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F1オーストリアGP:バトン6位入賞! アロンソとニコ・ロズベルグは散々な目に。 [ボクシング・F1・ラグビー]

レッド・ブルリンク.png
「マクラーン・ホンダ」のジェンソン・バトンは予選で5番手のタイムを記録! 初戦以来、不遇をかこつ状況だったので、ストレスも溜まっていたことでしょう。ヨカッタね~!!
しかし、フェルナンド・アロンソは予選で2回目の走行に出る直前に、タイヤのカバー(タイヤ・ブランケット)を外したら、新品じゃなくて1回目に使った古タイヤが出てきたという…!(驚)。

スタッフは誰も確認していなかったということですよね。そのせいでアロンソは、スムーズにいけば3回目のタイムアタックにも挑戦できたのに…という思いから、「小学生レベルのミスをするなんて悔しい」とコメントしています。可哀想に。
「マクラーン・ホンダ」の皆さま、こういう自滅パターンの凡ミスは最悪です! チェック体制の引き締めを~!!(すでに伝達が徹底されたでしょうけどね)。

決勝前に、ギアボックス(変速装置)の交換やイエローフラッグ無視によるペナルティが科せられたドライバーが5人いました。決勝のスタート地点では予選のタイムが速かったマシンから順に2台ずつの列を作るのですが、罰則を科せられたマシンは「グリッド降格」といって、後ろのほうの列へ回されちゃう。
今回はニコちゃん(メルセデス)が予選2番手だったのに6番グリッドへ、ベッテル(フェラーリ)も予選4番手から9番グリッドへ下げられてのスタートとなりました。

彼らに替わって昇格し、前方のグリッドにつける人たちもいます。一番前の列には予選トップのハミルトン(メルセデス)と、予選3番手から1つ前へ出られた、もう一人のニコちゃん(フォース・インディア)。2列目には5番手だったバトン(マクラーレン・ホンダ)が浮上し、キミちゃん(フェラーリ)と並ぶことに。アロンソは14番手から。

バトンはうまく発進できて、最初はハミルトンに続いて2位を走っていました。レースの1/3以上が過ぎたあたりで、ベッテル車の右の後輪が破裂してクラッシュ。黒いゴムがあちこちに飛び散り、ベッテル車はコースを横切ってから、またバックしたので、後続車がスレスレでよけるという肝を冷やすシーンも。セーフティカーが入って仕切り直し。
後日の情報によると、コース上にデブリ(破片)があったのがバースト(パンク)の原因のようです。

そして、最終周。先頭は「メルセデス」のニコちゃんで、すぐ後ろにハミルトンが張り付いていました。ニコはブレーキに問題を抱えていましたが、ラスト1周なのでコントロールは可能だと思っていたそうです。しかし、ハミルトンが追い抜きを仕掛けて2台は接触。ニコ車は損傷して4位に後退してしまい、ハミルトンが先にゴールしました。

ニコはレース後の審議対象となり、映像等で確認した結果、「ハミルトンはロズベルグの前にいて並走以上の状況だった。接触がなければ、ハミルトンは接触したコーナーのコース上で方向転換できたはず。ニコはハミルトンにスペースを与えなかったので、ニコに事故の責任がある」と発表され、接触を引き起こしたとして10秒加算のペナルティに加え、フロントウィングが壊れたまま走り続けてデブリ(破片を)を散らしたことでもペナルティが2ポイント加算。

でもねぇ、私にはハミルトンが無理に仕掛けたから、ぶつかってしまったようにしか見えないんです。ニコちゃんだけに責任を取らせるのは不公平だとも思うのですが…。事実、表彰式ではハミルトンに対し、観客からブーイングが浴びせられたとか。

個人として優勝を目指す以上、チームメイトといえども争うのは当然という見方もあると思いますし、私が昔、観戦していた頃も「ウイリアムズ・ホンダ」時代のピケとマンセルのバトルには、しょっちゅうハラハラさせられました。

しかし、今回のハミルトンはどうかな……。彼の表彰台での笑顔を観て、物凄く精神的にタフな人なんだろうとも思いました。私はペーパードライバーなので、テクニックが全然わかっていないとも言えますが、なんのためのチームメイトなのよ?

どういうレース展開だったの?と興味が湧いた方は、以下の動画をご覧くださいまし。

【動画】メルセデス、最終ラップで同士討ち / F1オーストリアGP
http://f1-gate.com/movie/f1_31744.html
【動画】ロズベルグとハミルトンの車載カメラ / F1オーストリアGP
http://f1-gate.com/movie/f1_31777.html

さて、2位には18歳のマックスくん(レッドブル)が入り、2度目の表彰台に立ちました。3位はキミちゃん(フェラーリ)。「マクラーレン・ホンダ」のジェンソン・バトンは6位入賞という快挙! アロンソは残念ながらリタイア。

今回のサーキットのスタッフはオーストリアの民族衣装という姿で、とても素敵でした。バブル期のモータースポーツ会場にはハイレグのレースクイーンだらけでしたが、クルマの国際的なレース会場には、派手なメイクに体操用だか水着だかわかんない恰好より、主催国の伝統的な衣装というのはいいなぁと思いました。トロフィーもレッドブル・リンクのコースの形を模したもので、それも洒落ていますね。

レース後のインタビューを受けるバトンの表情がとても明るかったので、メルセデス同士の接触という後味の悪さが少し救われた感じがしました。


●第9戦:オーストリアGP 7月1日~3日
レッドブル・リンク(シュタイアーマルク州シュピールベルク)

[予選の結果(10位まで)]
1位(ポールポジション):ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
3位:ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
4位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
5位:ジェンソン・バトン(マクラーレン)
6位:キミ・ライコネン(フェラーリ)
7位:ダニエル・リカルド(レッドブル)
8位:バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
9位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
10位:フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)

[決勝の入賞ドライバーとコンストラクターズ]
1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
3位:キミ・ライコネン(フェラーリ)
4位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
5位:ダニエル・リカルド(レッドブル)
6位:ジェンソン・バトン(マクラーレン)
7位:ロマン・グロージャン(ハース)
8位:カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
9位:バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
10位:パスカル・ウェーレイン(マノー)

「マクラーレン・ホンダ」
6位:ジェンソン・バトン
リタイア:フェルナンド・アロンソ

「フェラーリ」
3位:キミ・ライコネン
リタイア:セバスチャン・ベッテル

「レッドブル」
2位:マックス・フェルスタッペン
5位:ダニエル・リカルド

【動画】2016 F1オーストリアGP 予選ハイライト
http://f1-gate.com/movie/f1_31724.html
【動画】2016 F1オーストリアGP 決勝レース ハイライト
http://f1-gate.com/movie/f1_31757.html
【動画】2016 F1オーストリアGP ディレクターズカット
http://f1-gate.com/movie/f1_31817.html

[参考サイト]
●F1-Gate.com(運営者の表示なし)
http://f1-gate.com/

●F1速報(サンズ)
http://f1sokuho.mopita.com/pc/free/index.php?

●Formula One World Championship(F1世界選手権)公式サイト ※英語のみ
https://www.formula1.com/
・VIDEO(動画集)
https://www.formula1.com/content/fom-website/en/video.html

※F1 circuit A1 Ring:File:Circuit A1 Ring.png 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)/投稿者:Arz

[このブログ内の関連記事]
●2016年F1開催スケジュール
http://chie-relish.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15
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