記事は検索ボックスに「F1」と入力して検索を。

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