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高橋ナオトさんを囲む会が、シモキタの「犬拳堂」で開催されました♪ [ボクシング・F1・ラグビー]

1-ナオトさん(集合).jpg

格闘技の選手や関係者、ファンが集まる下北沢のバー「犬拳堂(いぬけんどう)」で、「逆転の貴公子 高橋直人トークバトル!」と題した飲み会イベントが開催されました。名前を漢字で書くとピン!と来ない人がいるかもしれませんが、ボクシング界の伝説となった2階級制覇の日本チャンピオン「高橋ナオト」さんのことですよ~♪(集合写真の中央の白いTシャツの人です)。
私はナオトさんの現役時代を知るボクシング好きの仲間たち(まさきさん、ケンちゃん&ユッキー、さんちゃん)と一緒に参加できました!

私がボクシングの試合を初めて現場で観たのは1988年7月の世界戦…と思い込んでいましたが、よく調べると、その前に『ボクシング・マガジン』の編集長だった山本 茂さんの著書『夢・敗れし者たちの』(1986年5月発行)を読んで大和田正春さんにハマり、「角海老ジム」まで練習を見に行くようになったので、'86年の夏頃からかな?
そうすると、ナオトさんが「高橋直人」時代にA級トーナメント決勝で島袋忠司さん(のちに忠と改名)と闘った試合は観たはず。その少し前の飯泉健二さんとマーク堀越戦は観ていない。後楽園ホールで最初に観た試合は何だっけ?

……うーんうーん(汗)。アルチューハイマーなので、もう記憶力はダメダメですぅ(涙)。ナマで観戦できなかった試合は、当時、一緒にホールに通い詰めていた最初の連れ合いや彼の友人たちと手分けしてビデオを手に入れて観たので、アタマの中で現場とビデオがゴッチャになっているのね。

「犬拳堂」では、引退後にテレビ放映された特別番組『さよなら 高橋ナオト』に出てくる試合のシーンを観ながら、ナオトさん自身が裏話も交えつつ解説してくださいました。贅沢ですね~!ナオトさん解説中.jpg

私は引退式のときもホールにいて、ナオトさんにサインと握手をお願いし、観戦仲間と一緒に涙しながらテンカウント・ゴングを聴いたのですが、その後、あまりにもショックだったので特別番組を観る勇気もなく、ようやくビデオで観られたのは1年後だったのを思い出しました。

ボクシングファンの間で「高橋ナオト」と言えば、即座に「マーク堀越」という名前が出てくるのですが、ダウンの応酬となったその試合が非常にドラマティックだったので、テレビかスポーツ紙か専門誌が付けたのでしょうか、「逆転の貴公子」というキャッチフレーズが生まれたわけです。

(追記:2016.6.16)
「逆転の貴公子」とは、元は第25代WBA世界フライ級王者の大場政夫(1949年~1973年/享年23)に付けられたそうです。

以下の動画はハイライト場面だけですが、世界タイトル戦ではないのにニュースとして報道されたんですよ! 日頃は、たいしてボクシング記事を載せてくれない全国紙や週刊誌などにも大きく取り上げられたのを覚えています。

●高橋ナオト VS. マーク堀越 ニュース映像
https://www.youtube.com/watch?v=Ycct8JsbkXc
(アップロード:atemi555さん)
※もっと長めの動画リンク集は後日まとめてアップしま~す。

これは1989年1月22日のことでした。私は観戦仲間と共に後楽園ホールの西側の2階で立ち見。隣に関西アクセントの男の子たちが来て、ホール全体を見渡しながら「すごいなぁ、これが後楽園ホールかぁ!」と感激したように何度も言い合っていました。
向かいの東側からマークが入場してリングに上がった瞬間、筋肉隆々の体つきを見た私たちは顔を見合わせ、「ナオト、大丈夫!?」「マーク、すげ~筋肉!」などと不安を口々に出しつつ、心配していました。

