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「生月島のかくれキリシタン」について学ぶ。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録された記念として、「國學院大學博物館」(東京・渋谷区)で特別展「キリシタン ―日本とキリスト教の469年―」が開催されています。10月28日(日)まで。
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2018_kirishitan.html

「隠れキリシタン」と呼ばれてきた信者の中でも「生月島(いきつきしま)」での信仰は特殊性を帯びているらしいので、27日(土)の特別講義に参加したいと思ったのですが、その日は「東中野ムーンロード」の秋まつりなので行けません。ネットでいろんな情報・資料が入手できそうので、少しでも知識を深めたいと思いました。

特別講義「生月島のかくれキリシタン」
日時:10月27日(土) 13:00~16:45
会場:國學院大學 渋谷キャンパス 学術メディアセンター1階 常磐松ホール
講師:中園成生(なかぞの・しげお/平戸市生月町博物館・島の館)
定員:300名(※事前申込制)
参加費:無料

申し込みフォーム
http://museum.kokugakuin.ac.jp/event/detail/2018_kirishitan_symposium.html

●旅する長崎学 たびながコラム(長崎県 文化振興課)
「島の館」学芸員 中園成生さんインタビュー(1) ~生月のかくれキリシタンとオラショ~
http://tabinaga.jp/column/view.php?category=1&hid=20140226193945&offset=3


かくれキリシタンの起源《信仰と信者の実相》

かくれキリシタンの起源《信仰と信者の実相》

  • 作者: 中園 成生
  • 出版社/メーカー: 弦書房
  • 発売日: 2018/03/13
  • メディア: 単行本



生月島の信者を対象としたノンフィクション作品も。

●『消された信仰 「最後のかくれキリシタン」――長崎・生月島の人々』
広野真嗣(ひろの・しんじ)・著(小学館)

序 章 ちょんまげ姿の洗礼者ヨハネ
第一章 蔑ろにされた「聖地」
第二章 とても長い祈り
第三章 受け継がれる儀式
第四章 「かくれキリシタン」か「カクレキリシタン」か
第五章 壊し合いの歴史
第六章 「復活」を選ばなかった理由
第七章 バチカンからの視線
終 章 信じ続ける意味は


消された信仰: 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々

消された信仰: 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々

  • 作者: 広野 真嗣
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/05/30
  • メディア: 単行本



かくれキリシタン: 長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅 (とんぼの本)

かくれキリシタン: 長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅 (とんぼの本)

  • 作者: 後藤 真樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/04/26
  • メディア: 単行本



カクレキリシタン 現代に生きる民俗信仰 (角川ソフィア文庫)

カクレキリシタン 現代に生きる民俗信仰 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 宮崎 賢太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/02/24
  • メディア: 文庫



沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

  • 作者: 遠藤 周作
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1981/10/19
  • メディア: 文庫


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医学書の古典9000冊余がデジタル化、閲覧・DL・転載も可能に。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

京都大学の付属図書館がデジタルアーカイブを構築し、約9000冊もの貴重な医学書の古典を「富士川文庫」で公開し始めたそうです。
文庫の名前の「富士川」とは、和漢洋にわたる医学の史料を京大へ寄贈した富士川 游(ふじかわ・ゆう/1865~1940)にちなむもので、富士川は医師・医史学者・教育者・哲学者・宗教学者…等々、多様なフィールドで活躍。私は今回、初めてその名と業績を知りました。

●医学書9千冊電子化「解体新書」もネットで 京大付属図書館(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180513000109
蔵書のデータは無料で閲覧できるだけでなく、ダウンロードや複製・加工、Webサイト掲載もOK。
●京大貴重資料デジタルアーカイブ 富士川文庫
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/fujikawa

試しに検索窓に「張仲景」と入力してみました。日本語読みは「ちょう・ちゅうけい」で、中国では“医聖”と称される後漢時代の医家の名前です。張仲景の有名な著作『傷寒論(しょうかんろん)』の写本の画像が並びました。
その中の1冊をクリックすると奥付のようなデータが現れます。出版年は「康治2年」とありますが、なんて読むの? 中国の元号? いつの時代?

「和暦」とも書いてあるので日本の元号でした~。調べてみると、康治(こうじ)2年とは西暦1143年(12世紀の中頃)、平安時代の後期です。富士川コレクションは最古の物が足利時代らしいので、平安後期に出版された医書を室町時代に写したということでしょう。

富士川は産業医のかたわら医学誌の編集・出版も手掛け、全国各地で古い医書を探し回って収集を続けたとか。それが膨大かつ貴重なコレクションとなり、デジタル化されたお蔭で現代の私たちが簡単に見られるようになったわけですね。
富士川先生、そして電子化に尽力なさった皆さま、誠にありがとうございます~!!
…しかし、悲しいことに古書は漢語なので~、アタシには読めませんのよ~(涙)。

富士川のプロフィールや業績が詳しく紹介されています。
●裳華房の“古書”探訪(19)
富士川游 著 『日本醫學史』 [初版 明治37年]
https://www.shokabo.co.jp/oldbooks/1904fujikawa-igakushi.htm

明治時代の医師だから知り合いかも?と思ったら、森 鷗外(もり・おうがい/1862~1922)の書いた『伊沢蘭軒(いざわらんけん)』の文中に「富士川」という名が31か所も見つかりました(読書しながら数えたんじゃないですよ~、「青空文庫」で検索)。
鷗外は史伝を書くにあたり、富士川に蔵書を借りたとのこと。

鷗外(本名:森 林太郎/もり・りんたろう)は石見国(いわみのくに/島根県)の生まれで、現在の東大医学部を経て1884~1889年(22~27歳?)にドイツ留学。
3歳下の富士川は安芸国(あきのくに/広島県)で生まれ、現在の広大医学部を経て1898~1900年(33~35歳?)にドイツ留学。

医学を修めた同世代という共通点だけでなく、鷗外は富士川の古医書に対する探究心や幅広い知見を尊敬し、富士川は軍医の重圧を背負いつつ文筆の才を発揮する鷗外に畏敬の念を抱いていたのではないでしょうか。
それに、鷗外は10~11歳の頃に父と東京へ転居したにもかかわらず、「余ハ 石見人 森林太郎トシテ 死セント欲ス」と遺言するほど故郷を想い続けた人ですから、山陽・山陰という違いはあっても東京では近い地域の出身者として、互いに親しみを感じていたのでは?とも思います(現代ほど共通語が普及していないため、アクセント一つとっても懐かしい感覚では?と想像)。

太古から明治までの日本の医学を初めて体系づけた富士川の大作『日本醫學史(医学史)』の序文は鷗外が書いたそうです。
富士川 游の名と功績は医学界だけでなく、もっともっと世の中に広まり、語り継がれるべきではないでしょうか。NHKの大河ドラマにどう!?

●日本医史学会(順天堂大学医学部医史学研究室内)
http://jsmh.umin.jp/
・『日本医史学雑誌』(1954年~)の目次一覧
http://jsmh.umin.jp/journal.html
見出しを読むだけでネタの宝庫!

日本医学史綱要 1 (東洋文庫)

日本医学史綱要 1 (東洋文庫)

  • 作者: 富士川游
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1974/10/05
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)



日本疾病史 (東洋文庫)

日本疾病史 (東洋文庫)

  • 作者: 富士川游
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1969/03/05
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)



医術と宗教

医術と宗教

  • 作者: 富士川 游
  • 出版社/メーカー: 書肆心水
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本



森鴎外全集〈7〉伊沢蘭軒 上 (ちくま文庫)

森鴎外全集〈7〉伊沢蘭軒 上 (ちくま文庫)

  • 作者: 森 鴎外
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1996/04/24
  • メディア: 文庫



森鴎外全集〈8〉伊沢蘭軒 下 (ちくま文庫)

森鴎外全集〈8〉伊沢蘭軒 下 (ちくま文庫)

  • 作者: 森 鴎外
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1996/05/23
  • メディア: 文庫



森鴎外の史伝文学の名作―「渋江抽斎」「伊沢蘭軒」他2編 響林社文庫

森鴎外の史伝文学の名作―「渋江抽斎」「伊沢蘭軒」他2編 響林社文庫

  • 出版社/メーカー: 響林社
  • 発売日: 2014/11/23
  • メディア: Kindle版



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共通テーマ:日記・雑感

太宰の『人間失格』と一葉の写真。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

年末は楽しい飲み会続きでしたが、12月30日の夜に起き出してから三が日いっぱい、引きこもって在宅仕事を片付けておりました~。
経理作業をしているとき、確定申告用の医療費の明細書に「次葉合計」という言葉が印字されているのを見つけました。現代では「次葉(じよう)」なんて言葉は知らない人のほうが多いと思うので、かつての文学少女(照)もビックリ! 税務署など役所関係では死語になっていないんですねぇ。

