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F1モナコGP:チームのミスでリカルドのポール・トゥ・ウィンが幻に(号泣)。 [ボクシング・F1・ラグビー]

モナコGP.png

毎度のことですが、モナコの公道コースは狭い! 狭すぎ~ッ!! マリーナに係留されたヨットや青い海が見え、坂道にトンネル、リゾートホテルのプール、マンションのバルコニーから眺める人たちも…という風景は観戦者には面白いんですけどね、ドライバーには非常に困難なコースです。

予選の結果、リカルド(レッドブル)がついにポールポジション獲得! わ~い!! 前回2位のキミちゃん(フェラーリ)は11番手から、前回優勝のマックスくん(レッドブル)は予選でクラッシュし、ピットレーンからのスタートに。「マクラーレン・ホンダ」のアロンソは前回より順位を上げて9番手から、ジェンソン・バトンは13番手からの決勝を迎えました。

今回の視聴はドイツ語のサイトだったのですが、画面中央の広告が消えないので別のサイトを探したら、今度はスペイン語。選手の名前と「si(シー/はい)」しか聴き取れない(笑)。国民の英雄「アロンソ」の名も連呼されていました。

決勝スタートは雨で濡れた路面にマシンから水しぶきが上がり、接触やクラッシュでリタイアが増える中、マックスくんも左カーブでハンドルを左へ切ったのに車体は右側の壁にドカン!(悲)。

どこかでクラッシュが発生するたび、マーシャル(コース係員)の皆さんがバーッと駆けつけて、壊れたマシンを撤去したりコースに散乱した破片を集めたりするのですが、その横をF1マシンがビュンビュン通り抜けるのでヒヤヒヤしますね~。時には何かのカバーに使うようなシートがコース上に飛ばされてきたのを拾いにいくことも。

ずいぶん昔に観たF1のドキュメンタリー映画では、マーシャルの人がマシンに撥ねられて吹っ飛んだ場面がありました。そういう悲惨な死亡事故が二度と起こらないよう、主催の「FIA(国際自動車連盟)」には徹底に徹底を重ねた安全管理を!

上位の選手は安定した走りで、リカルドもずっと首位をキープ。徐々に天気が回復し、タイヤもウエットからドライに交換するマシンが多くなった頃、2位につけていたハミルトンもピットイン。その間、さらに引き離したリカルドもチームからタイヤ交換の指示を受け、余裕をもってピットインしました。

ところが~ッ!! 信じられないことに「レッドブル」のピットには交換用のタイヤが用意されていなかったのです!(驚)。クルーがオロオロしながらタイヤを運んでは交換する間、リカルドはじっとじっと耐えていました。本当ならコックピットから飛び出して、「お前ら、いったい何やってんだッ! 俺を走らせないつもりか!?」と、わめき散らしたい心境のはず。

貴重な時間を失ってコースへ戻ったリカルドは、ハミルトンの後ろを走ることになってしまいました。体中の血が逆流するほどの激怒と失望、チームへの不信感を抱えながらハンドルを握っていたことでしょう。それでも冷静にコースを読み、的確にライン取りしながら、何度もハミルトンを追い抜こうと果敢に挑戦し続けました。

しかし、追い越しにくいコース設定で予選1位がそのまま優勝となるパターンの多いモナコGPだけに、リカルドが首位に復帰することは叶いませんでした。
表彰台では今シーズン初優勝のハミルトンのはしゃぎぶりとリカルドの落胆ぶりが極端でしたが、今回のハミルトンは棚ボタ優勝ですよ。リカルドはチーム内の連絡ミスがなければ確実に優勝できただけに、悔しくてしょうがないでしょう。映像を観ながら、その心中を想像すると泣けてきました。

リカルドはレース後のインタビューで、「本来なら表彰台に立てば幸せで周りへの感謝の気持ちでいっぱいのはずなのに、惨(みじ)めだった。(前回もチームの指示でピットインを3回に増やして4位入賞に甘んじたことも含め)2度もトレーラーで轢(ひ)かれた気分だよ」と語っていました。

彼は「トロ・ロッソ」で育てられて兄弟チームの「レッドブル」へ移籍した選手ですが、こんなマヌケなチームからは抜けてほしい! もっとレベルの高いチームからオファーが来ますように! サッサと移籍しましょう!!

これまでのモナコGPでの最多優勝はセナの6勝です。天才中の天才ゆえの記録。
アロンソは5位まで浮上し、そのままゴールイン! バトンも9位に入り、「マクラーレン・ホンダ」は2選手ともポイント獲得。ホンダの皆さま、おめでとうございま~す!!!

●第6戦:モナコGP 5月26日~29日
モンテカルロ市街地コース(モンテカルロ地区)
※公道コース

[予選の結果(10位まで)]
1位(ポールポジション):ダニエル・リカルド(レッドブル)
2位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
5位:ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
6位:キミ・ライコネン(フェラーリ)
7位:カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
8位:セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
9位:ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)
10位:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)

[決勝の入賞ドライバーとコンストラクターズ]
1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位:ダニエル・リカルド(レッドブル)
3位:セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
4位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
5位:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
6位:ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
7位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
8位:カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
9位:ジェンソン・バトン(マクラーレン)
10位:フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)

「マクラーレン・ホンダ」
5位:フェルナンド・アロンソ
9位:ジェンソン・バトン

「フェラーリ」
4位:セバスチャン・ベッテル
リタイア:キミ・ライコネン

「レッドブル」
2位:ダニエル・リカルド
リタイア:マックス・フェルスタッペン

【動画】2016 F1モナコGP 予選ハイライト
http://f1-gate.com/movie/f1_31224.html
【動画】ジョリオン・パーマー、ストレートで単独クラッシュ / F1モナコGP
http://f1-gate.com/movie/f1_31234.html
【動画】マックス・フェルスタッペン、クラッシュリタイア / F1モナコGP
http://f1-gate.com/movie/f1_31235.html
【動画】 2016 F1モナコGP 決勝レース ハイライト
http://f1-gate.com/movie/f1_31255.html
【動画】 2016 F1モナコGP ディレクターズカット
http://f1-gate.com/movie/f1_31292.html

[参考サイト]
●F1-Gate.com(運営者の表示なし)
http://f1-gate.com/

●ESPN F1 日本語版(スポーツブランディングジャパン)
http://ja.espnf1.com/

●Formula One World Championship(F1世界選手権)公式サイト ※英語のみ
https://www.formula1.com/
・VIDEO(動画集)
https://www.formula1.com/content/fom-website/en/video.html

●F1速報(サンズ)
http://f1sokuho.mopita.com/pc/free/index.php?

※サーキットのコース画像:File:Monte Carlo Formula 1 track map.svg 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:Will Pittenger

[このブログ内の関連記事]
●2016年F1開催スケジュール
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15
※ほかの記事は検索ボックスに「F1」と入力して検索を。

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