ナオトさんは3Rでの最初のダウンのあと記憶が飛んだそうで、気がついたときには9Rだったと…(驚)。その間、どれほど凄まじい闘いを続けていたことか!(号泣)。ナオトコールがホール全体に響き渡り、試合終了の瞬間、グワ~ッと地鳴りのような歓声、叫び声、泣き声、万歳、拍手…。ホール全体が物凄い興奮状態と化しました。世界戦でもちょっと見たことのない光景でしたね。
このときの観戦仲間は、最初の連れ合い、彼の古くからの友達2人、私の同僚のさんちゃんと男性ばかり4人でしたが、彼ら全員が涙する姿も初めて見たのです。

マーク堀越(本名:マーク・ブルックス)さんは引退後、アメリカへ渡って警官となったそうですが、2年前にがんで亡くなったと聞いて驚きました。享年52。渡米して幸せな日々を過ごしていたと思いたい。
この試合の実況は的確でわかりやすく伝えてくれる日テレの芦沢俊美(あしざわ・としみ)さん。ボクシングファンにはお馴染みのアナウンサーで、別のテレビ局の放映日でも、後楽園ホールのリングサイド席で熱心に試合を観る姿を何度も見かけました。近況を調べたら、芦沢さんも3年前に亡くなっていました…。おそらく享年67。もう映像で声を聴くしかないんですね。

ところで、「犬拳堂」では、もう一人の日本チャンピオンにも会えました(集合写真の一番後ろで手をあげている人です)。元・日本フライ級王者の神藤(しんどう)さん。快活で話し上手なかたでしたが、私は失礼なことに存じ上げませんでした。帰り道に、まさきさんに聞いたら「神藤太志(しんどう・ふとし)さんですよ」とフルネームを教えてくれました。

思い返せば、私は1991年初めにナオトさんが引退して以来、パタッとボクシング観戦から遠ざかったので、神藤さんの活躍した時期はボクシング自体を観ていなかったのかも…。
大和田正春さんが1987年12月の試合を最後に網膜剥離で引退、飯泉健二さんが1989年3月に網膜剥離で引退勧告され、ナオトさんまで引退しちゃったので、私はしばらく鬱状態に入った感じでした。

神藤さんは「笹崎ジム」の所属だったとか。と聞けば、“槍(やり)の笹崎”というキャッチフレーズが出てきますね。“拳聖”と呼ばれたピストン堀口のライバルで、ファイティング原田さん、たこ八郎さんなどを育てた笹崎会長の興(おこ)したジムです。
東急東横線の「学芸大学」駅の近くにあるのですが、20年ほど前、その周辺で引っ越し先を探したことがあり、不動産店のオジサンに連れられて歩いているときにジムの看板を見つけたので、「笹崎ジムって槍の笹崎のですか~?」と聞いたら、オジサンが目を剥(む)いて「なんでそんな古いこと知ってんの!?」と、たいそう驚かれたのを思い出しました(笑)。

神藤さんは笹崎ジムが名門なのに長い間、チャンピオンを出していないと知って、自分がタイトルを獲ると決意。そして、笹崎ジムに19年ぶりの王者が誕生したのでした。いい話ですねぇ(涙)。

神藤太志さんの防衛戦の動画がありましたよ~。ヒゲがなくて可愛いお顔です♪(笑)。
1994年1月17日:日本フライ級タイトルマッチ
●神藤太志 VS. 岡田明弘 Part1of4
https://www.youtube.com/watch?v=l90yhMQovnU
(アップロード:bbさん)
1Rからパンチの激しい応酬で神藤選手がダウンを喫するも復活。しか~し、3Rの直前までで映像は終わっています。続きは~!?(泣)。

さて、ナオトさんの近況ですが、どんな分野でも、あまり当てにならない「ウィキペディア」に「現在は甲府でトレーナーを続けている。」と書いてあるんですけど~、2016年6月現在、都内の吉祥寺と錦糸町で毎週末にボクシングの指導をしているとか。

ナオトさんの指導のもと、都内2か所でレッスンが受けられます!
●高橋ナオト ボクシングクラブ
(TBC:TakahashiNaoto Boxing Club)
http://tbc.xj4d.com/
基本の構えからシャドーボクシング、パンチの出し方、フォーム、ミット打ち、マスボクシング、スパーリングまで丁寧にレクチャー!