これは「次の紙(=次のページ)」という意味で、つまり「次葉合計」とは「2ページ目の合計」ということですが、「葉」は「は」ではなく「よう」と音読みする場合、木の葉とか写真、ハガキ(漢字だと葉書と表記しますね~)など、厚みのないものを数えるときに使う言葉(助数詞)です。
最近では文語にこだわる人が「一葉の写真」などと書くぐらいでしょうかねぇ。明治期の近代小説など戦前までの文章なら一般的に使われていたようで、さまざまな文中に散見されます。

私が写真は「葉」で数えるんだ~と知ったのは、中学生のときに新潮文庫で読んだ太宰 治の『人間失格』(1948年発表)でした。
当時の新潮文庫の太宰の作品カバーは黒と白だけの抽象画風で、どことなく陰鬱な印象のデザイン。

……と思ったら、なんと「アマゾン」に当時の装幀本が出品されていますよ~。私の記憶と違って白地のほうが多いのね。太宰の作品は、この装幀シリーズで買い集めていたのです。
人間失格 (1952年) (新潮文庫〈第443〉)

人間失格 (1952年) (新潮文庫〈第443〉)

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1952
  • メディア: 文庫


かの有名な私小説の冒頭は、以下のように始まります。

 私は、その男の写真を三葉、見たことがある。
 一葉は、……(以下略)

「一枚の写真」よりも「一葉の写真」のほうが詩的ですから、散文だけでなく歌詞や絵画、写真、どんなジャンルにせよ、創作意欲が掻き立てられるかも♪
……でも、今の人には「樋口一葉の写真のことですか?」なんて言われそうだわね~(涙)。


●初版本でしょうか?

人間失格 (1948年)

人間失格 (1948年)

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1948
  • メディア: -


●作家の直筆で文字組みしたらしい。こんなシリーズが出ているとは知らなかった~。読みづらいと思うけど、少しは売れたのかなぁ?
直筆で読む「人間失格」 (集英社新書 ビジュアル版 11V)

直筆で読む「人間失格」 (集英社新書 ビジュアル版 11V)

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 新書


現在、購入できる太宰の小説で手元に置きたくなるような装幀は見当たりませんでした……。なんで安易に漫画を使うのかなぁ。『漫画で読む人間失格』とかの表紙ならわかりますよ。最近のテレビドラマでも、やたらと漫画の原作に頼るのと一緒。

易(やす)きに流れれば、文化は廃(すた)れる。

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R25世代が堅苦しいと思うビジネスマナー&寄藤文平のイラスト。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

贔屓(会社).png「R25」とは「あーる にじゅうご」と読む無料配布の雑誌名で、10年以上前に創刊され、首都圏を中心とする駅構内のスタンドなどに置いてありました。広告媒体の新たな形態として、当時は同様のフリーペーパーが急に増えた時代でした。(※紙媒体の「R25」の発行は2015年9月で終了したそうです)。

この雑誌の読者対象は30歳前後のビジネスマンですが、表紙を描いていた寄藤文平(よりふじ・ぶんぺい)さんのイラストが見たくて手に取るようになりました。
同誌のWebサイトも立ち上げの頃は寄藤さんのイラストがたくさん載っていたのですが、リニューアル後はロゴのそばに1カットのみと寂しくなったので、最近は興味のある記事がYahoo!ニュースに転載されたときだけチェックします。

先日、気になった記事が、読者アンケートをまとめた「堅苦しすぎると思うビジネスマナーランキング」。世代間のギャップや、何を常識と捉えるかという個々人の性格の違いもあるんでしょうけど、「そうだよねぇ」「なるほど~」と共感する項目もあれば、「そんな程度でも堅苦しいって思うの!?」と驚くものも…。

ビジナスマナーは会社の上司や先輩、同僚の行動を目にして自分も取り入れる場合もあれば、大きな企業なら研修を通してマナー講師から学んだり、マニュアルを渡されたりすることもありますね。

私は小学高学年の頃からマナー本が好きで趣味として読んだのですが、本を読めば身につくことでもなく~(汗)。また、時代が変わるとマナーの認識も変わることもあります。
以下のランキングの内容は、周りのいろんな世代の人と話題にしてみると、認識の違いにビックリすることがあるかもしれません。

◎ 1位 客を見送るときはエレベーターが閉まるまでお辞儀をする
確かに「そこまで見送っていただかなくても結構です~!」と思うことが何度もありました。中には、挨拶してエレベーターの扉が閉まるまで頭を下げ続ける人も。こちらも同様のことをせねばならないので、私は内心「頼むから、もうオフィスへ戻ってくださいよ~!」と叫んでおりました(笑)。
私の場合、相手に挨拶・お辞儀してエレベーターに乗り込んだら、笑みを浮かべて軽く頭を下げつつ、右手は「閉」ボタンを押し続けます(笑)。でもね、大型エレベーターで何人も乗り込むときは、なかなか閉まらないの!(涙)。
私は電車などでも見送られるのが苦手なので、オフィスの入口で別れてエレベーター前まで送るのはやめようよ~!と提案したい。しか~し、見送られると偉くなった気がするから好きっていう社長とかもいるんでしょうね(笑)。

◎ 2位 名刺交換の際、自分の名刺を相手より下に出す
そんなことを考えたこともなかった! 相手がどんなにエライ人でも、互いの手がぶつからないように差し出して交換が終わるまでアッと言う間では? 私なら自分の手の位置より相手が下から出しても「丁寧な人だなぁ」なんて感心はしませんね。と言うか、私は気が付かないと思う(苦笑)。

◎ 3位 訪問先で出されたお茶は相手が飲むまで口を付けない
基本的には「どうぞ」とか「冷めないうちに(冷たいうちに)」と言われてから、いただきますが、相手によっては勧めることを忘れるとか気が回らない人もいるので、そういうときには頃合いを見計らって、さりげなく口を付けますね。
その「頃合い」って何!?という人が増えているのかも…。他者とのコミュニケーションには「間(ま)」とか「気遣い」が必要ですが、こればかりはマニュアルでは学べませんよね。

◎ 4位 名刺交換した後は、机の上に相手の名刺を出しておく
私は普通にそうしますが、堅苦しい!? 昔は名刺を頂戴したら写真を撮ったように相手の氏名が記憶できたのですが、今はすぐに忘れてしまう(汗)。だから、私の場合は目の前に置いておくのは必須なんですよ。特に相手先が5~6人もいたら、打ち合わせの間に全員の名前は覚えきれない。完璧に覚えたから大丈夫!と名刺をしまってから相手の名前を呼び間違えるのは失礼なので、会議などが終わるまで出しておきます。資料の書類を広げてジャマになる場合は、相手に「しまっちゃいますね~」と声を掛けて名刺入れへ。

◎ 5位 部屋に入るときのノックは3回
私は2回だなぁ。「3回」が良いとする根拠は!? 仏教のお葬式の焼香は宗派によって1回、2回、3回と分かれますよね、あれと似たようなもの?(笑)。でも、私が室内にいてドアを2回ノックされるのは何とも思わないけど、3回だとウルサイって思うかも? ゆっくり叩くか速く叩くかにもよります。

◎ 6位 エレベーターに乗る順番
これは目上の人から先に乗せるでしょ? でも、同行する場合は先にサッと乗り込んで、行き先階のボタンを押すというエレベーターボーイの役目を買って出る人もいますね。私は何人か一緒にいたら、年配の人から先に乗るよう勧めて自分は最後に乗ります。
順番を重んずるより、近くにいる人から乗るほうが合理的じゃん!と思う人が増えているのかもね。特に高層タワーのエレベーターだと上下するにも時間も掛かるので、乗り降りは早く!とイライラする人がいるのかな。ストレスの溜まりやすい環境ですねぇ。

◎ 7位 ビジネス文書の「頭語・結語」(「拝啓・敬具」「前略・草々」など)
私なら紙で送るものは頭語・結語が必要、メールなら省いてOK!と思うし、そのように実践しています。紙媒体と電子媒体では感覚が全く違う。
でも、若い世代ほどメールやSNSメッセージに慣れているから、きちんとした挨拶文は堅苦しいし面倒だと感じる人が増えているのかな。
私は手紙の文体も好きだから、日本の大切な文化として残ってほしいと思いますけどね。最近は手紙の書き方の見本をコピペするだけの人が多いから、つまらない手紙文も増えていますが。

◎ 8位 訪問先の会社に入る前にコートや上着を脱ぐ
会社でも個人宅でも玄関ドアを開ける前にコートは脱ぎますが、上着まで脱ぐのは礼儀に反するのでは!? これは設問がオカシイと思いますよ。
最近では寒い日だと、訪問先から屋外へ出る前に「寒いからコートを着ていってください」と声を掛けてくださる方々もいます。そういうときは遠慮せず、コートを着てから外へ出ます。
スーツ着用の人は今のような時季だと見た目にも暑苦しいし、本人も蒸し暑くて大変でしょうね。初対面じゃない取引先なら、ジャケット類は脱いで手に持っているだけでもいいと思うのですが、関係性によるかなぁ。

