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平滑筋肉腫のKさんの闘病記 18:肝臓の腫瘍の切除手術は無事に成功! [医療・健康&がん関連]

年末から完全な昼夜逆転生活となってしまい、
Kさんの入院から手術の日までも
アレコレ何かしながら夜通し起きていました。

これが自分自身のことなら何も気にならないのですが、
親しい“がん友”が手術を受ける日となると、
シミュレーションするかのように、
ああ今頃は病室に看護師さんが迎えに来たかな、
手術室までは歩いていくのかな、ストレッチャーかな、
もう手術は始まったかな……などと想像しながら、
なんとなく、その場に立ち会っているような感覚で過ごします。

心配とか不安という気持ちとも違うのですが、
Kさんの手術の日も、そんな感じで時間が過ぎていきました。

全身麻酔による手術というものは、
麻酔を打たれた~、なんだか効いてきた~
と思った次の瞬間には、すべてが終わっているので、
一度、経験すると2回目以降は不安も恐怖感も何もありません
(私の場合ですけどね)。

Kさんは私よりも経験値が高いし、
医療スタッフの皆さんにも信頼を置いているし、
元来、明るく元気な人で
私やNちゃんと同じく能天気なところもあるので(失礼! 笑)、
特に緊張することもないだろうと思っていました。

ただし、高齢の親御さんや2人の子どもたち、
入院中、家族の生活をサポートしてくれる親戚の方々、
発病以来、励まし続けてくれている旧友の方々、
余計な心配を掛けても…と病気のことを伏せてきた
友人・知人の皆さんに対しては、
さまざまな想いがよぎったのではないか、
などと私は勝手に想像していたのです。

Kさんの平滑筋肉腫のことを知ったのは
昨年の4月以降のことで、私のがん本の発刊がきっかけでした。
具体的な話を聴いたのも最初の肝転移の手術のあとだったので、
初発のときに知っていれば、もっと何かできたかな?
いや、私の手伝える範囲は今と変わらないかも?……等々、
ブツブツと、ひとり言をつぶやくように考えていました。

でも、大学生の息子くんと高校生のお嬢ちゃんが
しっかりサポートしてくれるのは何よりです!
私は2人が小学生のときに会ったきりですが、
もうそんなに大きくなって~、
しかも、おにいちゃんは主治医の説明を聴いたり、
手術の日にも立ち会ったりと頼りがいもありますね~!!


さて、手術当日&翌日の報告代わりとして、
前日に引き続き、メールのやり取りを転載しましょう。

【ちえ → Kさん】
愛情ビーム発射中[黒ハート]
おはようございます~!
今朝は平熱に近づきましたかねぇ?

息子くん、頼もしいですね。
立派な青年に成長してエライわ~!!
安心してイケメンEちゃんの麻酔にかかれますね(笑)。
ではでは、行ってらっしゃ~い!
(ご返信は不要ですよ~)。

【Kさん → ちえ】
おはようございます (^0_0^)
ありがとう~! 平熱に近くなりました。
下剤が全く効かず困ってましたが、
C先生が、腸の手術じゃないから大丈夫ですよ~と。
今、B先生が来られて「今日は頑張りましょう」と。
今、息子到着。
頑張ってきま~す (^0_0^)
明日の昼頃に部屋に戻る予定なので、そしたらメールしますね。

【Nちゃん → ちえ】
どうかなぁ~お目覚め。痛いかなぁ~
今回読んだKさんについて
すごいオブザーバーしてますね!
それについて意識できるKさんもすごい!
気持ちが安定してるから、
免疫力低下させることなく治療ができるね。
なんだか今ね、ホッとしてる。Kさんもそうだと良いな。
偉そうなコメントで、ごめんなさい(≧∇≦)

【ちえ → Nちゃん】
Nちゃんのコメントは、あったかくて勇気づけられるよ~♪

【Kさん → ちえ】
予定通り! お陰様で~ (^0_0^)

当日8時半に手術室の手前の部屋に入り、
名前を確認してから手術室へ。
麻酔科のイケメン君は補佐で、
大先生が、まずは背中に痛み止めの麻酔を入れました。
その後に全身麻酔を点滴で。
2、3分で意識がなくなりました。
看護師さんが2名、C先生とB先生。室内には6名でした。

私が意識を戻したのは16時30分頃にICU(集中治療室)で。
息子がそばにいて手術の経過説明を受けました。
肝臓の腫瘍は5㎝大1個だけ、胆嚢も取り、
嚢胞も3個ほど、つぶして焼いたとのこと。
「予定通りだったが、癒着部分に30分ほど手間取った」と。
まずまずでしょう。

翌朝の9時半、病室に戻ってきました。
お昼前に看護師さんの付き添いのもと、歩行してきました。
血圧が元々低いのですが、45-90だったり、顔が白いといわれ、
少しボーっとしてます。
痛み止めが優れもので、ベッドの上り下りも
おなかは痛くなく、歩行時も我慢できる痛みです。
ひとまず、こんなところ。
愛情ビームをありがとう~ (^0_0^)
しっかり効きました!!

※ちえ註:
「癒着部分に手間取った」というのは
腸と腹壁、または腸管と腸管がくっついている箇所を
はがしながら進めるので時間が余計に掛かったということ。
おなかを切る手術を受けたことのある人は
必ず癒着が起こるそうです。
私も胃がん手術のあとの癒着があって、
日常には支障のないのですが、
大腸の内視鏡検査のときには痛みが強い~(泣)。


【ちえ → Kさん】
素晴らしい回復ぶりですね~!
すでにSNSもチェックしているようだし(笑)。
それにしても昨日、手術した人とは思えない文章量ですね。
手術室でも冷静な観察です。素晴らしいレポート!!
腫瘍も1個で無事に取りきれたようで何よりです♪

翌日から歩かされるんですねぇ。
最近はどこの病院でもそうだとは聞きますが、たいへん!(汗)。
ともかく、一安心しました~!
今夜は爆睡します!!(笑)。
ではでは、ゆっくり休養して、
退院後の毎日のためにエネルギーをチャージしてくださいね~!

※ちえ註:
全身麻酔による手術後、すぐに歩かせられるのは、
肺炎など呼吸器の合併症の予防や
静脈の血液循環を促して血栓ができないようにする、
精神活動を活発にする、寝たきりになるのを防ぐなど、
たくさんのメリットがあるからだそうです。


【ちえ → Nちゃん】
一緒に心配に巻き込んで、ごめんね~。
どうもありがとう!!

【Nちゃん → ちえ】
よかったよ~(≧∇≦)
安心しました *\(^o^)/*
今日は乾杯するね♪


……というわけで、手術は無事に完了!! わ~い♪
私は調子に乗って出先で飲んだくれてしまい、
翌日の夕方まで目が覚めませんでした~。たはは。

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