[曜日・時間]
土曜:吉祥寺 10:00~12:00(2時間)
日曜:錦糸町 10:00~12:00(2時間)
※いずれも要予約。
[料金]
男性:2,500円(税込)
女性:1,500円(税込)
※吉祥寺でも錦糸町でも同額。これはお値打ち♪

[予約先・会場・アクセス]
土曜●吉祥寺
クロスポイント吉祥寺
(東京都 武蔵野市 吉祥寺東町1-11-20 鴨下ビル1F)
http://www.shibukichi.com/contents/kichijoji/access/

日曜●錦糸町
リバレーションボクシング
http://liberation-boxing.com/
(東京都 墨田区 石原4-1-4 田代ビル1F)
http://liberation-boxing.com/about
こちらは第47代 日本フェザー級王者の木村鋭景(きむら・としかげ)さんのジムだそうです。現役の頃、応援しましたが、「帝拳ジムの優等生」とでも言いたくなる正統派の美しいボクシングスタイルでしたね。
私のボケボケの記憶をたどると~、たしか、木村さんのお父さまは『ボクシング・マガジン』を発行しているベースボール・マガジン社の『柔道マガジン』(今もあるのかな?)の編集者か記者で、私の姉貴分で校閲者のアヤネェが仕事で知り合い、木村パパさんから毎回、チケットを購入したという覚えがありますね。

1-ナオトさんと犬拳堂で.jpg
ナオトさんの会を企画してくれたお店は新宿ゴールデン街の「小鳥」つながり♪ 下北沢ではカレーのおいしい店としても有名です!

マーシャルアーツ・カフェ
&アジアンカリーBAR
●「犬拳堂(いぬけんどう)」
http://shimokitazawa-curry-inukendou.com/
東京都 世田谷区 北沢2-38-10-2F
03-3485-8698
営業時間:12:00~15:30、18:00~1:00
不定休(休業日はFacebook等のお知らせをチェック!)

・Facebookページ
http://urx.mobi/uxHm
(※短縮URL)
・ブログ
http://ameblo.jp/inukendou/
・Twitter
https://twitter.com/inukendou

[言葉の地図]
●小田急線「下北沢」駅・北口から
改札を出て左へ進み、突き当たりの「無印良品」を右折。しばらく道なりにブラブラ歩き、3つ目の十字路の向こう右手に「ローソン」のある角を左折。その通りが「下北沢一番街」で、ちょっと進んで左側にある焼鳥屋さんの2階。

●井の頭線「下北沢」駅・西口1から
線路を背にして北上し、右側の3つ目の角(「農民カフェ」の角)を右折。1つ目の角を左折し、道なりにしばらく進むとT字路にぶつかるので、その通りが「下北沢一番街」。右折して右側3軒目にあるビルの2階。

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目黒のトモコ

直人のファンでした。阿部ボクシングジムにも何回かお邪魔し、マークとの試合も引退試合も後楽園ホールで見ました。今日、11/17は50歳の誕生日だ!と思い、ネットを検索していたら、こちらに辿り着きました。
白いTシャツが直人?うーん良く分からないなぁと思いつつ、楽しい記事を読んでいくうちに、ちえさんとの2ショットに写る白Tシャツはまさに直人!!…元気そうな彼を見て嬉しかったです。どうもありがとうございました!!
もし、いつか直人に会うことがあったら今も君のことを忘れずにいるファンがいるよってお伝え下さい。お願いします
by 目黒のトモコ (2017-11-17 23:13) 

ちえ

目黒のトモコさま

おお~、同志よ!!(涙)という感じのうれしいコメントをありがとうございました!!(気づくのが遅すぎて申し訳ありません)。

調布の「アベジム」には私もチケットを買いに伺ったことがありました。コワモテの会長にビクビクしながら(笑)。
マーク戦も引退式も後楽園ホールにいらしたんですね。トモコさんと私は一緒の空間で、あの伝説となった試合をナマで観たんですね~!!!!! ボクシングファンに対してだけですが、一生、自慢できますよね(笑)。

あれから体重が何キロ増加したのかはわかりませんが、素敵なパートナーと出会えて幸せ太りもあると思われます~。近況はFacebookで♪

●髙橋直人さんのFacebookページ
https://www.facebook.com/naoto.takahashi.353

ちえ (^o^)/

by ちえ (2019-01-06 06:58) 

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