◎ 8位 会議室などでの「上座・下座」の区別
これはレストランなどで会食する際にも大切なこと。和室でも洋室でも中国料理の回転卓のある部屋でも席順は決まっていますし、クルマに乗るにも席順はあります。それを覚えるのが面倒だと言う人は、接待や会食には連れて行けません。たぶん、食事のマナーも身についていないでしょうし。
でも、嫌がる人は、おいしいものをご相伴する機会にも魅力を感じないし、飲食を介して広がる人脈も必要としないのでしょう。私が社長とか上司なら「コイツは会議にも出席させられないな」と思います。自分まで恥をかくから。

◎ 10位 訪問先では「どうぞ」と言われてから着席する
ハイ、そうします。こういう動作まで堅苦しいと思う人は、黙って勝手に座っちゃうんでしょうか? そんな人は、まだ見たことがありませんけど…。まぁこれも相手が気付かなくて着席を促さない場合、ボーっと突っ立っているのもどうなの!?という意見があるのかな。相手が勧めない場合は、相手が座ったら自分も着席すればいいだけでは?

◎ 11位 名刺交換は偉い人から順にする
これも私には普通の行動ですね。私の場合はフリーランスなので、たとえば、取引先へ広告代理店の営業担当者・広告制作会社のディレクター・私の3人で出向くときは、我々の年齢やキャリアの長さとは関係なく、クライアントに近い(代理店←制作会社←フリーランス)順に名刺交換します。
合理性を優先したい人は、名刺なんて距離の近い人から交換すればいいじゃん!という考えなのかもね。

◎ 12位 自社の人間のことを社外の人に話す際には敬称を付けず、敬語も使わない
日本語が崩壊します…。たまに「英語には敬語がないのに日本語は面倒!」と言う人がいますが、英語など外国語にも敬意表現はありますし、韓国語などは日本語より敬語が難しいと私は思います(韓流ドラマの知識しかないけど。笑)。
最近では自分の身内のことを他者へ話すときに「うちのお父さんが…」などと言う人もいて、非常に違和感を覚えます。親しい友人との会話ならともかく、テレビ番組等でも「ウチのお母さんに作っていただいたので…」とか「アタシのお仕事は女優さんでぇ~」などとデタラメな日本語を話すタレントも増えていて、ビックリするやら呆れるやら(涙)。

敬語は慣れることによって身につくのですが、苦手な人はテレビに出ている人たちの言葉をマネしがちのようですね。テレビ関係者で正しい敬語が使えるのは、NHKのベテランのアナウンサーぐらいじゃないかなぁ。
私も死ぬまで日本語の修業中ですが、特に間違った敬語が多いと思うのは、世代を問わず政治家と、お笑い系やアイドル系の若手タレントですね。彼らの言葉は反面教師として捉えれば勉強になるかもしれませんけど、うっかり取り入れたら間違い敬語の見本のようになっちゃいますよ~!


上記のアンケートの詳しい結果と読者の意見・感想などは、このページに。

相手がやらなくても気にならないのは…?
●堅苦しく思うビジネスマナー1位「エレベーターのお辞儀」(2016.7.15)
http://r25.jp/business/00051679/?vos=nr25alsa20090918

30オトコの本音に向き合うビジネスマン向けサイト
●R25(アール ニジュウゴ)
http://r25.jp/
(制作・運営:リクルートホールディングス・Media Shakers)
・Facebookページ
https://www.facebook.com/R25onFB/

タイムラインは寄藤さんのイラストですね~♪

寄藤文平さんのサイト。
●文平銀座 Bunpei Ginza
http://www.bunpei.com/
今年は事務所の設立15周年にあたるそうで、4月から年末まで休業中(新規の仕事は請けず、レギュラー業務は継続)とのこと。余裕があってウラヤマシイ!と言いたいところですが、それだけ働きづめだったのでしょう。深刻な電池切れとなる前に、しっかり充電しておこうという賢明な判断は、優れたクリエイターならでは。

ミルク世紀 ミルクによる ミルクのための ミルクの本

ミルク世紀 ミルクによる ミルクのための ミルクの本

  • 作者: 寄藤文平
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2011/02/26
  • メディア: 単行本


死にカタログ

死にカタログ

  • 作者: 寄藤 文平
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2005/12/15
  • メディア: 単行本


白黒つけないカフェオーレ

白黒つけないカフェオーレ

  • 作者: 寄藤 文平
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/07/27
  • メディア: 単行本


スモーカーズ・サバイバル・マニュアル

スモーカーズ・サバイバル・マニュアル

  • 作者: 片岡 泉
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2012/10/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS

元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS

  • 作者: 寄藤 文平
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2009/07/16
  • メディア: 単行本


親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル

親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル

  • 作者: 地震イツモプロジェクト
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2011/08/31
  • メディア: 単行本


数字のモノサシ

数字のモノサシ

  • 作者: 寄藤 文平
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: 単行本


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「放送大学」第2学期スタート&受けたい授業をリストアップ♪ [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

テレビやラジオで授業が受けられる「放送大学」。
学生として単位を取得するには授業料等が必要ですが、
番組を観たり聴いたりするだけなら無料で学べます。
全国放送はBSデジタルで、
関東圏は地上波(デジタルTVやFMラジオ等)でも視聴OK。

10月から第2学期がスタートしました。
それぞれの授業は全15回で、
タイトルだけだと「つまんないかも?」と思うものでも
シラバス(講義の概要)も読めば
なかなか面白そう!と興味が湧く場合もあります。

テレビだけでも一日中、何かしら放送しているほど
非常にたくさんの授業があるのですが、
私の場合、早朝だと寝ぼけているし、
8時15分~9時00分の授業は
テレ東系の韓流ドラマ枠とダブるし~(泣)、
興味のある授業がラジオとテレビで同じ時間帯もあるし、
金曜夜の「マ・ヤン」のバイト時間と重なっているものも…。

第2学期に受けたい授業をリストアップしてみると
けっこうな数となりましたが、
仕事もしないと食べていけないので~、
視聴できる授業を絞り込まないと!(汗)。

まぁでも再放送の授業も多いし、
初めて受ける授業なら
一度、観たり聴いたりしてみると
どうしても合わなくて
試聴する気の失せる先生っているんですよね~。
聴きづらい声質とかモゴモゴした話し方では
途中で飽きて居眠りしてしまうのです。
逆に、甲高い声でしゃべりまくるなど
テンションの高すぎる女性の先生も苦手ですワ。
(これらの傾向は学生時代と全く同じ)。


以下のリストは決してオススメというわけではなく、
単に私の好みで選んだだけのメモ代わりです♪
この中で、いくつの授業が最後まで試聴できるかな~。

【月曜】
7時30分~8時15分/ラジオ
・「英文法 A to Z('13)」
井口 篤(放送大学 准教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/kiso/1118102.html

9時45分~10時30分/ラジオ
・「著作権法概論('14)」
作花文雄(弘前大学 教授)、吉田大輔(放送大学 客員教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/syakai/1639315.html

10時30分~11時15分/テレビ
・「Webのしくみと応用('15)」
森本容介(放送大学 准教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/joho/1570110.html

13時00分~13時45分/テレビ
・「日本美術史('14)」
佐藤康宏(東京大学教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554727.html

13時00分~13時45分/ラジオ
・「現代の犯罪と刑罰('09)」
大越義久(神奈川大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/syakai/1532405.html

19時00分~19時45分/テレビ
(再放送:水曜5時15分~6時00分)
・「韓国語入門Ⅰ('12)」
浜之上 幸(神田外語大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/gaikokugo/1357034.html


【火曜】
19時00分~19時45分/ラジオ
・「日本文学の読み方('09)」
島内裕子(放送大学教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1574400.html

20時00分~20時45分/テレビ
・「文化人類学('14)」
内堀基光(放送大学 教授)、奥野克巳(立教大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554778.html

20時45分~21時30分/ラジオ
・「精神医学特論('10)」
石丸昌彦(放送大学 教授)、仙波純一(さいたま市立病院 精神科部長)

20時45分~21時30分/テレビ
・「事例から学ぶ日本国憲法('13)」
岡田信弘(北海道大学大学院 特任教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ippan_syakai/1128329.html

24時00分~24時45分/ラジオ
・「『古事記』と『万葉集』('15)」
多田一臣(二松学舎大学 特別招聘教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ippan_jinbun/1118188.html


