SSブログ

平滑筋肉腫のKさんの闘病記 16:年明けに入院し、検査結果と手術の説明を聴く。 [医療・健康&がん関連]

Kさんは昨年12月下旬の5日の間に
手術前の検査としてPET、MRI、CTを受けました。
あわただしい時期に3回に分けての検査だなんて大変ですよね。
でも、どれか一つの検査だけでは万能ではなく
補完し合うものなので、
手術の直前だからこそ、A病院の主治医の先生も
念には念を入れてチェックしておきたいということなのでしょう。

年末年始のKさんのSNSページを覗いてみると、
地元のボランティア活動で忙しい様子や
おいしそうなクリスマスケーキ、
仕事納めの日の通勤風景、
三段重の豪華なおせち料理、
お嬢さんと福袋を買いに出かけたショッピングモールなど、
いろんな写真がアップされていました。
引きこもりの私より、ず~っと活動的です(笑)。

好きな音楽アーティストのコンサートのチケットも
予約で取ったという報告も載っていました。
3月に観に行くそうですが、
先々に楽しいイベントや目標があると、
さまざまなことを乗り越える励みとなりますね♪


そして、自宅で家族とお正月を過ごしてから、
松の内が明ける前に入院。
当日さっそく主治医から検査結果の説明があったそうです。

肝臓の右下の部分に5cm大の腫瘍があり、
平滑筋肉腫の転移の疑い。
これは昨年11月のCT検査で見つかったもので、
ほかに新たな腫瘍は見られなかったようです。良かった~!
ただし、おなかを開けてみて
別に小さい腫瘍があったら切除するとのこと。

手術の際は一緒に胆嚢(たんのう)も取り、
そばにある嚢胞(のうほう)も
内容液を抜いて皮を焼くと説明されました。

「胆嚢は取っても問題ない」と言われたそうです。
私の周りで胆嚢を摘出した人は
「術後、脂っこいものを食べると、もたれるようになった」
という人がチラホラいます
1割程度の人は術後に腹痛を訴えたという統計も見ました。
でも、20年前や30年前に胆嚢を取ったという方々には
「後遺症は何もない」と言う人も多いようです。

嚢胞は臓器の中に“水風船”ができるようなもの。
肝臓に水の溜まった袋状のものが生じれば「肝嚢胞」と呼びます。
大きいものでは50cmもの嚢胞の手術例を見かけましたが、
がん化することはなく、何も支障のないサイズなら
放置して経過観察というケースが多いようです。
ただし、嚢胞は中身の水分を抜いても再発しやすいので、
今回は肝切除と同時に嚢胞も処置しておきましょう
ということだと考えられます。

手術は「肝部分切除術」、
合併症についての説明もあったそうです。

肝切除の術式について、わかりやすい図が載っています。
合併症に関する説明などもアリ。
●「肝臓の病気 Q&A」
(東京慈恵医科大学 外科学講座 肝胆膵外科)
http://www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/hpb/hepat/hepat-ca/hepat_qa.html


Kさんの治療に関わるA病院の先生方について
ネットで調べられる情報はないかとリサーチしてみました。

主治医のB先生(男性)は主任医員というポジション。
隣県の中核病院の外科でも診療に当たっているようです。
都内の大学病院の肝胆膵外科の出身で、
その病院は肝臓手術だと全国1~2位の数をこなしているとか。
B先生は「日本外科学会」の認定医なので、
その認定条件である350例以上は
手術の経験があるということがわかりました。
また、専門分野の学会での発表(筆頭者)や多数の論文、
外科専門誌への寄稿などもあります。

担当医はC先生(女性)とのことですが、
手術の際はB先生が監督役で執刀はC先生かもしれません。
C先生は外科のシニアレジデント(医員)です。
後期研修医のことで、外科なら手術も担当するそうです。
現場での経験をどんどん積み重ねる時期のドクターでしょう。
C先生はB先生の所属していた大学病院のメンバーと共に
学会で肝臓手術に関する発表もしていて、
筆頭に名前が挙がっている文書もありました。
A病院のサイトには
C先生の海外研修のレポートも載っています。

Kさんに
「C先生って細面(ほそおもて)で
メガネを掛けた女性ですよね~?」
と確認したら、
「いやみのない、笑顔の素敵な女性でした」
という答えが返ってきました。

もう一人、若いD先生もいるそうですが、
A病院の外科医リストには名前が見当たらないので、
ジュニアレジデント(前期研修医)として
新しく医局に入ったドクターかもしれません。
サイトの更新が間に合っていないのかも???
あるいは、ほかの病院からの出向、
もしくは医学生の研修とか?
まぁこのへんは私の憶測ですから全く不明です。

ともあれ、ネットである程度まで調べられるのは
同姓同名の少ないドクターだけですね。
上記のB先生もC先生も、そんなに多くないお名前なので、
姓名で検索した結果から派生する情報をたどるのですが、
同姓同名が多いと、それも難しい。
それに、ネットで何らかの情報が得られても、
本当に正しいのかどうかを見極めるには、
さらに詳しく検索して調べる必要もありますね。
先生方にすれば知らないところで
アレコレ調べられるのは不快かもしれませんが、
患者側は少しでも多くの情報が欲しいんですよ~。
(私は特にシツコイのかもしれませんけど)。


いずれにしても、Kさん自身が
先生方に信頼を置いていて、
「今回は、何も心配してません」
と言っているので、私にできることなんて
あとは手術の成功を祈るのみ!

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。