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『沖縄 うりずんの雨』、沖縄戦から今日までの差別と抑圧の歴史を描いた映画。 [沖縄&琉球國]

映画『うりずんの雨』.jpg
アメリカ人のジャーナリスト&映画監督のジャン・ユンカーマン(John Junkerman)さんが手がけたドキュメンタリー映画『沖縄 うりずんの雨』が上映中です。

沖縄戦で同じ戦場にいた元米兵、元日本兵、住民に取材し、米軍が記録した当時の映像も交えながら、戦時から現在の基地問題までを4部に分けて構成した作品。

タイトルの「うりずん」という言葉は沖縄料理の店名などで見聞きしたことはありましたが、この映画の公式サイトで初めて意味を知りました。

元は季節を表す「潤い初め(うるおいぞめ)」という言葉があり、大地が豊かに潤い、草木も芽吹く頃から梅雨に入るあたりまでを指すそうで、沖縄だと3月~5月頃にあたるとか。
春爛漫(らんまん)から初夏にかけての爽やかで明るい希望に満ちたイメージの時季。

そうか、「うりずん」って素敵な言葉なんだね♪と思ったのですが、この時季に沖縄戦があったせいで、沖縄では今も「うりずん」の頃になると戦時の記憶がよみがえり、心身が不調となる人たちがいるそうです。

沖縄の人々の心に寄り添い、映画化したユンカーマン監督は1952年にアメリカのミルウォーキーに生まれ、高校時代は日本へ留学。大学は米国ですが、東洋文学語科を卒業したそうです。

●主な監督作品
『HELL FIRE 劫火 -ヒロシマからの旅-』(1988/※画家の丸木位里・俊夫妻に取材)
http://www.cine.co.jp/detail/0037.html
『老人と海』(1990/※与那国島の漁師を描いたもの)
http://rojintoumi.asia/intro/
http://www.cine.co.jp/detail/0042.html
『夢窓 ~庭との語らい』(1992)
『The Mississippi : River of Song』(1999)
『チョムスキー9.11』(2002)
http://www.cine.co.jp/chomsky9.11/movie/movie.html
『映画 日本国憲法』(2005)
・「マガジン9」のインタビュー記事
http://www.magazine9.jp/interv/Jean/


●映画『沖縄 うりずんの雨』公式サイト
http://okinawa-urizun.com/#!/description
第1部「沖縄戦」
第2部「占領」
第3部「凌辱」
第4部「明日へ」
・Facebookページ
https://www.facebook.com/okinawa.urizun

監督:ジャン・ユンカーマン
企画・製作:山上徹二郎
製作:前澤哲爾、前澤眞理子
撮影:加藤孝信、東谷麗奈、Chuck France、
Stephen McCarthy、Brett Wiley
音楽:小室 等
配給:シグロ

●劇場情報(上映予定の映画館。スケジュール調整中もアリ)
http://okinawa-urizun.com/#!/theater
都内は「岩波ホール」で上映中。7月31日(金)まで。
http://www.iwanami-hall.com/contents/now/about.html

●配給会社「シグロ」のサイト
http://www.cine.co.jp/

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