【水曜】
16時00分~16時45分/ラジオ
・「臨床家族社会学('14)」
清水新二(奈良女子大学 名誉教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/seikatu/1518895.html

19時00分~19時45分/ラジオ
・「西洋音楽史('13)」
岡田暁生(京都大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554646.html

21時30分~22時15分/テレビ
・「暮らしに役立つバイオサイエンス('15)」
岩橋 均(岐阜大学 教授)、重松 亨(新潟薬科大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/sougou/1847503.html

22時15分~23時00分/テレビ
・「食と健康('12)」
小城勝相(放送大学 教授)、清水 誠(東京大学 名誉教授・東京農業大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/seikatu/1518828.html


【木曜】
8時15分~9時00分/ラジオ
・「中高年の心理臨床('14)」
齋藤高雅(帝京大学 教授・放送大学 名誉教授)、高橋正雄(筑波大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/sinri/1528971.html

9時45分~10時30分/テレビ
・「世界の中の日本('15)」
高橋和夫(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/sougou/1847554.html

10時30分~11時15分/ラジオ
・「仏教と儒教('13)
-日本人の心を形成してきたもの-」
竹村牧男(東洋大学 学長)、高島元洋(放送大学 客員教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554654.html

10時30分~11時15分/テレビ
・「情報のセキュリティと倫理('14)」
山田恒夫(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/joho/1570080.html

13時45分~14時30分/テレビ
・「歴史からみる中国('13)」
吉澤誠一郎(東京大学大学院 准教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554662.html

14時30分~15時15分/ラジオ
・「韓国朝鮮の歴史('15)」
吉田光男(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554794.html

20時00分~20時45分/テレビ
・「日本語概説('15)」
月本雅幸(東京大学大学院 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554824.html


【金曜】
12時00分~12時45分/ラジオ
・「生活と化学('14)」
濱田嘉昭(放送大学 名誉教授)、花岡文雄(学習院大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/shizen/1562690.html

17時30分~18時15分/ラジオ
・「死生学入門('14)」
石丸昌彦(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/sougou/1847481.html

20時00分~20時45分/テレビ
・「舞台芸術への招待('11)」
青山昌文(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ningen/1554018.html


【土曜】
9時45分~10時30分/テレビ
・「社会の中の芸術('10)」
青山昌文(放送大学 教授)、坂井素思(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/sougou/1550314.html

17時30分~18時15分/テレビ
・「人体の構造と機能('12)」
大和谷 厚(大阪大学 名誉教授)、佐伯由香(愛媛大学大学院 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/ippan_shizen/1234080.html

17時30分~18時15分/ラジオ
・「文学のエコロジー('13)」
宮下志朗(放送大学 教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/sougou/1847449.html


●「放送大学」
http://www.ouj.ac.jp/
・週間番組表
http://www.ouj.ac.jp/hp/bangumi2/bangumi.php

パソコンやスマホ等でラジオが聴ける配信サービス。
●「radiko.jp(ラジコ・ドット・ジェイピー)TOKYO JAPAN」
(radiko/メディアプラットフォームラボ)
http://www.ouj.ac.jp/
※基本的には無料で、有料サービスもアリ。

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地震後に住まいの周辺の地形や地盤の種類についてチェックしてみました~。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

5月30日の20時過ぎに発生した地震の震度は、
震度5強:小笠原諸島の母島、神奈川県二宮町
震度5弱:埼玉県の春日部市・鴻巣市・宮代町
震度4:関東甲信と静岡県の各地
震度3~1:北海道から沖縄県にかけての各地
とのこと。
47都道府県すべてにおいて
震度1以上の揺れを観測したのは
今回が初めてだそうです。

近頃の私は大震災の恐怖も薄れてしまい、
わずかな揺れで「地震かなぁ…?」と思った直後に
ドンッと大きめの衝撃が来ても
「んーー、しょうがないかぁ……」
と、ぼんやり座っているだけとなりました。
揺れる時間が長めのときは
片手で本棚を押さえることもあるのですが、
「棚が倒れたり建物が壊れたりして死んでも、
そのときはそのときだわ」
と達観しているような投げやりのような~。

これは悟りの境地じゃなくて、
どこか感覚が鈍っているんでしょうねぇ。
それでも住まいの周辺の地盤は気になるので、
ネットで調べてみたところ、
「朝日新聞」のサイトに便利な資料がありましたよ~。


●「災害大国 迫る危機 揺れやすい地盤」
(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/special/saigai_jiban/

ページの中ほどの「あなたの街は?」という項目で
調べたい場所の
「都道府県」「市区町村」「町名+何丁目」を選択します。
すると、その下の地図内に
「揺れやすさの目安」「地形の種類」などが表示される仕組み。

・揺れやすさの目安(表層地盤増幅率)
0.5  0.6  0.8  0.9  1.0  1.2  1.4  1.6  2.0  2.5
←揺れにくい(かたい)     揺れやすい(やわらかい)→

私が今、住んでいるあたりは
「1.73」「揺れやすい」「谷底低地」
だそうです。
目安からすると地盤が軟らかいということですよね…(汗)。
「谷底低地」とは川沿いの幅の狭い低地のことで、
山間地なら砂や小石の堆積が多く、
丘陵地・海岸付近では粘土や泥炭質もあるとか。
うちの近所は元々、野原で川にもやや近いのです。

同じ地域でも2年前に住んでいた場所だと
「1.48」「場所によって揺れやすい」「ローム台地」
という結果が出ました。
「ローム台地」って「関東ローム層」のロームですよねぇ。
地表に火山灰質の粘土が5m以上、積もった地形を指すようです。

今と以前の住まいは歩いて10分弱と近いんですよ。
駅を挟んで北と南に分かれるんですが、
前の住所のほうが川から離れる分、
土壌はしっかりしているのかも~。

試しに私の出身地の富山県も調べてみました。
・出生地:富山市の市街地の外れ「1.32」「扇状地」
・父方の実家:魚津市の市街地寄り「1.33」「扇状地」
・母方の実家:魚津市の海岸沿い「1.19」「扇状地」

海に近いほうが地盤は軟らかい、
ということでもなさそうですね。
河川が多い県だから扇状地ばかりなのか~、
と思いそうになりましたが、
五箇山(南砺市 利賀村)のほうだと
「0.67」「山地」です。
姉貴分の実家が和歌山県の山のほうなんですが、
そちらも「0.67」「山地」でした。

ただし、このデータはあくまでも目安に過ぎません。
東日本大震災で家屋が流された友達の実家は
「1.75」「揺れやすい」で今の私の近所と同程度。
地形は「三角州・海岸低地」なので異なるのですが。

いずれにしても、自分の住んでいる近辺の
地形や地盤について知っておくのは良いと思いますよ~。
また、引っ越し先を検討している方々も
チェックしてみてはいかがでしょうか。
こういうことは不動産のサイトなどでは
調べ切れませんし、見落としがちでもありますから。

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この感性が面白い!と思う人たちをテレビで見つけました♪ [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

ネットで調べものをしている間、
テレビをつけっ放しにしていることがあります。
これが仕事の文章を書くときだと
耳がことごとくテレビから流れる言葉を拾ってしまい、
全く書けなくなるので必ず無音にするのですが、
調べものだと大丈夫なんですよね~。

で、テレビをBGMにしているときに
思いがけず
「面白い人がいるもんだなぁ」
と発見することがあります。


先日、ほんの数分の番組で見つけた人が、
松枝悠希(まつえだ・ゆうき)さんというアーティスト。
1980年、茨城県生まれ。
ペットボトルなどのリサイクル素材として普及した
PET樹脂を使って、“平面からの解放”を表現。

四角のパネルから、
いろんなものが飛び出ているのですが、
その自由な発想力に感服!
技術的にも難度の高いものだと思われます。

百聞は一見に如(し)かず、
下記のサイトの「Works」というページをご覧ください。
●「Yuki Matsueda」
http://www.yuki-matsueda.com/

2年前には青山の骨董通りに近いギャラリー
「新生堂(しんせいどう)」で個展が催されたようです。

「松枝悠希展
- no hesitation -Yuki Matsueda Exhibition」
2012年8月29日(水)~9月14日(金)

そのときの展示風景と作品の画像が見られます。
http://www.shinseido-photo.com/exhibition/2012/yuki-matsueda/
※写真はクリックすると拡大します。

●「新生堂」(東京都港区)
http://www.shinseido.com/


ある番組で「ストームチェイサー」として活動が紹介されたのは、
写真家の青木 豊(あおき・ゆたか)さん。
1968年、茨城県生まれ。

「ストームチェイサー」って何?と思ったら、
その言葉通り、嵐を追っかけて
稲妻などの気象現象や自然の風景を撮影する人を指すようです。
青木さんのブログによれば、
アメリカには数千人ものストームチェイサーがいるらしく、
それで食べていける少数のプロもいれば、
アルバイトとの兼業の人や趣味の人もいるとか。

青木さんは生家が写真店で、
商業カメラマンを経てフリーランスとなり、
気象に関しては独学したそうです。

雷や暴風雨、竜巻などを写真に収めるには危険も伴いますよねぇ。
一瞬でもシャッターチャンスを逃すと、
狙ったものとは全然ちがう構図になっちゃうし。
何より、私にはカケラもない忍耐力が必須です。
でも、それらの写真は非常に迫力があって、
しかも美しく、とても魅力的です。

ブログに素敵な写真がいっぱい載っています~♪
●「The Storm Chaser」
http://tornado.blog.shinobi.jp/


お次は「怪魚ハンター」と呼ばれている
小塚拓矢(こづか・たくや)さん。1985年、富山県生まれ。
大物を狙う釣り師の間では有名な人かもしれません。

私の世代だと開高 健(かいこう・たけし/かいこう・けん)さんの
アマゾンでの釣行を活写した『オーパ!』などの
ノンフィクション作品を連想するのですが、
小塚さんは18歳のときに、その開高さんの業績を知り、
怪魚・猛魚・珍魚などを追い求めて
国内外へ出掛けるようになったとか。

彼は私の生まれ育った富山の人だそうですが、
地元の河川はもとより、アジア、アフリカ、アマゾン等々、
世界30か国以上を釣り歩いているそうです。

その魚の顔や大きさが物凄いんですよ~!(驚)。
ブログにたくさんの写真が載っています。
●「Monster Kiss」
http://blog.ap.teacup.com/bouken/


[本日のオマケ]

作家・開高 健の著作はあまり読んだことがないのですが、
私が広告屋の駆け出しだった頃、
開高さんが
「壽屋(ことぶきや/現・サントリー)」のコピーライター時代に
山口 瞳さんと同僚だったということを知り、
すごい時代があったんだな~と感心した記憶があります。

改めて調べてみると、
開高さんは1930(昭和5)年生まれ。
戦時色の濃い時代に少年期を過ごしたことになりますね。
7歳上の詩人・牧 羊子(まき・ようこ)さんと結婚し、
21歳で若き父親となるも、
家庭内ではさまざまな問題を抱えたようです。
双極性障害(以前で言う躁鬱病)も患い、
食道がんがもとで亡くなったのは58歳でした。

その5年後には一人娘の開高道子さんが鉄道自殺、
6年後には妻の牧 羊子さんも
自宅で亡くなっているのが数日後に発見されたそうで、
開高家の家族はいなくなってしまいました。

開高さんは朝日新聞の取材でベトナム戦争にも赴きましたが、
ずっと現場を共にした朝日新聞社のカメラマンが
同じ年の秋元啓一さんで、
この人も食道がんのため、48歳で亡くなったそうです。

開高 健といえば、
肥えた体に童子のような笑顔の写真の印象が強く、
豪放磊落なタイプかと思い込んでいましたが、
私としては意外な背景があることを知って、
ちょっとショックを受けているところです……。

●「開高健記念会」
http://kaiko.jp/

●「開高健記念館」(神奈川県茅ケ崎市)
http://kaiko.jp/kinenkan/

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「敬老の日」にちなんで――働く高齢者が日本一多い県は? [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

9月の第3月曜が「敬老の日」ですが、
今年は15日で(以前は9月15日限定でしたよね~)、
それに合わせて総務省が現在の高齢者の人口推計を発表しました。

「高齢者」とは65歳以上からカウントするらしく、
今年は「団塊の世代(1947~1949年生まれ)」の方々のうち
1949(昭和24年)年生まれが65歳に達したことで、
高齢者人口が去年より111万人と大きく増加したそうです。

2014(平成26)年9月15日現在の推計では、
65歳以上…3千296万人(総人口の25.9%)

上記の65歳以上の高齢者を5歳刻みに分けると、
70歳以上…2千383万人
75歳以上…1千590万人
80歳以上…  964万人
85歳以上…  478万人
90歳以上…  172万人
95歳以上…   41万人
100歳以上…   6万人

総人口が1億2千713万人(平成26年8月1日現在の概算値)ですから、
4人に1人が高齢者で、8人に1人が75歳以上ということになります。

性別では
男性の高齢者…1千421万人(男性人口の23.0%)
女性の高齢者…1千875万人(女性人口の28.7%)

64歳までの人口だと男性のほうが多いのですが、
高齢者から逆転し、80歳以上となると女性が男性の倍の人数となり、
100歳以上では男性1万人に対し、女性が5万人です。

とは言え、みんながみんな心身ともに元気とは限りません。
こういう統計には寝たきりとか重度の認知症、
意識不明の方々も含まれますから。


私の周りで65歳以上の人たちと言えば、
主にゴールデン街を中心に飲み歩いている兄貴分たちなので、
どうにも「高齢者」という呼称がピンと来ないんですよねぇ。
それどころか「私のほうが労わってほしいよ~!」と言いたくなるほど、
元気で楽しそうな飲んだくれオジサマばかり!!(笑)。

ところで、「敬老の日」という記念日は
最初に制定された1951年の時点では「としよりの日」という名称だったそうで、
反対の声が多かったため、’63年には「老人の日」に改正。
これまた不評だったので、’65年に「敬老の日」と改められたとか。

’51年だと、まだ敗戦の傷は深く、
若い世代や壮年期は戦争で亡くなった人も多いでしょうし、
かろうじて生き残れた年配の方々も
戦争のせいで疲弊し切っていたと思いますから、
本当に「お年寄り」という印象が強かったのではないでしょうか?
当時の65歳と今の65歳とは
見た目も精神性も肉体も全く異なるのだろうと思います。

私の祖父は父方が70歳ぐらいで、母方が60歳で亡くなりましたが、
どちらもリッパなハゲ頭で、
どう見ても“おじいちゃん”という感じでしたよ(笑)。
でも、今の高齢者はスキンヘッド(ハゲとは言わない)でも
カッコいい人が増えていますよね~♪

★還暦世代以上のハゲ頭のお手本

ブルース・ウィリス(59歳)
フィル・コリンズ(63歳)
ユル・ブリンナー(享年65)
ショーン・コネリー(84歳)

小日向文世(60歳)
火野正平(65歳)
泉谷しげる(66歳)
笹野高史(66歳)
石橋蓮司(73歳)
米倉斉加年(享年80)


あ、ハゲの話を書くはずではなかったのですが(笑)、
2年前の統計では、仕事を続けている高齢者は595万人で、
15歳以上の就業者全体の9.5%。
男性27.9%、女性13.2%とのことですが、
こういう統計には専業主婦(主夫)は含まれていませんね。
「働く」という意味では一緒なのに。

高齢者で仕事をもっている人の数を都道府県別に見てみましょう。
多い順に挙げてみますね。

●男性
長野県(38.5%)
山梨県(36.6%)
島根県(36.1%)
東京都(34.5%)
福井県(34.1%)
以下、静岡県、富山県、岐阜県、佐賀県、鳥取県と続きます。

●女性
長野県(19.7%)
山梨県(18.9%)
静岡県(18.0%)
東京都(17.5%)
高知県(17.2%)
以下、福井県、富山県、岐阜県、愛知県、青森県の順。

男女共に長野と山梨が多いんですね~。
長野の年配の方々は日本一の働き者!

と言いたいところですが、従事している産業別に見ると
「農業、林業」が最多で、次が「卸売業、小売業」です。

おそらく東京以外の地方では、
田畑などの作業に追われ、後継者も不足しているので
高齢者が働かざるを得ないということではないか、
と私は勝手に分析するのですが、実態はどうなんでしょうねぇ?


[本日のオマケ]

G街で遊んでいる60~70代のオジサマ方は多趣味な人が多いのですが、
「自分の親は同じ世代なのに、定年後、ボーっとしていて心配だなぁ……」
という人は、親御さんに
以下のようなサイトへの参加を勧めるのもいいかもしれません。

「“アクティブシニアの生き方探し、友達作りを応援”するコミュニティサイト」
だそうです。
●「シニア・ナビ」
http://www.senior-navi.com/

夫婦だけや一人暮らしの高齢者世帯も増えていますが、
地域住民の生活全般にわたってサポートしてくれる団体もあります。
スタッフは医療のプロやボランティアで、
自宅でがんの闘病を続ける高齢の患者のケアもしています。

これは新宿区の例ですが、偶然、テレビで観ました。
NHKスペシャル
「新宿“人情”保健室 ~老いの日々によりそって~」(NHK総合)

●「暮らしの保健室」(東京都新宿区)
http://www.cares-hakujuji.com/services/kurashi

●「暮らしの保健室」Facebookページ
https://www.facebook.com/pages/%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%81%A5%E5%AE%A4/485416198159717

ご興味のある方は、再放送をご覧になってください。
予定は9月29日(月)0:50~1:39(28日の深夜)だそうです。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0907/


[参考資料]

●「統計データ 統計トピックスNo.84 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)――「敬老の日」にちなんで 1.高齢者の人口」(平成26年/総務省 統計局)
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi841.htm

●「高齢者の就業」(平成24年/総務省 統計局)
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi723.htm

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お盆休み・お墓参り・盆踊りは仏教由来の慣習ですが、日本に仏教徒は何人いるのかな? [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

8月の中旬、世間の多くの皆さまが夏休みを取っている間に、そういえば「お盆休み・お墓参り・盆踊り」等は仏教に由来する慣習だけど、日本の人口に対して仏教徒は何割ぐらいなのかな~?という疑問が湧きました。

ネットで調べてみると、文化庁のサイトに「宗教統計調査」という資料を発見!
調査の概要によれば、戦後の日本国憲法の発布によって「信教の自由」の保証と「政教分離」の原則が規定され、政府は法的な手続き以外の宗教活動には関与できなくなったのですが、あちこちから宗教に関する問い合わせが多いため、“文化資料”とすることを目的に宗教法人(教派・宗派・教団)や都道府県の協力を得て、1949(昭和24)年から年末ごとに統計をまとめるようになったようです。なるほど~。

さて、このデータの最新版(平成23年12月31日現在)によると、日本における、すべての宗教の信者数は「1億9千689万529人」とあります。

ちょ、ちょっと待って~!(汗)。日本の人口って1億2千万人ぐらいじゃなかったっけ!?

「総務省 統計局」のサイトで上記の調査と同時期の人口を確認してみましょう。
●人口推計(平成23年10月1日現在):総人口1億2千779万9千人

今年の最新データは?
●人口推計(平成26年3月1日現在):確定値:総人口1億2千713万6千人
●人口推計(平成26年8月1日現在):概算値:総人口1億2千713万人

…やっぱり信者の数は総人口より7千万人近くも多いんですねぇ。

日本には一神教ではない信者もたくさんいるので、信仰する宗教がダブっているというわけですな~。ウチの実家にも仏壇と神棚がありましたが、そういうお宅は、けっこう多いと思われます。

私の場合、父方も母方も浄土真宗系の檀家で(北陸では圧倒的に多い)、通った幼稚園も浄土真宗の流れを汲む真宗大谷派のお寺の運営でした。
母方の檀那寺(だんなでら)は浄土真宗本願寺派でしたが、こちらの祖母は真言宗の“お大師さん”こと空海の大ファンで、祖母宅の近所にあった「弘法大師堂」(浴場が併設)とやらへ、しょっちゅう通っていましたし、都内へ移住してからも、近くの臨済宗のお寺へ、ご詠歌を唱えに出掛けていたようです。でも、なぜかお墓は曹洞宗のお寺にあるんですよ。
今回、改めて調べて詳しいことを知りましたが、、ウチの母方は仏教徒としては節操のないカンジ!?(笑)。

父方の親戚筋にはプロテスタントの牧師もいましたし、こっちの祖母は一人暮らしになってからキリスト教会系の信者さんたちを下宿させていました。父方の祖父は読経を聴くのが大ッ嫌いで、法事などでお坊さんが来宅するたびに顔をしかめて寝たふりをしたものです(普段から中風=中気で寝たきりだったし)。
そんな血筋を一人で引き継いだような私は信仰心を持たず、お墓参りや法事をしなくても全く気にならない人間となりましたが、文化としての宗教や儀式には興味があり、神社・仏閣・教会など歴史ある建造物を眺めるのも趣味の一つです。

まぁ私や親族の宗教観はともかく~、先の統計に出てくる「信者」の定義や資格などは宗教団体ごとの定めがあり、数え方も独自の方法を採っているそうです。中には初詣に来た人々も、すべて「氏子(うじこ)」としてカウントする神社もあるとか(笑)。

そうしたこともを踏まえて、各宗教の信者数は?
●神道系……1億77万882人(51.2%)
●仏教系……8千470万8千309人(43.0%)
●キリスト教系……192万892人(1.0%)
●諸教(=その他の宗教)……949万446人(4.8%)

ほぉ~。仏教より神道のほうが多いんですねぇ。私はキリスト教徒も、もう少しいるのかなと思っていましたが。上位3つの宗教には新興宗教(新宗教)も含まれていますね。「諸教」とは上位3つと系統の異なるアレコレの宗教で、これまた新興宗教も含みます。

仏教以外の信者の場合、一般の人の話に合わせて「お盆休み」と言うことはあっても、元々の認識は違いますし、「お墓参り」も春秋の彼岸や夏のお盆以外の時季に行くようです。浴衣を着て盆踊りぐらいは、イベントとして参加する人がいるかもしれませんが。

調査には都道府県別の信者数も列記されていました。データから抜き出してみましょう。
(※注:PC画面の統計資料から私の乱視入りド近眼で抽出したので、順位等は間違いのある恐れも…)。

■信者の多い都道府県順(単位:人)
1 東京…44,310,921
2 兵庫…14,521,200
3 神奈川…10,756,218
4 大阪…9,627,332
5 愛知…7,271,602
6 長野…5,614,104
7 北海道…5,512,057
8 香川…5,498,452
9 埼玉…5,312,126
10 京都…5,184,581

人口の多い自治体が上位にくるのは当然でしょうけど、長野県は全国の諏訪神社の総本社「諏訪大社」があるから、香川県は「真言宗」の開祖である空海の出身地で、“こんぴらさん”として親しまれる神社「金刀比羅宮(ことひらぐう)」もある、ということが影響しているのかもしれません。

信者数のうち、神道系が多いのは兵庫が突出しており、以下は神奈川・東京・大阪・長野・香川・愛知・埼玉・北海道・静岡の順。
仏教系は東京が断トツで、以下は大阪・兵庫・愛知・京都・福岡・広島・神奈川・北海道・千葉の順。

上位には入りませんが、私の生まれた富山県を含む北陸3県(福井・石川・富山)は昔から“真宗王国”と言われ、3県とも人口に対する寺院の数は京都府より多いそうです。どうりで父母の実家のあった市内は、お寺だらけでした~。それでも共存していけるのは信心深い人が多いからなんでしょうね。

キリスト教系も東京が最多で、以下は大阪・長崎・兵庫・福岡・北海道・愛知・埼玉・千葉・神奈川の順。とりわけ長崎県はカトリック信者が多いのですが、キリスト教の伝道において長く深い歴史を有している現れです。

上記以外の諸教(=その他の宗教)を信仰している人が多いのは、千葉・岐阜・奈良・神奈川・大阪・東京・兵庫・静岡・山口・福岡の順です。

■信者の少ない都道府県順(単位:人)
1 鳥取…595,759
2 高知…698,999
3 徳島…844,652
4 宮崎…846,967
5 沖縄…909,314
6 秋田…1,213,731
7 佐賀…1,372,365
8 青森…1,427,935
9 福井…1,530,730
10 和歌山…1,655,593

人口の少ない自治体の順位と似通っているのですが、上記に、人口推計だと全国46位の島根県が入っていないのは、やはり「出雲大社」の存在ゆえでしょうか。沖縄県の場合は元来、「琉球神道」という固有の宗教観があり、のちに仏教とも融合して独自の変化を遂げたほか、島々に根強い民間信仰があることから、宗教や入信という感覚も本土とは異なるのだろうと思われます。

いずれにしても、ここに載せたランキングは、人口と信者数の比率を計算してみると、また印象の違う結果となるかもしれません。
最も古い統計の1949(昭和24)年版と比較すれば、さらに興味深いことがわかるかな~と思ってデータファイルを開いてみたら、当時の資料をそのままスキャンしてPDFファイルにしただけのシロモノで、読めばそれなりに面白いのですが、粗末な活字と手書きの文書なので非常に読みづらいのです。

文化庁のご担当さ~ん、ちゃんと入力し直してデータ保存してくださいまし! こういう部分で税金をケチらないでくださ~い。

もっと詳しいことを知りたい方は、以下のサイトへアクセスしてくださいね♪

●「宗教統計調査」(平成23年12月31日現在/文化庁 文化部 宗務課)
http://www.bunka.go.jp/shukyouhoujin/toukei/pdf/h23kekka.pdf
(※PDFファイルで77ページ分ありますよ~)

※初年度=1949(昭和24)年の調査結果は、このページに掲載されています。
http://www.bunka.go.jp/shukyouhoujin/toukei/index.html

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ネット検索で拾い集めた情報の一部(私が面白がるもの限定ですが~)。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

●「近畿大学」が“変態”のせいで英語表記を変更!?
大学の設立当時から使用してきた英語表記の
「KINKI UNIVERSITY」を
「KINDAI UNIVERSITY」に変更すると発表したそうです。
というのも「kinki」という言葉が英単語「kinky」と似た発音で、
その単語には誤解されやすい意味があるせいだとか。

手元の辞書(※)で「kinky」を調べてみると、
確かに発音記号は[kíŋki]で、
意味は「ねじれた、よれた、(髪が)もつれた、縮れた」等のほか、
口語的には「(性格・行動などが)変な、気まぐれな」
「変態の」「性的に倒錯した」「性的異常の」
といった意味でも用いられているようです。

同大の学長は
「海外の会合で自己紹介すると笑われることがある」
とコメントしたとか。
それは大変ですよねぇ……。

でも、そうすると「近畿地方」を英訳する際とか
「KinKi Kids(キンキ キッズ)」は?
魚の「キンキ(キチジの異名)」は?

まぁ英語圏だけでなく他国の言葉でも
日本語と似た発音で誤解されるケースは、けっこうあるようです。
ここには例を挙げ切れないので、知りたい方は
「日本語 英単語 誤解」などのキーワードで検索してみてください
(それで見つかった例が
本当に正しいかどうかは私には判断できませんが…)。

※『新英和中辞典』(研究社)、
『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)参照。


●「日経TEST」
日本経済新聞社系で運営する
「日経TEST(日経経済知力テスト)」。
全国の主要都市で受験できるようですが(有料)、
私はボケ予防として(苦笑)、
「日経TEST」の「例題」というページにある15問と
練習問題や過去問題のアーカイブ「きょうの一問」を。
これらは無料です。

トレーニングのできる有料の
「日経TEST Webドリル」というページもあります
(私は試していません)。

※「日本経済新聞 電子版」のリンクを貼るには
同社へ事前の申し込みが必要らしいので、URLは記載しません。
ご興味のある方は上記のキーワードで検索してくださいまし~。


●「バンクシー(banksy)の作品画像コレクション」
覆面芸術家の作品だそうです。ユニーク!
http://matome.naver.jp/odai/2129721513982550701?&page=1

●「食品特許を読みあさろう」(運営:ごまさばさん)
食品開発の仕事に携わっているという方が
食品の技術を読み解くブログ。
http://gomasabatoika.hatenablog.com/

●「K'conf」
更新の終了したサイトですが、
デザイン関連に興味のある人なら面白いかも。
http://kenz0.s201.xrea.com/weblog/art/index.html

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データ入力の合間に難読の苗字を発見。ついでに自分の苗字も分析してみたら…。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

ブラウザ「Firefox(ファイアフォックス)」のアドオンを使って単純に広告をブロックすると、このブログへのアクセスまで遮断されてしまう方々がいることがわかりました(汗)。もっと細かく設定せねばならないようです。とりあえず広告ブロックは解除しました~。

この連休は放り出していたデータ入力の作業に取り組み、1000項目以上は入力できたところです。来週半ばぐらいには一段落するかなぁ…(涙)。データ入力専門のオペレーターの人は凄いですね。私は年に一度のことだから何とかやり過ごせるわけですが。

入力中、タクシーの領収書をチェックしているときに個人タクシーに珍しい名前があるのに気づきました。地方によっては特殊ではないのかもしれませんが、たとえば、「肥垣津」さん。
「こいがやつ」と読むんですって。

「小薬」さんは「小」が「こ」なのか「お」なのか? 一躍、有名となった「小保方」さんも、最初は「こぼかた」だと思った人も多かったようですね。たぶん「こ」と読む名前の人もいるんでしょう。「小薬」さんの場合は、栃木県に「こぐすり」という地名があります。でも、「おぐすり」さんもいるのかな。「張替」という苗字もあって「はりかい」「はりがえ」など読み方は何種類もあるようです。
日本語の読みって本当にややこしい。

そんなことを調べていると、以下のサイトを見つけました。
●「名字由来net」(リクルーティング スタジオ株式会社)
http://myoji-yurai.net/

試しに私の苗字「広浜(ひろはま)」で検索してみると、こんな説明が出てきました。

「愛知県、富山県、大阪府、鹿児島県にみられる。関連姓は浜氏。桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である
平氏(桓武平氏)城氏流、諏訪神党、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)為朝流、小笠原氏流などにもみられる。『浜』は海岸や河岸だけでなく堤や急斜面のふちの意味もある。」

……平氏にも源氏にもいるだなんて、ちょっと節操のない感じ?(笑)。ほかの地域や他家のことは知りませんが、うちは単なる庶民なので富山湾に面した所に家があったから、地形にちなんだ苗字を与えられたんだろうと思います。

私の今の苗字は母方の姓で、本来の戸籍では旧字体でした。一般的には「廣濱」と書くのですが、戸籍の「濱」は、その異体字の「濵」なのです(※環境依存文字なので文字化けして見える機種があるかもしれません)。

画数が多くて書くのも面倒なので、普段から新字を使っていましたが、正式な書類に記入するには戸籍の字を用いなければなりませんでした。一度目の離婚後、私は「分籍」といって自分だけの戸籍を作ったのですが、そのときに苗字も新字に替えてしまいました。

両親が離婚する前、つまり私が生まれてから小学3年生ぐらいまで名乗っていたのが「経塚(きょうづか)」という苗字。

さっきのサイトで検索してみると、「愛知県、長野県、沖縄県浦添市などに地名がみられる。富山県や北海道、東京都、兵庫県などに少数みられる。」

以前、どこかの歴史資料館へ行ったとき、掛け軸のような長い紙に日本地図が描かれて「全国経塚分布図」というタイトルが付いているのを見つけました。えっ、うちって由緒ある家柄なの!? 工務店で職人の家だったのに?と
大きな勘違いをしそうになったのですが(笑)、これは仏教を後世まで伝えるために経典を土の中に埋め、そこに塚を立てたそうで、その塚のことを「経塚」というらしいんですな。日本各地にあったようです。

おそらく父方の実家の近くにも経塚があったんでしょう。そんな苗字に生まれついたのに、信仰心のカケラもない私が育つとは(笑)。

この苗字も戸籍では旧字体で「經塚」と書くのですが、元は私の名前も旧字を使った「千繪」でした。親の姓のどちらも画数が多く、「千」だけ3画ですからバランスの悪い氏名だなぁ…と子ども心にも思ったものです。
苗字は何回か替わったせいもあってか、たいして愛着も持てません。私が名前で呼ばれるほうを好むのは、そのせいでしょう。

まぁ昔々は苗字や家系図も売買の対象だったそうですし、私に限っては「記号みたいなものかな」と思い入れもないのですが、「広浜千絵」と同姓同名の人とは、まだ会ったことがなく、フルネームならネット検索でも私の名前しか出てこないので、ペンネームとしては悪くないか~と思い、そのまま使用しているわけです。

ご興味のある方は上記のようなサイトで、ご自分の苗字を検索してみてください。内容の正確性は不明ですが、話のタネにはなるかもね~。

[本日のオマケ]

全国のボクシングファンの皆さま~、上記のサイト内には「ボクシング世界チャンピオンの名字ランキング」というページもあるんですよ~♪
http://myoji-yurai.net/rareNameBoxingChampion.htm
と言っても、レナードやハーンズ、ハグラー、デュランなんてカタカナ検索しても登録されていませんよ(例が古いね私も。笑)。国内の選手で世界タイトルを獲ったチャンピオンの名が載っています。

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小の月は「にしむくさむらい」、そう教えてくれた明治生まれの祖母。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

4月は30日で終わる「小の月」ですね。
31日まである「大の月」に対し、
2月・4月・6月・9月・11月が「小の月」。

現在、私たちの使っている暦は「太陽暦」ですが、
日本では1873(明治6)年から用いられるようになったとか。
まだ141年程度のものなんですねぇ。

その前年まで使われていた「陰暦(太陰太陽暦)」は、
6世紀半ば~7世紀初頭、大和朝廷が百済(くだら)から
暦の博士や僧を招いて中国の暦について学び、
飛鳥時代の604(推古12)年に国内初の暦が作られて以来、
江戸時代まで何度も改良されてきたようです。

中国の暦と共に「二十四節気」も取り入れたのですが、
これは元々、中国の華北(黄河流域)で作られたものだそうで、
日本の気候とはズレがあります。
だから、「まだ寒いのに立春!?」
「猛暑なのに立秋だなんて!」と思うのは
そういう理由だったんですね~。

「太陽太陰暦」の1年は354日で、
30日の月と29日の月を交互に配置しました。
これが「大の月」「小の月」と呼ばれるようになったのですが、
「小の月」は漢数字で書くと「二・四・六・九・十一」。

それを覚えるために、
「二・四・六・九」は語呂合わせで「にしむく」と読み、
「十」「一」は縦書きだと「士」という字に見えることから
「士」という字の訓読み「さむらい」(※常用漢字表外)と合わせて
「西向く侍」。江戸時代に広まったようです。

私は子どもの頃に父方の祖母から教わりました。
祖母は明治時代の末期に生まれたので、太陽暦で育った人です。

「西向く侍」も掛け算の九九をそらんずるように、
いつの間にか覚えましたが、
雀百まで踊り忘れず、
いまだに私は祖母が唱えたように
「♪に~し~む~く~さむらい!」
と、つぶやかねば、小の月がパッと出てこない有り様です……。


[本日のオマケ]
暦のあれこれが学べて、貴重な図版も見られますよ~。
●「日本の暦」(国立国会図書館ウェブサイト)
http://www.ndl.go.jp/koyomi/index2.html

●現代の日本の“暦博士”は
岡田芳朗(おかだ・よしろう)さん。
暦に関する面白そうな著作がたくさんあるので、
興味のある方は検索してみてくださいね♪

日本の暦

日本の暦

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2009/12/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


暦ものがたり (角川ソフィア文庫)

暦ものがたり (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 岡田 芳朗
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2012/08/25
  • メディア: 文庫


現代こよみ読み解き事典

現代こよみ読み解き事典

  • 作者: 岡田 芳朗
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 1993/02
  • メディア: 単行本


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ふと、世界の消費税について、ちょっとだけ調べてみたら…。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

3月中もバタバタしていて
増税のことをあまり意識しないでいたのですが、
食材を買うのに生協(私は「パルシステム」で購入)の
チラシを眺めていて、
あ~、これもあれも高くなってる~!と気づきました。

それで、つい買い控えるようになったのですが、
3月に出した本だって、税込価格が
G街レシピ本は1,029円から1,058円に、
がん本は819円から842円となりました。
せいぜい30円程度の違いだわ、と思っても、
なんとな~く手が出なくなる場合もありますから、
本の売れ行きが鈍るのは物書きにとって死活問題です!

日本は消費税が低いと言われてきましたが、
世界的にはどうなんだろうと思って、ネットで検索してみました。
ずっと北欧の諸国が高いという印象があったのですが、
それよりも高い国がありますよ~。

●世界148か国の消費税(付加価値税)の税率ランキング

1位 ハンガリー…27%
2位 アイスランド…25.5%
3位 クロアチア、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー…各25%
7位 ルーマニア、フィンランド…24%
9位 アイルランド、ギリシャ、ポーランド、ポルトガル…23%

これは2013(平成25)年の調査ですから、
日本はまだ5%で、148か国中の145位です。
同じ5%の国は台湾、カナダ、ナイジェリア。

数字だけで単純比較すると、日本は10%にアップしても
上位の国に比べれば大したことないかもね~、と思いがちなんですが、
それぞれの国は人口もGDP(国内総生産)も物価も
医療・福祉などの社会制度やアレもコレも異なるわけですから、
ランキングの数字だけで惑わされてはいけないなぁと改めて思いました。
もちろん、どんなジャンルでも……病院ランキングなどもね。

148か国の一覧表をご覧になりたい方は、
全国間税会のサイトへ(短縮URL)。
http://p.tl/8Afb

※出典:「世界の消費税(付加価値税)の税率……平成25年度版」
(全国間税会総連合会)←間接税の納税者による組織団体のようです。
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私の調べものに役立つサイト情報……ほんの少し。 [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

ネット上をウロウロしていたら、
“知の集積”と思えるサイトを見つけました!

●公立・大学の図書館をメインに、
図書館員が調べた多様な資料のデータベース。
ただし、古い情報もあるので閲覧時には年月に注意を。
「レファレンス協同データベース」(国立国会図書館)
http://crd.ndl.go.jp/reference/
※使い方のページ
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/user_general.html

こういうのは本当にありがたい~(涙)。
もっと早く知りたかった。

ついでに、ご存じの方も多いかもしれませんが、
ちょっと役立ちそうなサイトを。

●周りの人にサイト情報を伝えたいときに、
長~いURLを貼りつけなくて済むし、
URLが途切れて
アクセスできないという事態も解消できて便利!
「国産URL短縮サービス URX.NU」
(株式会社nu-face hosting service ニューフェイス ホスティング サービス)
http://urx.nu/

●掲載している野菜の種類は少ないのですが、
ビジュアルが豊富で見やすい。
「野菜図鑑」(農畜産業振興機構)
http://vegetable.alic.go.jp/panfu/zukanmokuji.html

●展覧会スケジュールの確認に重宝しています~♪
「アートスケープ/artscape」(大日本印刷株式会社)
http://artscape.jp/index.html

●世界の食文化の勉強の一助に。
地理も再確認できますね。
「e-food.jp」(株式会社イーフード)
http://e-food.jp/


新宿ゴールデン街 おつまみレシピ

新宿ゴールデン街 おつまみレシピ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2014/03/26
  • メディア: 単行本



がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)

がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)

  • 作者: 広浜 千絵
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
  • 発売日: 2014/03/10
  • メディア: 新書



がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)

がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川マガジンズ
  • 発売日: 2014/05/08
  • メディア: Kindle版


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安易なコピー&ペーストを防ぐ方法はあるのか? [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

このところ、論文の一部をネットから安易に
コピー&ペースト(切り貼り)したという
研究者の話が取り沙汰されていますが、
もしそれが真実なら、大変な時代になったものですねぇ……。

我々のような職種の人間は,
他者の文章などを用いる際には
「引用」「抜粋」「要約」の違いを明確に意識し、
厳密に使い分けて
単なる使い回しにしてはいけない、
ということを叩き込まれています。

歌詞の一部を掲載したいときは
JASRAC(日本音楽著作権協会)の
許諾条件を確認する必要があり、
写真や絵画、デザインなども
著作権法で守られているものもありますし、
何らかのデータ等を紹介する場合も
「出典」を明示せねばならない、と認識しているため、
逆に言えば、そういう部分が曖昧なものは
信用するに値しないと思っているので、
ネット上にあふれる情報も
比較的、見分けがつきやすいとも言えますね。

以前、小学生が夏休みの課題を提出する際に、
ネット情報をそっくりそのまま
コピー&ペーストした子どもがいて、
しかも、その行為は親が教えたという記事を読んで
ビックリしたことがありましたが、
パソコンやスマホが生活の中に当然のようにある今では、
小学生の中学年ぐらいから
「著作権」「肖像権」「版権」などについても
教えるべきではないでしょうか。

同時に、他人の文章をそのまま引き写して、
さも自分が書いたように提出するという行為も、
実は「盗み」と全く一緒なんだよ、
と深く認識させる必要があります。

病気のことでも
間違っている内容や、うさんくさい情報を鵜呑みにし、
自分のブログやSNSの記事に
投稿してしまう人も非常にたくさんいます。
それが、さらに拡散されると情報の出所も不明となり、
あやしい情報に踊らされる人が
どんどん増えていく恐れもありますよね。
がんだけでなく病気に関することは
一つ間違うと命に関わる心配もあります。

悪意をもとに無断で他者の文章をコピー&ペーストし、
まき散らすような輩の場合は、
コピペしてネットにアップした途端、
パソコンやスマホが、いきなりクラッシュ~!
なんて仕掛けができないものかしらん……。


新宿ゴールデン街 おつまみレシピ


がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)


がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)

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キツネにつつまれて、キツネにつままれたような… [学習・うんちく・データ・言葉アレコレ]

本日の業務
●エッセイストの単行本の校閲
●飲食店サイトの修正原稿づくり
●クリニックのサイトの原稿整理

今回の校閲の仕事は固有名詞が多いので
一つ一つの確認には
非常に時間も掛かっているのですが、
ネットがあることで本当に助かっています。
図書館へ行って調べものをしていたら、
倍以上の日数が必要になることでしょう。

他人様(ひとさま)の原稿をチェックする際は
自分の原稿を書く以上に、
辞書や用字用語集で確認する作業も
頻繁となるのですが、
その分、おおいに日本語の勉強になります。
言葉の新たな意味を知ったり、
自分の思い込みにヒヤリとしたり。

今、ちょうど寒い時季なので思い出しましたが、
かなり前に、ある出版社で
雑誌の校閲をしていたとき、
「キツネにつつまれたような気持ちに……」
という一文がありました。

正しくは
「キツネにつままれたような……」
ですが、朱筆を入れたそばに
「暖かそうですね~!」
と書き添えたくなりました(笑)。

昔よく見かけた
「キツネの襟巻き」を思い出します。
今ではちょっと不気味で
自分の首には巻きたくないし、
動物愛護団体にも叱られそう(汗)。



新宿ゴールデン街 おつまみレシピ


がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)


がんと診断された私が生きるためにやったこと (角川SSC新書)

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